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2種類の「コンパクト」サイズ
全長4400mm級の全車種解説
5ナンバー相当の全車種解説
迷ったらライバル同士で比較・相見積もりを

ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

2種類の「コンパクト」サイズ

クルマのカテゴリとして「コンパクトカー」という言葉がよく使われますが、実は明確な定義は決まっていません。一般には、以下の2つのどちらかを指すことが多いです。

  • 全長4400mm級未満のクルマ(※軽自動車を除く)
  • 5ナンバー車(全長4700mm以下、全幅1700mm以下、全高2000mm以下、総排気量が2000cc以下)

全長4400mm級未満は全3種

全長4400mm級未満のサイズだと「このサイズで3列シートもあるんだ」と思う人もいるサイズ感です。このサイズの3列シート7人乗りは以下の3種類です。

  • ホンダ「フリード」
  • トヨタ「シエンタ」
  • 日産「NV200バネット(16X-3R)」

5ナンバー相当は全4種

5ナンバー相当のミニバンは以下の4種です。
ただしトヨタのノアとヴォクシーは、2022年1月のモデルチェンジにより、新型車はやや5ナンバーサイズを上回るように。そのため厳密に5ナンバーサイズの7人乗りは2車種のみです。

  • ホンダ「ステップワゴン」
  • 日産「セレナ」(と同社のOEMであるスズキ「ランディ」)
  • トヨタ「ノア」(※新型は3ナンバーサイズのみ)
  • トヨタ「ヴォクシー」(※新型は3ナンバーサイズのみ)

ただしノアやヴォクシーは元々5ナンバーサイズと上限だったので、「今回のモデルチェンジで3ナンバーサイズになった」といっても、極端に大きくなった訳ではありません。

特徴・メリット・デメリット

コンパクトカーサイズの7人乗りには、以下のような特徴があります。

  • 大型ミニバンに比べると運転しやすく、低燃費
  • スライドドア、低床フロアでお年寄りや子どもも乗り降りしやすい
  • 7人乗れるので、家族以外の人を急に乗せる時にも安心
  • シートアレンジ次第で自転車など長さがあるものも搭載可能

ただし、一口に「7人乗り」といってもサイズ感によってメリット・デメリットがあるので、自分にあったサイズ感を選ぶ必要があります。

メリット デメリット
全長4400mm級未満 コンパクトカー感覚で運転できる 3列目は子ども用・非常用
5ナンバー相当 3列目も最大3人座れる広さ 大きいので、後方の視野や駐車場確保にやや課題

全長4400mm級の全車種解説

全長4400mm級は全3種。それぞれの特徴、サイズ感や相場を解説します。

ホンダ「フリード」

ホンダ フリード+_外観

・新車時価格(税込):188万円〜297.2万円
・中古車相場:5万円〜315万円
・サイズ:全長4265mm、全幅1695mm、全高1710~1735mm

コンパクトカーサイズの7人乗りとして人気のフリード。コンパクトカー感覚で運転でき、いざという時には7人乗りできるのでファミリーカーとしてもピッタリの一台です。

3列目シートが狭くなりがちなサイズ感ですが、ライバルのシエンタと比べると3列目シートが広めなのが特徴です。しっかりとした作りで座り心地も良いですが、その分だけ荷物スペースはやや狭め。

トヨタ「シエンタ」

シエンタ_外観

・新車時価格(税込):169万円〜258万円
・中古車相場:5万円〜289.8万円
・全長4260 mm、全幅1695mm、全高1675 mm

上述のフリードと熾烈な争いを繰り広げているライバルが、トヨタのシエンタ。サイズ感も同じで、3列シート7人乗りが選べる点も同じです。

フリードに比べると3列目がやや狭いですが、その分だけ荷物スペースは広く設計されています。また3列目を床下に格納できるので、荷物を載せやすく安定させやすいのも魅力です。「普段は5人乗りで充分」「3列目は本当に非常用」という人には向いているでしょう。

商用車としても使われるバネット

バネット 外観

日産「NV200バネット」というモデルは、CMなどで見かける機会も少ないため耳慣れないかもしれません。商用車としても展開されているクルマで、「16X-3R」というグレードは3列シートを備えています。

元々商用車として開発されたので内装などはシンプルですが、2列目や3列シートのきれいに格納することができ、そのスペースに自転車3台でも載せられるほどの荷物スペースを確保することができます。「人よりも荷物を載せることが多い」という人にはおすすめです。

5ナンバー相当の全車種解説

5ナンバー相当の7人乗りというと、基本的には「ミドルサイズミニバン」というカテゴリになります。そのため「コンパクトカーサイズ」という印象は弱くなり、どちらかというと「ミニバンの割には小さめ」と感じる人が多いでしょう。

ホンダ「ステップワゴン」

・新車時価格(税込):228.8万円〜409.4万円
・中古車相場:5万円〜398万円
・全長4690~4760 mm、全幅1695 mm、全高1840~1855 mm

ホンダのミドルサイズミニバンであるステップワゴン。全長も4700mm程度あるため、3列シートでも足元に充分な余裕があります。低重心で力強い走行性能を備え、走りを楽しみたい人にもピッタリです。
また「リアゲートを分割して半分だけ開くことができる」などちょっとした工夫があるのも嬉しいポイント。

2022年春にモデルチェンジを予定しているので、買い時を見極めるべき一台です。既に新型のビジュアルも公開されているので、まずは見た目をチェックしてみてください。
また中古車もトヨタ系のミニバンに比べてお買い得感が出てきており、特に上位グレードの「ステップワゴンスパーダ」はオススメです。

日産「セレナ」

セレナ 外観

・新車時価格(税込):243.5万円〜419.2万円
・中古車相場:5万円〜433.5万円
・全長4690mm、全幅1695mm、全高1865mm

ステップワゴンと同じサイズ感なのが、日産のセレナ。その中でもオススメなのが、日産独自のハイブリッドシステムであるe-POWER搭載モデルです。ワンペダルでアクセルもブレーキも思いのままなので操作しやすく、運転していて疲れにくいです。

こちらも「近いうちにモデルチェンジをするのでは」という噂がありますが、現状では詳細は分かっていません。ただしライバルがモデルチェンジする中で、値引き交渉がしやすくなると予想されています。

トヨタ「ノア」

ノア 外観

・新車時価格(税込):218万円〜344.3万円
・中古車相場:5.8万円〜385.6万円
・全長4695mm、全幅1730mm、全高1895~1925mm
(※上記画像はモデルチェンジ前のものです)

トヨタの5ナンバーサイズミニバンの代表格だったノア。2022年1月のモデルチェンジで全幅が1700mmを上回ったので、厳密には「5ナンバーサイズ」とはいえなくなりました。とはいえサイズ感としては先述のステップワゴンやセレナと近いので、あわせてご紹介します。

夜間の歩行者も検知できる自動ブレーキなど最新の安全装備を搭載。またスライドドアや収納も一工夫加えられており、使い勝手も大きく向上しています。

トヨタ「ヴォクシー」

・新車時価格(税込):218万円〜344.3万円
・中古車相場:5.8万円〜404.3万円
・全長4695mm、全幅1730mm、全高1895~1925mm
(※上記画像はモデルチェンジ前のものです)

ノアの姉妹車であり、同じような構造・性能を備えているのがヴォクシー。主な違いは見た目で、中でも「顔つき」が大きく異なります。どちらかというと穏やかで落ち着いた印象のノアに対し、より迫力と存在感を備えたのがヴォクシーといって良いでしょう。

ノアとヴォクシーはどちらもモデルチェンジ直後。そのため2022年1月現在、モデルチェンジ前のクルマが「未使用車」として中古車市場に出回っています。
前期型ではあるものの、未使用という非常にコンディションが良いクルマなので「少しでも安く買いたい」という人はチェックしてみてください。ガリバーでも未使用車を取り扱っております。

迷ったらライバル同士で比較・相見積もりを

一口にコンパクトサイズの7人乗りといっても、選択肢は様々。メーカー、車種、サイズ感など迷うこともあるでしょう。
そんな時は、ぜひライバル同士で比較してみましょう。試乗してみるとサイズ感も分かりますし、相見積もりをとると値引き交渉もしやすくなります。

ガリバーはメーカー横断で様々なクルマを取り扱っているので、「シエンタとフリード、どっちにしよう?」という質問にも、客観的な立場からアドバイスをしています。お店、ウェブ、電話などでお気軽にご相談ください。