トヨタ RAV4 vs 日産 エクストレイル徹底比較

初代トヨタRAV4は1994年に登場し、一世を風靡した。
しかし、その後は鳴かず飛ばず状態で、4代目RAV4は日本に導入されなかったほど。
世界的なSUVブームが訪れると、4代目RAV4が国外で大ヒットモデルとなる。
日本の市場には高級志向のハリアーしかない状態で、日産エクストレイルなどのライバルになるモデルが存在しなかった。
トヨタがこの機会を見逃すことはなく、5代目となったフルモデルチェンジ後に、日本マーケットに再び投入した。

対する日産エクストレイルは、今や日産の国内販売を支える重要な車種となっている。
2018年度の新車販売台数ランキングでは21位。
このクラスのSUVでは、マツダCX-5やスバル フォレスターを抑え、堂々のナンバー1となった。
現行3代目となるエクストレイルは、2013年にデビュー。すでに、モデル末期に入っており、やや古さが目立ってきた。

この記事の目次 CONTENTS
トヨタ RAV4の特徴
日産 エクストレイルの特徴
1.価格比較
2.燃費比較
3.デザイン比較
4.内装と使い勝手
5.走行性能の比較
6.安全装備の比較
7.リセールバリュー比較
8.購入時の値引き術
9.まとめ・総合評価

ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

トヨタ RAV4の特徴

トヨタRAV4には、FF(前輪駆動)の他に4WDも用意されている。
この4WDシステムが、なんと3タイプもあるのだ。
しかも、新開発の4WDシステムが2つも投入された。

注目は、やはり世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」。
この4WDシステムは、後輪トルクを左右独立で制御する。
左右輪の回転差を使った「トルクベクタリング機構」を持ち、ドライバーの狙い通りのラインを安定してトレースできる能力だ。
前後の駆動配分は50:50、左右輪は0:100~100:0の間でトルク配分する。

そして、ハイブリット車のE-Fourも新開発タイプとなった。
後輪の最大トルクを増加させたところがポイントで、前後輪トルク配分を100:0~最大20:80まで変更可能。
後輪のトルクを上げたことで、降雪時や雨天時における登坂発進時の安心感も向上させている。
従来通りの50:50の前後トルク配分機能をもつ「ダイナミックトルクコントロール4WD」も用意された。

新型RAV4は、北米色の強いモデルだが、19インチホイールを履いたグレードの最小回転半径が5.7mと、このクラスでは標準的だ。
それ以外のホイールを履くモデルの最小回転半径は5.5mと、ひとクラス下のモデル並み。
全幅が1,855mmとワイドながら、小回りがきく仕様になっている。

日産 エクストレイルの特徴

現行のエクストレイルは、2013年に登場し3代目となった。
初代、2代目はスクエアなボディでオフローダー的なデザインだったが、3代目は都会派SUV色が強くなった。

ただ、4WDシステムであるALL MODE 4×4-iは、より熟成され優れた走破性は維持。
さらに、世界初となる「アクティブライドコントロール」「アクティブエンジンブレーキ」や、「コーナリングスタビリティアシスト」といった先進技術を全車に採用。
オンロードでの乗り心地の向上や、運転のしやすさ、安全性などを大幅に向上させた。7人乗りの設定があるのもユニークだ。

デビュー直後は、2.0Lガソリンエンジンのみの設定だったが、2015年にはハイブリッド車を投入。
燃費の大幅向上と、より力強い走りを実現した。2017年にはマイナーチェンジも実施している。

高速道路などで同一車線を維持し、前走車に追従、停止から発進までをほぼ自動で繰り返すことができる運転支援システム「プロパイロット」が用意され、商品力を大幅に向上している。
また、国産車では珍しく4:2:4分割のリヤシートが採用され利便性を高めている。

1.価格比較

ハイブリッド車は高価だが、RAV4のガソリン車はお買い得感あり。

トヨタ RAV4の評価は3.5点

トヨタRAV4の価格は2,608,200円から。
エントリーグレードの価格だけを見れば、RAV4の価格は高く感じる。

しかし、RAV4の予防安全装備はエクストレイルより充実しており、サイド&カーテンエアバッグも標準装備化されている。

日産 エクストレイルの評価は2点

日産エクストレイルは2,231,280円からとなった。

対してエクストレイルは、エアコンがマニュアルだったりと、エントリーグレードの装備はかなり簡素化されていて、価格訴求用グレードの印象が強い。

グレードや性能の違いで比較してもよい

RAV4 エントリーグレードのXとエクストレイル 中間グレードの20Xを比べると、今度はRAV4の方が安価な設定。
エクストレイルはプロパイロットやサイド&カーテンエアバッグが標準装備化されていないので、RAV4 Xグレードはお買い得感がある。

ハイブリッド車で比較すると、最上級グレードのRAV4ハイブリッドG(E-Four)の価格は3,817,800円とかなり高価。
ガソリン車との価格差は60万円以上となっていて、ハイブリット車に関してはかなり強気な価格設定に感じる。

エクストレイルハイブリッドの最上級グレード、20Xi ハイブリッド(4WD)3,302,640円だ。
エクストレイルハイブリッドもかなり高価だが、RAV4の価格はそれをさらに50万円も上回る。

エクストレイルハイブリッドは、サイド&カーテンエアバッグがオプション設定だったりと装備差があるものの、それでもやや高めの価格設定だ。
RAV4のハイブリッド車は、エクストレイルハイブリッドより動力性能と燃費性能で圧倒的な差をもつだけに、こうした性能差をどう判断するかがポイントになる。

2.燃費比較

エクストレイル善戦するも、燃費性能ではRAV4が上回る。

トヨタ RAV4の評価は5点

トヨタRAV4の2.5Lハイブリッド車は、とにかく燃費がよい。
4WDのE-Fourで、なんと25.0㎞/L(JC08モード)という超低燃費を実現している。

これは、世界トップレベルの最大熱効率41%を誇る「2.5Lダイナミックフォースエンジン」と、熟成されたトヨタのハイブリッドシステムTHSⅡの組み合わせによるものだ。
この2.5Lハイブリッドシステムは、カムリなどと同様のものとなる。

日産 エクストレイルの評価は3点

日産エクストレイルの燃費値は2.0Lで、RAV4より500㏄も少ないエンジンを使いながら、燃費は4WDで20.0㎞/L(JC08モード)と惨敗。
エンジンやハイブリッドシステなど、ハイブリッド車開発に積極的ではなかった日産とトヨタの差が大きく出てしまった。

ただ、今後エクストレイルには、セレナなどに搭載されているシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」が搭載される可能性があるので、こちらに期待したいところだ。

エクストレイルは2.0Lガソリン車において善戦している。
FF(前輪駆動)の燃費は16.4㎞/L(JC08モード)となった。
対するRAV4は、最新の「2.0Lダイナミックフォースエンジン」が採用されFFで燃費は15.8㎞/L(WLTCモード)となった。

燃費、パワーともにRAV4が優位

WLTCモードは、JC08モードより、燃費が悪く表示される傾向にある。
その分を差し引くと、やはりRAV4の燃費値がやや優れている結果となる。

それだけでなく、RAV4の2.0Lエンジンの出力は171ps207Nm。
これに対して、エクストレイルは147ps&207Nm。RAV4は燃費とパワー両面でエクストレイルに勝っている。
エクストレイルは、このクラスの平均値ながら、最新のRAV4には及ばない結果となった。

3.デザイン比較

シャープでスピード感のあるRAV4。少し古さを感じてきたエクストレイル

トヨタ RAV4の評価は4点

このクラスのSUVは、力強さやタフネスさを表現するために、筋肉を感じさせるような面の張りが強いデザインが採用されてきた。
ところが、トヨタRAV4のデザインはシャープな直線を使い、スピード感あるデザインを採用。

面の張りの強いSUVに見慣れたせいか、かなり新鮮で個性的に感じる。
都会派SUVがメインだが「Adventure」と呼ばれ、よりオフローダー的な専用デザインを持ったグレードを設定し、選択肢の幅を増やしている。
また、コンパクトカーや軽自動車などでも人気の2トーンルーフを採用し、スタイリッシュさも兼ね備えている。

日産 エクストレイルの評価は3.5点

ただ、このVモーショングリルがあまりに太い。押し出し感はあっても鈍重なイメージが強く、やや古臭く見えてきている。
エクストレイルの優れている点は、基準車では物足りなさを感じる顧客向けに、よりオフローダー的なデザインとしたエクストリーマーX、プレミアムなラグジュアリーSUV感を出したオーテック、スポーツ性をアピールするNISMOが用意され、選択肢が豊富で自分好みのモデルが選びやすいところにある。

4.内装と使い勝手

7人乗りや4:2:4分割可倒式リヤシートをもつエクストレイが、使い勝手面で上回る。

トヨタ RAV4の評価は3点

トヨタRAV4の全長は4,600mmで、ホイールベースが2,690mm。
日産エクストレイルの全長は4,690mmで、ホイールベースは2,705mmとなっている。
ボディサイズはややエクストレイの方が大きいため、室内スペースも若干エクストレイルが広い印象。

荷室容量は、RAV4が580L、エクストレイルが565Lと同等レベル。
ただし、エクストレイルハイブリッドは、ハイブリッド用バッテリーを荷室付近に搭載していることもあり、荷室容量は430Lと少なくなっている。

両車共に、バンパー下に足を出し入れするだけで開くハンズフリーのパワーリヤゲートが用意されている。

日産 エクストレイルの評価は4点

エクストレイルには、防水シートや防水シート、防水ラゲッジボードなどが装備されている。
雪で濡れたウェアのままでも気にせず乗車できたり、濡れた用品などを気兼ねせずに積載したりすることができる。

また、エクストレイルの後席は国産モデルで珍しい4:2:4の分割可倒式。
6:4分割のRAV4より、荷室や後席をよりフレキシブルに使える。
さらに、7人乗りを用意し、多人数乗車を求める顧客に対応している点もエクストレイルの美点だ。

5.走行性能の比較

パワフルさ際立つRAV4と平均的なエクストレイルで両車安定志向。

トヨタ RAV4の評価は4.5点

トヨタRAV4に用意されたパワーユニットは、2.0Lガソリンと2.5Lハイブリッドの2つ。
2.0Lガソリンエンジンには、従来からの4WDシステム「ダイナミックトルクコントロール4WD」と、世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が用意された。
どちらの4WDシステム共、基本的にクルマの安定性を重視したセッティング。

「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、後輪トルクを左右独立で制御し、左右輪の回転差を使った「トルクベクタリング機構」がプラスされているので、カーブでは気持ちよく曲がれる。
ちょっと、運転が上手くなった気持ちになれる。

2.0Lガソリンエンジンの出力は171ps&207Nm。
パワーは十分なのだが、最大トルクは2.0Lの平均的な数値で、4,800回転で最大トルクを発生するやや高回転型のエンジン。
こうしたSUVは、高回転域でのパワーというより、実用域のトルクが重要。
通常走行では、平均的なレベルになっている。

好印象だったのが2.5Lハイブリッドだ。
システム出力は222psで、このクラスではトップレベルの実力を誇る。

4WDシステムのE-Fourも新開発され、後輪のトルクが増している。
ハイブリッドにありがちなラバーバンドフィールもかなり改善されており、アクセルレスポンスも良好。
高回転域まで伸びのある加速力を誇る。

E-Fourによる後輪のモータートルクがプラスされていることもあり、なかなかパワフル&スムースだ。
しかも、滑りやすい路面では、後輪に最大80%もの最大トルクをかけることができる。
そのため、積極的に後輪を滑らせる可能で、かなりスポーティな走りが楽しめる。
ただ、悪路走破性という面では、「ダイナミックトルクベクタリングAWD」には及ばない。

日産 エクストレイルの評価は3.5点

日産エクストレイルも2.0Lガソリンエンジンと2.0Lハイブリッドという2タイプのパワーユニットを用意。
2.0Lガソリンエンジンの出力は、147ps&207Nmと平気的なスペックだ。
速くもなければ遅くもない、といった感じで特に特徴がない。

エクストレイルハイブリッドのシステム出力188ps。
2.5Lガソリン車並みの出力になる。
モーターアシストが瞬時に働くので、街中では一般的な2.5L車より走りやすい。

ただ、それほど大きな出力をもつモーターではないので、EV走行ができるシチュエーションは限られており、あまりハイブリッド車である感じはしない。

ハイブリッド車は、ガソリン車に比べ車重が100㎏程度重くなっており、また、ハイブリッド用バッテリーを搭載したことからボディ剛性がアップしている。
その結果、乗り心地や操縦安定性などは、ガソリン車を上回り、より上質感のある走りとなった。

ALL MODE 4×4-iは、安定性を重視したセッティングになっている。
滑りやすい路面でも、安心して走行できる。

RAV4とエクストレイルの走行性能差は、明らかにRAV4が上といった印象。
ただ、デビューが古いエクストレイルだが、プロパイロットを含んだ先進技術は最新モデルに引けを取らないレベルだ。

6.安全装備の比較

より充実した安全装備を標準装備化したRAV4に軍配が上がる。

トヨタ RAV4の評価は4.5点

トヨタRAV4には「トヨタセーフティセンス」が全車に標準装備されている。
この「トヨタセーフティセンス」は、昼夜の歩行者だけでなく、昼間の自転車も検知できる機能を持つ最新式。
車線維持機能や、先行車に追従、渋滞時のストップ&ゴーも支援するクルーズコントロール機能もセットで装備されている。

また、サイド&カーテンエアバッグも標準装備化。
多くの安全装備が標準装備されているので、どのグレードを選んでも概ね満足できるレベルにある。

しかし、詰めが甘いというべきなのか、後側方車両接近警報や後退時車両接近警報などの装備が、一部オプションとなっている。
これらの装備はもはやベーシックな技術で、安価な価格設定なものが多い。
こうした装備が標準装備されているのであれば、ほぼカンペキといえる安全性能を誇るモデルになる。

日産 エクストレイルの評価は2.5点

日産エクストレイルの安全装備は、歩行者検知式自動ブレーキである「エマージェンシーブレーキ」や踏み間違い衝突防止アシストや車線逸脱警報などが全車標準装備されており、一定レベルの安全性能を確保。

同一車線内を維持し、前走車に追従。
渋滞時のストップ&ゴーも支援する「プロパイロット」は、一部グレードに標準装備された。
その他のグレードでは、オプション設定か装備できない状況。
サイド&カーテンエアバッグは、全車オプションという設定となっており、すべてのグレードが高い安全性能を誇るという訳ではない。

7.リセールバリュー比較

ほぼ互角のリセールバリュー。両車ともグレードにより大きな差が出る。
SUVは非常に人気が高いカテゴリーなので、高いリセールバリューが期待できる。
短期間に乗り替えるのであれば、ベストな選択といえる。

ただ、RAV4とエクストレイルにはハイブリッド車がある。
ハイブリッド車とガソリン車とでは、今後リセールバリューの差がさらに生じてくるだろう。

クルマの電動化が進み、より燃費性能が重視され、税制面でも単なるガソリン車は、より厳しい状況になる。
こうなると、新車の売れ筋は当然ハイブリッド車になる。

その傾向は、中古車マーケットでも同様になる。
中古車価格は人気に比例するので、ハイブリッド車のリセールバリューの方が高くなると予測できるからだ。

トヨタ RAV4の評価は4.5点

RAV4はまだ出たばかりの新型車なので、中古車マーケットの流通量がほとんどない。
しばらくの間はかなり高値になるだろう。

ただ、2020年度に入れば落ち着いてきて、クラス平均より少し上といった状況になるだろう。
トヨタ車は、全般的にリセールバリューが高い。

日産 エクストレイルの評価は4点

エクストレイルは、すでに多くの中古車が流通。
モデル末期ということもあり、リセールバリューは徐々に下落傾向になると予想できる。

また、フルモデルチェンジを見越した下落分も入ってくるが、これは自然なことだ。
そのため、エクストレイルを売却するのであれば、なるべく早い方がよい。

8.購入時の値引き術

値引き勝負のエクストレイル、しばらく値引き「ゼロ」に近いRAV4。

トヨタ RAV4の評価は2点

トヨタRAV4は、まだデビューしたばかりの新型車。
当然のことながら、しばらくの間値引きは限りなく「ゼロ」に近い。

ただ、値引き拡大のチャンスもある。
2019年10月に消費税増税が予定されているからだ。

増税後は、駆け込み需要の反動でしばらくクルマが売れなくなる可能性が高い。
こうなると、消費税分以上値引きして、少しでも販売台数を伸ばしたいと考えるディーラーは多い。

それでも、新型車なので大幅値引きとはいかないまでも、現状より少しよい程度と考えるのが妥当なところだ。
車両本体からの値引きが厳しい場合、販売店オプションなど用品から値引きを引き出したい。

日産 エクストレイルの評価は4.5点

日産エクストレイルは、すでにモデル末期。
RAV4の登場もあり、顧客に逃げられることを嫌い値引き勝負に出てくるだろう。

RAV4やフォレスター、CX-5などのライバル車と競合させることが前提になるが、軽く30万円以上の値引きは期待できる。
営業マンは「今すぐ決めるから」に弱い。
この習性を利用して「値引き50万円なら、今決める」などと、こちらの希望する値引き額を指定して短期決戦に持ち込むのもいい。

9.まとめ・総合評価

単純に総合性能が高いクルマというのであれば、やはりRAV4という選択肢なる。

トヨタ RAV4の総合点

29.0/40点

日産 エクストレイルの総合点

24.0/40点

装備と価格、どちらを優先するかで選択は変わる

やはり、RAV4はデビューしたばかりの新型車なので、エクストレイルと比べると優位な部分が多い。
ただ、エクストレイルもマイナーチェンジでプロパイロットなどの先進技術が搭載されたこともあり、極端に見劣りする部分がないのもポイント。

しかししばらくの間、RAV4の値引きはほぼ「ゼロ」に近い。
そのため、予算を含めたコストパフォーマンスも含めると、大幅値引きが期待できるエクストレイルという選択肢も出てくる。
装備をなるべくそろえて、支払総額が50万円差になるくらいなら、エクストレイルを選ぶという選択も悪くない。

また、エクストレイルはモデル末期で、いつフルモデルチェンジしてもおかしくない。
買ってすぐにモデルチェンジしても、我慢できるなら積極的に選んでもいいだろう。

下取りより買取り! 増税前に売ろう!

愛車の売却で需要なのは、買取店を上手く使うことだ。

ディーラー下取りで提示された金額が、必ずしも適正とは限らない。
そもそも買取店が存在している理由は、ディーラー下取りより高価なケースが多いからだ。
顧客にそうしたメリットが無ければ、買取店が存在する理由がない。

そこで、クルマの売却を決めたら、必ず買取店に行くことをおすすめする。
できれば2店舗以上回るとよい。
そこで提示された金額と下取り金額を比べて、最も高価なところで売ればよい。

そして、2019年10月には消費税増税が行われる予定だ。
買取り価格には、消費税分も含まれるので、その分売主に支払われる金額が少なくなる。
わずか2%とはいえ、売却するなら増税前がよい。