ここでは、日本国内でも人気の高い外車SUVの中からおすすめの12車種をご紹介しています。
カッコいい見た目の車種から低価格で運転しやすい車種まで幅広くご紹介していますので、参考にしてください。
※このページの車種情報は、2025年1月月23日時点のガリバー「車カタログ」より引用しています。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
- 外車の人気SUVおすすめ12車種一覧
- 外車SUVのメリット・デメリット
- 大型×迫力系の外車SUVおすすめ3車種
- ミドルサイズ×高性能の外車SUVおすすめ3車種
- コンパクト×ブランド力のおすすめ3車種
- コンパクト×低価格の外車SUVおすすめ3車種
- 外車SUV選びに関するQ&A
- 中古の外車はお買い得な傾向
外車の人気SUVおすすめ12車種一覧
外車の人気SUVの中で、今回お勧めする12車種は以下の通りです。
番号 | 車種 | 新車時価格 | 中古車相場 | 分類 |
---|---|---|---|---|
① | ジープ「ラングラー」 | 799万円~ | 99万円〜1005万円 | 大型 ×迫力系 |
② | ランドローバー「ディフェンダー」 | 855万円~ | 358万円〜1728万円 | |
③ | メルセデス・ベンツ「Gクラス」 | 1824万円~ | 536万円〜2210万円 | |
④ | メルセデス・ベンツ「GLB」 | 637万円~ | 363.8万円〜839.9万円 | ミドルサイズ ×高性能 |
⑤ | ボルボ「XC60」 | 769万円~ | 21.5万円〜918万円 | |
⑥ | ポルシェ「マカン」 | 862万円~ | 186万円〜1097万円 | |
⑦ | ジープ「レネゲード」 | 455万円~ | 79.8万円〜438万円 | コンパクト ×ブランド力 |
⑧ | ミニ「カントリーマン」 ※旧クロスオーバー |
493万円~ | 10.8万円〜1200万円 ※MINI全体 |
|
⑨ | BMW「X1」 | 540万円~ | 29.8万円〜745万円 | |
⑩ | フォルクスワーゲン「T-Cross」 | 329.9万円~ | 149.8万円〜375万円 | 超コンパクト ×低予算 |
⑪ | プジョー「2008」 | 431.2万円~ | 39万円〜428万円 | |
⑫ | フォルクスワーゲン「T-Roc」 | 431.3万円~ | 175万円〜614万円 |
外車SUVには、迫力系の大型SUVから愛らしいコンパクトSUVまで幅広い種類があります。
なお、コンパクトSUVでも国産車のコンパクトSUVに近いサイズ感なのは 「超コンパクト×低予算」でご紹介する車種です。
各車種の詳細は、 後の章でご紹介します。
外車SUVのメリット・デメリット
外車SUVはデザイン性や走行性の高さに魅力がある一方、国産SUVよりサイズが大きく、燃費性能も劣る傾向があります。
外車SUVのメリット(魅力)
- 全体的にデザイン性が高い
- 走行性の優れた車が多い
- 様々なサイズ感がある
外車SUVは、国産SUVとは異なるデザイン性を有しています。メーカーや国ごとの特色もあり、洗練されたデザインから迫力系、ユニークなデザインまで幅広く選べる点が魅力です。
また、外車は長距離移動を前提としたモデルが多く、国産SUVよりも走行性能の高い車が多く存在します。
外車SUVのデメリット(注意点)
- 車両価格は国産SUVより高め
- 全幅の大きい車が多い
- 燃費性能は国産SUVより劣る傾向
欧米各国は日本より道幅が広く、だからこそ外車は全幅の大きい車が多いです。全幅が大きいと運転技術を要するので、運転に自信がない場合は全幅1800mm以下のコンパクトなSUVを選びましょう。
また、外車SUVではハイブリッド車が少ないです。国産SUVと比べると、車両価格に加えて維持費も高くなる可能性があります。
【関連記事】国産SUVも見るなら!人気SUVおすすめランキング
大型×迫力系の外車SUVおすすめ3車種
外車には、大型でいかついデザインのSUVが多数あります。今回は、そのなかでも人気の高い3車種ご紹介します。
①ジープ「ラングラー」
- 新車時価格:799万円~
- 中古車相場:99万円~1005万円
- サイズ(代表):全長4870mm×全幅1895mm×全高1845mm
- 最高燃費(WLTC):9.8km/L
アメリカの軍用車両「MB」をベースに開発されたラングラー。ジープの代名詞ともいえる車種で、高い悪路走破性を誇ります。屋根やドアは取り外すことができ、上部をフルオープンにしての走行も可能です。
現在販売中の4ドアモデル「アンリミテッド」シリーズは、2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。車両サイズの割に排気量が抑えられています。それでいて、最高出力272PS、最大トルクに至っては400Nmとパワー・加速力ともに優秀です。
【関連記事】ジープ全6車種一覧|新車時価格・中古車相場や各車種の違いは?
②ランドローバー「ディフェンダー」
- 新車時価格:855万円~
- 中古車相場:358万円〜1728万円
- サイズ(代表):全長4945mm×全長1995mm×全長1970mm
- 最高燃費(WLTC):10.5km/L(軽油)
ディフェンダーは、イギリスの高級SUVメーカーであるランドローバーが手掛けるオフローダーです。ラングラーや後述のGクラスに比べると若干丸みを帯びたボディながら、ずっしりと重量感のある見た目をしています。
大きさは3種類に分かれ、3ドアの「90」、ロングホイールで3列シート7人乗りも可能な「110」、さらに最大8人まで乗れる「130」があります。このうち90と110で、2024年に5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン搭載モデルが発売されました(日本初導入)。
③メルセデス・ベンツ「Gクラス」
- 新車時価格:1824万円~
- 中古車相場:536万円〜2210万円
- サイズ(代表):全長4670mm×全長1930mm×全長1980mm
- 最高燃費(WLTC):11.7km/L(軽油)
世界中で圧倒的な人気を誇るGクラス。新車時価格が定期的に上がっており、今や乗り出し価格は1900万円以上です。納期も数年といわれています。それにもかかわらず、2023年度には日本で5552台の登録があり、外車の新車販売台数で10位にランクインしました。
NATO軍向けに開発された軍用車両をルーツに持ち、悪路走破性と伝統的なデザインを色濃く継承しています。しかしながら、高級車らしく最新装備を備え、高い居住性を備えています。
【関連記事】ベンツ「ゲレンデヴァーゲン」とは?新車価格と中古車相場、納期は?
ミドルサイズ×高性能の外車SUVおすすめ3車種
ここでは、全長4600~4700mm程度のSUVで、日本でも人気の高い実力派の3車種をご紹介します。
④メルセデス・ベンツ「GLB」
- 新車時価格:637万円~
- 中古車相場:363.8万円〜839.9万円
- サイズ(代表):全長4640mm×全幅1835mm×全高1700mm
- 最高燃費(WLTC):15.8km/L(軽油)
比較的コンパクトなサイズ感ながら、3列シート7人乗りとなっているGLB。国産SUVでも同じサイズ感の7人乗りとしてアウトランダーPHEVやエクストレイルがありますが、GLBの人気も高く、日本では毎年4000~5000台ほど売れています。
人気の要因としては、日本の道路事情とも相性の良い比較的コンパクトなサイズ感、3列目を含めたシートの快適性、ベンツのブランド力などが挙げられます。乗り心地は硬めであるものの、電子制御ダンパー搭載モデルなら走行モードの切り替えも可能です。
⑤ボルボ「XC60」
- 新車時価格:769万円~
- 中古車相場:21.5万円〜918万円
- サイズ(代表):全長4710mm×全幅1900mm×全高1660mm
- 最高燃費(WLTC):14.3km/L(ハイオク)
北欧のスカンジナビアンデザインが美しいボルボのXC60。サイズとしてはかなり大きめですが、ボルボらしい上質感を味わう上では、XC40以上におすすめの一台です。
ボルボは電動化に力を入れているメーカーで、現在はマイルドハイブリッド車とPHEVのパワートレインが存在します。PHEVは新車時価格が1000万円超えと高価ですが、一充電航続距離は81kmで日常使いには困りません。発進が滑らかで、乗り心地も非常に良いです。
⑥ポルシェ「マカン」
- 新車時価格:862万円~
- 中古車相場:186万円〜1097万円
- サイズ(代表):全長4726mm×全幅1922mm×全高1621mm
- 最高燃費(WLTC):10.1km/L(ハイオク)
マカンはポルシェ車らしく、走行性能が非常に優れた一台です。エントリーモデルに搭載されているのは2.0L直列4気筒ターボエンジンで、0-100km/h加速に要する時間は6.4秒。最高出力は265PS、最大トルクは400Nmを誇ります。最上位グレードのマカンGTSでは、最高出力440PS、最大トルク550Nmです。
兄弟車にあたるカイエンよりはサイズが抑えられているものの、全幅1900mm超でかなり大きいです。ブランド力や走行性能は抜群ですが、走行環境も踏まえて購入を決めましょう。
コンパクト×ブランド力のおすすめ3車種
ここでは、コンパクトSUVの中でも日本での人気が高く、ブランド力のある車種をご紹介します。
⑦ジープ「レネゲード」
- 新車時価格:455万円~
- 中古車相場:79.8万円〜438万円
- サイズ(代表):全長4255mm×全幅1805mm×全高1695mm
- 最高燃費(WLTC):16.0km/L(ハイオク、PHEVの場合)
SUV好きに人気の高いジープ。ジープといえば、ラングラーを筆頭に迫力系で大きめのSUVを多く揃えていますが、レネゲードはコンパクトで女性にも人気のある一台です。ジープらしい迫力系のフェイスながら、愛嬌も持ち合わせています。
走りはジープのSUVらしく、タフネスさを感じられます。コンパクトSUVの中でも優れたオフロード性を有した一台です。現在はガソリン車とPHEVの展開があり、PHEVでは走りの滑らかさも感じられます。
⑧MINI「カントリーマン」
- 新車時価格:493万円~
- 中古車相場:10.8万円〜1200万円(MINI全体)
- サイズ(代表):全長4445mm×全幅1845mm×全高1660mm
- 最高燃費(WLTC):17.4km/L(軽油)
日本において、外車で圧倒的な人気を誇るMINI。そのSUVタイプのカントリーマンも一目でMINIと分かる外観をしており、人気が高いです。
かつては「クロスオーバー」と呼ばれていましたが、2023年に「カントリーマン」へと名称変更されました。ハッチバックタイプに比べて車両サイズが大きく、全高も高いです。
オシャレも重視しつつ、よりアクティブに車を使いたい人にお勧めします。コスト重視の人は、先代のクロスオーバーを中古で購入しても良いでしょう。
⑨BMW「X1」
- 新車時価格:540万円~
- 中古車相場:29.8万円〜745万円
- サイズ(代表):全長4500mm×全幅1835mm×全高1625mm
- 最高燃費(WLTC):19.5km/L(軽油)
2023年にフルモデルチェンジしたX1。BMWのSUVでは最も小型のモデルですが、全長は4500mmあり、コンパクトSUVとミドルサイズSUVの中間にあたるサイズ感です。
ガソリン車・マイルドハイブリッド(ディーゼル)車・電気自動車の3つのパワートレインが存在し、どれもBMWらしい優れた加速力、アクセルレスポンスやハンドリングのキレを感じられます。その質の高さから、2023-2024インポート・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた実力派です。
コンパクト×低価格の外車SUVおすすめ3車種
ここでは、新車でも500万円以下で購入できるSUVを選びました。また、どれも国産のコンパクトSUVと変わらないサイズ感で、運転しやすい車種です。
⑩フォルクスワーゲン「T-Cross」
- 新車時価格:329.9万円~
- 中古車相場:149.8万円〜375万円
- サイズ(代表):全長4140mm×全幅1760mm×全高1580mm
- 最高燃費(WLTC):17.0km/L(ハイオク)
初心者でも運転しやすいコンパクトなサイズ感に外車SUVのなかで圧倒的な安さを誇るT-Cross。エントリーモデルで比べると、兄弟車にあたるT-Rocより新車時価格が100万円も抑えられます。
T-Crossに搭載されているエンジンのは、1L直列3気筒DOHCターボエンジン。一般的なコンパクトカー以上に排気量を抑えており、税金まで安く抑えられます。
パワーや加速力の点では、長距離走行には少々物足りなさを感じるかもしれません。しかし、市街地中心で使うのであれば、軽やかな走りで使い勝手が良いでしょう。
⑪プジョー「2008」
- 新車時価格:431.2万円~
- 中古車相場:39万円〜428万円
- サイズ(代表):全長4305mm×全幅1770mm×全高1580mm
- 最高燃費(WLTC):20.8km/L(軽油)
フランス車ならではの美しいデザインが魅力のプジョー。シートに模様やステッチが入っていたり、インパネ部分のスイッチがシンプルにまとめられていたり、内装まで細々としたデザインのこだわりを感じられます。
モデルはガソリン車とディーゼル車の2展開。ディーゼル車の最高燃費は20.8km/L(WLTCモード)と外車SUVの中では優秀です。軽油はレギュラーガソリンより20円/Lほど価格が安いので、燃料代を抑えられます。
⑫フォルクスワーゲン「T-Roc」
- 新車時価格:431.3万円~
- 中古車相場:175万円〜614万円
- サイズ(代表):全長4250mm×全幅1825mm×全高1590mm
- 最高燃費(WLTC):18.6km/L(軽油)
2023年、日本で最も新車販売台数の多かった外車SUVがT-Rocです。ヤリスクロスやヴェゼルに近いサイズ感で運転しやすく、荷室の積載量も445Lと大容量。兄弟車にあたるT-Crossよりサイズは一回り大きく、ハンドリングにも安定感があります。
さらに、ディーゼルモデルは最大トルク300Nmを誇り、高速道路での追い越しなども楽にできます。多少全幅は大きいですが、運転に慣れない初心者にも、長距離走行の多い人にもおすすめの一台です。
外車SUV選びに関するQ&A
Q. 外車SUVを選ぶときのポイントは?
外車SUVを購入する際は、車両価格やデザインはもちろんのこと、以下の3点にも注目しましょう。
- サイズ
- パワートレイン
- ハンドルの位置
運転に自信がない場合は、全長4500mm以下、全幅1800mm以下のコンパクトなSUVを選ぶと良いでしょう。また、燃料代を抑えたい場合はディーゼル車の検討をお勧めします。
ハンドルに関しては、左ハンドルを選べる場合もあります。ただし、右ハンドルを前提としている日本では不自由することも多く、気軽に選ぶと後悔することがあるかもしれません。
Q. 外車で壊れにくいメーカーは?
かつて外車は「壊れやすい」と考えられていましたが、現在はどのメーカーもかなり故障が減っています。なかでも、以下のメーカーは故障が少ないといわれています。
- ポルシェ
- フォルクスワーゲン
- メルセデス・ベンツ
- ボルボ
- プジョー
Q. ドイツの御三家ではどれが格上?
ドイツの自動車メーカーの御三家といえばメルセデス・ベンツ、BMW、アウディの3社です。
欧米諸国においては、アウディよりも他の2社が格上といわれています。また、全体的なイメージとしては「BMWよりベンツの方が格上」と考えるユーザーが多いようです。
ただし、3社にはそれぞれの良さがあります。一概に「どれが優れている」とは言えません。
中古の外車はお買い得な傾向
外車は、国産車と比べて中古車価格が下がりやすいです。そのため、中古では新車時価格に対してお買い得な車両が多い傾向があります。
現在は新車時価格も円安の影響を大きく受けているため、少しでも予算を抑えて外車SUVを購入したい場合は、中古の在庫もチェックしてみましょう。