「バイトは?学生は?新社会人は?」自動車ローンが組める人とその条件
目次
POINT 1ローンの審査でチェックされること
「自動車ローンの審査に通るか自信がない」
「今の会社に就職して日が浅いのだが、大丈夫だろうか」
「やっぱり正社員じゃないとローンって組めないの?」
「学生だとクルマのローンは難しい?」
ガリバーのお店で日々お客さまとお話していると、上記のようなローンに関する話がよく出てきます。どんなものでも「審査される」となると身構えてしまうもの。まして審査に落ちたらクルマが買えなくなってしまう場合は、ローンが組めるかどうかは重大事です。
それだけに何かと心配なローンの審査ですが、「何がチェックされるのか」が分かっていれば気持ちが楽になります。ローンの審査で見られるのは、大きく分けて以下の3つの項目です。
AやBの「個人信用情報機関」という言葉は何となく不安になりますが、「過去に支払いが延滞したことがないか」「借金を踏み倒したことはないか」「ローンの契約や申し込み件数が異常に多くないか」といったことがチェックされます。
最近、分割払いで買ったスマートフォン端末代金を延滞していたのでローンに通らなかったというケースが増えています。これからローンを組もうと考えている人は、延滞や不払いなどないように気を付けましょう。
また心配されるのがCの属性ですが、ローンで主にみられるのは以下のようなポイントです。
- 年齢は18歳以上、65~70歳程度まで
- 年収や家族構成から見て、経済的に困窮していなさそうか
- 職業や勤務先、勤続年数などを総合的に判断し、収入は安定していそうか
自動車ローンの審査で重視されるのは、一定期間内に完済できるだけの収入と返済能力があるかどうかです。そのため、数百万円の高額ローンを組む場合は、年収や雇用形態、勤続年数などの属性が重視されます。
一方、ローンの組める年齢で、自分自身に安定した収入があれば、自動車ローンに申し込みは可能であり、属性が問題で審査落ちするわけではありません。ただし、属性が良くない場合は、100万円を超えるようなローンを組むのが難しくなります。
POINT 2新社会人でもローンは組めるの?
審査で見られる項目が分かると気になるのが、「自分の場合は、どう審査されるのか」「結局ローンが組めるのか」という点です。ここからは、具体的なケースごとにご案内していきます。
まずは新社会人の場合。
生活環境の変化に合わせて、入社前にクルマを買うという人も多いですが、そうすると気になるのが「勤続年数や去年の年収が理由で審査に落ちてしまうのではないか」という点。
しかし新社会人の場合、勤続年数が0年だったり、去年の収入が少なかったりするのは当然のことです。金融機関や信販会社によっては、新社会人であることを加味して審査してくれるところもあるので、そういったところを選んでローンを申し込むようにしましょう。
ガリバーでも、最長6ヶ月間の支払いを遅らせられるすきっぷローンというサービスがあります。新社会人である程度の貯金ができるまで支払いを遅らせられるので、新社会人に人気のサービスです。
POINT 3アルバイトや派遣社員の場合、ローンは難しい?
では、アルバイトや派遣社員のように「正社員として勤務していない」「経済的に安定していると思われにくい」場合には、クルマのローンを諦めないといけないのでしょうか。
それでも心配はいりません。アルバイトや派遣社員でも、ローンが組める場合も多いです。
アルバイトや派遣社員の場合には、過去の勤務実績が注目されやすいです。ある程度の収入や勤続年数がある場合には、それほど心配しなくてもいいでしょう。
「勤め先を変えたばかり…」といった方の場合でも、まずはお店で相談してみましょう。
たとえばガリバーでは「同じような条件でも安いクルマを探してローン金額を減らす」など工夫してご案内しています。
POINT 4学生の場合はどうなの?
「大学生になり、免許を取ったのでクルマを買いたい!」という人も多くいますが、学生の場合のローンはどうなのでしょうか。
学生でもローンでクルマを買うことができます。ただしいくつかの条件があります。
第一に、学生でも何らかの稼ぎがなければ、ローンは組めません。保護者からの仕送りや奨学金だけで生活している場合には、ローンは組めませんので注意しましょう。
第二に、未成年の場合には保護者の同意が必要です。民法により未成年者の契約は取り消すことができるとされているので、それを防ぐために保護者の同意を示す書類が求められます。また多くの場合は保証人が求められます。
このような条件があるため、多くの金融機関やディーラーでは「保護者が自分の名義でクルマを購入し、それを学生である子どもに使わせる」という形での購入を促します。保護者の方に協力してもらえるようなら、予め一緒にお店に行くと、話が早く済みます。
「自分の名義でクルマを買いたい」という場合には、次の章でもご紹介するポイントを活用してみてください。
POINT 5審査が不安な人のためのポイント
ここまで読んでも「やっぱり審査が心配」という人もいるのではないでしょうか。しかし審査を通りやすくするポイントがあるので、ご紹介します。
- 審査が厳しくない、ディーラーや中古車販売店のローンを使う
- 以下のようにクルマの選び方を工夫して、ローンを組む金額を減らす
- 新車の代わりに「登録済み未使用車※」を購入する※登録済未使用車とは、初度登録された車両で、かつ使用または運行に供されていない中古車です。
- 同じ車種でも年式が少しだけ古い車両にする
- 走行距離が「●万キロ未満」のクルマではなく「●万キロを少し超えた」車両にする
- レザーシートやサンルーフなどの装備をいくつか諦める
- 保証人を用意する(※詳しくはこちら)
※初度登録された車両で、かつ使用または運行に供されていない中古車
中でも一番有効なのが「クルマの選び方を変えることでローンの金額を減らす」方法です。借入金額が少なければ、それだけローンの審査が通りやすくなります。
とはいえ、自分が望むようなクルマが買えないのは悔しいもの。「ローンに通りやすい金額」と「自分の希望条件」を両立するクルマを見つけるためには、取り扱い台数が多いお店を選ぶのが重要です。在庫が多ければ「走行距離や年式は同じような条件で、でもシートはレザーでなくてもいいから、もっと安く」といった条件を満たすクルマも見つかりやすくなります。
POINT 6ガリバーのローンは申し込み前に事前相談できる
ガリバーは信販会社との提携があり、以下のようなローン商品を持っています。
- らくらく120:通常5年の支払期間を最大10年にできる
- 楽のり+:最後に一定額を多く支払うことで月々の支払いを抑える
- すきっぷローン:最長で最初の6ヶ月の間は支払いを遅らせられる
- プラスローン:現在のクルマのローンを次のローンに上乗せできる
なお、ガリバーではローンに申し込む前に、現在の属性や過去の支払い状況から、いくらのローンを組めそうか事前に相談可能です。予算や車種、走行距離などの状態から欲しいクルマをガリバーの専門家が探しながらローンの相談が可能ですので、審査に不安な人はぜひ一度ガリバーにお問い合わせください※。
※ローン会社による所定の審査があるため、審査の結果によってはご希望に添えない場合もございます。
記事に関する監修者コメント
自動車ローンが通っても、途中で返済できなくなっては意味がありません。事前に車の維持費も勘案しながら、返済計画をよく検討してください。返済が厳しくなると判断した場合は、購入する車を変更して、ローンの金額を減らす決断も必要です。
この記事を執筆・監修した人
現在の役職・肩書
税理士法人みらいサクセスパートナーズ代表
保有資格
税理士、CFPⓇ、FP技能士1級
略歴
1997年から税理士業務に従事し、税理士として20年以上のキャリアがあります。
自動車税、所得税といった身近にある税金関係の記事監修が得意。確定申告の仕方や自動車税金の仕組みについてメディアで多く記事監修をしている実績があります。
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支払い開始をスキップしても、ローンの総支払額は変わりません。
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※初度登録された車両で、かつ使用または運行に供されていない中古車