セカンドカーにおすすめの軽自動車・輸入車9選!利用目的別に紹介

セカンドカーにおすすめの軽自動車・輸入車9選

セカンドカーはちょっとした買い物や趣味に使うにも便利です。今回はセカンドカーを利用目的別に厳選して紹介します。セカンドカーの購入を検討している人は是非、参考にしてみてください。

セカンドカーとは

セカンドカーとは

セカンドカーとは、文字通り「2台目のクルマ」のことを指します。

最近は「夫用・妻用」など使用者でクルマを分けることも多いですが、「家族全員での外出は1台目の大きなクルマで、子どもの送迎はセカンドカー」「セカンドカーは趣味用」など、利用目的でクルマを使い分けることも多いです。

セカンドカーのメリット

セカンドカーには、以下のようなメリットがあります。

  • メインのクルマがなくても困らない
  • 用途ごとに使い分けられる
  • 自分好みのクルマを選びやすい

セカンドカーがあれば「パートナーがクルマを使っていて外出できない」「修理に出したのでクルマがない」といったことが起こりません。また「子どもを乗せるときはセカンドカー」と決めておけば、チャイルドシートの移動などの手間も省けます。家族用や普段使いの一台があれば、2台目は自分好みのクルマを選びやすいというのも魅力です。

任意保険ではセカンドカー割引の活用も

セカンドカーの場合、任意保険の契約では「セカンドカー割引」を活用できます。セカンドカー割引とは、2台目以降のクルマを契約する際に、通常より1つ進んだ等級で契約できる制度のことです。

この割引は1台目と異なる保険会社で契約しても適用できます。 ただし「1台目のクルマの等級が11等級以上である」など一定の条件があります。契約前に適用対象かどうかを保険会社に確認してみましょう。

セカンドカーの選び方

セカンドカーを選ぶときは、以下の2つのポイントを押さえましょう。

  • ポイント①利用目的を明確にする
  • ポイント②維持費の安いクルマを選ぶ

ポイント①利用目的を明確にする

セカンドカーの利用目的によって、選ぶべきクルマの傾向は変わります。

  • 通勤用…車両価格と維持費の安いクルマ
  • 子どもの送迎用…スライドドア搭載など実用性重視のクルマ
  • 趣味用…デザイン性や走行性の高いクルマ

購入前には「何に使うのか」をしっかり考えておきましょう。

ポイント②維持費の安いクルマを選ぶ

クルマが2台になると維持費も多くかかります。スポーツカーなどでない限り、維持費の安いクルマを選ぶと良いでしょう。

例えば軽自動車ミニバンで1年間の維持費を試算すると、以下のように差が出ます。

車名
ボディタイプ
スズキ ワゴン
FX 2WD
軽自動車
日産 セレナ
ハイウェイスターGF27 2WD
ミニバン
ガソリン代 ¥196,428 ¥285,000
税金 ¥59,466 ¥108,000
任意保険 ¥70,320 ¥79,320
車検法定費用目安 ¥28,530 ¥55,110
車検点検料金 ¥33,550 ¥36,850
3年間合計 ¥388,294 ¥564,280
1年間の維持費 ¥129,431 ¥188,093

※年間走行距離1万㎞、レギュラーガソリン171円/Lとして計算。燃費消費率は新車時のカタログ燃費で、定められた試験条件のもとでの値。 2022年4月1日~2023年3月末までに購入したとして計算。 自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もり。 車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含んでいない。 上記はあくまで参考値です。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください。

一般に、ボディの大きなクルマほど維持費は高くなりやすいです。そのためセカンドカーの購入では軽自動車やコンパクトカーをお勧めします。特に軽自動車は税金が安く、維持費を抑えやすいです。

電気自動車も選択肢

電気自動車

維持費で考えるなら、セカンドカーに電気自動車を選ぶのも良いでしょう。走行に使う電気代は燃料代より安いことが多く、税金でも多くの優遇を受けられるからです。短~中距離での利用なら、電池切れの心配もありません。

現在は車両購入時にCEV補助金や地方自治体の補助金を受けられます。日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」なら、条件によって200万円前後まで車両価格を抑えられます。

通勤におすすめのセカンドカー3選

通勤が中心なら家族での使い勝手よりもコスパを重視し、車両価格や維持費の安いクルマを選ぶと良いでしょう。

※当ページに記載されている車種情報はガリバーの「自動車カタログ」より引用。価格等は加筆修正時の情報であり、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。

おすすめ①ダイハツ「ミライース

ミライース

  • 新車時価格:84.2万円~137.3万円
  • 中古車相場:5万円~113.4万円
  • おすすめポイント:低価格、低燃費、高い安全性能

ミライースは新車時価格が100万円以下と安く、最高燃費も25.0㎞/L(WLTCモード)で低燃費です。90万円台のグレードを購入すれば、歩行者・自転車検知の自動ブレーキを含む予防安全装備「スマートアシスト」も標準装備されます。通勤距離がやや長い場合は上級グレードを選び、シートヒーターを搭載しても良いでしょう。

【利用者口コミ】

(前略)低燃費なのも嬉しいです。信号の多い短距離乗車でも、実燃費で20km/Lを達成しました。座席が少し傾斜をつけて設置されているので、平均的な大きさの成人男性が乗っても窮屈だとは感じません。小物入れも充実しているため、スマホや駐車券をとっさに置きやすいです。(30代男性)

ダイハツ「ミライース」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

おすすめ②スズキ「アルト

アルト

  • 新車時価格:94.4万円~149.2万円
  • 中古車相場:5万円~157.9万円
  • おすすめポイント:低価格、低燃費、デザイン性

アルトミライースとともに新車時価格が100万円以下の安いモデルです。スズキ自慢のマイルドハイブリッドを搭載しており、最高燃費は27.7㎞/L(WLTCモード)とミライースを上回ります。セダンらしい形と、ツリ目のようなヘッドライトがチャームポイントです。

【利用者口コミ】

通勤用にアルトの中古を購入しました。通勤中に道路が混んだときによく狭い抜け道を通るのですが、サイズの小さいアルトはとても走行しやすかったです。アルトの実燃費は市街地の道路で1リットル20km以上、高速道路で25km以上と非常に良かったです。(後略)(30代男性)

スズキ「アルト」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

おすすめ③ダイハツ「ミラトコット

ミラトコット

  • 新車時価格:107.5万円~145.2万円
  • 中古車相場:69.8万円~101.2万円
  • おすすめポイント:低価格、デザイン性、高い安全性能

哀愁を帯びた、どこか懐かしさを覚えるデザインが特徴のミラトコット。予防安全装備「スマートアシスト」を標準装備しており、安全性が高いです。サイズ感はスズキ「アルト」とほぼ同じで、パワーはわずかにミラトコットが上回ります。助手席前にショッピングフックがあるなど、収納スペースも豊富です。

【専門家レビュー】

ダイハツ ミラトコットは、2018年に登場したロールーフ系の軽自動車だ。ベースであるミライースは、実用派の軽自動車である。対するミラトコットは普段使いの軽自動車+こだわりをもつ顧客向けに開発されている。(以下略)

「100万円以下!燃費の良い中古軽自動車5選」でミラトコットのレビューを読む|中古車のガリバー

コスパ重視なら中古車もアリ

「車両価格を80万円程度に抑えたい」「少し維持費がかかっても大きめのクルマに乗りたい」という人は、中古車での購入を検討しましょう。軽自動車なら高年式モデルを割安価格で、ボディタイプの大きなクルマでも年式によって予算100万円以下で購入できます。

子どもと使うのにおすすめのセカンドカー3選

子どもを乗せるのであれば、チャイルドシートを載せたり、ベビーカーを積んだりと車内空間の広さが必要です。またスライドドアもぜひ取り入れたい装備です。

おすすめ①ホンダ「N-BOX

N-BOX

  • 新車時価格:131.5万円~206.8万円
  • 中古車相場:5万円~224.3万円
  • おすすめポイント:広い車内空間、高い安全性能、上質感あるデザイン

長年子育て世代に大人気のN-BOX。ただ広くて使い勝手が良いだけでなく、信頼性の高い予防安全装備「ホンダセンシング」を全車標準装備しています。そのためどのグレードを買っても安心です。上級グレードを選べば、子どもを抱えたままでもスライドドアを開けられるハンズフリー機能も設定できます。

【利用者口コミ】

(前略)ベビーカーも折りたたまなくても大丈夫ですし、雨の日や寒い日の子供の着替えを手伝う際も車内でできました。赤ちゃんのおむつ替えもできました。大きくかがんで腰を痛めることがありません。(後略)(40代女性)

ホンダ「N-BOX」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

おすすめ②ダイハツ「タント

タント

  • 新車時価格:122万円~202.4万円
  • 中古車相場:5万円~222.4万円
  • おすすめポイント:広い車内空間、大開口ドア

タントN-BOXより低価格で購入でき、全車に「ミラクルオープンドア」を装備しています。助手席側のヒンジドアと後方のスライドドアを開けば巨大な開口部が出現し、ベビーカーの収納なども楽です。また運転席が後方に大きくスライドするので、休憩中は運転席から後部座席の子どものお世話もできます。

【利用者口コミ】

軽のワゴンですが車内は広々として視界も良いです。背が高い自分でも停車時に腕を伸ばしてゆったりくつろげる空間になっています。ピラーレス部分にはベビーカーも乗せられるので助かります。標準装備のPWRボタンを押せば、アクセルを踏み込んだ時の加速がスムーズです。(後略)(30代女性)

ダイハツ「タント」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

おすすめ③スズキ「スペーシア

スペーシア

  • 新車時価格:127.4万円~165.7万円
  • 中古車相場:6.5万円~185.7万円
  • おすすめポイント:広い車内空間、低燃費、遊び心のある内装

N-BOXタントと並んで車内空間の広いスペーシア。スズキ自慢のマイルドハイブリッドを搭載し、最高燃費は22.2㎞/L(WLTCモード)です。助手席側のインパネ部分がスーツケースのような形状になっているなど、N-BOXタントと比べてデザインに遊び心を感じられます。

【利用者口コミ】

子どもが小学1年生のときに買いました。小回りがきくので送迎や買い物など、ちょっとした街乗りにちょうどいいです。子どもが立てるくらいの天井高があるので、車内で着替えをさせるのにも便利。(後略)(40代女性)

スズキ「スペーシア」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

今や大人気の軽スライドドア搭載車

今では全世代に人気の軽スライドドア搭載車。各メーカーからスーパーハイトワゴン、ハイトワゴンが売り出され、選択肢も豊富です。上記の3車種以外も確認したい場合は、以下の記事を参考にしてください。

趣味用におすすめのセカンドカー3選

最後にご紹介するのは、走行性やデザイン性を重視したセカンドカーです。こだわりがありながらも低価格で購入できるコスパ優秀車をご紹介します。

おすすめ①ダイハツ「コペン

コペン

  • 新車時価格:179.8万円~250.6万円
  • 中古車相場:5万円~293.7万円
  • おすすめポイント:低価格、低燃費、軽い走り

コペンはスポーツカーでありながらコスパに優れています。軽自動車なので維持費が安く、駐車スペースをとる心配もありません。最高燃費は19.2㎞/Lで、スポーツカーとは思えない燃費の良さです。車体が小さい分だけ走行にも軽さがあり、加速力も軽自動車とは思えないほど優れています。

【利用者口コミ】

軽自動車でオープンってのは贅沢ですねぇ。信号待ちでもオープンにできるから、気分爽快です!私の駐車場では、コペンの両脇にベンツとVWが駐車してるけど、コペンが一番良く見えますね。(30代男性)

ダイハツ「コペン」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

おすすめ②スズキ「ジムニー

ジムニー

  • 新車時価格:145.8万円~190.3万円
  • 中古車相場:5.9万円~242万円
  • おすすめポイント:低価格、高いオフロード性能

安い本格オフローダーが欲しい人におすすめなのがジムニー軽自動車なので維持費が安いです。しかしオフロード性能は軽自動車と思えない本格派で、普通車のクロスオーバーSUVより優れています。最低地上高も205㎜で一般的なクロスオーバーSUVより高いです。新車の納期が長いので、中古も含めて探してみましょう。

【利用者口コミ】

エンジンの性能が良くタイヤの耐久性も優れているのでどのような道でもスムーズに走行することができて良かったです。他の車種よりもハンドルが大きいので握りやすく運転しやすいです。(中略)運転席が高めに設定されているということもあり視界が良好です。遠い場所でもすぐに位置を把握してドライブができるので安全性も非常に高いです。(40代男性)

スズキ「ジムニー」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

おすすめ③フィアット「500」

フィアット500

  • 新車時価格:179万円~324万円
  • 中古車相場:15万円~304.2万円
  • おすすめポイント:高いデザイン性

愛らしいデザインや「人と違ったクルマ」で選ぶなら、200万円台で手に入る500がおすすめです。イタリア車らしいポップで明るいデザインが印象的で、インテリアにも遊び心があります。軽自動車と同じように4人乗りですが、走行性能は一般的な軽自動車よりパワフルです。

【利用者口コミ】

見た目が秀逸です。丸みを帯びた愛嬌のある顔なのに可愛すぎない。なので老若男女どんな方が乗っていてもサマになります。(中略)欧州車特有のシートの厚さのお陰で長時間乗っていてもお尻が痛くありません。しかし前述したギアチェンジの際に少しガクガクしてしまいます。運転にクセはありますが、それを愛嬌ととらえる事ができる魅力があります。(40代女性)

フィアット「500」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

オシャレなクルマ探しは方向性を定めて

デザイン性の高いクルマが欲しい場合、「かわいい」「カッコいい」「個性的」などデザインの方向性を定めて探しましょう。以下の記事ではかわいいクルマとカッコいいクルマを中心に、おすすめ車種をご紹介しています。

予算50万円のセカンドカー選び

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!