今や高級車並み?装備や乗り心地がバツグンな軽自動車5選

今や高級車並み?装備や乗り心地がバツグンな軽自動車5選

高額になっている軽自動車

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かつては「100万円で買える」というイメージが強かった軽自動車。しかしその価格は年々上がっており、2019年の平均価格は143万961円でした。新車時価格100万円以下の軽自動車は、今やごくわずかです。
※出典:総務省「小物物価統計調査」

Q. 現在の軽自動車の最低・最高価格は?

2023年1月末現在、新車で最も安く購入できる軽自動車はダイハツ「ミライース」(B、2WD)で86万200円です。一方、最も高額な軽自動車は日産「サクラ」(G、2WD)の304万400円です。

Q. 車両価格200万円以上の軽自動車の例は?

車両価格が200万円を超える軽自動車には、ホンダ「N-BOXカスタム」 、スズキ「スペーシアカスタム」、日産「ルークス」、ダイハツ「コペン」などの上位グレードがあります。また2022年に発売された軽電気自動車の日産「サクラ」と三菱「eKクロスEV」の場合、廉価グレードの車両価格が約250万円です。

軽自動車が高額になっている理由

軽自動車に限らず、クルマの価格はこの10年ほどで大幅に上がっています。車両価格の上昇には、主に以下のような背景があります。

  • 快適装備や実用的装備の充実
  • 先進安全装備の充実
  • クルマの電動化

上記の中でも影響が強いのは、装備搭載による製造コストの上昇です。特に軽自動車はメインカーとして使われることが増え、ヒートシーターやスライドドアといった便利な装備が搭載されるようになりました。自動ブレーキなどの先進安全装備も搭載され、中にはコンパクトカー以上の安全性を誇る軽自動車もあります。

装備や乗り心地がバツグンな軽自動車5選

最近の軽自動車は装備や乗り心地が充実し、中には「快適さが高級車以上」といわれるクルマもあります。ここでは装備や乗り心地がバツグンな軽自動車をご紹介します。

※各車種の情報はガリバーの「自動車カタログ」より引用。価格等は加筆修正時の情報であり、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。

①ホンダ「N-BOX

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  • 新車時価格:131.5万円~206.8万円
  • 中古車相場:5万円~224.3万円
  • 注目ポイント:快適さを徹底的に追求した造り

圧倒的な広さと使い勝手、シンプルで上品な内外装と総合力の高いN-BOX。販売台数も非常に多く、2022年の国内販売台数は普通車を押しのけて1位でした。

後部座席の足元のスペースはMクラスミニバン並みに広く、非常に快適です。カスタムモデルを選ぶと内装は黒を基調としたカッコいいスタイルに、普通のモデルでは茶色など落ち着きのある色を基調とした空間に仕上がっています。快適さを追求して造られたクルマであり、ステアリング素材までこだわっているという徹底ぶりです。

【利用者口コミ】

なんと言っても軽自動車とは思えない広さが魅力的です。車高も高いので男性でもまっすぐな姿勢で運転でき、長時間の運転も疲れにくいですし、前方の視界が開けていて、圧迫感がありません。また、ワンボックスにありがちな車体付近の死角もミラーがあって、安全です。(後略)(50代女性)

ホンダ「N-BOX」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

②ダイハツ「タント

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  • 新車時価格:122万円~202.4万円
  • 中古車相場:5万円~222.4万円
  • 注目ポイント:実用性抜群の大開口ドア、高い静粛性

タントは2022年秋にマイナーチェンジし、カスタムモデルが高級感あるデザインになりました。新規投入された「ファンクロス」も人気が高く、スズキやホンダユーザーからの乗り換えも増えているといいます。

タント最大の魅力は助手席側の柱(ピラー)を取り除いてできた大開口「ミラクルオープンドア」。ベビーカーの載せやすさなど、軽スーパーハイトワゴンで随一の使い勝手の良さです。静粛性も高く、快適なドライブを楽しめます。

【利用者口コミ】

軽のワゴンですが車内は広々として視界も良いです。背が高い自分でも停車時に腕を伸ばしてゆったりくつろげる空間になっています。ピラーレス部分にはベビーカーも乗せられるので助かります。(後略)(30代女性)

ダイハツ「タント」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

③日産「ルークス」

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  • 新車時価格:141.6万円~216.4万円
  • 中古車相場:5万円~265万円
  • 注目ポイント:優れた操縦安定性、充実した装備

ルークスのおすすめポイントは、軽自動車の中でも抜群に優れた操縦安定性。スーパーハイトワゴンは高さがある分だけカーブや横風に弱く、安定性を欠きやすいです。しかしルークスは横風にも強く、広さも十分なので長距離運転に向きます。

特におすすめなのは「ハイウェイスター」モデル。ハンズフリー電動スライドドアやSOSコールといった先進装備が標準装備されています。上級グレードではプロパイロット機能も搭載。タントスペーシアを上回る足元の広さも魅力です。

【利用者口コミ】

(前略)ドアはワンタッチで開けられるので、子供を抱っこしていても、すぐに開ける事が出来ます。荷物もたくさん入るので、子育て中のママにとてもお勧めな車だと思います。ボディも内装も洗練された雰囲気でとても気に入っています。(30代女性)

日産「ルークス」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

④ホンダ「N-ONE

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  • 新車時価格:159.9万円~202.3万円
  • 中古車相場:6.8万円~220万円
  • 注目ポイント:上品なデザイン、高い安全性

今回ご紹介する車種の中ではサイズの小さいN-ONEセダンタイプの軽自動車なので、広さはありません。しかしホンダのNシリーズの中でも安全装備が最も充実しており、エントリー価格の高いクルマです。

外観は選ぶボディカラー次第で近未来的にもクラシカルにも見えます。特徴的なのは内装で、シンプルで無駄がなく、だからこそ上品な印象を与えます。特におすすめなのは「Premium Tourer」と特別仕様車「STLE + URBAN」。インパネ部分が木目調で落ち着きのある雰囲気です。

【利用者口コミ】

外で見ると小さく見えるが、乗ってみると驚くほど広く感じる車です。そして、軽自動車だと普通にある坂を上る時のパワー不足などが無かったので、大満足です。かわいいデザインは結構強いアピールポイントだと思います。あと、燃費が素晴らしいです。(後略)(30代女性)

ホンダ「N-ONE」の利用者口コミをもっと読む|中古車のガリバー

⑤日産「サクラ」

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  • 新車時価格:233.3万円~294万円
  • 中古車相場:243.8万円~314万円
  • 注目ポイント:多くの先進装備、高い走行性と静粛性

2022年に三菱「eKクロスEV」とともに誕生したばかりのサクラ。近未来を思わせる外観、水平基調の上品な内装、EVらしい静粛性の高さ、従来の軽自動車を凌駕する加速力とハンドリング性能など魅力満載です。

緊急時のSOSコールやApple CarPlay対応など、先進機能も多数搭載。自動追従走行機能「プロパイロット」や、指先だけで駐車を指示できる「プロパイロットパーキング」なども搭載可能です。まさに「軽自動車の枠を超えたクルマ」といえます。

【専門家レビュー】

サクラとekクロスEVは、軽自動車枠では計れないほど高いレベルにある軽EV(電気自動車)だ。(中略)モーターの最大トルクは、195Nmを誇る。2.0Lガソリン車並みの最大トルクをもつモーターで前輪を駆動する。軽自動車最速といえるほどのパワフルさと優れたレスポンス、滑らかな加速感など、走行性能面ではライバル皆無だ。その他、ほぼすべての要素で他の軽自動車を寄せ付けない圧倒的な総合力を高く評価し1位とした。

軽自動車おすすめランキングをチェックする|中古車のガリバー

車両価格を抑えたいなら中古車もチェック

近年は実用性と快適性を重視した軽自動車が増え、わざわざ大きなクルマを買わなくても快適に過ごせるようになりました。しかしその分だけ車両価格も上がっており、小型のミニバンSUVと価格が並ぶものもあります。

「車両価格は100万以内に抑えたい」「実用性も大事だけど予算が足りない」という場合は、中古車もチェックしてみましょう。年式の新しいクルマなら先進安全装備も充実しており、人気装備も搭載されているクルマが多いです。まずは気になるクルマがいくらで売られているのか、在庫をチェックしてみてください。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!