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新グレードとなるekクロスを投入!
ミニバン、デリカD:5顔をした新グレードeKクロス
eKクロスのデザインコンセプトは「キュート・ビースト」
上質感が大幅にアップしたインテリア
ルノー製エンジンがベースとなった新開発エンジン
軽を超えた豪華装備「MI-PILOT(マイパイロット)」を用意
三菱eKワゴン/eKクロスの選び方
三菱eKワゴン/eKクロス価格

新グレードとなるekクロスを投入!

三菱は、ハイト系ワゴンに属する軽自動車「eKワゴン」をフルモデルチェンジし発売を開始した。
eKワゴンは、今回のフルモデルチェンジで2代目となった。

2代目新型eKワゴンには、先代のカスタムに相当する新グレードとして、人気のSUVテイストをプラスしたクロスオーバー車、eKクロスを投入した。

2代目三菱eKワゴン/eKクロスは、従来通り日産と三菱の合弁会社であるNMKVから生まれた。
三菱が初代eKワゴンの開発生産を行っていたが、2代目eKワゴンは日産が企画・開発、三菱が生産を担当している。
そのため2代目ekワゴンは、日産色がやや強いモデルとなった。
日産では、デイズとして販売されている。

ミニバン、デリカD:5顔をした新グレードeKクロス

三菱eKワゴンと日産デイズは姉妹車関係にある。
そのため、エントリーモデルとなる基準車は、デイズとグリルが異なる程度でほぼ同じデザインとなっている。

先代eKワゴンのデザインは、丸みを帯びた優しいデザインだったが、2代目eKワゴンはシャープなツリ目のヘッドライトが採用されていて、かなり精悍なイメージが強い。

一般的に、軽自動車の基準車は女性を意識した可愛いらしいデザインを採用するが、ekワゴンはかなりスポーティなデザインになった。
こうしたデザインが、実際のマーケットで女性ユーザーにどう評価されるのか注目したいポイントでもある。

先代カスタムに相当するeKクロスは、かなり個性的なデザインだ。
フロントフェイスは、日産のデイズ ハイウェイスターとも異なるデザインでオリジナリティを強調している。
デイズはスポーティな装い、ekクロスは重厚な迫力で勝負に出た。

eKクロスのデザインコンセプトは「キュート・ビースト」

人気モデルとなりそうな新型eKクロスのデザインコンセプトは「THE CUTE BEAST(キュート・ビースト)」。
小さなスペースに多くの要素をギュウギュウに詰め込んだ密度の濃い顔になった。

この個性的なフェイスは、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」をベースに、ミニバンのデリカD:5にも使われたデザインエッセンスをプラス。力強さと迫力を得た。
ただ、単純に左右に配置された縦型3灯式LEDヘッドライトを使うと、全幅が狭い軽自動車のボディサイズだと、やや腰高に見えてしまうところが難点。

そこで、新型eKクロスはボディ下部にボリュームを与え、視覚的な重心を下げバランスを保っている。
グレーに塗られたアンダーカバー風のデザインも、その一環として使われている。

全般的に、とにかく迫力を与えることに注力したことがよく分かるデザインで苦悩も感じさせる。
しかし、その結果、従来の他メーカーカスタム系にはないオリジナリティあるスタイルになった。

上質感が大幅にアップしたインテリア

新型三菱eKワゴン/eKクロスのインテリアは、先代モデルに比べ全体的にかなりオシャレで質感がアップした。
これは、軽自動車がセカンドカーではなく、ファーストカーとして使われるようになってきたことにより、上質感を重視した結果だ。

インパネデザインは少し浮いた感じをもたせ、丸みを帯びた水平基調のデザインが採用された。
広さをアピールしながら、安心感を感じさせる。

ナビなどのモニターもかなり大きくなり、センターコンソール上部に設置された。
大きな画面であることはもちろん、設置場所が上部になったことで視線移動も少なくなり、視認性は非常に良い。

また、Aピラー周りのデザインもスッキリとまとめられた。
こうした処理により、運転時の視界も向上。運転もしやすい。

基準車のシートカラーはアイボリー系。
明るめのトーンでまとめられていて、落ち着いた上質感がある。
また、オプションのブラック&タンのシートカラーは、軽自動車とは思えないくらいの高級感があり、ひとクラス以上上のクルマといった印象だ。

新型ekワゴン/eKクロスでは、プラットフォーム(車台)を新開発した。
これにより、後席スペースは大幅に拡大。
クラストップレベルの広さを誇る。

これは、日産の高級車セダンであるフーガ並みだ。

ルノー製エンジンがベースとなった新開発エンジン

軽自動車は当然のことながら国内専用車。
こうした国内専用車にも、日産・三菱・ルノーのアライアンス効果が表れている。
なんと、新型三菱eKワゴン/eKクロスに搭載したBR06型と呼ばれるエンジンは、ルノー製をベースとして、日産が新開発したエンジンなのだ。

日産の開発により、排気量を660㏄にし、マイルドハイブリッドシステムが組み合わされた。
ベースがルノー製とはいえ、中身はほぼ別物となっている。
ただ残念ながら、基準車にはマイルドハイブリッドシステムは搭載されていない。

エンジンの出力は、自然吸気が52ps&60Nm。燃費は29.8㎞/L(JC08モード)。
ターボ車は、64ps&100Nmで燃費は25.2㎞/Lとなった。

先代モデルは燃費を重視した結果、トルクが細く力不足があった。
しかし、新型ではマイルドハイブリッドシステムによるモーターアシスト効果もプラスされ、最大で15%ものトルクアップを実現。

エンジンの最大トルク発生回転数も先代の5,500rpmから3,600rpmへ大幅に下げられており、低速から十分なトルクを発生。
より運転しやすい仕様となっている。

ターボ車の出力は、高速道路などでも十分なもの。
静粛性も高く、ロングドライブも楽々とこなす。

また、三菱のこだわりである4WDの走破性能面では、雪道やぬかるんだ路面で片輪が空転した場合、スリップした車輪をブレーキ制御し、走破性を高めるグリップコントロールを4WD車だけでなく、2WD車にも標準装備した。

軽を超えた豪華装備「MI-PILOT(マイパイロット)」を用意

新型三菱eKワゴン/eKクロスの安全装備は、クラストップレベルの内容になっている。
歩行者検知式自動ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報システム、車線逸脱防止支援機能、オートマチックハイビーム、サイド&カーテンエアバッグが全車に標準装備された。
こうした安全装備を全車標準装備化している軽自動車は、まだ数少いので、高く評価できるポイントといえる。

そして、新たな機能として「MI-PILOT(マイパイロット)」が用意された。
日産のプロパイロットと同じ機能を備えている。

同一車線を維持しながら、前走車に追従走行が可能なクルーズコントロール機能を持つ。
ポイントは、停止&再発進が可能な点。
人気車であるN-BOXにも似た機能はあるものの、停止&再発進機能はない。

この停止&再発進機能は、渋滞時に実力を発揮する。
停止&再発進をほとんど自動でできるので、疲労軽減に役立ち、結果的に安全運転に寄与することになる。

ただ、残念なのは姉妹車関係にある日産デイズにはあるSOSコールが、eKワゴン/eKクロスには用意されていないことだ。

三菱eKワゴン/eKクロスの選び方

eKワゴン/eKクロスでは、まず予算で選び方が大きく異なる。
と言うのは、人気グレードであるeKクロス G 2WDの価格は1,555,200円とやや高価だからだ。

基準車の売れ筋グレードとなるeKワゴン G 2WDが1,377,000円なので、価格差は20万円弱にもなる。
予算を重視するならば、基準車という選択になってしまう。

Gグレードは、同一車線内の追従式クルーズコントロール機能があるマイパイロットがオプションで選択できるので、好みで選択するといいだろう。

基準車にはマイルドハイブリッドシステムが無いものの、基本的な安全装備が標準装備になっているのでお買い得感がある設定だ。

おすすめはekクロス

おすすめはやはりeKクロスだ。

マイルドハイブリッドシステムは燃費に貢献するだけでなく、アイドリングストップからの再始動が非常に静かで滑らか。
エンジンを始動するセルモーターの音や振動が無い。
市街地では、何度も繰り返されることなので、この快適性は大きな差といえる。

また、リセールバリュー面でもやはりeKクロスの方が高くなることが予想できるので、5年以内程度の短期の乗り換えでは、やはりeKクロスの方が有利だ。

そして、ターボか自然吸気エンジンかという選択。
ファーストカーとして使うのであれば、やはり力強いターボ車がおすすめだ。
静粛性も高いので、ロングドライブも楽々こなし、これ1台で十分といった印象だ。

三菱eKワゴン/eKクロス価格

価格は以下の通り。

eKワゴン M 2WD 1,296,000円
M 4WD 1,425,600円
G 2WD 1,377,000円
G 4WD 1,506,600円
eKクロス M 2WD 1,414,800円
M 4WD 1,544,400円
G 2WD 1,555,200円
G 4WD 1,684,800円
T 2WD 1,636,200円
T 4WD 1,765,800円