この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
軽自動車編:ダイハツ ミラトコット
コンパクトカー編:トヨタ アクア
ミニバン編:トヨタ エスティマハイブリッド
SUV編:初代マツダCX-5
セダン編:メルセデス・ベンツCクラス
100万円以下で探せる中古車はたくさんある

ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

軽自動車編:ダイハツ ミラトコット

コスパ最強!?高年式で充実の予防安全装備と低燃費性能「ダイハツ ミラトコット」

軽自動車は、人気が高いため中古車価格は高値傾向になっている。
とくに、N-BOXなどのスーパーハイト系は、新車時の車両価格も高価なため、かなり年式が古くならないと100万円前後では手に入らない。

そこで、おすすめしたいのがロールーフ系の軽自動車。
スズキ アルトやダイハツ ミライースなどといったモデルだ。
ただ、アルトやミライースは、実用性を重視したモデルということもあり、少々味気ない。

しかし、そんなロールーフ系軽自動車の中にも、個性的なモデルが存在する。
その代表格ともいえるのが、ダイハツ ミラトコットだ。

ミラトコットは、ミライースをベースとしながら、四角と丸を上手く組み合わせた個性的なデザインをもつ。
シンプルながら、軽自動車らしい可愛らしいデザインだ。
しかも、ベースがミライースということもあり、22.6㎞/L(FF,WLTCモード)と優れた低燃費性能を誇る。

エンジンは、660㏄の自然吸気エンジンのみ。
出力は52ps&60Nmと平均的だが、ロールーフ系で車重が720㎏(FF)と軽いため、意外なほど元気よく走る。
足回りは、高速道路などではやや物足りない部分もあるが、街乗りでは乗り心地重視のセッティングになっていて不満はない。

とくに理由もなく、ただ人気があるというだけで背の高い軽自動車を選ぶくらいなら、こうしたロールーフ系は、価格も安く燃費もよいのでおすすめだ。
コストパフォーマンスに優れたモデルといえる。

中古車相場は、2019年式で約80~110万円といったところ。
最上級グレードのG系でも、安価な車両は80万円台から購入できる。
新車時の車両価格が130万円程度だったので、90万円前後で買えれば、かなりお買い得感がある。
しかも、2019年式と高年式なので、歩行者検知式自動ブレーキや誤発進抑制機能などをパッケージにした「スマートアシストⅢ」も装備されているので安心だ。

また、G系グレードの下には、量販グレードのX系がある。
ただ、価格はあまり変わらないので、わずかな価格差なら装備の充実したG系グレードを選んだ方が満足度は高い。

コンパクトカー編:トヨタ アクア

世界を席巻した超低燃費車が激安傾向「トヨタ アクア」

アクアは、ハイブリッド専用のコンパクトカーとして2011年にデビューした。
デビュー直後から大ヒットモデルとなり、年間登録車新車販売台数ランキングナンバー1の座を何度も獲得したモデルだ。
現在も販売が続けられ、すでに11年目に入るロングセラーモデルでもある。

アクアの魅力は、やはり低燃費性能。
1.5Lのハイブリッドシステムを搭載した最新モデルの燃費は、29.8㎞/L(FF、WLTCモード)もしくは27.2㎞/Lだ。
最新モデルであるヤリスの36.0㎞/L(FF、WLTCモード)と比べると、やや見劣りするものの、それでもこのクラスでは優れた燃費値といえる。

ただ、燃費値を追い求めたモデルということもあり、デザインは空気抵抗重視となっている。
そのため、後席はやや狭い。
また、初期のモデルは、ややゴツゴツとした荒い乗り心地となっている。

本来、アクアのような大ヒットモデルは、中古車でも人気が高く中古車価格は高値傾向になる。
しかし、アクアはあまりに売れすぎた。
そのため、中古車マーケットの需要以上の中古車が流通。
価格を下げる結果となっている。
そういう意味では、かなりお買い得感が出てきているのだ。
また、中古車流通量が極めて多いこともあり、自分好みの色やグレードなども探しやすいのも特徴だ。

100万円前後で入る年式は、2015年式もしくは2016年式からになる。
2014年末にマイナーチェンジしているので、2015年式より新しい年式がおすすめだ。

中古車価格は、2016年式で70~130万円と少し幅広い。
100万円以下となると、やはり中間グレードのSが中心。
当時の新車価格が190万円くらいだったので、新車価格の約半分くらいの価格にまで落ちている。
世界トップレベルの燃費性能を誇ったモデルだったことを考えると、コストパフォーマンスは非常に高い。

90万円台になると、少々走行距離が多めの車両であれば、最上級グレードのGが手に入るようになる。
Sグレードでも、純正ナビやETC、トヨタセーフティセンスC、バックカメラなどが装備されている車両を中心に選べば満足度も高くなる。
注意点は、16インチタイヤ装着車は選択肢から外すこと。
16インチホイール装着車は最小回転半径が5.7mと、大型ミニバン並みとなるからだ。
コンパクトカーなのに小回りが苦手という、何ともいえないクルマになってしまう。

ミニバン編:トヨタ エスティマハイブリッド

年式は古くなるが、ハイブリッド&豪華装備で満足度高し「トヨタ エスティマハイブリッド」

ミニバンは非常に人気の高いモデルが多く、中古車価格は高値を維持している。
100万円前後の予算では、良くて8年落ちからようやく手に入るといった状況。
この年式だと、ほとんどがガソリン車だ。
そんな中、トヨタ エスティマハイブリッドは、年式こそ10年落ち以上になるものの、ハイブリッドシステムを搭載している。

エスティマハイブリッドの登場は、2006年だ。
デビュー当時、最先端の2.4Lハイブリッドシステムを搭載していた。
後輪に別のモーターを装着した、4WDであるE-Fourも採用。
このハイブリッドシステムの恩恵で、20.0㎞/L(10・15モード)という低燃費性能を実現している。
この燃費値は、現在でも高いレベルといえる。

当時、一世を風靡した人気ミニバンということもあり、100万円前後で手に入る年式は、2011年式より古いものになる。
2011年式でもエントリーグレードのXで、走行距離は10万㎞オーバーといった車両がほとんどだ。

2009年式になると上級グレードのGが手に入る。
ただし、走行距離は10万㎞前後の車両が中心だ。
エスティマハイブリッドのGグレードは、当時470万円程度した高級車だったので、なるべく上級グレードを選んだ方が満足度は高い。
走行距離は年式相当といえるが、純正ナビや後席モニター、フロント&サイド&バックカメラなどの豪華装備が装着されている車両も多い。

エスティマハイブリッドを選ぶ時の注意点は、年式が古いため、走行距離よりも定期点検をしっかりと受けているかなどを確認すること。
整備記録簿がしっかりとある車両がよい。
また、購入時に保証がどれだけ長く付いているかも重要だ。

SUV編:初代マツダCX-5

ディーゼル車がようやくターゲットに「初代マツダCX-5」

SUVは、世界的に非常に高い人気を誇るカテゴリーとなっている。
そんな新車人気を受け、中古車マーケットでもSUVは大人気だ。
そのため、中古車価格は高値維持。
年式が古くなっても、なかなか価格が下がらない。

そんな中、2012年に登場した初代マツダCX-5の初期モデルが、ようやく100万円前後で購入できる価格帯に入ってきた。
初代CX-5は、国内で久しぶりに投入された2.2Lディーゼルターボエンジンを搭載し、話題になったモデル。
デビュー時のモデルは、420Nmという大トルクを発揮、非常に力強い走りをアピールした。
また、ディーゼルエンジンということもあり、当時は18.6㎞/L(FF、JC08モード)という優れた燃費値となっていた。
また、マツダの新デザインコンセプトである「魂動デザイン」が初採用され、個性的なスタイルも注目された。
こうしたエンジン出力や燃費性能は、若干進歩しているものの、現在でも見劣りしないレベルを維持している。

この初代CX-5の前期モデルが、ようやく100万円前後で手に入るようになってきた。
それでも、ギリギリ100万円前後なので、対象となる車両は多くはない。

ターゲットとなるのは、2012年式もしくは2013年式のディーゼル車。
エントリーグレードであるXDのFF(前輪駆動)モデルが中心になる。
数は少ないが4WDモデルもあるので、じっくり探すといいだろう。
また、FFであればレザーシートを装備した上級グレードのLパッケージもある。
走行距離にもよるが、Lパッケージの4WDで90万円台であれば、かなりお買い得感がある。

2012年式となると、さすがに車両は古くなっている。
故障などのリスクを低減するには、整備記録簿があり、定期的に点検を受けている車両を選ぶとさらによい。

セダン編:メルセデス・ベンツCクラス

新車は高級車だが、中古車は庶民派「メルセデス・ベンツCクラス(W204)」

メルセデス・ベンツは、説明不要ともいえる高級車の代名詞だ。
そのため、先入観だけで高価で手の届かない存在と思いがちだが、中古車となると話は別。
かなりお買い得感がある。

100万円前後で狙えるのは、先代のCクラスセダンでW204型と呼ばれるモデル。
W204型Cクラスセダンのボディサイズは、全長4585×全幅1770×全高1445mm。
全幅も1,800mmを切っているので、狭い道が多い日本でも使いやすい。
さらに、都市部のマンションなどに多い立体駐車場の全幅制限1,800mm以下なので、駐車場の制限もない。
そして、狭い道や駐車場での扱いやすさの指標となる最小回転半径は5.1mとコンパクトカー並み。
日本にぴったりなセダンともいえる。

また、高いボディ剛性を誇っているので、年式が古くなってもシャキッとした走行性能は健在。
しなやかなサスペンションと相まって、高級車らしい快適な乗り心地が堪能できる。

ただ、さすがに燃費性能だけは、年式の古さがもあり、褒められたものではない。
初期に導入されたC200コンプレサーの燃費は、11.2㎞/L(10・15モード)。
燃費に関しては、目をつぶるしかない。

W204型Cクラスセダンが100万円前後で買えるようになる年式は、2012年式より古いモデル。
400~500万円したモデルが、2012年式で100万円前後の価格で買えるのであれば、かなりコストパフォーマンスに優れているといえる。
新車価格の20~25%にまで価格が落ちていることになる。

2012年式だとC200系がほとんど。
多くがスポーティな内外装をもつ、アバンギャルドとなる。
C180系だと、さらに安価だ。
おすすめは、よりパワフルなC200系だ。
全般に年式が古いわりには、走行距離が少ない車両が多いのも特徴。
コストパフォーマンスに優れる車両が多い。

注意点は、買った後の修理・整備費用。
国産車と比べると、かなり高額になるケースが多い。
そのため、整備記録簿があり、しっかりと定期点検を受けている車両であることを確認したい。
そして、販売店で長めの保証がついていれば、さらによいだろう。

100万円以下で探せる中古車はたくさんある

この記事で紹介した車種以外にも、コストパフォーマンスに優れた車種はたくさんある。
100万円以下の車両掲載は、3000台以上。ガリバーなら全車種保証つきだ。
厳選された中古車の中から、愛車を見つけてほしい。

また、ボディタイプ別おすすめランクングを参考にしつつ、予算内で購入できる、お買い得な中古車を見つけてみるのもよいだろう。