2021年秋 ミニバンランキング【中古車ベスト5】

自動車ニュース / ガリバー

2021.12.7

2021年秋 ミニバンランキング【中古車ベスト5】

※本記事内に安全装備への言及がありますが、安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。

ミニバンベスト5を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 中古車オススメランキング ミニバン RANKING BEST 5 ミニバン

自動車専門家の大岡氏がおすすめする、中古車のミニバンをランキング形式で発表!
価格や燃費、走行性能などさまざまな角度でも比較しました。
日常使いで活用するミニバン選びの参考にしてください。

目次

おすすめランキング ベスト5

  • RANKING BEST 1 ミニバン ランキング ベスト1 5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ

    5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ

    5代目ホンダ ステップワゴンは、2015年4月にデビューした。ステップワゴンには、基準車の他にスパーダと呼ばれるスポーティな内外装をもつグレードがある。おすすめは、スパーダだ。基準車はあまり人気もなく、ハイブリッド車の設定もないからだ。

    走行性能・燃費・使い勝手はクラストップレベル

    5代目ステップワゴンスパーダは、新車の販売が低迷している。前期モデルはデザインが不評だったため、2017年のマイナーチェンジモデルは、より大きく見え迫力あるデザインになった。走行性能や燃費、使い勝手など、多くの部分でライバル車を上回る実力をもつモデルだ。

    圧倒的な人気で高いリセールバリューを誇るトヨタ系ミニバンと比べると、中古車価格もやや安価な傾向にある。そのため中古車としてのコストパフォーマンスも優れている。
    ハイブリッド車はまだ高年式なので、やや高めの中古車価格となっている。しかしマイナーチェンジ前の1.5Lターボ車は、デザインが不評だった影響で、同年式のライバル車に比べ買い得感が出てきている。非常に高いパフォーマンスを誇るモデルといえる。また、1.5Lターボは、自動車税が2.0Lのクルマ車よりも年間5,500円安くなる(※2021年11月時点)のもメリットだ。
    ただ、予防安全機能は2016年5月の改良で標準装備化された。それ以前のモデルは、歩行者検知式自動ブレーキを含む「ホンダセンシング」がオプションとなっている。中古車を買う際は、装着車両を選びたい。

    ホンダ ステップワゴンスパーダの
    口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 2 ミニバン ランキング ベスト2 5代目ホンダ オデッセイハイブリッド

    5代目ホンダ オデッセイハイブリッド

    5代目ホンダ オデッセイは、2021年で生産を終了する。今のところ6代目オデッセイが登場するかは不明だ。

    ホンダの危機を救ったミニバン生産終了。完成度はトップレベルの実力

    初代オデッセイは、1994年に登場した。スライドドアを持たないロールーフのミニバンだった。当時、ホンダは経営危機にあり開発費も少ないなか、初代オデッセイもアコードのプラットフォームを使い、なんとかミニバン風にしたモデルだ。これがホンダの予想さえも大幅に超える大ヒットモデルとなり、ホンダは経営危機から脱することができた。オデッセイは、ホンダの救世主ともいえる歴史的なモデルだ。その後、エリシオンと統合されるなどの紆余曲折があり、現在の5代目オデッセイとなった。

    5代目オデッセイは、2013年に登場した。デビュー当時は、ガソリン車のみの設定だった。その後2016年に、2.0Lの「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載したハイブリッド車が登場し、現在ではe:HEVと呼ばれている。
    このハイブリッド車の登場で、オデッセイは一瞬息を吹き返したように見えたが、しばらくすると再び販売が低迷した。売れない理由は、主にデザインとされていた。
    そのため、2020年に行った2度目のマイナーチェンジでは、より大きく迫力あるデザインに変更された。ジェスチャーコントロール・パワースライドドアなどの新機能も追加され、かなり力の入ったマイナーチェンジとなった。

    5代目オデッセイハイブリッドは、優れた低燃費性能はもちろん、低床フロアによる運動性能の高さも大きな特徴だ。2列目シートは、上質感あるキャプテンシート仕様の7人乗りもある。クルマの総合力という面では、トップレベルのモデルだ。
    しかし、デザイン面で販売が低迷したことにより、リセールバリューはアルファードなどと比べるとやや低めだ。中古車価格も安価になり始め、中古車らしい買い得感が出てきている。2021年の生産終了でリセールバリューが上がるか下がるかは不透明だ。ただし、極端に下がることは考えにくいので、積極的に選びたいミニバンである。

    ホンダ オデッセイハイブリッドの
    口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 3 ミニバン ランキング ベスト3 5代目日産 セレナ

    5代目日産 セレナ

    5代目となる日産セレナは、2016年8月にデビューした。先代となる4代目セレナのコンセプトをキープしており、プラットフォーム(車台)もキャリーオーバーされている。
    5代目セレナは、日産の先進運転支援技術である「プロパイロット」が初搭載されたモデルだ。当時は画期的な技術で、現在では軽自動車のデイズにも装備されるようになった。

    まだ高値だが、プロパイロット装着車は魅力的

    プロパイロットは、高速道路などで同一車線内を自動で維持しながら、全走車に全車速で追従走行することが可能だ。さらに、停止から再発進も簡単な操作で繰り返し行える。ドライバーの疲労軽減や、うっかり追突の回避などが期待される。
    プロパイロットの技術が高く評価され、2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤー「イノベーション部門賞」を受賞した。

    5代目セレナは人気のミニバンなので、中古車価格は高値をキープ中だ。しかし、前期のガソリン車は、デビューから5年が経過している。そのためやや高値ではあるものの、徐々に中古車らしい買い得感が出ている。
    さらに、2018年3月には、待望のハイブリッド車であるセレナe-POWERが投入された。e-POWERは、シリーズハイブリッドシステムで、エンジンで発電した電力を使いモーターで走行する。5代目セレナe-POWERはかなり高年式で、中古車価格も高値がついているため、旨みはあまりない。むしろ5代目セレナe-POWERは、新車を大幅値引きで購入した方が買い得感はある。

    日産 セレナの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 4 ミニバン ランキング ベスト4 三菱 デリカD:5

    三菱 デリカD:5

    三菱デリカD:5のデビューは古く、2007年1月にまで遡る。その後、幾度となく改良が加えられ、2013年1月にディーゼル車が追加された。そして2019年2月には、フルモデルチェンジに近いビッグマイナーチェンジが施され、外観デザインも性能もまったく違うクルマに生まれ変わった。

    オフロード性能という唯一無二の価値あるミニバン

    デリカD:5の魅力は、ミニバンながら圧倒的なオフロード性能をもつモデルであることだ。このクラスでは、唯一無二のモデルとなる。そのユニーク性から、常に安定した販売台数を維持している。三菱にとって、非常に頼りになるモデルともいえる。
    デリカD:5はかなりユニークなモデルなので、中古車価格は一定のファン層に支えられ高めを維持している。
    さらに、超ロングセラーモデルなので、幅広い年式や、予算に合わせて好みの車両が選べるメリットもある。ただし、ガソリン車は現行モデルでは廃止されている。人気の中心は古い年式も含めディーゼル車だ。

    大幅なマイナーチェンジ後の現行モデルは、2021年式に多くの未使用車が流通している。これは通常なかなか起こり得ないことだ。
    2021年現在、新車を購入しようとすると納期が長くなっているモデルがほとんどである。これはコロナ禍による部品調達遅れや半導体不足によるものだ。
    対する未使用車は即納可能かつ、ほぼ新車コンディションである。未使用車は新車より大幅に安価なので買い得感がある。

    三菱 デリカD:5の口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 5 ミニバン ランキング ベスト5 3代目日産 エルグランド

    3代目日産 エルグランド

    E52型3代目日産エルグランドは、2010年にデビューした。かなりのロングセラーモデルである。3代目エルグランドの特徴は、低床フロアを採用し全高をやや低めにしたことだ。大幅に低重心化された影響で、優れた運動性能を手に入れた。背が高いミニバンながら、あまりグラグラせず、気持ちよく走るミニバンとなった。

    前期モデルは、ようやく買い得感が出てきた高級ミニバン

    3代目エルグランドは、贅沢にもリヤサスペンションにマルチリンク式を採用している。高性能なマルチリンク式リヤサスペンションを採用したことで、当時、ライバル車だった2代目アルファード/ヴェルファイアよりも優れた乗り心地を披露し、トヨタ勢を驚かせた。

    しかし、こうした低重心・低めの全高が、3代目エルグランドに悲劇をもたらした。現在でもミニバンデザインのトレンドは、大きく見えることが重要視されている。3代目エルグランドは、アルファード/ヴェルファイアよりも小さく見えることから、販売台数は低迷してしまったのだ。
    この失敗を生かした3代目アルファード/ヴェルファイアは、全高をほぼ維持しつつ、より大きく見えるデザインにしたことで大ヒットした。3代目エルグランドは存在感を失い、アルファード/ヴェルファイアの一人勝ち状態となった。

    そんな中、3代目エルグランドは、独自にVIPと呼ばれる最上級グレードを2種類設定した。

    • 4人乗り:2列目シートをキャプテンシートとし、3列目シートを無くし広大な空間をもつ
    • 7人乗り:2列目シートの居住性を最大限確保

    このVIPが当時、非常に話題となった。
    3代目アルファード/ヴェルファイアも3代目エルグランドのVIPを意識して、今では大人気グレードとなったエグゼクティブラウンジを設定したのだ。
    3代目エルグランドは、クルマとしてのパフォーマンスは3代目アルファード/ヴェルファイアにも引けを取らない高い水準にある。
    3代目エルグランドは、中古車でも人気が高く長期に渡り高値を維持してきたが、低年式を中心に、ようやく中古車らしい買い得感ある価格になってきた。

    日産 エルグランドの口コミ・評価を見る

おすすめランキング5台を比較

価格比較

5代目ホンダ
ステップワゴン
スパーダ

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ
ライバル車よりも買い得感ある価格

ホンダ ステップワゴンスパーダの1.5Lターボ車は、マイナーチェンジ前のモデルを中心に随分価格を下げてきている。ライバル車よりも、やや買い得感が出てきている。2015年式1.5Lターボ車の中古車相場は、140~190万円といったところだ。
安価な価格帯では、7万㎞以上走っているものが多い。走行距離を気にするなら、170万円位以上の予算が必要になってくる。予防安全装備の「ホンダセンシング」は、オプション設定だったので、中古車選びでは必ず「ホンダセンシング」が装備されている車両を選びたい。
おすすめは、やはりハイブリッド車だ。3年落ちとなる高年式の2018年式は、2017年式で240~280万円程度が中古車相場だ。まだまだ、効果だが新車販売低迷を受け、徐々に価格が下がっているようだ。低価格帯のモデルは、やや走行距離が5万㎞オーバーと、やや過走行な車両が目立つ。最上級グレードであるG・EXだと260万円以上の予算が必要だろう。仮に260万円だとすると、新車価格より90万円前後安価になっていることになり、ライバル車より買い得感はある。

5代目ホンダ
オデッセイ
ハイブリッド

5代目ホンダ オデッセイハイブリッド
2016年式が特に買い得感あり

5代目ホンダ オデッセイハイブリッドが登場した2016年式は、すでに約5年落ちになっている。ミニバンは人気カテゴリーなので、中古車価格がなかなか下がりにくい傾向にあるものの、さすがに5年が経過してくると、中古車価格はぐっと安価傾向になってきている。
2016年式の中古車相場は、220~270万円程度だ。流通量は少ないものの、200万円を切っている車両もある。走行距離が5万㎞以下の程度のよい車両になると、240万円を超えてくる。稀に5万㎞以下で200万円を切る車両もあり、じっくりと探すとお得な車両が見つかるだろう。200万円位の車両なら新車価格の半額近いので、買い得感は十分だ。

中古車の5代目オデッセイハイブリッドは、2017年のマイナーチェンジで歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備「ホンダセンシング」が標準装備化されている。それ以前のモデルは標準装備ではないので、購入時には装備されている車両を選びたい。
グレード選びは、装備が充実しているホンダセンシングアドバンスドパッケージか、ホンダセンシングEXパッケージがおすすめだ。

5代目日産
セレナ

5代目日産 セレナ
前期のS-HYBRIDが狙い目

5代目日産セレナは現行モデルなので、中古車価格は高値を維持している。ただ、ハイブリッドのe-POWERが登場した影響で、ガソリン車は値下がり傾向にある。ガソリン車とはいえ、S-HYBRIDと呼ばれるマイルドハイブリッドシステムを搭載しているので、燃費性能はやや優秀だ。

約5年落ちとなる2016年式の中古車相場は、160~230万円程度。160万円前後の安価な価格帯は、走行距離が7万㎞以上の車両が多い。人気のハイウェイスター系も選べるようになってきている。稀に、人気があまりない赤系のボディカラーなら、走行距離5万㎞以下で狙えるようになってきている。
おすすめグレードは、ハイウェイスター系だ。プロパイロットを装備した、プロパイロットエディションと記載されたモデルがよい。
上級グレードのハイウェイスターGプロパイロットエディションの新車価格は、約320万円だ。2016年式の中古車相場は、180~230万円位になる。新車価格に対して、90~140万円程安くなっているので、買い得感が出てきている。

デビュー直後の2017年式マイルドハイブリッド車であるS-HYBRIDは、e-POWERの登場もあってか、やや値を下げている。中古車相場は、160~250万円と少々幅が広い。160万円台前後の車両は、SやXといったエントリーグレードが中心だ。人気のハイウェイスターで、プロパイロット付きとなると190万円台以上の予算が必要になるだろう。新車価格より30%以上安くなっている車両もあるので、買い得感が出てきている。

e-POWERは、2018年式で250万円以上といったところだ。人気のハイウェイスターだとおよそ280万円からだろう。まだ少々高値が続いている。

グレードによっては、右側パワースライドアが装備されていないこともあるので、必ずチェックしたい。純正ナビなども確認しておこう。

三菱
デリカ D:5

三菱 デリカD:5
ディーゼル車がベストな選択。現行モデルの未使用車も狙い目

三菱デリカD:5は、唯一無二のオフローダーミニバンだ。根強い人気があるものの、販売台数はあまり多くない。そのため中古車の流通量が少なく、中古車価格はかなり高値を維持し続けている。
狙い目の中古車であるディーゼル車は、2013年に投入された。すでに8年落ちだが、高値を維持し続けている。安価な価格帯であれば、購入を考えてもよいと言えるだろう。

2013年式のデリカD:5ディーゼル車の中古車相場は、約190~270万円となっている。ディーゼル車は比較的、走行距離が長い車両が多い。安価な価格帯の車両でも、走行距離7万㎞以上は当たり前で、10万㎞以上もよくある。5万㎞以下の車両となると、高価格帯でも数少ない状態だ。
こうなると、走行距離も大事だが、長く乗る上ではしっかり整備されてきた車両かどうかもチェックが必要になる。整備記録簿があり、定期的に点検を受けている車両であることもしっかりと確認しておきたい。

2021年式の最新デリカD:5未使用車の価格は、350~430万円程度になっている。多く流通しているグレードは、上級グレードのPや売れ筋のGパワーパッケージである。
Gパワーパッケージの未使用車相場は、350~400万円程度だ。新車価格が約425万円なので、安価な価格帯の未使用車両なら、新車価格より75万円も安い。
未使用車とは、メーカーやディーラーの都合で、買い手がいないのに登録だけした車両のことだ。そのため、ほぼ新車コンディションだが、一度登録すると中古車扱いになるため、かなり安価な価格設定で売られることが多い。好みのグレードや装備、色など、すべてが自分好みの仕様を探すのは難しいかもしれないが、多少妥協できればコストパフォーマンスに優れた買い物と言える。

3代目日産
エルグランド

3代目日産 エルグランド
マイナーチェンジ前の車両、登録済み未使用車が狙い目

3代目日産エルグランドの中古車は、2014年マイナーチェンジ前のモデルが買いやすくなっている。
9年落ちとなる2012年式の中古車相場は70~150万円程度と、やや価格幅が広い。ただ、年式も古くなっているため、安価な価格帯では走行距離が7~10万㎞越えの車両がほとんどなので、走行距離を気にする人には少し選びにくいかもしれない。
7万㎞以下の走行距離になると、130万円以上の価格帯だ。新車上級グレードの30~40%くらいまで中古車価格が下がっているので手が出しやすい。

2014年のマイナーチェンジ後となると、中古車価格は急上昇する。5年落ちの2016年式の中古車相場は、180~270万円位になる。低価格帯のグレードは、250ハイウェイスターS系が中心だ。人気の250Sハイウェイスターアーバンクロムは、240万円以上の予算が必要となる。

3代目エルグランドは高級ミニバンなので、多くの高級オプション設定があった。中古車の場合でも、後席モニターや本革シートなどが装備された車両があれば、より満足度は高くなる。

燃費比較

5代目ホンダ
ステップワゴン
スパーダ

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ
ハイブリッド車は優秀。ガソリン車は平均的

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダのハイブリッド車燃費は、25.0㎞/L(FF、JC08モード)だ。5ナンバーミニバンのクラストップとなる優れた燃費値である。
1.5Lターボ車の燃費は、16.0㎞/Lもしくは15.4㎞/L(FF、JC08モード)だ。5ナンバーミニバンの中では、ちょうど中間程度の燃費値である。
ただ、低速トルクが大きく、エンジンをあまり回さなくてもよいため、上手に乗ればライバル車以上の実燃費になるかもしれない。

5代目ホンダ
オデッセイ
ハイブリッド

5代目ホンダ オデッセイハイブリッド
1クラス下のステップワゴンスパーダ並の低燃費性能

5代目ホンダ オデッセイハイブリッドには、シリーズハイブリッド方式に近い2.0Lの「SPORT HYBRID i-MMD」が搭載された。現在では、e:HEVと呼ばれている。
このハイブリッドシステムは、主にエンジンが発電した電力を使い、モーターで走行する。高速道路などのエンジン負荷が低いときは、エンジン直結モードで走行する。これはコンピューターがモーター走行するより、エンジン直結モードで走行した方が燃費に優れると判断した時のみ行われる。エンジン直結モードがあることで、高速燃費に優れる傾向にある。

オデッセイハイブリッドの燃費は、24.4~26.0㎞/L(FF、JC08モード)と良好だ。1クラス下のステップワゴンスパーダハイブリッドと同等レベルとなっている。

5代目日産
セレナ

5代目日産 セレナ
ほんの少しだけライバルより優れた燃費値

5代目日産セレナには、マイルドハイブリッドシステムである2.0LのS-HYBRIDが搭載されている。燃費は17.2㎞/L(FF、JC08モード)もしくは16.6㎞/Lだ。マイルドハイブリッド車なので、このクラスの2.0Lガソリン車やステップワゴンスパーダの1.5Lターボより、少しだけ燃費がよい。
ちなみに、セレナe-POWERは、燃費は23.4㎞/L(FF、JC08モード)もしくは26.0㎞/L(FF、JC08モード)となっている。さすが、ストロングハイブリッドだ。
ただ、ステップワゴンスパーダのハイブリッド車と比べると、若干低い数値になっている。

三菱
デリカ D:5

三菱 デリカD:5
大幅マイナーチェンジ前のモデルの燃費は期待できない

大幅マイナーチェンジ前のディーゼル車は、アイドリングストップ機能が無い。しかも旧世代のエンジンなので、燃費値は良いとは言い難い。
唯一のメリットは、ディーゼル車の燃料が軽油であることだ。軽油は、レギュラーガソリンより約20円/L安い。
昨今、ガソリン価格の上昇が続いている。2021年10月のレギュラーガソリン価格は約160/L円、軽油は約138円/Lだった。価格差は22円/Lだ。しかも、ガソリン車よりディーゼル車の方が燃費もよいので、燃料費経済性はディーゼル車のほうが良い。

大幅マイナーチェンジ後も、燃費はあまり変わらず13.6㎞/L(4WD、JC08モード)だった。だが、ほぼ新開発ともいえるエンジンなので、実燃費は大幅マイナーチェンジ前よりも向上し、燃料費経済性はさらにアップするだろう。

3代目日産
エルグランド

3代目日産 エルグランド
燃費を気にすると選べなくなる

3代目日産エルグランドと、ライバル車の3代目アルファード&ヴェルファイアの燃費値は以下の通りだ。(それぞれデビュー直後/FF、JC08モード)

2.5L 3.5L
3代目日産エルグランド 10.8㎞/L 9.2㎞/L
3代目アルファード&ヴェルファイア 11.6㎞/L 9.5㎞/L

どちらもガソリン価格高騰時には、あまり乗りたく無くなる燃費だ。
アルファード/ヴェルファイアには、ハイブリッド車があるが、3代目エルグランドにはe-POWER車は用意されていない。大きく重いクルマなので、燃費を気にすると買えなくなる。

走行性能比較

5代目ホンダ
ステップワゴン
スパーダ

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ
クラス最強パワーのシステム出力215ps!

ホンダ ステップワゴンスパーダのハイブリッド車のシステム出力は、215psという最大出力を誇る。この出力は、5ナンバーミニバンクラスのトップだ。アクセルを踏んだ瞬間から力強さを感じられる。
ミニバンは、多人数乗車をする機会の多いクルマだ。そうした状態でも余裕ある走りができるのが、ステップワゴンスパーダのハイブリッド車だ。ロングドライブでも余裕があるので、疲労も少ない。

1.5Lターボの出力は、150ps&203Nmと他の2.0Lエンジンを積むライバル車と同等程度である。ところが、街中などでの走行時は、ライバル車より力強さを感じられる。これは1,600回転という低回転で最大トルクを発揮するためだ。他の2.0L車だと同等レベルのトルクは3,000~4,000回転程度でようやく発生する。
さらに、エンジンをそれほど回さなくても速度を上げやすいので、車内の静寂性もあり、実燃費もアップするメリットもある。

プラットフォームは、先代からのキャリーオーバーだ。
横幅が狭く背が高い5ナンバーミニバンは、カーブなどでは安定感に欠け、最悪の場合、横転の危険性がある。だが、ステップワゴンスパーダは、低床フロアによる低重心化にこだわった設計なので、現在でも安定感は高いレベルにある。

ステップワゴンスパーダのハンドリングは意外と軽快だ。やや硬めのサスペンションと組み合わされた影響もあり、このクラスで最も運転が楽しいと感じさせる。また、低床フロアなので乗り降りもしやすい。

ハイブリッド車は、大きく重いハイブリッド用リチウムイオン電池を床下に設置した。この電池をしっかりとフロアに接合した結果、重心が下がるだけでなく、ボディ剛性もアップしている。
ハイブリッド車の走行性能は、ガソリン車を大幅に上回り、優れた操縦安定性を誇る。パワフルなパワーユニットとのコンビネーションにより、クラストップレベルの実力となった。

5代目ホンダ
オデッセイ
ハイブリッド

5代目ホンダ オデッセイハイブリッド
カーブでの安定感が良いクラストップレベルの運動性能

5代目ホンダ オデッセイハイブリッドのモーター出力は、184ps&315Nmだ。基本のシステムはアコードハイブリッドと同じである。しかし、より大きく重いオデッセイハイブリッド用により高出力化されている。これはステップワゴンスパーダのハイブリッド車と同じシステムだ。
通常、電動車のモーターは高回転域&高速度域になると伸びが無くなる傾向にある。しかし、このモーターは、高回転域でもなかなかパワフルだ。電動車ながら、伸びのある息の長い加速感が気持ちいいのは、さすがホンダだ。

大きく重い駆動用リチウムイオン電池をフロア下に設置したため、ハイブリッド車はガソリン車に比べ低重心化された。そのため、カーブでの安定感はクラストップレベルを誇る。

5代目日産
セレナ

5代目日産 セレナ
静粛性や快適性が良く市街地走行に良い

5代目日産セレナS-HYBRIDは、2.0Lガソリンエンジンがベースだ。出力が150ps&200Nmのエンジンに、2.6ps&48Nmの小さなモーターが組み合わされている。
この小さなモーターがエンジンをアシストして、燃費を向上させる。だが、出力が小さなモーターのため、あまり存在感を感じられない。出力は、ワゴンRと同等なのだ。
エンジン単体でかなり燃費を稼ごうとしているため、低速トルクはやや細く、高回転でのパワー感もない印象を受ける。ライバル車と比べると、少し力不足を感じるだろう。

マイルドハイブリッドなので、アイドリングストップからエンジンを再始動するときに、キュルキュル、ブルルンという不快な大きな音と振動はほとんどない。こうした再始動が幾度も繰り返される市街地走行では、静粛性や快適性はライバルのガソリン車を凌駕する。

カーブなどでの安定感は少々物足りない。ハイブリッドのe-POWERは、フロア下に大きく重いリチウムイオン電池を搭載したため、低重心化され、さらにボディ剛性までアップしている。結果、ガソリン車を大きく超える走行安定性を誇るようになった。

三菱
デリカ D:5

三菱 デリカD:5
他のミニバンの追随を許さない圧倒的な悪路走破性

2013年に投入された2.2Lディーゼルエンジンの出力は、148ps&360Nmだ。現在では、それほどパワフルといえるほどではない。しかしV6 3.5Lガソリン車並みのトルクがあるので、高速クルージングではなかなか力強さを感じさせる。
ただ、設計が古いエンジンなので、振動や騒音も十分に感じる。

大幅マイナーチェンジ後のエンジン出力は、145ps&380Nmになった。ほとんどスペック的には変わらない。だがアクセル操作に対するレスポンスは良好になった。静粛性、振動などもしっかりと抑え込まれていて、なかなか快適だ。
マイナーチェンジ前とは全く異なる性能をもつエンジンといえる。

三菱デリカD:5の魅力は、4WDの走破性だ。デリカD:5には、電子制御式4WDが採用されており、三菱独自のAWC(All Wheel Control)思想を導入している。このAWC思想は、4輪すべてのタイヤ能力を最大限に発揮させ「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を目指している。
デリカD:5の4WD機能は、ドライバーが以下の3モードから選択し、走行できる。

  • 燃費のよい「2WD」
  • 路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を自動的に配分する「4WDオート」
  • 高い走破性が得られる「4WDロック」

この電子制御式4WDと、余裕ある最低地上高のおかげで、優れた悪路走破性を誇る。普通のミニバンでは近付くことができないような雪深い道や悪路であっても、デリカD:5なら何事もなく走り切ることができるのだ。その悪路走破性は、オフローダーに近いレベルだ。多人数乗車でこうした悪路を走れるミニバンは、デリカD:5のみである。
また、低速トルクが大きいディーゼルエンジンも、悪路との相性がよい。強大なトルクを低速域から発揮できるので、急な登り坂などでも瞬時にトラクションがかかり、グリグリと登っていく。

3代目日産
エルグランド

3代目日産 エルグランド
現在でも通用する優れた走行安定性

3代目日産エルグランドがこだわったのは、低床フロアと、やや低めの全高による低重心化だ。この低重心化により、運動性能が大幅に向上している。3代目エルグランドは、背の高いミニバンにありがちなフラフラしたような不安定な動きを大きく抑制している。カーブでもピタッとした安定感のある走りを披露した。

販売面では最新の3代目アルファード/ヴェルファイアに大敗したものの、こうした運動性能は上回っている。とくに、高速道路のジャンクションなど、長時間高速で旋回し続けるようなカーブでは、車体の傾きも少なくピタッと路面に張り付くように安定しているのがよく分かる。同様に、タイトなカーブが多い山道でもその差を感じることができる。

搭載されたエンジンは、直4 2.5LとV6 3.5Lのガソリンだ。2.5Lの出力は170ps&245Nmで、必要十分な動力性能である。市街地では、とくに不満はないが、高速道路などではもう少しトルクがあるとよいと感じるだろう。
V6 3.5Lエンジンの出力は、280ps&344Nmとパワフルだ。豪快な加速力を誇り、高速道路でも余裕あるクルージングが楽しめる。

乗り心地比較

5代目ホンダ
ステップワゴン
スパーダ

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ
気持ちよいハンドリグと快適な乗り心地を両立

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダのガソリン車は、基準車より引き締まったスパーダ専用のサスペンションが装備されている。このクラスのミニバンでは、やや硬めのしっかりとした乗り心地だ。

ハイブリッド車は、大きく重いリチウムイオン電池を床下に設置したことで、ボディ剛性がアップした。サスペンションがよりしっかりと動き、しっかりとした乗り心地としなやかさを手に入れている。そのため、ハイブリッド車は、ガソリン車よりも快適さが増している。
走行安定性も含め、クラストップレベルの乗り心地だ。

5代目ホンダ
オデッセイ
ハイブリッド

5代目ホンダ オデッセイハイブリッド
ガソリン車とは全く異なる快適な乗り心地となった

5代目ホンダ オデッセイハイブリッドの乗り心地は、なかなか快適だ。硬めで、ややリヤサスペンションの突き上げ感のあるガソリン車とは、まったく異なる。
ハイブリッド車には、大きく重いリチウムイオン電池がフロア下に設置されている。この電池をフロアに結合することで、ボディ剛性が向上し、サスペンションをよりしっかりと動かすことができるようになった。
ハイブリッド車は、ガソリン車よりも車重が重くなっている。車重に合わせ、ゆったりとした動きでサスペンションが動くようになった。
そのため、乗り心地はガソリン車に足して大幅に向上している。

5代目日産
セレナ

5代目日産 セレナ
4代目からの進化幅が少ない5代目。

5代目日産セレナのプラットフォーム(車台)は、4代目セレナのものをベースした改良型だ。そのため、劇的な進化はなく、乗り心地は少しアップした程度に留まる。

ガソリン車の乗り心地は、全般的にやや雑味がある感じがする。サスペンションの動きが渋く、細かい振動や凹凸を吸収しきれていない感覚だ。
乗り心地を重視している割には、ややスッキリしない。ライバル車と比較しても物足りなさがある。

ただ、多少好みはあるだろう。
ステップワゴンスパーダの乗り心地が少し硬く感じており、より柔らかい方が好きというのであれば、セレナが合うかもしれない。

セレナe-POWERも基本的には乗り心地を重視した仕様だ。ハイブリッド用リチウムイオン電池はフロアに搭載された。プラットフォームと結合され、ボディ剛性がアップしている。
車重の重さの影響もあって、ガソリン車よりも、しなやかで快適な乗り心地となった。

三菱
デリカ D:5

三菱 デリカD:5
悪路になるほど乗り心地が良好になる

三菱デリカD:5は2007年に登場したモデルなので、基本設計が古い。幾度となく改良されているので、年式が新しいほど乗り心地は良くなっている。

2013年に投入されたディーゼル車の乗り心地は、設計の古さを加味すれば意外とマイルドといえる。リヤサスペンションの突き上げ感も適度に抑えられていて、年式が古い割には快適に移動できる。
2019年の大幅マイナーチェンジ後モデルは、さらに乗り心地や静粛性が向上した。ただ、高速域ではフワフワした乗り心地になる。好みの問題もあるが、高速域ではもうすこしダンピングを効かせて上下の揺れをしっかりと抑え込むような乗り味が欲しい。

大幅マイナーチェンジ前後で共通しているのが、悪路での乗り心地だ。十分なサスペンションストロークの恩恵で、体が浮くような凸凹でも、体に伝わる衝撃は意外と少ない。まさに、オフロードを走るためのセッティングといえる。

3代目日産
エルグランド

3代目日産 エルグランド
3代目アルファードにも負けない上質な乗り心地

3代目日産エルグランドは2010年デビューなので、かなり設計が古い。ところが、乗り心地は、最新の3代目アルファード/ヴェルファイアにも負けていないレベルを誇る。
これは、3代目エルグランドが、リヤサスペンションに上級なマルチリンク式が採用しているからだ。
2代目アルファード/ヴェルファイアは、このマルチリンク式サスペンションを採用した3代目エルグランドに完全に乗り心地面で負けていた。そこで3代目アルファード/ヴェルファイアは、乗り心地改善を重要視し、マルチリンクと同等レベルになる新開発のダブルウィッシュボーン式を採用したくらいだ。
もちろん、後出しである3代目アルファード/ヴェルファイアの乗り心地ほどではないが、3代目エルグランドの乗り心地も大差ないレベルといえる。リヤサスペンションの突き上げ感もあまりなく、路面の凹凸を見事に吸収している。後席の乗り心地もなかなか快適だ。

内外装・デザイン比較

5代目ホンダ
ステップワゴン
スパーダ

5代目ホンダ ステップワゴンスパーダ
やや何か物足りなさを感じるデザイン

ホンダ ステップワゴンスパーダのマイナーチェンジ前モデルは、販売不振を招いた。
売れるミニバンのデザインは、大きく見えて押出し感のある迫力系だ。ステップワゴンスパーダは、小さく見え迫力にも欠け、高級感もあまり感じさせなかった。

その後のマイナーチェンジでは、大きく見え迫力あるデザインに変更された。
その後ハイブリッド車が投入され、マイナーチェンジ前よりは人気が出てきているようだ。

販売低迷の理由はフロントフェイスだけでなく、利便性の高い横開き機能もある「わくわくゲート」とされている。
わくわくゲートはホンダらしい独自の技術だ。大きいリヤゲートだとショッピングセンターなど、後方他のクルマがベッタリとくっついているとスペースが足りず、開くことができない。わくわくゲートは横開き機能を備え、荷物の出し入れができる便利な機能だ。しかも、3列目シートへのアクセスも可能としている。
とても便利な機能なのだが、リヤゲートに目立つ分割線が入る。また、左右非対称デザインとしたことで、真後ろから見ると妙な違和感があるのだ。

インテリアは、意外とシンプルだ。インパネは、定規で線を引いたような直線基調だ。奥に設置された横長のメーター類はなかなか個性的である。

5代目ホンダ
オデッセイ
ハイブリッド

5代目ホンダ オデッセイハイブリッド
インパネデザインは高級感がある

5代目オデッセイハイブリッドはホンダの独自性を追及する姿勢が伺える、1台である。
売れるミニバンのデザインは、大きく見え、迫力ある顔とされていた。ところが、ホンダは独自性を追求するあまり、ルーフは低めで小さく見え、フェイスも(スポーティさや空気抵抗を減らし低燃費化を図ったのか)やや薄くスタイリッシュ系にした。結果、ミニバンユーザーから敬遠され、販売が伸び悩んだ。

2020年のマイナーチェンジで、流行りの顔に変更され上品な印象を受けるデザインとなった。このミニバンマーケットのデザインは、デザインの完成度というより、分かりやすい迫力や高級感が大切だ。販売面では、やや好調の兆しがあったものの、2020年内に販売終了となった。

インパネデザインは、ホンダ車としては、高級感のあるスッキリ系でまとめられている。メーターや小さなモニターなどは、やや古さを感じさせるものの、上級ミニバンらしいデザインといえる。

5代目日産
セレナ

5代目日産 セレナ
前期モデルは、スポーティさが際立つデザイン

5代目日産セレナには、日産のデザインアイコンであるVモーショングリルが採用されている。前期型のVモーショングリルは、分かりやすい太めのメッキタイプが装備された。4代目セレナには無かった、押し出し感や迫力がアップした。
前方に少し下がるボンネットや、シャープなヘッドライトなど、ライバル車にはないスポーティなデザインとなった。
さらにハイウェイスターは、エアロパーツ類を装備し、なかなかスタイリッシュなデザインとなった。今となっては、ミニバンでは数少ないスポーティ系だ。迫力勝負のミニバンがあまり好きではない人に向いている。

2019年8月のマイナーチェンジでは、フロントフェイスのデザインが変更された。顔はより大きく見えるデザインとなり、グリルも大きくなった。スポーティさは少し影を潜めたが、高級感はアップしている。
5代目セレナのメーターは、ダッシュボードの奥に設置されている。視線移動が少ないので、安全面でのメリットもあるものの、メーターの質感やデザインなど、少し古さを感じさせる。

ベージュを使ったインテリアカラーは、室内を明るく広く感じさせている。室内空間の広さは、このクラストップレベルの実力だ。

三菱
デリカ D:5

三菱 デリカD:5
オフローダー的タフネスさを感じるマイナーチェンジ前モデル

2019年のビッグマイナーチェンジ前のデリカD:5は、古さを感じさせないデザインが魅力的だ。2007年デビューとは思えない。高級感や迫力といった、一般的なミニバンデザイントレンドとは無縁だが、オフローダー的なデザインもユニークさを際立たせている。
ただしインテリアは、懐かしいくらいの古さを感じさせる。デザインの古さや質感は仕方のない部分でもあるが、センターコンソールの機能的なデザインはなかなか秀逸だ。

ビッグマイナーチェンジ後は、三菱のデザインコンセプトであるダイナミックシールドが採用されている。押し出し感のある迫力やギラギラした高級感と、ミニバンデザインのトレンドを投入したことで、売れるミニバンフェイスになった。
逆に、オフローダーミニバン的には見えなくなってしまったともいえる。もう少し、オフローダー的デザインテイストが欲しいところだ。
インテリアデザインも刷新された。質感や高級感は、大幅に向上した。外観デザイン同様、高級ミニバン的になったものの、オフローダー的なテイストは少なくなっている。

3代目日産
エルグランド

3代目日産 エルグランド
多様な外観デザインが選べる

マイナーチェンジ前の3代目日産エルグランドのデザインは、それなりに迫力はあるものの、どちらかというとややスッキリ系でスポーティなフェイスだった。
しかし、ミニバンのデザイントレンドは、高級感と迫力あるフェイス、そして大きく見えることだ。
3代目エルグランドは、やや低めの全高とスッキリ系フェイスということもあり、販売は低迷した。ただ、アルファード/ヴェルファイアのようなギラギラ迫力系が苦手という人には、3代目エルグランドのデザインは好感度が高いだろう。

インテリアデザインはやや古さを感じるが、2010年デビューというクルマであることを考えれば許容範囲といえる。高級ミニバンなので、ウッド調パネルなどの質感も高い。オプション設定となっていた後席大型モニターなど、贅沢な装備もある。

2014年のマイナーチェンジでは、トレンドを追うように押し出し感の強いギラギラ系フェイスに進化した。同様に、インテリアの質感もアップしている。

3代目エルグランドの特徴は、デザインなどの選択肢が豊富なことだ。

  • 基準車(ベース)
  • ハイウェイスター(スポーティ)
  • ニスモ(スポーティさを極めた)
  • アーバンクロム(より高級感とギラギラ感をアップ)
  • ライダー(最もギラギラ感が強い)
  • VIP(最上級、エグゼクティブ)

流通量が少ないモデルもあるが、より自分好みの仕様が選べるのは3代目エルグランドの魅力だ。

新車か中古車どっちにするか迷ったら 新車か中古車どっちにするか迷ったら

おすすめランキング5台を調べる

おすすめランキングトップページへもどる

ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員