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1位 4代目レクサスLS600h
2位 4代目レクサスGS450h
3位 レクサスLC500h
4位 レクサスUX250h
5位 レクサスRX450h

ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

人気の高級車、レクサス。型式が古くなっても乗り心地や高級感があり、中古車としても人気です。今回は数あるレクサスのモデルのなかでも、中古車として購入しても性能が良くお勧めのモデルを5つ紹介する。

1位 4代目レクサスLS600h

<お勧め理由1>今や貴重なV8 5.0Lハイブリッドを搭載

4代目レクサスLS600h

V8 5.0Lハイブリッドシステムを搭載したレクサスLS600hは、2007年に登場。このLSは、グローバルでは4代目のLS、国内では初代LSとなる。ここでは、4代目LSとして以後説明をする。2021年9月時点での現行モデルは5代目だ。
このV8 5.0Lハイブリッドシステムを搭載した4代目LSは、2017年まで発売された。5代目LSでは、V6 3.5Lのハイブリッドシステムにダウンサイジングされている。
このV8 5.0Lハイブリッド車をお勧めする理由は、これだけの大排気量ハイブリッドは今後登場しないと思われるからだ。ハイブリッドシステムこそ異なるが、V8 5.0Lのハイブリッドシステムが現在で採用されているモデルはセンチュリーのみ。レクサスのフラッグシップであるLSに相応しいパワーユニットといえる。

<お勧め理由2>とにかく、スムースで静粛性が高く、その上、超パワフル

4代目LS600hに搭載されているV8 5.0Lハイブリッドのシステム最高出力は445psとかなりパワフル。2.2トン超という重量級のボディを軽々と加速させる。フラッグシップモデル用に開発されたハイブリットシステムであり、静粛性は極めて高く、スムースな加速感を誇る。当時、このモデルに乗ったとき、もはやガソリン車には乗れない、と思ったほど秀逸だった。
4代目LS600hは、2007年デビューと設計はかなり古い。しかし、フラッグシップモデルだけあり、現在でも色褪せない高いレベルを維持している。

<お勧め理由3>100万以下も!? 年式は古いが、超一級の乗り心地と豪華さを安価に楽しめる

4代目レクサスLS600hの新車価格は、当時約1,000~1,500万円という超高級車だった。ところが、2007年デビューと初期のモデルはすでに14年落ちとなっている。かなり低年式化が進んでいる。
その分、中古車なので価格がかなり安くなっている。例えば、約11年落ちとなる2010年式だと、中古車相場は90~250万円とかなり幅が広い。年式が古いこともあり、新車価格の9~17%にまで落ちている。かなり買い得感がある。

この価格で、新車価格1,000~1,500万超のモデルに乗れるのだ。しかも、超高級車なので装備などは十分過ぎるレベルだ。VIP感を味わえる。一度は乗ってみたいと思っていた憧れのモデルが、年式さえ気にしなければ、自ら試すことができるようになるのが中古車の魅力だ。

ただ、安い価格帯になってくると、走行距離が10万㎞を超えていたり、修復歴がある車両が多くなってきていたりする。レクサスのフラッグシップモデルなので、走行距離が10万㎞超でもしっかりと整備されてきている車両なら問題ないが、さすがに15万㎞越え、修復歴ありは避けた方がよい。
LS600h購入時は、やはり年式が古いため故障リスクがあること。また、5.0Lなので自動車税が高いことなどがあげられる。

2位 4代目レクサスGS450h

<お勧め理由1>パワフル&スムースなV6 3.5Lハイブリッド

4代目レクサスGS450h

レクサスGSは、フラッグシップモデルLSの1つ下のサイズになる高級セダン。お勧めするレクサスGS450hは、グローバルで4代目となり2012年に登場した。4代目GSは、2020年でラインアップから姿を消していて、GSとして最後のモデルとなる。

GS450hのお勧め理由は、何といってもパワフで低燃費なV6 3.5Lハイブリッドシステムだ。デビュー時のシステム最高出力は348psと、とてもパワフル。それでいて、燃費は当時このクラスでは圧倒的な18.2㎞/L(JC08モード)を達成しているパワフルで低燃費という、まさに理想の高級セダンだった。しかも、ハイブリットなので、スムースかつ静粛性にも優れている。

<お勧め理由2>最もスポーティなFスポーツなら、FRらしい豪快な走りが可能

レクサスGS450hには、Fスポーツと呼ばれるスポーツグレードが設定されている。Fスポーツ専用エアロや、専用スポーツサスペンション、専用ブレーキ、LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)などが装備されている。LDHとは、リヤタイヤを操舵させ、より俊敏に安定感ある走りを支える技術だ。
そのため、GS450hの走りは、大きなボディサイズながら切れ味抜群だ。グイグイ俊敏に曲がり、走る楽しさがある高級セダンに仕上がっている。

しかも、全長4,850mmという大きなボディサイズで、19インチタイヤを履きながら、最小回転半径は5.3mとかなり小さい。意外と、狭い駐車場などでの取り回しも良好だ。

<お勧め理由3>高級セダンがお買い得ゾーンに

レクサスGS450h Fスポーツの中古車相場は、デビュー直後の2012年式だと170~270万円前後となっている。新車価格が800万円。約9年で新車価格の約20~35%になった。
約9年落ちとはいえ、当時、レクサスの最新技術が投入されたモデルなので、約170~270万円という価格はお買い得といえる。とくに、Fスポーツは走行性能を重視したモデルで人気も高い。人気のレクサス車なので、見栄えもよいし見栄も張れる。

また、Fスポーツとは対極にあるラグジュアリーグレードとなるバージョンLの中古車価格は、2012年式で160~220万円程度と、さらに買い得感が出ている。バージョンLは、より上質なセミアニリン本革シートや内装の質感や素材がさらにグレードアップした仕様。乗り心地重視のセッティングになっている。新車価格は790万円だったので、十分に買い得感がある。

3位 レクサスLC500h

<お勧め理由1>注目度抜群のデザイン

レクサスLC500h

レクサスLCは、2017年に登場したラグジュアリークーペ。LCの魅力は、デザインだ。異彩を放ち、とにかく目立つ。フロントフェイスのデザインは、スピンドルグリルを中心に、色々な面が複雑にまじわり彫りの深い個性的なフェイスに仕上げている。

リヤビューは、細く立体感あるコンビネーションランプをテールランプに接地されている。これに、歌舞伎の隈取を連想させる加飾が組み合わされ、独特な存在感を放っている。
このLCのデザインは、レクサス車中でもかなり秀逸だ。レクサスブランドを代表するモデルともいえる。まさに、ラグジュアリークーペといった印象だ。

<お勧め理由2>ラグジュアリー感、極まったインテリア

超個性的なクーペとなったレクサスLC。インテリアも外観同様、かなりラグジュアリー感がある。少しメカニカルでコックピット感ある運転席と、乗員を包み込むような優雅な助手席側空間を上手く融合させている。全体的に艶やかさがあり、レクサスが考えるラグジュアリーな空間を表現した。

分かりやすい豪華さがあり、多くの人が贅沢な高級クーペであることを実感するだろう。ラグジュアリーな空間は、まるで、セレブになった感覚にさせるインテリアである。ここまで明確なラグジュアリーさをもつクーペは、レクサスLCくらいだ。

<お勧め理由3>未だ高価だが、中古車価格は順調に下落!?

レクサスLCのお勧めグレードは、3.5Lハイブリッドシステムを搭載したLC500hだ。燃費は、15.8㎞/L(JC08モード)と優秀だ。
このLC500hの中古車価格は、2017年式で820~1,000万円程度になっている。新車価格が1,350~1,450万円なので、60~70%くらいにまで価格が下がってきている。人気のSUVであるRXなどと比べると、少し値落ちが早いようだ。

LC500hの中古車価格は、かなり高いものの、わずか4年で新車価格より500万円前後も安価になっている。中古車の単価という面では安くはないものの、中古車らしい買い得感が出ている。

また、こうした特殊で中古車流通量が極端に少ないモデルは、低年式化しても高いリセールバリューを誇るケースが多い。10年落ちになっても、高値で売却できる可能性が高い。

4位 レクサスUX250h

<お勧め理由1>レクサスブランドで、最も小さなSUV

レクサスUX250h

レクサスUXは、2018年に登場したコンパクトSUVだ。Cセグメントに属し、トヨタブランドではC-HRと同じGA-Cプラットフォームが採用されている。
ボディサイズは、全長4,495×全幅1,840×全高1,540mm(FF、Fスポーツ)だ。全幅はややワイドだが、全長は短い。最小回転半径は、5.2mと小さいので、狭い駐車場などでの取り回しがよい。レクサスは、北米メインのブランドだが、日本での使いやすさも担保されている。
ただ、デザイン重視ということもあり、荷室などは少し狭い。たくさん荷物を積むという人には、少々不向きだ。

<お勧め理由2>力強く低燃費なハイブリッドシステムと、スポーティな走行性能

トヨタC-HRと同じGA-Cプラットフォーム(車台)が採用されているレクサスUXだが、ハイブリッドシステムは異なり、2.0Lハイブリッドが搭載されている。システム最高出力は、184psとパワフルだ。C-HRの1.8Lハイブリッドのシステム最高出力122psなので、UX250hがいかにパワフルか分かる。

これだけパワフルなUX250hだが、燃費は22.8㎞/L(FF、WLTCモード)と優秀だ。
走行性能も高い。ステアリング操作に対して、俊敏でスポーティな走りを披露。ハイブリッド車は、後席下付近に大きく重い駆動用ニッケル水素バッテリーが搭載されている。そのため、前後の重量バランスもよく低重心で操縦安定性も高い。そのうえ、乗り心地も良好だ。ロングドライブでも疲れ知らずといった印象だ。

<お勧め理由3>レクサス車の中で、高年式でも手が出しやすい価格帯

レクサスUX250hの中古車価格は、高年式の2019年式で370~480万円程度が相場だ。新車価格がおおよそ430~540万円。約2年で、新車価格の86~89%位にまで価格が落ちている。さすがレクサス車といったとこで、高いリセールバリューを誇っている。
とはいえ、レクサス車の中では、UXはコンパクトカーなので新車価格は安価傾向だ。安くはないが、他のレクサス高年式車に比べれば手が出しやすい価格帯になっている。
お勧めは、スポーティな内外装のUX250h Fスポーツだ。人気グレードなので、多くの中古車がFスポーツになっている。

UX250hは、オプションが多く、よりスポーティな走りができるパフォーマンスダンパーや後側方車両接近警報(ブラインドスポットモニター)、カメラ映像を俯瞰にして死角を無くすパノラミックビューモニター、三眼フルLEDヘッドランプ、ムーンルーフ、Fスポーツ専用本革シート、マークレビンソン(プレミアムサラウンドサウンドシステム)、停電時にクルマが電源車になるAC100V・1500Wアクセサリーコンセントなどのオプションがなるべくたくさん装備されているモデルがよい。

  • レクサスUX250h オプション例
  • パフォーマンスダンパー
  • 後側方車両接近警報(ブラインドスポットモニター)
  • パノラミックビューモニター
  • 三眼フルLEDヘッドランプ
  • ムーンルーフ
  • Fスポーツ専用本革シート
  • マークレビンソン(プレミアムサラウンドサウンドシステム)
  • AC100V・1500Wアクセサリーコンセント

5位 レクサスRX450h

<お勧め理由1> 高級SUVのパイオニア

レクサスRX450h

初代レクサスRXのグローバル車は、北米で1998年に発売された。乗用車のプラットフォーム(車台)をベースとしたSUVで、当時主流のラダーフレームのSUVとは乗り心地や静粛性などで大差を付け爆発的なヒットモデルとなった。乗用車系SUVのパイオニアといえるモデルだ。国内では、初代と2代目RXはハリアーとして発売されていて、ハリアーも大ヒットモデルとなった。

そして、3代目RXは、ハリアーとは決別し独自モデルとなり、進化を始めたモデルでもある。3代目RXは2009~2015年まで販売された。2012年のマイナーチェンジでは、レクサスのデザインアイコンである「スピンドルグリル」が装備され迫力を増している。中古車でRXを購入するのであれば、やはりスピンドルグリルが装備された2012年マイナーチェンジ後モデルがよい。

<お勧め理由2> ラグジュアリーSUVらしいゴージャスな内装と低燃費性能

3代目レクサスRXは、北米をメインとしたモデルで高所得層をターゲットとしている。そのため、とにかく豪華な内装がウリのひとつだ。

ラグジュアリーな内装の象徴ともいえるグレードがバージョンLだ。豪華な本木目&本革のステアリングやシフトノブ、高級セミアニリン本革シートにはベンチレーション機能も付く。シートは大きくゆったりしており、まさにアメリカンラグジュアリーなSUVを体現している。また、機能面では、乗り心地を向上させるエアサスペンション仕様も用意されていた。スポーティな仕様を望むのであれば、引き締められた専用サスペンションや専用の内外装をもつFスポーツも用意されている。

そして、3代目RXのパワーユニットには、V6 3.5Lガソリンと直4 2.7Lガソリンに加え、V6 3.5Lハイブリッドが設定されていた。3代目RXの場合、V6 3.5Lハイブリッドがベストな選択だ。燃費は16.8㎞/L(AWD、バージョンL、JC08モード)と、このクラスのSUVとしてはかなり優秀な数値になっている。

<お勧め理由3> 憧れのRXが200万円台にまで落ちてきた

レクサスRXは、超人気モデルということもあり、中古車価格は高値を維持している。約9年落ち、2012年のマイナーチェンジモデル後であるRX450hの中古車相場は約180~260万円になる。当時の新車価格は約560~670万円。新車価格の約32~39%にまで落ちてきている。ようやく買いやすい価格帯に入った印象だ。

お勧めは、ラグジュアリーなRX450hらしさを楽しめるバージョンLだ。エアサスペンション仕様があれば、迷わずこれを選びたい。このバージョンLに電動アクティブスタビライザー、エアロバンパー、パノラマルーフ、マークレビンソン(プレミアムサラウンドサウンドシステム)、リヤシートエンターテインメントシステム、レーダークルーズコントロールなどのオプションが装着されていれば、さらにお勧めとなる。

  • レクサスRX450h オプション例(バージョンL)
  • 電動アクティブスタビライザー
  • エアロバンパー
  • パノラマルーフ
  • マークレビンソン(プレミアムサラウンドサウンドシステム)
  • リヤシートエンターテインメントシステム
  • ダークルーズコントロール