コスパ最強の中古車を探すにはモデルチェンジ前後といったポイントをおさえることが大切です。今回はコスパ最強の中古車を選ぶ際のポイントと、各ボディタイプの特徴を解説するとともに、おすすめ中古車を紹介します。購入検討の参考になれば嬉しいです。
- コスパ最強のおすすめ中古車一覧
- コスパ最強の中古車を選ぶポイントは?
- コスパのいい中古車のボディタイプ毎の特徴
- 軽自動車のコスパ最強おすすめ中古車3選
- コンパクトカーのコスパ最強おすすめ中古車4選
- セダンのコスパ最強おすすめ中古車4選
- SUVのコスパ最強おすすめ中古車4選
- ミニバンのコスパ最強おすすめ中古車3選
- コスパのいい車の関連ランキング
- コスパを気にするならリセールバリューもチェック!
コスパ最強のおすすめ中古車一覧
クルマ評論家でCORISM代表の大岡智彦氏が選ぶ「2023年のコスパ最強中古車」は、以下の18車種(国産車15車種・輸入車3車種)です。
紹介順 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 | ボディタイプ |
---|---|---|---|---|
① | 三菱「eKクロススペース」 | 165.6万円~204.6万円 | 109.5万円~234万円 | 軽自動車 |
② | ダイハツ「タフト」 | 135.3万円~180.4万円 | 99.8万円~200.4万円 | 軽自動車 |
③ | スズキ「アルトワークス」 | (151万円~168.6万円) | 9.9万円~188.6万円 | 軽自動車 |
④ | トヨタ「アクア」 | 198万円~259.8万円 | 9.8万円~309.8万円 | コンパクトカー |
⑤ | マツダ「アクセラスポーツ」 | 171.2万円~331万円 | 5万円~279万円 | コンパクトカー |
⑥ | トヨタ「カローラスポーツ」 | 210.6万円~289万円 | 138万円~339万円 | コンパクトカー |
⑦ | BMW「i3」 | (499万円~647万円) | 118万円~488万円 | コンパクトカー |
⑧ | 日産「スカイライン」 | (307.6万円~644.5万円) | 5.5万円~1550万円 | セダン |
⑨ | トヨタ「MIRAI」 | 710万円~860万円 | 69万円~719万円 | セダン |
⑩ | ホンダ「インサイト」 | 326.2万円~372.9万円 | 8万円~360.5万円 | セダン |
⑪ | BMW「530e」 | 599万円~1377万円 (5シリーズ全体) |
19万円~1128万円 (5シリーズ全体) |
セダン |
⑫ | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 462.1万円~548.6万円 | 99.7万円~648.6万円 | SUV |
⑬ | マツダ「CX-8」 | 289.4万円~511万円 | 164.9万円~498万円 | SUV |
⑭ | トヨタ「C-HR」 | 229万円~315.5万円 | 138万円~389万円 | SUV |
⑮ | BMW「X5」 |
920万円~1612万円 (X5全体) |
42万円~1380万円 (X5全体) |
SUV |
⑯ | ホンダ「オデッセイ」 | (249万円~392.9万円) | 5万円~492.9万円 | ミニバン |
⑰ | ホンダ「ステップワゴンスパーダ」 | 272.5万円~367万円 | 12万円~408.1万円 | ミニバン |
⑱ | 三菱「デリカD:5」 | 221.3万円~460.1万円 | 9万円~547.6万円 | ミニバン |
※各車種の情報はガリバーの「自動車カタログ」より引用しています。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。また( )内に新車時価格が表記されている車両は、生産終了モデルです。
コスパ最強の中古車を選ぶポイントは?
コスパ最強中古車の見極めポイントは、以下の5つです。
- 好みが分かれる
- 中古車市場で流通量が多い
- 生産終了モデル
- モデルチェンジ前後
- 低燃費
好みが分かれる
デザインやクルマの特徴が個性的なクルマは、人々の評価が分かれて売れにくいです。そのため性能の割に中古車相場が下がりやすい傾向があります。
外観より性能重視の人は、こうした好みの分かれやすいクルマを選ぶと良いでしょう。
また、車のデザインはトレンドにあわせるため画一的になりがちです。近年のSUV風デザインもその例でしょう。好みが分かれる車は、他とは違うテイストの車に乗りたい人におすすめです。
中古車市場で流通量が多い
中古車相場は「在庫量」と「欲しい人」のバランスで決まります。人気のあるクルマでも、それ以上に中古車市場での流通量が多ければ相場価格も下がるのです。
こうしたクルマの場合、 在庫が多い分だけグレードや年式などの選択肢も豊富で、選びやすいというメリットもあります。
生産終了モデル
生産を終了したクルマは「不人気車」というイメージもあり、相場価格が下がりやすいです。10年以上前に生産を終了しているようなクルマは安全性や部品の有無を考えると避けたいところですが、数年のうちに生産終了したクルマなら大きな心配はありません。
また、不人気車は性能が悪いため生産終了になったとは限りません。競争が激しい分野で人気車種との差別化が認知されなかったり、デザインのトレンドと合わなかったりなどの理由もあります。そのため、デザインや性能が過小評価されているコスパの良い車種があります。
モデルチェンジ前後
モデルチェンジで見た目や性能が変わると、新型車に人気が移行しがち。そのため型落ちしたモデルの相場価格は安くなりやすいです。
マイナーチェンジでも大幅改良なら中古車相場が下がります。またモデルチェンジが間近の「モデル末期」といわれるクルマも相場価格が落ちやすいです。
低燃費
燃費の良いクルマは購入後の維持費を抑えられます。特にハイブリッド車やPHEVはガソリン車に比べて車両価格も高いので、中古なら車両価格も維持費も節約できて一石二鳥です。
例えば年間1万キロ走行、ガソリン代171円/Lで1年間の燃料費を試算した場合、燃費が20㎞/Lなら85,500円、燃費が21㎞/Lなら81,430円です。1㎞/L違うだけで、約4,000円の差があります。
コスパのいい中古車のボディタイプ毎の特徴
コスパのいい中古車のボディタイプ毎の特徴は以下です。
- 軽自動車:好みが分かれる車
- コンパクトカー:モデルチェンジ前の車
- セダン:好みが分かれるボディタイプ
- SUV:低燃費な車
- ミニバン:モデルチェンジ前の車
軽自動車は燃費、維持費の良さからもともとコスパがいい車です。ただ、車総保有台数のうち、4割近い保有数を有している人気の高さもあり、車種数が豊富なボディタイプです。中古車を選ぶ際は好みが分かれる車から探すとコスパのいい車を見つけやすいでしょう。
コンパクトカーは維持費良く、コスパがいい車です。フルモデルチェンジ前の車でも燃費性能の悪くない車種もあるため、中古車を選ぶ際はフルモデルチェンジ前の車も探してみるといいでしょう。
セダンは他と比べて人気がないボディタイプです。しかし、高級車も多く、「乗り心地や静粛性が良い」という特徴があります。性能がいいのにコスパの良い中古車を見つける楽しみがあります。
SUVは全体的に燃費性能が他のボディタイプより悪いです。そのため、SUVなのに低燃費の車種を探すとよいでしょう。
ミニバンはファミリーカーとして人気が高く、中古車も値下がりしにくい特徴があります。そのため、「ファミリーカーとして数年の利用」といった利用目的を決めてフルモデルチェンジ前の中古車を探すこともおすすめです。
軽自動車のコスパ最強おすすめ中古車3選
軽自動車では現行モデルから2車種、生産終了モデルから1車種が選ばれました。
①三菱「eKクロススペース」
- 新車時価格:165.6万円~204.6万円
- 中古車相場:109.5万円~234万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、生産終了
ブランドにこだわらない / 走行性重視 / 小さな子どもや高齢者がいる
eKクロススペースは、現行モデルの日産「ルークス」と共同開発されたクルマです。軽スーパーハイトワゴンの中で最も操縦安定性が高く、乗り心地や静粛性もトップレベル。外観はSUVライクな逞しい顔つきをしています。
実力は充分ですが、人気低迷もあり、中古車価格はライバルに比べて安価です。また2023年1月18日に生産終了が発表されました。クルマそのものの基本性能は非常に高く、コストパフォーマンスに優れています。
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②ダイハツ「タフト」
- 新車時価格:135.3万円~180.4万円
- 中古車相場:99.8万円~200.4万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる
雪道や悪路を走る / キャンプやウインターを楽しみたい / 個性的なデザインが好き
タフトはハイト系ワゴンにSUVテイストを加えた軽SUVです。ダイハツ最新のプラットフォームを使って開発され、高い性能を誇ります。
最低地上高はトヨタの「ライズ」を超える190㎜。軽自動車の中でも数少ない、雪道や悪路に強い一台です。特におすすめなのがターボ付きの四輪駆動モデル。アクセルに対する反応が良く、心地よく加速します。デザイン面で好みが分かれるため人気は高くありませんが、安全性と走行性の高さを兼ね備えたモデルです。
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③スズキ「アルトワークス」
- 新車時価格:(151万円~168.6万円)
- 中古車相場:9.9万円~188.6万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、生産終了モデル
お手頃価格のスポーツモデルに乗りたい / セカンドカーでスポーツモデルが欲しい
アルトワークスは数少ない軽自動車のスポーツモデルです。660㏄ターボエンジンを搭載しており、エンジン出力は軽自動車自主規制上限の64ps。エンジンが大きければ車重も重くなりがちですが、スズキの軽量化技術で車重は670㎏と超軽量。そのため想像を超える加速力を誇ります。
人気が高いのは5速MTですが、AT限定免許の人でも乗れる「5AGS」モデルも販売されていたので、誰でもそのスポーティな走りを楽しめます。
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コンパクトカーのコスパ最強おすすめ中古車4選
コスパ最強のコンパクトカーでは、燃費に優れたクルマが多く選ばれました。
④トヨタ「アクア」(初代)
- 新車時価格:198万円~259.8万円
- 中古車相場:9.8万円~309.8万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、モデルチェンジ後、低燃費
とにかく燃費重視 / コスパに優れるハイブリッド車が欲しい
デビュー直後から大ヒットし、約10年間も販売された初代アクア。そのため中古車流通量がとにかく豊富です。2021年に2代目アクアが登場し、中古車価格はさらに下落しています。
燃費性能は今でもトップレベルの実力。最終モデルで27.2㎞/L(WLTCモード)を誇ります。2018年の改良時には歩行者検知式自動ブレーキが設定されました。予防安全性能を重視するのであれば、この改良後モデルがおすすめです。
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⑤マツダ「アクセラスポーツ」
- 新車時価格:171.2万円~331万円
- 中古車相場:5万円~279万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、モデルチェンジ後、低燃費
速いコンパクトカーが欲しい / 燃料費を抑えたい / 個性的で上質な内外装のクルマが欲しい
マツダならではの「魂動デザイン」が採用され、個性的なスタイリングが魅力のアクセラスポーツ。「マツダ3」に名称変更された新型車が販売され、中古車価格はかなり下がっています。
おすすめは2.2Lディーゼルエンジン搭載の22XD系のグレード。小さなボディに反して420Nmという大トルクを発揮し、まるでスポーツカーのようなパワフルさがあります。それでいて燃費は19.6㎞/L(JC08モード)と優秀。燃料費もレギュラーガソリンに比べて20円/L前後も安価な軽油を使うので、経済的です。
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⑥トヨタ「カローラスポーツ」
- 新車時価格:210.6万円~289万円
- 中古車相場:138万円~339万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、低燃費
乗り心地のよいスポーティなモデルに乗りたい / 大きめのコンパクトカーに乗りたい / 燃費の良いクルマが欲しい
カローラスポーツは軽快なハンドリングと快適な乗り心地が特徴。走りを楽しみたい人から日常使いまで、フレキシブルに使えます。ぜひ選んで欲しいのは1.8Lハイブリッド車。燃費はこのクラスで世界トップレベルの27.2~30.0㎞/L(WLTCモード)です。
コンパクトカーとしてサイズがやや大きく、また少しアクの強いデザインをしているので中古車価格も安価傾向で、コスパに優れています。
コンパクトカーはBセグメント、Cセグメントといった大きさの違いがあります。以下の記事はBセグメントのヤリスとCセグメントのカロリースポーツを比較しています。中古車選びは新車と同価格帯で、より大きい車も選択できるというポイントがあります。
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⑦BMW「i3」
- 新車時価格:(499万円~647万円)
- 中古車相場:118万円~488万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、生産終了モデル、低燃費
初EVチャレンジしたい / コスパに優れたEVに乗りたい / BMWらしいスポーティな走りを楽しみたい
i3はBMW初の量産EVとして2014年に登場しました。2019年以降のモデルの航続距離は295㎞(WLTCモード)で、日常生活には全く困らないレベル。しかも小型の発電用エンジン(レンジエクステンダー)を搭載したグレードも設定されており、最長466㎞とかなりの長距離を走行できます。
2022年6月末に生産を終了しており、中古車ではかなり安価です。
セダンのコスパ最強おすすめ中古車4選
セダンはボディタイプとして人気が低く、その分だけコストパフォーマンスに優れたクルマが多いです。
⑧日産「スカイライン」
- 新車時価格:(307.6万円~644.5万円)
- 中古車相場:5.5万円~1550万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、生産終了モデル
最先端運転支援を試したい / 高速道路を頻繁に利用する / 豪快でスポーティな走りを楽しみたい
日産を代表するスポーツセダンとして親しまれたスカイライン。おすすめはハイブリッドモデルで、V6 3.5Lのハイブリッドを搭載し、システム出力は364psと非常にパワフルです。さらに最先端の運転支援装備「プロパイロット2.0」を搭載し、高速道路上でナビを使って走行するなど、条件を満たせばハンズオフ走行できます。
こうした最先端技術を搭載しているものの、セダンカテゴリーが不人気ということもあり、中古車価格は激安レベル。コストパフォーマンスが非常に優れています。
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⑨トヨタ「MIRAI」(初代)
- 新車時価格:710万円~860万円
- 中古車相場:69万円~719万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる
最先端技術を搭載したクルマを試したい / 人とは違うクルマに乗りたい
水素で発電し、その電力を用いて走行するFCV(燃料電池車)のMIRAI。排出されるのは水だけという、究極のエコカーです。
そんな最先端技術の塊といえるMIRAIですが、中古車は激安状態。2018年式なら中古車価格は新車価格の3分の1以下です。一方で、水素ステーションが無ければ乗れないという難点もあります。水素ステーションは首都圏を中心とした大都市圏に限られるので、この条件をクリアできるかどうかが大きなポイントでしょう。
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⑩ホンダ「インサイト」(3代目)
- 新車時価格:326.2万円~372.9万円
- 中古車相場:8万円~360.5万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、生産終了モデル、低燃費
乗り心地がよく静かなクルマが欲しい / 燃費重視
インサイトは2022年8月末に生産を終了。最終の3代目は1.5Lのハイブリッドシステムを搭載し、25.6~28.4㎞/L(WLTCモード)と優れた低燃費性能を実現しています。セダンらしく快適な乗り心地と高い静粛性を誇り、ラグジュアリーセダンとして魅力的な1台です。また歩行者検知式自動ブレーキなどを含む予防安全装備パッケージ「ホンダセンシング」も全車標準装備しています。
インサイトもセダン人気が無いことで、中古車価格が格安になっています。
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⑪BMW「530e」
- 新車時価格:599万円~1377万円(5シリーズ全体)
- 中古車相場:19万円~1128万円(5シリーズ全体)
- コスパ最強ポイント:低燃費
高級セダンに安価で乗りたい / スポーティなセダンが欲しい / 日々の燃料費を抑えたい
BMW 530eはPHEVで、搭載バッテリーが満充電であれば52.5km(WLTCモード)もの距離をEV走行できます。日々の移動はEV走行でほとんど済ませられるでしょう。またPHEVでありながら、BMW車らしいパワフルでスポーティな走りをするのも魅力です。
とても魅力的ながら、セダン不人気の影響もあって530eの中古車価格はかなり安価。2017年式などを選べば新車価格の50%以下です。
SUVのコスパ最強おすすめ中古車4選
SUVでは、モデルチェンジ前の車種や燃費の良いPHEVが選ばれています。
⑫三菱「アウトランダーPHEV」(初代)
- 新車時価格:462.1万円~548.6万円
- 中古車相場:99.7万円~648.6万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、低燃費
短距離移動が多い / 燃料費を削減したい / ウインタースポーツやキャンプで雪道や悪路を走る
初代モデルでも、アウトランダーPHEVなら満充電で約60㎞のEV走行が可能。日常生活の範囲では、ほとんどガソリンを使わずに済みます。また走りは力強くスポーティで、オフロード性能も充分。静粛性も高く、乗り心地も良好です。
おすすめは2017年のマイナーチェンジ後のモデルで、歩行者検知式自動ブレーキが装備されています。また2018年8月には大幅改良が行われ、排気量は2.4Lにアップ。バッテリー容量を増やし、EV航続距離も65.0kmに伸びています。
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⑬マツダ「CX-8」
- 新車時価格:289.4万円~511万円
- 中古車相場:164.9万円~498万円
- コスパ最強ポイント:低燃費、モデルチェンジ前
ロングドライブが多い / 快適な移動空間を重視
CX-8は数少ない6~7人乗りSUVです。重厚感のあるスタイリングに加え、豪華で質感の高い内装と快適な乗り心地を備えた一台に仕上がっています。おすすめはマツダならではのディーゼル車。燃費良好でパワフルであり、使用する軽油はレギュラーガソリンより20円/L前後も安価で経済的です。
2017年発売で現在はモデル末期。近々モデルチェンジするのではとの噂もあります。今後さらに相場価格が下がるでしょう。
⑭トヨタ「C-HR」
- 新車時価格:229万円~315.5万円
- 中古車相場:138万円~389万円
- コスパ最強ポイント:モデルチェンジ前、低燃費
個性的なデザインのクルマが欲しい / 雪道・悪路は走らない都会派 / 燃費重視
C-HRは2016年発売でモデル末期のクルマ。2023年にモデルチェンジ予定で、中古車価格も下がってきています。
おすすめはハイブリッド車。燃費は25.8㎞/L(WLTCモード)でクラストップレベルです。また都会派SUVとして、悪路での走破性より都会でのキビキビとした走行性能を重視しています。そのため気持ちよく走り、乗り心地も快適です。デザインも個性的で魅力があります。
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⑮BMW「X5」
- 新車時価格:920万円~1612万円(X5全体)
- 中古車相場:42万円~1380万円(X5全体)
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、低燃費
短距離移動が多い / 燃料費を抑えたい / 降雪地域に住んでいる / SUVで走る楽しさを感じたい
今回おすすめするのはX5の中でもPHEVモデル。最大約31㎞と短いながらもEV走行が可能です。日々の買い物や送迎など、短距離移動には困らないでしょう。またBMW車らしく、スポーティな走りと豪華な内外装が魅力的です。4WDなので雪道にも強く、優れた走行安定性を誇ります。
X5ともなると新車の価格はかなり高いですが、2017年式くらいになれば400万円台(2022年12月現在)で購入でき、非常にお買い得です。
ミニバンのコスパ最強おすすめ中古車3選
ファミリーカーに人気のミニバンでも、モデルチェンジや生産終了に伴ってお買い得な車種があります。
⑯ホンダ「オデッセイ」
- 新車時価格:(249万円~392.9万円)
- 中古車相場:5万円~492.9万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、生産終了モデル
キビキビ力強く走るミニバンが欲しい / ホンダ車が好き / スポーティなデザインが好き
全高がやや低めで大きく見えないことから、アルファードなどを好む層からは敬遠されがちなオデッセイ。しかし全高が低く低床フロアだからこそ、安定感ある走行性能が可能です。おすすめはハイブリッドモデルで、前期モデルでも燃費性能は24.4~26.0㎞/L(JC08モード)と良好でした。
全高の低さから好みが分かれたこともあり、大型ミニバンとしてはリーズナブルな価格が魅力です。
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⑰ホンダ「ステップワゴンスパーダ」
- 新車時価格:272.5万円~367万円
- 中古車相場:12万円~408.1万円
- コスパ最強ポイント:モデルチェンジ後、低燃費
パワフルなミニバンが欲しい / 3列目シートは床下収納が良い
ステップワゴンは2022年5月にモデルチェンジしたばかり。型落ちした5代目の中古車価格が下落し、お買い得感が出てきています。
現行の6代目は5代目とほぼ同じプラットフォームやパワーユニットを使っているため、性能的には大きな差がありません。5代目でもMクラスミニバンでトップレベルのパワフルさと低燃費性能を併せ持つ、総合力の高いモデルです。
⑱三菱「デリカD:5」
- 新車時価格:221.3万円~460.1万円
- 中古車相場:9万円~547.6万円
- コスパ最強ポイント:好みが分かれる、モデルチェンジ後
キャンプやウインタースポーツが好き / 豪雪地域に住んでいて6人以上乗ることが多い
デリカD:5は悪路走行を前提に開発された唯一無二のオフローダーミニバン。普通のミニバンでは走れないよう悪路も難なく走行します。積載量も多いので、ウインタースポーツやキャンプでも大活躍です。
2019年にビッグマイナーチェンジが施され、中期以前のモデルは中古車価格が下がっています。デリカD:5の悪路走行性を活かすことも考え、中期の四輪駆動方式ディーゼル車を購入するのがおすすめです。
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コスパのいい車の関連ランキング
コスパのいい車選びを検討している人は燃費や維持費が気になるでしょう。
以下の記事では維持費が安いとされる軽自動車やコンパクトカー以外にSUVやミニバンといった各ボディタイプの維持費が安い車のおすすめを紹介しています。
以下の記事では、コスパのいい車の条件の一つである燃費の良いについて普通車を中心に紹介しています。
以下の記事でコスパのいいボディタイプとされるコンパクトカーについておすすめ人気車種の紹介数を増やして解説しています。
コスパを気にするならリセールバリューもチェック!
コスパのいい車を探すならリセールバリューもあわせて確認したいポイントです。リセールバリューが高い車とは値下がりしにくい車を指します。リセールバリューが高い車であれば、売却金を次の車の購入資金に充てやすくなるでしょう。以下では各ボディタイプ毎のリセールバリューや1~3年落ちといった経年経過毎の車種のリセールバリュー推移を確認できるので是非、参考にしてみてください。
ステップワゴンスパーダのカタログ情報
- 平成27年4月(2015年4月)〜令和4年5月(2022年5月)
- 新車時価格
- 272.5万円〜367.0万円