ここでは、ボディタイプごとに維持費の安い車TOP3をご紹介しています。
車の維持費には様々な項目がありますが、特に差が出やすい税金・車検代・ガソリン代(燃費の良さ)に注目しましょう。
- 車の維持にかかる費用
- 維持費が安い車ランキング
- 維持費が安い軽自動車 TOP3
- 維持費が安いコンパクトカー TOP3
- 維持費が安いセダン TOP3
- 維持費が安いSUV TOP3
- 維持費が安いミニバン TOP3
- 車のコストに関するQ&A
- 同じサイズ感なら燃費の比較を
車の維持にかかる費用
車を乗り続けるには、主なものだけでも以下のような費用が必要です。
- 自動車税・軽自動車税
- 車検代(重量税、自賠責保険料、点検・整備費用)
- ガソリン代(または軽油代や充電費用)
- 任意保険料
- 修理・部品交換費用
- 駐車場代
- 高速料金
- ローンの利息
車の維持費は車種や走行距離、乗り方、その時のガソリン価格などによって異なりますが、月2~5万円ほどかかるのが一般的です。
差が出やすい税金・車検代・ガソリン代
税金や車検代は車の排気量や重量、ガソリン代は燃費性能によって決まるため、車種によって差が出やすい項目です。
そのため「維持費が安い車が欲しい」と思ったら、税金・車検代・ガソリン代の3つを比較すると良いでしょう。
維持費が安い車ランキング
今回は、自動車税・車検代・ガソリン代の3項目で1年間の維持費を計算してみました。
各ボディタイプの維持費が安い車トップ3は以下の通りです。
ボディタイプ | 順位 | メーカー/車種 | 最高燃費 ※WLTC |
自動車税 ※1年分 |
車検代 ※2年分 |
ガソリン代 ※1万km分 |
合計額 ※1年分 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軽自動車 | 1位 | スズキ「アルト」 マツダ「キャロル」 |
27.7km/L | 10,800円 | 59,890円 | 64,982円 | 105,727円 |
2位 | スズキ「ラパン」 | 26.2km/L | 10,800円 | 59,890円 | 68,702円 | 109,447円 | |
3位 | スズキ「ワゴンR」 マツダ「フレア」 |
25.2km/L | 10,800円 | 59,890円 | 71,429円 | 112,174円 | |
コンパクトカー | 1位 | トヨタ「ヤリス」 | 36.0km/L | 30,500円 | 80,300円 | 50,000円 | 120,650円 |
2位 | トヨタ「アクア」 | 34.6km/L | 30,500円 | 80,300円 | 52,023円 | 122,673円 | |
3位 | ホンダ「フィット」 | 30.2km/L | 30,500円 | 80,300円 | 59,603円 | 130,253円 | |
セダン | 1位 | トヨタ「プリウス」 | 32.1km/L | 36,000円 | 80,300円 | 56,075円 | 132,225円 |
2位 | トヨタ「カローラアクシオ」 | 27.8km/L | 30,500円 | 80,300円 | 64,748円 | 135,398円 | |
3位 | トヨタ「カローラ」 | 30.2km/L | 36,000円 | 80,300円 | 59,603円 | 135,753円 | |
SUV | 1位 | トヨタ「ヤリスクロス」 | 30.8km/L | 30,500円 | 80,300円 | 58,442円 | 129,092円 |
2位 | トヨタ「ライズ ダイハツ「ロッキー」 |
28.0km/L | 30,500円 | 80,300円 | 64,286円 | 134,936円 | |
レクサス「LBX」 | 28.0km/L | 30,500円 | 80,300円 | 64,286円 | 134,936円 | ||
3位 | ホンダ「ヴェゼル」 | 26.0km/L | 30,500円 | 80,300円 | 69,231円 | 139,881円 | |
ミニバン | 1位 | トヨタ「シエンタ」 | 28.8km/L | 30,500円 | 80,300円 | 62,500円 | 133,150円 |
2位 | ホンダ「フリード」 | 25.6km/L | 30,500円 | 80,300円 | 70,313円 | 140,963円 | |
3位 | トヨタ「ノア」 | 23.4km/L | 36,000円 | 89,600円 | 76,923円 | 157,723円 |
※ガソリン代は1リットル当たり180円で計算。車検費用はガリバーの車検費用を基準に試算。整備費用(検査及び代行料+車検整備基本料)と法定費用(重量税+24ヶ月分の自賠責保険料+検査登録印紙代)を含む。沖縄・離島を除く国産乗用車(初年度登録から13年未満・消費税含む)として計算。自賠責保険料は2023年4月1日改正時。エコカー減税適用の場合は車検時の法定費用である自動車重量税が安くなる場合あり。
※ランキングは2025年2月1日時点で新車で購入できる主要車種から作成。年式、グレードなどによって燃費条件やランキングは変わる可能性があります。
※2025年2月 当社調べ。
※燃料消費率は定められた試験条件下での数値です。実際の燃費は使用環境や運転方法等により異なります。
軽自動車は普通車と比べて税金が安く、車検代や保険料も安い傾向があります。そのため、車の中でも最も維持費を抑えやすいです。
普通車に関しても、基本的にはサイズの小さい車ほど税金が抑えられ、燃費も良い傾向があります。ただし、同じようなサイズであれば年間の維持費の差はわずかです。
維持費が安い軽自動車 TOP3
軽自動車は税金や車検代の差がほとんどないため、燃費の差が維持費の差に繋がります。上位をスズキ車が占めるのは、スズキが積極的にマイルドハイブリッドを採用しているからです。
なお、人気の高いN-BOX、スペーシア、タントなどは、車高が高い分だけ燃費が悪く、軽自動車の中では維持費が高めです。
1位 スズキ「アルト」/マツダ「キャロル」
軽自動車の中でも最も低燃費なアルト(上図)。キャロルはアルトのOEM車です。
最高燃費は27.7km/L(WLTC、2WD)、さらに新車価格も約107万円~と低価格。コスパ抜群の一台といえます。ただし、軽自動車の中でも全高が低い車両のため、背の高い人にはお勧めしません。
2位 スズキ「ラパン」
内外装ともに愛らしいデザインのラパン。こちらも最高燃費が26.2km/L(WLTC、2WD)と非常に優秀です。
車両価格も抑えられているので新車でもおすすめですが、長年の人気ぶりから中古車の流通量も多いです。100万円以下で購入できる車両も多いので、予算を抑えたい場合は中古も検討してみましょう。
3位 スズキ「ワゴンR」/マツダ「フレア」
広さと燃費の良さを両立したいなら、ワゴンR(上図)またはOEM車のフレアを選ぶと良いでしょう。
ワゴンRは「ハイトワゴン」と呼ばれる分類で、前出のアルトやラパンより全高が高いです。さらに、実は軽自動車No.1の室内長を誇ります。最高燃費は25.2km/L(WLTC、2WD)で、車両価格も約130万円~と低価格。中古での流通台数も多いです。
「誰が乗るか」を考えて選択
軽自動車は燃費の良さが維持費の安さに直結しますが、走行距離が短ければ維持費の差も大きくなりません。そのため、日々の使い勝手を踏まえて車種を選ぶことが重要です。
たとえば、小さな子どもや高齢の親を乗せるなら、スライドドア搭載車を検討すると良いでしょう。ワゴンRをベースにスライドドアを付けたワゴンRスマイルなど、比較的燃費性能の優れた車もあります。
維持費が安いコンパクトカー TOP3
コンパクトカーは排気量1,500cc未満、車重1,500kg未満のものが多く、自動車税や重量税では差が生じにくいです。そのため、軽自動車と同様にガソリン代の差がそのまま維持費の差になる傾向があります。
1位 トヨタ「ヤリス」
ヤリスは国産車で最も低燃費な車種であり、最高燃費36.0km/L(WLTC、2WD)を誇ります。
コンパクトカーの中でもサイズはやや小さめで、基本的には1~2人乗りでの利用がおすすめです。スポーティでキレのある走行をし、ガソリン車であればMT車も存在します。
2位 トヨタ「アクア」
低燃費で走りや乗り心地が穏やかな車を求める場合は、アクアがおすすめです。
最高燃費は34.6km/L(WLTC、2WD)で、ヤリスと大差ありません。初心者でも運転しやすく、幅広い年代から支持を集める一台です。なお、初代モデルなら予算100万円でも購入できます。
3位 ホンダ「フィット」
ヤリスやアクアに比べれば、燃費性能が劣るフィット。最高燃費は30.2km/L(WLTC、2WD)です。しかし、車内空間が広く、前方の視野も良好なので長距離ドライブにお勧めします。
外観のユニークさも魅力の一つで、現行モデルは柴犬をモチーフにした愛らしいデザインとなっています。
長距離走行には快適性も重要
コンパクトカーは軽自動車より税金等が高いですが、普通車の中では維持費が安い傾向があります。また、軽自動車より荷室が広く、走行安定性も高いので長距離移動におすすめです。
もちろん長距離移動には燃費の良さも欠かせませんが、車内の広さや快適性も意識して選びましょう。
維持費が安いセダン TOP3
今や選択肢が少なくなっているセダン。高級感のあるイメージから維持費も高いと思われがちですが、低燃費で維持費の安い車種も多く存在します。
セダンは、サイズによって税金や車検代が変わります。そのため、大きすぎない車種を選ぶことがポイントです。
1位 トヨタ「プリウス」
セダンのなかで圧倒的に燃費性能の優れたプリウス。現行モデルの最高燃費は32.6km/L(WLTC、2WD)です。
現行モデルは非常にスポーティに仕上がっており、力強く走ります。ただし、リヤの視界が狭く、初心者向きとはいえません。先代モデルでも充分に燃費性能が良いので、中古で購入して車両価格まで節約するのもおすすめです。
2位 トヨタ「カローラアクシオ」
カローラアクシオは、主に商用車として流通しているセダンです。小ぶりな5ナンバーサイズのため、排気量や車両重量が抑えられています。
法人向けの販売を意識しているからこそ、実は車両価格も安く抑えられている一台です。快適性より安さを重視したい人にお勧めします。
3位 トヨタ「カローラ」
プリウスとともに長年高い人気を誇るカローラ。最高燃費は30.2km/L(WLTC、2WD)です。
プリウスと比べると、カローラは車両価格が安価でスポーティな雰囲気に仕上がっています。プリウスの方が維持費は安いですが、車両価格の差も踏まえて検討すると良いでしょう。
高級セダンの中古購入もアリ
セダンに関しては、年々新車で購入できる選択肢が少なくなっています。一方、中古であれば生産を終了したモデルや輸入車の高級セダンが多く販売されています。
特に、輸入車は国産車よりも中古車相場が下がりやすいです。以下の記事で国産車・輸入車のセダンを比較しながら、幅広い車種を検討しましょう。
維持費が安いSUV TOP3
SUVもコンパクト~ラージサイズとサイズ感が幅広く、小さめの車種ほど維持費が安い傾向があります。
なお、ランドクルーザーやジムニーといった本格オフローダーにハイブリッド車はありません。こうした車は、他のSUVと比べて燃費性能が悪いです。
1位 トヨタ「ヤリスクロス」
ヤリスクロスは国産SUVでトップの燃費性能を誇り、最高燃費は30.8km/L(WLTC、2WD)です。
コンパクトカーのヤリスをベースにSUV化したモデルであり、サイズは小さめ。それでいて荷室容量が大きく、1~2人+大荷物での移動に打ってつけの一台といえます。
2位 トヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」
ライズは、ダイハツが開発したロッキーのOEM車です。ただし、トヨタのブランド力の高さからライズの方が圧倒的に販売台数が多くなっています。
トヨタのSUVでは最も小さい車種で、SUVらしい迫力ある見た目とは裏腹に、コンパクトで取り回しの良い一台となっています。最高燃費は28.0km/(WLTC、2WD)です。
同2位 レクサス「LBX」
ライズやロッキーと同じ最高燃費で、自動車税や自動車重量税の課税額も変わらないLBX。レクサスのSUVで最も小さい一台です。
車両価格は新車で420万円~と安くありませんが、レクサスならではの品の良さを感じられます。
3位 ホンダ「ヴェゼル」
ヴェゼルの最高燃費は26.0km/L(WLTC、2WD)。実は、トヨタのカローラクロスなどに比べて燃費性能は劣ります。しかし、サイズが小さく税金が抑えられます。
コンパクトなサイズ感と落ち着きある外観で安定して人気が高いです。あまり長距離を走らないのであれば、おすすめの一台です。
コンパクトSUVは種類が豊富
維持費を抑える上ではコンパクトSUVがオススメですが、現在は数多くの車種が存在します。同じようなサイズ感であれば税額は変わらず、あとは「どれだけ走るか」「どれだけ燃費が良いか」で車種を選ぶと良いでしょう。
維持費が安いミニバン TOP3
ミニバンの維持費も、サイズによる影響が大きいです。サイズが大きくなるほど排気量が多くなったり、車重が重くなったりしがちなので、大きすぎるものを選ばないようにしましょう。
1位 トヨタ「シエンタ」
ミニバンの中で圧倒的な低燃費を誇るのがシエンタ。最高燃費は28.8km/L(WLTC、2WD)です。
一般的なコンパクトカーより一回り大きい程度のサイズ感で、高さも含めて車内空間をしっかり確保しています。5人乗りと7人乗りの選択が可能です。3列目は狭いものの、いざという時に役立ちます。コスト重視なら、先代モデルを中古で購入しても良いでしょう。
2位 ホンダ「フリード」
フリードは2024年6月にフルモデルチェンジし、燃費性能が大幅に向上。最高燃費は25.6km/L(WLTC、2WD)を誇ります。
シエンタと異なり、6人乗りも選択できます。ただし、シエンタと比べて車両価格が高めなので、コスト重視なら型落ちした先代モデルを選択しても良いでしょう。
3位 トヨタ「ノア」
Mクラスミニバンの中で最も低燃費なのがノア。最高燃費は23.4km/L(WLTC、2WD)です。
兄弟車のヴォクシーと装備は殆ど変わりません。ただし、ヴォクシーはエアロ仕様のみの展開で最高燃費がノアよりわずかに低いです。一方、ノアはグレード展開が幅広く、標準仕様の車両も選べます。
シートアレンジもチェック
維持費だけで考えれば、ミニバンはコンパクトサイズのシエンタかフリードを選ぶと良いでしょう。しかし、この2車種は3列目が狭いです。
7~8人で3列目まで快適に乗るのであれば、ノアやヴォクシー、セレナなどが属する「Mクラス」以上のサイズを購入しましょう。その際は「どのような配置で座れるか」を見るのがおすすめです。
車のコストに関するQ&A
Q. 車の1ヶ月の維持費目安はいくら?
今回ご紹介した税金・車検代・ガソリン代以外にも、車の維持には任意保険料や駐車場代など多くの費用がかかります。これらを総合すると、月々の維持費は2~5万円程度になる傾向があります。
Q. どんな車を選ぶと維持費が安い?
車の維持費は、基本的にサイズと比例します。サイズの小さい車ほど排気量が小さく、車両重量も軽い傾向があるからです。また、小さい車は燃費性能も優れている傾向があります。
Q. ガソリン車とハイブリッド車はどっちが得?
ガソリン車に比べてハイブリッド車は燃費性能に優れ、年間のガソリン代を抑えられます。しかし、車両価格はガソリン車より数十万円高いのが一般的です。
「どっちが得か」は、その時のガソリン価格と走行距離によって異なります。年間1万km前後以上乗る場合は、ハイブリッド車の方が得になる可能性があります。
Q. 新車と中古車はどっちが得?
新車と中古車も、一概に「どちらが得」とは言えません。何年乗るか、また途中で売却するならその車種のリセールバリューによっても最終コストが変わります。
ただし、車のコストで最も割合が大きいのは車両価格です。そのため、中古車で車両価格を抑え、その車に長く乗れば新車より最終コストを抑えられる可能性もあるでしょう。
同じサイズ感なら燃費の比較を
「N-BOXとスペーシアのどっちにしよう」など迷った時に気になるのが維持費。こういった時は、燃費を比較しましょう。
同じようなサイズ感であれば、自動車税や車検代はほとんど差がありません。多くの場合、低燃費車の方がトータルの維持費も安いです。
ガリバーでは人気車種の燃費ランキングをボディタイプ別に紹介していますので、参考にしてみてください。