ボディタイプ別おすすめランキング2017

ボディタイプ別おすすめランキング2017

車種選びにお悩みの方へ。コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、
この秋中古車でおすすめの軽自動車ハイト系を聞きました。

  • 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト1 スズキ ハスラー

    軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト1 スズキ ハスラー

    スズキ ハスラー

    スズキ ハスラーは、2014年に登場、すでに3年が経過し、そろそろ中古車としてお買い得感が出てきている。ハスラーは、基本骨格部分を先代ワゴンRと共通化した姉妹車関係にある。このクラスの軽自動車は、生活の足としてのベーシックモデルという価値観があるため、どうも遊び心に欠けている。だが、ハスラーは遊び心あふれるデザインが採用されており、SUVとのクロスオーバー車的なルックスは、最近のトレンドでもある。また、単なるデザイン重視のモデルではなく、基本部分が先代ワゴンRということもあり、優れた低燃費性能も兼ね備えているのも特徴だ。また、2015年12月の一部改良で歩行者検知式自動ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」が一部グレードに標準装備されるなど、高い予防安全性を誇っている。中古車相場は、2014年式で100~110万円前後が中心。

  • 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト2 ダイハツ ムーヴ

    軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト2 ダイハツ ムーヴ

    ダイハツ ムーヴ

    ダイハツ ムーヴは、2014年末に登場。その後、2017年8月にマイナーチェンジしている。このムーヴは、「軽自動車の走りは頼りない」という顧客の声に真摯に向き合い基本性能を引き上げた。走る・止まる・曲がるとう基本性能を引き上げるため、まず、基本骨格から見直され開発されている。D’s テクノロジー「フォースコントロール」が採用され、ボディ剛性は大幅に向上。ひとクラス上のコンパクトカーの一部さえも上回る走行性能を得ている。マイナーチェンジが施されたことや、未使用車も豊富にあり前期モデルは徐々に価格が下がっていて買い得感が出てきている。2016年式という高年式でも100~120万円前後で選べるようになっている。

  • 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト3 スズキ ワゴンR

    軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト3 スズキ ワゴンR

    スズキ ワゴンR

    スズキ ワゴンRは、2013年2月にフルモデルチェンジし6代目となった。この6代目ワゴンRは、スティングレーを含め計3タイプのデザインをもつ。歩行者検知式の自動ブレーキも装備され、燃費性能はクラストップの33.4㎞/Lを誇る。登場したばかりの新車とはいえ、人気モデルなので日を追うごとに流通量が増えてくる。また、新型ワゴンRは、すでにかなりの量の登録済み未使用車が流通している。こうなると、旧型ワゴンRより魅力的。9月末の半期決算で、さらに多くの自社登録車が増え、この後買い得感が増してくるだろう。エントリーグレードが中心になるが、110~130万円前後が相場の中心となる。

目次

オススメランキングの3台を比較

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の 燃費・価格

ハスラー

ハスラー ハスラー

ハスラーは、先代のワゴンRベースということもあり、燃費値に関してはトップレベルの実力をもつ。2014年に登場した直後のモデルでも29.2㎞/Lという燃費値を誇る。その後、マイルドハイブリッド機能であるS-エネチャージが搭載され、32.0㎞/Lという燃費値までアップしている。ターボモデルの燃費もよく、最新モデルでは27.8㎞/Lとなり、優れた燃費経済性をもつ。最近では、スズキの苦しい台所事情を反映してか、未使用車が大量発生している。そのため、2014年式と2016年式の価格差が20万円前後程度しかない。2016年式の相場は100~130万円前後が中心となる。2014年式は90~120万円前後が中心となっている。こうなると多少無理してでも、歩行者検知式自動ブレーキが用意されるようになった2016年式を選んだほうがいいだろう。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

ムーヴには、スズキのようなマイルドハイブリッド機能がないため、燃費は31.0㎞/Lに止まっており、。ワゴンRの33.4㎞/Lには若干離されている。マイルドハイブリッド機能は、ややコスト高になるため、低価格を維持するための戦略だ。しかし、こうした手法は新車に限って通じる戦略。中古車の場合、わずかな新車価格の差より、市場での人気で価格が決まる。ムーヴは、新車販売が不調であることから、大量の自社登録を行い、多くの未使用車を中古車マーケットに流通させている。そのため、全体的に高年式の価格が下がる傾向になっている。2016年式で90~130万円がボリュームゾーン。全般的に廉価グレードが多く流通している。とにかく安くというのであれば、意外と選びやすくリーズナブルな価格で買える。ただし、自動ブレーキ関連の安全装備「スマートアシストⅡ」が装備されていないものが多い。

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

6代目新型ワゴンRが登場したのが2017年2月。3つの異なる外観デザインをもち、顧客の細かいニーズに対応し、販売台数を伸ばす予定だった。しかし、想像以上に販売は苦戦。大量の自社登録で、多くの未使用車を中古車マーケットに送り込んでしまった。2017年式で100~130万円前後がボリュームゾーン。すでに、新車より随分と安価な設定がされている。それに合わせて先代の2016年式が80~110万円前後、ずいぶん価格を下げている。ただ、旧型は今後ドンドンと価格を下げていくので、リセールバリューを考えると新型を購入しておいたほうが経済的ともいえる。ただ、あくまで予算重視というのであれば、先代ワゴンRという選択も悪くない。

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の 装備・使い勝手

ハスラー

ハスラー ハスラー

ハスラーは、クロスオーバー車なので、他のハイト系ワゴンとは使い勝手という面では異なる手法がとられている。まず、アウトドアでの使用をイメージしているので、ラゲッジフロアは汚れをふき取りやすい素材が使われている。ウインタースポーツやキャンプなどで、濡れたものや汚れを気にせず収納可能としている。また、助手席は前方に倒れ、フルフラットになる。テーブルのように使え、食事の時に便利だ。室内は自由にアレンジでき、車中泊なども楽しめる仕様となっている。装備面では、2015年12月に歩行者検知式の自動ブレーキ(デュアルカメラブレーキサポート)が用意された。ハスラーは2016年式が大量にマーケットに流通しているため、全体的に価格が安い。多少高くても、安全性を重視した歩行者検知式自動ブレーキ装備車を選びたい。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

ムーヴは、自動ブレーキのスマートアシストが3タイプもあり、年式ごとにバラバラだ。ごく初期のモデルはスマートアシスト、途中からスマートアシストⅡへ進化。そして、マイナーチェンジ後からは、スマートアシストⅢとなっている。スマートアシストⅢのみ歩行者検知式自動ブレーキ装備となる。もちろん、スマートアシストⅢ装着車を選択するのがベストだが、まだまだ未使用車を含め流通量が少ない。実質的には、スマートアシストⅡを装備したモデルが中心になる。歩行者検知式自動ブレーキではないものの、誤発進抑制制御機能などは装備されている。また、ムーヴの伝統ともいえる90度に開くドアは使い勝手が良い。高齢者などの乗り降りを配慮した機能だ。また、一部グレードを除き、スズキ車には少ないオートライトも標準装備されている点は魅力だ。薄暮時やトンネルなどで、うっかりヘッドライトの点灯を忘れるなどすることがないので、さり気ない安全装備ともいえる。

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

新型になって大きく進化したのは、横滑り防止装置であるESPが全車標準装備化されたことだ。旧型は、自動ブレーキ装備車でないと装備されていなかったからだ。横滑り防止装置は、法的にも標準装備化が義務付けられている。旧型の購入を考える場合は、必ず自動ブレーキ装備車の購入をおすすめしたい。新型ワゴンRでは、上級グレードであるFZにはLEDヘッドランプや専用のエアロ形状のバンパー類を装備しスタイリッシュだ。エントリーグレードのFAには、マイルドハイブリッド機能も装備されていないのでFA以外のグレードがおすすめだ。

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地

ハスラー

ハスラー ハスラー

基本骨格がワゴンRと同じなので、ハスラーの走行性能はなかなか上質だ。ハスラーは、クロスオーバーモデルなので、最低地上高が180㎜(前輪駆動車)とやや高くなっている。そのため、重心高も高くなっている。カーブなどでは、不安定になりがちになるが、ハスラーはやや硬めのサスペンション設定により、フラフラしたりクルマが揺さぶられるようなことがなく走れる。乗り心地も快適だ。4WD車の最低地上高は175㎜。4WD車には、滑りやすい急勾配の下り坂をブレーキ操作無く安全に下ることができるヒルディセントコントロールが用意されている。ラフロードだけでなく、降雪地域などでも高い走破性を誇る装備。ウインタースポーツやアウトドアなどを楽しむ人にもおすすめの機能だ。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

「軽自動車の走りは頼りない」。そんなイメージを払拭するために、ムーヴは基本性を見直した。徹底的にボディを鍛え上げた。強固なボディを得たことで、ムーヴの走行性能は劇的に進化。このクラスでトップレベルの走行性能をもつ。サスペンションは、やや硬めだが不快感はない。このやや硬めのサスペンションが、優れた操縦安定性を生み出している。カーブなどでは、ステアリング操作に対してクルマがしっかりと反応。クルマが大きく傾くなど、不安を感じることもない。もはや、ひとクラス上の一部のコンパクトカーより優れた走行性能をもつレベルになっている。

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

新型ワゴンRの車重は、FZで790㎏とクラストップの軽量ボディに仕上がっている。この軽量化が走りの面でも大きなメリットになっている。クルマが軽いため52ps&60Nmというエンジン出力でも、不満を感じさせない加速感をもつ。また、マイルドハイブリッド機能付きモデルは、走行中モーターがエンジンをわずかだがアシストするため、アクセル操作に対するレスポンスがよく、なかなか気持ちのよい走りを誇る。また、副変速機付きのCVTのワイドな変速比幅がエンジンの効率が良いところを積極的に使うため、ターボモデルでなくても非力感を感じることがない数少ないモデルだ。また、マイルドハイブリッド機能装着車は、アイドリングストップからのエンジン再始動が極めて静かで振動がほとんどない。この静粛性は、もはや高級セダン並みのレベルで、一度味わうと他のモデルに乗りたくないと感じるほどだ。

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の デザイン

ハスラー

ハスラー ハスラー

多くの人が乗るモデルということもあり、軽自動車のデザインは良くも悪くも好き嫌いが出ないデザインとなり、没個性的な雰囲気がある。しかし、ハスラーはクロスオーバーモデルということもあり、大胆なデザインとなった。丸いヘッドライトや角を落としたボクシーなボディをもち、小さなクルマらしく愛らしいデザインとした。こうしたクロスオーバーモデルも、カスタム系のように、押し出し感&迫力系が人気。だが、妙なトレンドを追わずに小さな軽自動車の魅力を上手く引き出したデザインには好感が持てる。余暇を楽しむための相棒的なルックスに、多くの人が共感したことからヒットモデルとなった。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

ムーヴの標準車は、女性ユーザーをメインターゲットとしていたこともあり、従来のモデルは柔らかな雰囲気をもつデザインだった。しかし、新型からは走りの質感を上げ男性ユーザーを意識したのか、かなりエッジの立ったデザインが採用され、シャープでスポーティな印象のデザインへ変更。マイナーチェンジでは、さらに高級感をプラスしている。ムーヴで高い人気を誇っているのがカスタムだ。LEDを駆使しとにかく目立つ顔に仕上げてある。小さなボディに大きく迫力のある顔というアンバランス感が、目立つということで人気だ。マイナーチェンジでは、やや洗練され高級感のある顔つきに変更されている。

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

先代ワゴンRは、多くの人に好感をもってもらい嫌われてはいけないという意識が強かったのか、守りに入りすぎてやや地味で存在感がないデザインだった。こうした反省もあり、新型ワゴンRは3タイプの顔を用意。顧客ニーズの細分化にも対応している。これは、ムーヴの派生車を多く投入し多品種少量生産するダイハツへの対応という側面ももつ。ただ、標準車のFX系は相変わらず薄味な印象で記憶に残らないデザイン。FZは、トヨタのミニバン、ヴェルファイアのイメージをもちやや迫力をもった顔に仕上げているものの、どこかで見たようなデザインなので新鮮味に欠ける。そして、カスタム系に当たるスティングレーは、キャデラック系の縦長ライトをもち、こちらも新鮮さがない。全般的にデザインは迷走しているといった印象でスズキらしさに欠けている。

知って
得する

軽自動車ハイト系ワゴン ランキングベスト3 の 中古車値引き交渉術

軽を買うなら未使用車がおすすめ

中古の軽自動車は、低年式車でもリセールバリューが高く、それなりの価格で販売されている。こうした低年式車は、買うときに安くてもいつ壊れるかわからないリスクもある。一度壊れると、買った価格に近い修理代がかかることも。つまり、低年式の軽自動車の購入は、安物買いの銭失いになる可能性が高い。こうしたリスクを回避するためには、多少無理してでも新車保証が残る高年式車がおすすめだ。最近では、とくにおすすめなのが未使用車だ。

未使用車とは

未使用車とは、ディーラーやメーカーが会社の都合で、買い手がいないのに自社で登録し、売ったことにみせかける手法。
メーカーの販売台数シェア争いや、ディーラーのインセンティブ欲しさなどにより行われるケースが多い。未使用車は、一度登録しているため中古車扱いになる。中古車と言っても、登録しただけなのでクルマのコンディションは、ほぼ新車。エントリーグレードなどが多く、上級グレードが少ないのだが、好みのグレードや仕様、色などが合えば、かなりお買い得な価格で買えるのだ。こうしたクルマが見つかれば、もはや新車を買う理由が見つからないほどお買い得感がある。

下取り車は買取り店で査定しておこう

未使用車も額は小さいが値引きは期待できる。理想は異なる店舗で、同じ車種・グレードで競合させると効果的だ。未使用車なので、クルマのコンディションに差がない。となると、あとは価格だけなので、しっかりと競合することで値引きが引き出せる。同じ車種が近隣で見つからない場合、新車と競合させてみるのもいい。または、ワゴンRやムーヴ、Nワゴン、キャストなどがライバル車になる。こうしたモデルで、同じような価格帯の未使用車同士を競合させよう。あくまでも「支払総額が安いほうがよい」というスタンスを貫くといい。中古車店の中には、下取りがあれば、さらに値引きする。と、いうトークが出ることがある。これには注意したい。実際、下取り車を自社で販売することになるので、中間マージンが必要ないので高値で買取れるメリットがある。ただし、中には下取り車の価格を下げて、値引き分に回すなどの手法が取られるケースもあるのだ。これでは意味がない。こうした駆け引きに負けないように、下取り車は必ず買取り店で査定しておく必要がある。一度査定しおけば、下取り価格が安いということはすぐにわかる。その上で、より高値で売却できるところを選ぶといいだろう。

オススメランキングの3台を調べる

スズキ ハスラー

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
104.9万円~173.8万円
■中古車相場:
99.9万円~101万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約4,156円
他の車種と比較

ダイハツ ムーヴ

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
113.4万円〜180.4万円
■中古車相場:
1,000円~99.9万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約4,290円
他の車種と比較

スズキ ワゴンR

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
107.9万円~153万円
■中古車相場:
1,000円~99.9万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約3,982円
他の車種と比較
※ 燃費は国土交通省発表平成26年3月発表自動車燃費一覧よりJC08モードの数値から掲載しています。
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。
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