2016年11月の乗用車および軽自動車の新車車種別販売台数が各機関より発表されました。「今、売れている車」はどんな理由で売れ筋なのでしょうか。新車だけではなく、株式会社IDOM(旧社名:ガリバーインターナショナル)の中古車販売実績も踏まえて売れる要因を分析、解説します。
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データ出典元
新車車種別乗用車販売台数:一般社団法人自動車販売協会連合会
新車車種別軽自動車販売台数:一般社団法人全国軽自動車協会連合会
中古車車種別販売台数:株式会社IDOM(旧社名:ガリバーインターナショナル)の販売実績
ノートe-POWERは、エンジンを発電用に使い、貯めた電気でモーターを動かす「シリーズハイブリッドシステム」を採用した、いわば電気自動車に近いハイブリッドカーです。世界で初めてこの技術が量産コンパクトカーに使用された期待度も高く、開発した日産の技術力が国内マーケットに評価されたと言えそうです。
〈日産 ノートe-POWER〉
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〈ホンダ フリード〉
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〈トヨタ シエンタ〉
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ミニバンでも少し大きな日産「セレナ」もまたこの二つのライバルとなりがちですが、11月は前月から約5千台少ない7,293台に落ちこみました。これは新発売のノートが日産営業マンたちのイチオシになり、そちらに販売が偏っていることを如実に表わしています。商品力のある新発売車にセールスパワーが集中するのはよくあることです。
〈ダイハツ タント〉
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中古車の販売台数ランキングを見ると、トップ10のうち軽自動車が半数以上を占めています。中でもダイハツ「タント」が4ヶ月連続首位を維持しています。新車時に一番販売された車種だけに中古車でも流通量が豊富なため、ニーズに適した一台を見つけやすいモデルと言えるでしょう。女性をメインターゲットに確固たる需要を獲得しているスズキのハッチバックタイプの軽自動車「ラパン」も中古車販売数8位から10位にいる月が多く、根強い人気がうかがえます。また、新車では絶版の車も選択肢に入れられるのは中古車の醍醐味です。13位の「ライフ」は「N-BOX」発売まではホンダの主力であった軽自動車で、N-BOXと同じような位置付けの絶版車という経緯から、中古車市場では安定して人気の車種です。
〈ホンダ ライフ〉
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〈ホンダ N-BOX〉
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前月のランク圏外から8位に急浮上した三菱自動車「eKワゴン」人気は、11月も継続中です。不正問題発覚によるイメージダウンから半年以上が経ち、改めて燃費値で比較すると車両価格のお買い得感が理解されるようになったことで、11月は第9位の売れ筋車となっているようです。メーカーで比較すると、燃費不正問題の三菱や新車値引きが頻繁に行われていた時代のマツダの各車種は、今中古車相場が下がり目にあるようです。
果たして、ノートe-Powerのシリーズ方式は、トヨタやホンダが人気を占めるHV車に新たな風を吹かせるのでしょうか?
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データ出典元
新車車種別乗用車販売台数:一般社団法人自動車販売協会連合会
新車車種別軽自動車販売台数:一般社団法人全国軽自動車協会連合会
中古車車種別販売台数:株式会社IDOM(旧社名:ガリバーインターナショナル)の販売実績
‖販売台数1位はダークホースとなった、日産「ノート」
何といっても11月の注目は、登場4年目のビッグマイナーチェンジで新型ハイブリッドシステム「e-POWER」を投入した日産自動車の「ノート」が、国内新車販売台数1位となったことでしょう。この1年間乗用車販売台数トップをキープし続けたプリウスの1万3333台をあっさりと抜き、1万5784台と好調なスタートを切りました。ノートe-POWERは、エンジンを発電用に使い、貯めた電気でモーターを動かす「シリーズハイブリッドシステム」を採用した、いわば電気自動車に近いハイブリッドカーです。世界で初めてこの技術が量産コンパクトカーに使用された期待度も高く、開発した日産の技術力が国内マーケットに評価されたと言えそうです。
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〈日産 ノートe-POWER〉
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‖ノート以外は大きな変化なし。フリードが健闘
2位以降の顔ぶれは先月から大きく変化はありません。女性に好まれそうな外観と利便性の高い両側スライドドアを持つ「ムーヴ キャンバス」も好調なダイハツ「ムーヴ」は相変わらずの人気で、販売台数4位です。トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」のコンパクトミニバン二強は宿命のライバルのような関係性。9月にフルモデルチェンジしたフリードの売れ行きは好調のようで、前月の9位から7位にランクアップし10,445台を販売と、6位のシエンタ11,608台を追い越す勢いです。
〈ホンダ フリード〉
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ミニバンでも少し大きな日産「セレナ」もまたこの二つのライバルとなりがちですが、11月は前月から約5千台少ない7,293台に落ちこみました。これは新発売のノートが日産営業マンたちのイチオシになり、そちらに販売が偏っていることを如実に表わしています。商品力のある新発売車にセールスパワーが集中するのはよくあることです。
‖中古車販売数上位は6割が軽自動車
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中古車の販売台数ランキングを見ると、トップ10のうち軽自動車が半数以上を占めています。中でもダイハツ「タント」が4ヶ月連続首位を維持しています。新車時に一番販売された車種だけに中古車でも流通量が豊富なため、ニーズに適した一台を見つけやすいモデルと言えるでしょう。女性をメインターゲットに確固たる需要を獲得しているスズキのハッチバックタイプの軽自動車「ラパン」も中古車販売数8位から10位にいる月が多く、根強い人気がうかがえます。また、新車では絶版の車も選択肢に入れられるのは中古車の醍醐味です。13位の「ライフ」は「N-BOX」発売まではホンダの主力であった軽自動車で、N-BOXと同じような位置付けの絶版車という経緯から、中古車市場では安定して人気の車種です。
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〈ホンダ ライフ〉
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‖スーパーハイトワゴン人気はうなぎ登り
新車でも中古車でも、ホンダN-BOXやダイハツタント、スズキスペーシアのように特に車高の高いワゴンが人気です。スーパーハイトワゴンや軽ハイトールワゴンなど色々な呼び方で呼ばれていますが、車両全高が170㎝以上あるハイト系ワゴン(トールワゴン)がこれに該当します。軽自動車の中では価格が高めですが、人気がある理由は、軽という維持費の安さに加え、車高の高さがあるだけで車内がぐっと広く感じられる点が挙げられるでしょう。背の高い男性でも軽と思えない乗り心地を味わえることから、最近のスーパーハイト系ワゴンは、男性でも乗りやすいエクステリアが増えており、これも人気の理由です。ベビーカーも乗せられ、小さな子どもなら立つこともできる高さを備えているため、子どもが大きくなっても充分に使えます。
〈ホンダ N-BOX〉
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‖プリウス・三菱車などは世論のあおりを受け、中古車相場が変動
トヨタの「プリウス」は先代までの流通量が増えているのに、中古相場はなかなか下落しません。新車の価格帯が上がったことにより、先代までの中古車に値ごろ感があるのか2位にランクアップを遂げました。前月のランク圏外から8位に急浮上した三菱自動車「eKワゴン」人気は、11月も継続中です。不正問題発覚によるイメージダウンから半年以上が経ち、改めて燃費値で比較すると車両価格のお買い得感が理解されるようになったことで、11月は第9位の売れ筋車となっているようです。メーカーで比較すると、燃費不正問題の三菱や新車値引きが頻繁に行われていた時代のマツダの各車種は、今中古車相場が下がり目にあるようです。
‖今後はどこまで売れる?30年振りに販売台数1位を獲得したノートに注目!
今後の動きとして、注目したいのは今月トップに急伸したノートe-POWERです。日産が月間販売台数首位を達成するのは、1986年のサニー以来、実に30年振りのこと。11月2日の発売から3週間で2万台を超える受注を受けており、すでに月間販売目標を2倍に上回っているノート。12月の販売台数も高いことが見込めそうです。果たして、ノートe-Powerのシリーズ方式は、トヨタやホンダが人気を占めるHV車に新たな風を吹かせるのでしょうか?
タントのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和1年7月(2019年7月)〜現在
- 新車時価格
- 122.0万円〜202.4万円
タントの在庫が現在497件あります
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