ガリバー豊橋西口店の店舗ブログ

スタッフのつぶやき
LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)についてのはなしVOL.2
皆さん、こんにちは!
ガリバー豊橋西口店の大谷です。
今回は、前回のLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)のはなしの続きです。
前回のブログではLSDの効果などを解説いたしましたが、今回はLSDの種類を解説したいと思います。
「LSDの種類とその効果」
LSDには、主に5種類のタイプに分かれます。
今回のブログでは基本的に採用されていることが多い3つを解説いたします。
残り2つは次回に解説いたします。
①ビスカス式
「特徴」
LSDケース内部に高粘度のシリコンオイル(ビス・スカップリング)を封入し、左右の回転差による粘性抵抗で力を伝えます。
「メリット」
構造が比較的シンプルで、滑らかに作動します。
「デメリット」
左右の回転差が起きないと効かないため、片輪が浮くような状況や左右の回転差が少ない状況では反応が遅れる・効きが弱い場合があります。
「主な用途」
往年のフルタイム4WDや市販車の簡易的な滑り止めとして採用されていることがあります。
②トルセン式
「特徴」
ウォームギヤなどの組み合わせによる噛み合い抵抗を利用して、トルク配分を自動で変化させます。
「メリット」
作動が非常に自然で違和感がなく、消耗部品がないため実質的にメンテナンスフリーです。
「デメリット」
片輪が完全に浮いてしまうような状況では駆動力を伝えきれません。セッティングの変更はできません。
主な用途: スポーツグレードの純正採用
③ヘリカル式
「特徴」
斜めの歯を持つ「ヘリカルギヤ(はすば歯車)」の反力を利用して差動を制限する、トルク感応型の一種です。構造的にはトルセンの別タイプに分類されます。
「メリット」
スリップを検知してレスポンスよく作動し、耐久性が高いです。
「デメリット」
機械式ほど強いロック率は得られません。
「主な用途」
前輪駆動(FF)や後輪駆動(FR)スポーツモデルの純正またはメーカーオプションとして採用されていることがあります。
これら3つのLSDは皆さんの身近の車にも採用されていることがあるLSDです。
というわけで、次回は残り2つのLSDを解説いたします。
ガリバー豊橋西口店のSNSもぜひご覧ください。
