7人乗りの車はファミリーカーやアウトドア用として人気です。選べるボディタイプはミニバン・SUV・ステーションワゴンの主に3種類で、サイズはシエンタのようにコンパクトなものから大型のものまで様々です。ここでは国産主要メーカーと外車の7人乗りおすすめ人気車種をご紹介しています。
※車両情報は2025年1月22日時点のガリバー「車カタログ」より引用。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
中古車在庫情報
- 7人乗りのおすすめ車種一覧
- 7人乗りの車の選び方
- 7人乗りの車:おすすめミニバン8車種
- 7人乗りの車:おすすめSUV4車種
- 7人乗りの車:おすすめ外車3車種
- 7人乗りの車でよくある質問
- ファミリーカー・趣味用なら中古も検討を
7人乗りのおすすめ車種一覧
ここでは国内外の主要メーカーの人気車種を中心に、おすすめの7人乗り車種を一覧にまとめました。
番号 | メーカー/車種 | 新車時価格 | ボディタイプ |
---|---|---|---|
① | トヨタ「シエンタ」 | 199.5万円~323.5万円 | ミニバン(小) |
② | ホンダ「フリード」 | 250.8万円~343.8万円 | ミニバン(小) |
③ | トヨタ「ノア」 | 267万円~389万円 | ミニバン(中) |
④ | 日産「セレナ」 | 271.9万円~484.8万円 | ミニバン(中) |
⑤ | ホンダ「ステップワゴン」 | 316.9万円~406.7万円 | ミニバン(中) |
⑥ | 三菱「デリカD:5」 | 415.7万円~473.3万円 | ミニバン(中) |
⑦ | ホンダ「オデッセイ」 | 480万円~516.4万円 | ミニバン(大) |
⑧ | トヨタ「アルファード」 | 510万円~1,065万円 | ミニバン(大) |
⑨ | 日産「エクストレイル」 | 360.1万円~533万円 | SUV(中) |
⑩ | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 526.4万円~668.6万円 | SUV(中) |
⑪ | トヨタ「ランドクルーザー300」 | 510万円~800万円 | SUV(大) |
⑫ | マツダ「CX-8」 | (生産終了) | SUV(大) |
⑬ | シトロエン「ベルランゴ」 | 439万円~457.2万円 | ミニバン(中) |
⑭ | フォルクスワーゲン「シャラン」 | 生産終了 | ミニバン(中) |
⑮ | BMW「2シリーズ グランツアラー」 | 生産終了 | ミニバン(中) |
⑯ | メルセデス・ベンツ「Vクラス」 | 940万円~1,370万円 | ミニバン(大) |
⑰ | メルセデス・ベンツ「GLB」 | 644万円~781万円 | SUV(中) |
各車種の特徴や中古車相場、燃費性能などは後の章で詳しくご紹介しています。
7人乗りの車の選び方
7人乗りの車選びでは、ボディタイプとサイズの選択が重要です。
ボディタイプ:選択肢は主に3種類
7人乗りで選べるボディタイプは、基本的に以下の3種類です。
ボディタイプ | ミニバン | SUV | ステーションワゴン |
---|---|---|---|
乗車定員 | 7~8名 ※一部5~6名も |
5~7名 | 5~7名 |
スライドドア | あり ※外車はない場合も |
なし | なし |
乗降性 | ◎ | △ | 〇 |
車内の広さ | ◎ | 〇 | 〇 |
積載性 | ◎ | 〇 | 〇 |
悪路走破性 | △ | ◎ | 〇 |
デザイン性 | △ | ◎ | 〇 |
おすすめ | 居住性重視 ファミリー |
デザイン重視 アウトドア目的 |
バランス重視 ドライブ目的 |
広さと乗降性重視ならミニバンを、居住性よりデザイン性や悪路走破性重視ならSUVを、広さと走行安定性のバランス重視ならステーションワゴンを選ぶと良いでしょう。
サイズ:運転のしやすさや居住性に直結
ミニバンやSUV、ステーションワゴンのサイズは、「コンパクト」「ミドルサイズ」「フルサイズ」の主に3段階です。
以下に、各ボディタイプのサイズと運転のしやすさ、3列目の居住性の傾向をまとめました。
ボディタイプ | 3列目の居住性 | ||
---|---|---|---|
ミニバン | SUV | ステーションワゴン | |
コンパクト (運転しやすい) |
△~〇 | ー | ー |
ミドルサイズ (運転が怖い人も) |
◎ | △ | △~〇 |
フルサイズ (運転が難しい) |
◎ | △~〇 | ー |
車のサイズは運転や駐車のしやすさ、3列目の居住性に直結します。購入してから「ぶつけそうで怖い」「意外と狭い」と後悔するケースも少なくないので、できるだけ試乗した上でサイズを決めましょう。
一般に、運転しやすいサイズは「全長4.5m前後まで、全幅1.8m以下」と言われています。「全長4.5m前後まで」という条件を考えると、基本的にはコンパクトミニバンが候補となります。
おすすめのボディタイプ×サイズ
以下に、普段の乗車人数や目的に応じたおすすめのボディタイプとサイズをまとめました。
普段は5人以下で乗る 3列目は子どもが使用 |
・コンパクトミニバン ・ミドルサイズミニバン(8人乗り) ・ミドルサイズSUV ・フルサイズSUV ・ステーションワゴン |
---|---|
普段から6~7人乗る | ・ミドルサイズミニバン(7人乗り) ・フルサイズミニバン(7人乗り) |
車中泊をする | ・ミドルサイズミニバン(8人乗り) ・フルサイズミニバン(8人乗り) ・フルサイズSUV |
7人乗りの車:おすすめミニバン8車種
3列目を大人が利用しない場合や「時々単距離で使うだけ」という場合はコンパクトミニバンが便利です。一方、ミドルサイズ以上のミニバンであれば長距離でも快適に移動できます。
①トヨタ「シエンタ」
分類 | コンパクトミニバン |
---|---|
新車時価格 | 199.5万円~323..5万円 |
中古車相場 | 5万円~423.5万円 |
サイズ |
全長4,260mm |
車両重量 | 1,545-1,755kg |
総排気量 | 1,490cc |
燃費性能 | 18.3~28.8km/L |
2024年、スライドドア車で最も新車販売台数が多かったのがシエンタです。
車両価格の安さ、ハイブリッド車の優れた燃費性能、扱いやすいサイズ感、5人乗りには充分な広さと魅力が満載。上位グレードではハンズフリー電動ドアや天井サーキュレーターなども装備できます。
3列目は広くありませんが、使わない時は2列目の座席下に格納できます。
価格重視の場合は、ほとんど大きさ・車内の広さが変わらない2代目モデルもおすすめです。車両によっては予算100万円前後でも購入できます。
②ホンダ「フリード」
分類 | コンパクトミニバン |
---|---|
新車時価格 | 250.8万円~343.8万円 |
中古車相場 | 7万円〜389.9万円 |
サイズ | 全長4,310mm 全幅1,695mm 全高1,755-1,780mm |
車両重量 | 1,370-1,580kg |
総排気量 | 1,496cc |
燃費性能 | 14.4~25.6km/L |
フリードは2024年6月にフルモデルチェンジ。居住性や走行性能の高さが評価され、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
シエンタに比べると車両価格は高めですが、5人乗りと7人乗りの他に6人乗りも選択できます。また、車内がシエンタより広く、シートのクッション性も高いです。特に、長距離移動が多い人や、コンパクトサイズが良いながらも3列目を高頻度で使う人にお勧めします。
型落ちした2代目モデルの中古車相場も少しずつ下がっています。
③トヨタ「ノア」
分類 | ミドルサイズミニバン |
---|---|
新車時価格 | 267万円~389万円 |
中古車相場 | 5.8万円〜489万円 |
サイズ | 全長4,695mm 全幅1,730mm 全高1,895-1,925mm |
車両重量 | 1,985-2,110kg |
総排気量 | 1,797-1,986cc |
燃費性能 | 14.3~23.4km/L |
ノアは強豪ひしめくミドルサイズミニバンの中でも燃費性能に優れ、且つ安全性能も国産車トップクラスの一台です。
ヴォクシーとは姉妹車の関係で、サイズやスペックは殆ど変わりません。ただしノアはヴォクシーより1グレード展開が多く、エントリーグレードの価格が安いです。
前述の通り、ノアとヴォクシーはサイズやスペックが殆ど変わりません。ヴォクシーにはノアで設定されているXグレードがなく、新車時価格は約300万円〜となりますが、装備が充実しています。
販売台数は、一時ノアのほうが上回っていましたが、現在は両者で大きく変わりません。
ヴォクシーの中古車情報をチェックする|中古車のガリバー
④日産「セレナ」
分類 | ミドルサイズミニバン |
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新車時価格 | 271.9万円~484.8万円 |
中古車相場 | 5万円〜560万円 |
サイズ | 全長4,690-4,765mm 全幅1,695-1,715mm 全高1,870-1,885mm |
車両重量 | 2,110-2,250kg |
総排気量 | 1,433-1,997cc |
燃費性能 | 11.6~20.6km/L |
ミドルサイズのミニバンでは、2024年の新車販売台数がトップだったセレナ。長時間移動でも疲れにくいようシート設計や素材が工夫されており、居心地の良さは抜群です。車中泊にも使えます。
7人乗りを選べるのはe-POWER LUXION(新車で約480万円)のみ。ただし2列目中央の「スマートマルチセンターシート」は1列目への移動が可能であり、8人乗りでも7人乗り同様の快適性を確保できます。
中古での流通台数が多く、比較的安い中古車が見つかりやすいです。
⑤ホンダ「ステップワゴン」
分類 | ミドルサイズミニバン |
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新車時価格 | 316.9万円~406.7万円 |
中古車相場 | 5万円〜506.7万円 |
サイズ | 全長4,800-4,830mm 全幅1,750mm 全高1,840-1,855mm |
車両重量 | 1,710-1,860kg |
総排気量 | 1,496-1,993cc |
燃費性能 | 12.9~20.0km/L |
ステップワゴンはデザイン性の高さとシートアレンジの豊富さが魅力です。
プレーンなデザインは性別・年代を問わず使いやすく、上品に仕上がっています。また3列目を床下に収納できるので2列目の可動域が広く、前後左右に幅広く動かせます。乗車人数やメンバーに合わせてシートアレンジできるのが大きな強みです。
⑥三菱「デリカD:5」
※上図:デリカD:5 特別使用車「シャモニー」
分類 | ミドルサイズミニバン |
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新車時価格 | 415.7万円~473.3万円 |
中古車相場 | 12.8万円〜560.1万円 |
サイズ | 全長4,800mm 全幅1,795mm 全高1,875mm |
車両重量 | 1,930-1,980kg |
総排気量 | 2,267cc |
燃費性能 | 12.6km/L(ディーゼル) |
デリカD:5は、ミニバンの中で唯一高い悪路走破性を備えたSUV風ミニバンです。高い居住性と積載性を備え、SUV以上にアウトドアや車中泊での活躍を期待できます。
ライバルとしっかり差別化されていて高い走行性能を誇るので、ユーザーからの満足度が非常に高い一台です。
⑦ホンダ「オデッセイ」
分類 | フルサイズミニバン |
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新車時価格 | 480万円~516.4万円 |
中古車相場 | 13.3万円〜518.9万円 |
サイズ | 全長4,860mm 全幅1,820mm 全高1,695mm |
車両重量 | 1,920-1,950kg |
総排気量 | 1,993cc |
燃費性能 | 19.6~19.9km/L |
オデッセイは2022年に一度生産を終了しましたが、2023年12月に改良型が発売されました。7人乗り専用車で2列目はアルファード以上のロングスライドが可能です。3列目を床下に格納して「贅沢な4人乗り」としても利用できます。
3列目は通常のミニバンに比べると高さがないものの、大人でも座れる程度の広さは確保されています。
⑧トヨタ「アルファード」
分類 | フルサイズミニバン |
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新車時価格 | 510万円~1,065万円 |
中古車相場 | 26万円〜1,169万円 |
サイズ | 全長4,995mm 全幅1,850mm 全高1,935mm |
車両重量 | 2,060-2,470kg |
総排気量 | 2,487-2,493cc |
燃費性能 | 10.3~18.9km/L |
2023年6月にフルモデルチェンジしたアルファード。どのモデルを選んでも居住性の高さは抜群で、Zグレード以上であれば、2列目にオットマンやヒートシーターを標準装備しています。
2025年1月には、8人乗りの廉価グレード「X」が登場し、新車時価格510万円から手に入るようになりました。
サイズが大きいので運転にも一層の注意が必要ですが、多数の安全機能が運転を支援してくれます。
その他の7人乗りミニバン
国産車の7人乗りミニバンは、上記以外に以下のような車種があります。
- トヨタ「ヴェルファイア」
- トヨタ「エスクァイア」(2021年生産終了)
- トヨタ「エスティマ」(2019年生産終了)
- マツダ「プレマシー」(2017年生産終了)
- スバル「エクシーガ」(2015年生産終了)
7人乗りの車:おすすめSUV4車種
SUVの7人乗りは、殆どの車種において3列目が狭いです。少なくとも、ミドルサイズミニバンほどの快適さはないと考えましょう。ただし、車中泊などアウトドアに便利な車もあります。
⑨日産「エクストレイル」
分類 | ミドルサイズSUV |
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新車時価格 | 360.1万円~533万円 |
中古車相場 | 9.8万円〜549.8万円 |
サイズ | 全長4,660-4,675mm 全幅1,840mm 全高1,715-1,720mm |
車両重量 | 2,015-2,265kg |
総排気量 | 1,497cc |
燃費性能 | 18.3~19.7km/L |
エクストレイルは高い悪路走破性を備えながら、市街地走行も難なくこなす一台です。スイッチ一つで走行モードの切り替えが可能で、運転初心者でもドライブを楽しめます。
現行モデルは全車e-POWER搭載で、電気自動車のように滑らかに加速します。7人乗りを選択できるのは中間グレード「X」系かオーテックモデルで、プロパイロット標準装備車です。3列目の居住性は高くないため、子ども用・緊急用と考えましょう。
⑩三菱「アウトランダーPHEV」
分類 | ミドルサイズSUV |
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新車時価格 | 526.4万円~668.6万円 |
中古車相場 | 59.8万円〜645万円 |
サイズ | 全長4,720mm 全幅1,860mm 全高1,745-1,750mm |
車両重量 | 2,070-2,180kg |
総排気量 | 2,359cc |
一充電航続距離 | 102~106km |
アウトランダーPHEVは初心者でも運転上級者でも乗りやすいSUVです。全車四輪駆動で高い走行安定性を有しながらも、慣れた人なら雪道でのドリフト走行も可能。2024年10月のビッグマイナーチェンジで走行性能はさらに向上し、車好きから高い評価を受けています。
一充電航続距離も長く、日常使いの範囲なら、ガソリンも殆ど必要ありません。ただし、3列目の居住性は高くないため、子ども用・緊急用と考えましょう。
なお、中古では比較的値下げ幅の大きい車ですので、中古で探すのもおすすめです。
⑪トヨタ「ランドクルーザー300」
分類 | フルサイズSUV |
---|---|
新車時価格 | 510万円~800万円 |
中古車相場 | 209.8万円〜900万円 |
サイズ | 全長4,950-4,985mm 全幅1,980-1,990mm 全高1,925mm |
車両重量 | 2,360-2,560kg |
総排気量 | 3,345-3,444cc |
燃費性能 |
7.9~8.0km/L |
SUVの王者ともいえる存在のランドクルーザー300。現行モデルは3列目を床下収納してフルフラットにできます。身長170cm程度までであれば、3列目を倒すだけでも寝ることが可能です。
世界的に人気の高いモデルであることから需要過多になっており、日本では長期的に受注停止となっています。どうしても手に入れたい場合は中古も含めて検討しましょう。
⑫マツダ「CX-8」(中古)
分類 | ミドルサイズSUV |
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中古車相場 | 123万円〜499.8万円 |
サイズ | 全長4,925mm 全幅1,845mm 全高1,730mm |
車両重量 | 1,750-1,930kg |
総排気量 | 2,188-2,488cc |
燃費性能 | 12.0~12.4km/L ※ディーゼル15.8km/L |
CX-80の発売を前に、生産終了となったCX-8。
国産車では唯一全車3列シートを装備したSUVで、6人乗りと7人乗りを選択できます。3列目の快適性は国産SUVの中で最も高く、身長170cmまで対応できる設計。常時6〜7人乗る場合におすすめです。2列目シートは電動で動くため、力のない子どもでも楽に3列目へと乗り込めます。
マツダならではのコストパフォーマンスの良さが光った一台であり、コスト重視の人にはこちらをお勧めします。
2024年10月に発売されたCX-80。CX-8よりサイズアップし、かつ3列目の着座位置を下げているため、3列目の快適性が高くなっています。また、前輪駆動ベースだったCX-8に代わって後輪駆動ベースとなっており、走る楽しさを感じられる一台です。
新車時価格は約400万円弱から。決して安くはありませんが、予算が許すならお勧めします。
その他の7人乗りSUV
国産車の7人乗りSUVは、上記以外に以下のような車種があります。
- トヨタ「ランドクルーザー250」(プラドの後継車)
- トヨタ「ランドクルーザープラド」(2024年生産終了)
- レクサス「RX」(7人乗りは中古のみ)
- レクサス「LX」
- 三菱「パジェロ」(2019年生産終了)
- スバル「エクシーガクロスオーバー7」(2018年生産終了)
7人乗りの車:おすすめ外車3車種
外車の7人乗りモデルはSUVが中心です。しかしメーカーによっては、ミニバンやそれに近しい外観の7人乗りを販売しています。
⑬シトロエン「ベルランゴ」
- 分類:ミドルサイズミニバン
- 新車価格:439万円~457.2万円
- 中古車相場:239.8万円〜543.3万円
国産ミニバンのようなスライドドア車が少ない外車で、スライドドアを搭載しているベルランゴ。全長約4,40mmの5人乗りと全長約4,770mmの7人乗りがあります。
フランス車らしいユニークなデザインと各座席が独立した2列目が魅力で「人と違うミニバンに乗りたい」という人におすすめです。
⑭フォルクスワーゲン「シャラン」(中古)
- 分類:ミドルサイズミニバン(MPV)
- 中古車相場:44万円〜488万円
シャランはスライドドアを備えている数少ない外車ミニバンです。車高は1,800mm弱とミドルサイズミニバンより低めですが、全長や全幅は充分に広く、3列目の居住性も高めです。
特に人気だったのは2019年に追加されたディーゼルモデルで、滑らかな加速が魅力です。また、後から追加されたモデルということで装備も充実しています。
⑮BMW「2シリーズ グランツアラー」(中古)
- 分類:ミドルサイズミニバン(MPV)
- 中古車相場:49.1万円〜762.3万円(2シリーズ全体)
「ミニバンでも走行性の高さを求めたい」という人におすすめなのが、グランツアラー。モデルチェンジに伴い販売を終了しましたが、BMW車らしい切れ味あるハンドリングとスポーティーな走りが魅力です。ただし3列目は子ども用か非常用と考えた方が良いでしょう。
⑯メルセデス・ベンツ「Vクラス」
- 分類:フルサイズミニバン
- 新車価格:940万円~1,370万円
- 中古車相場:35万円〜1130万円
高級ミニバンとして存在感抜群のVクラス。商用車をベースに作られた車ではありますが、2列目シートにオットマンがつくなど装備は充実。また、3列目でも全席にヘッドレストがついており、独立したシートになっています。
ブランド力も十二分にある車なので、中古で購入しても満足感が高いでしょう。
⑰メルセデス・ベンツ「GLB」
- 分類:ミドルサイズSUV
- 新車時価格:593万円~852万円
- 中古車相場:382.2万円〜748万円
GLBはアウトランダーPHEVやエクストレイルと殆どサイズが変わりませんが、3列目の居住性が比較的高いです。身長160cm台の人なら問題なく座ることができます。ベンツならではの高級感やブランド力を求める人にはおすすめの一台です。
Q. 外車でこの他の選択肢は?
例えば新車時価格600万円以下で考えた場合、外車の7人乗りには以下のような選択肢があります。
- フォルクスワーゲン「トゥーラン」(443.5万円~)
- プジョー「5008」(580.6万円~)
- ジープ「コマンダー」(597万円~)
SUVでは7人乗りが多く販売されていますが、新車時価格1,000万円前後の高級車も少なくありません。
7人乗りの車でよくある質問
Q. 7人乗りのメリット・デメリットは?
7人乗りは大人数・大荷物での移動が可能なだけでなく、リセールバリューが高いです。またミニバンでは2列目がキャプテンシートとなり、一人ひとりがゆとりを持って座れます。
一方で、居住性の高い7人乗りほどボディサイズが大きくなりがちで、普段の運転には気を使います。ただし運転のしやすさに関しては、「視界が高く意外と運転しやすい」という意見もあります。
Q. 7人乗りと8人乗りはどっちがいい?
ミニバンでは7人乗りと8人乗りを迷う人が多いです。両者のメリットを見て、どちらが良いか検討しましょう。
乗車定員 | メリット |
---|---|
7人乗り | ・2列目がキャプテンシートで快適 ・3列目へのアクセスが簡単 ・リセールバリューが高い |
8人乗り | ・2列目で子どもの世話をしやすい ・車中泊でフルフラットにしやすい ・7人乗りより安価なことが多い |
ファミリーカー・趣味用なら中古も検討を
ファミリーカーや趣味用の車では、「子どもが飲み物をこぼした」「アウトドア用品の出し入れでキズが付いた」など汚れやキズが付きやすいもの。こういった時にあまり気を遣わずに済むのが、中古車の一つのメリットです。
また中古車なら、家計に合わせた車選びができます。住宅ローンや趣味に充てるお金などで節約したい場合は、中古車での購入も検討してみてください。