いまならコレを狙え! ボディタイプ別新車オススメランキング SUV ランキング ベスト3

車の乗り換えや購入を検討している方で、車種選びにお悩み中の方へ。
コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この冬おすすめのSUVを聞きました。

  • RANKING BEST 1三菱 アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    外部電力を使い充電し、基本的EVとして走行。電力が無くなるとエンジンで発電、もしくは走行するPHVが三菱アウトランダーPHEV。2015年6月に、大幅なマイナーチェンジが施され、外観デザインを大幅変更。より迫力ある顔になり、人気も急上昇。
    さらに、燃費や走行性能、静粛性や品質も向上。より、ラグジュアリー志向のSUVへと変貌を遂げている。

  • RANKING BEST 2レクサス RX

    レクサス RX

    2015年10月にフルモデルチェンジ。
    基本的に北米向けのモデルだが、大胆なスピンドルグリルやラグジュアリー感インテリア、低燃費のハイブリッドシステムを搭載していることから国内でも人気モデルになりそうな予感。

    先代RXは、あまり売れなかったが、新型RXは発売後1ヶ月で約9,000台もの受注を集めている。

  • RANKING BEST 3日産 エクストレイルハイブリッド

    日産 エクストレイルハイブリッド

    日産初のFF用横置きハイブリッドシステムを搭載。
    ハイブリッドシステムは、1モーター2クラッチ式を採用している。このハイブリッドシステムにより、従来のガソリン車に比べ燃費性能は大幅に向上。
    また、このクラスではまだ数少ない歩行者検知式の自動ブレーキ「エマージェンシーブレーキ」や踏み間違い防止アシストを全車に標準装備している。

オススメランキングの3台を比較

燃費・経済性
  • アウトランダーPHEV

    EV走行が基本のアウトランダーPHEVは、満充電時にEV走行できる距離は60.8㎞。ハイブリッドモードに移行したときの燃費は20.2㎞/Lとなっている。
    通勤や近隣での使用は、ほぼ家庭で充電した電力でEV走行が可能なので経済性は高い。
    また、電力が無くなってもハイブリッドモードに移行し、エンジンが発電したり走行をアシストするので、インフラに依存せずに走行できる。エコカー減税は免税、補助金の対象にもなっている。

  • RX

    RXは、フルモデルチェンジしたことにより、パワーユニットは3.5Lハイブリッドと2.0Lターボの2タイプに絞られた。
    3.5Lハイブリッドシステムは、先代より進化し燃費も向上し18.8㎞/Lという低燃費を実現。2.0Lターボ車は、11.8㎞/Lとしている。
    ハイブリッド車の燃費性能は非常に高く、同時に力強い走行性能も兼ね備える。ただし、車両価格は6,025,000円からと、かなり高価。

  • エクストレイルハイブリッド

    エクストレイルハイブリッドの燃費は20.6㎞/L。
    飛び抜けて良い数値ではないが、モーターでのEV走行もそこそこできるので、満足度は高い。ハイブリッド車らしく、静粛性が高められている。車両価格は2,669,760円からと、やや高めの設定だ。

装備・使い勝手
  • アウトランダーPHEV

    自動ブレーキ関連では、残念ながら歩行者検知式ではないのが少々物足りないポイントだ。
    PHVなので、災害時やレジャーなどで外部へ1500wもの給電ができる。家電製品なのが使えるので、アウトドアレジャーで、新たな遊び方も可能。
    また、後輪をモーター駆動させる4WD機能にはロックモードがあり、高い悪路走破性も兼ね備えている。この悪路走破性は、マイナーチェンジにより、さらに向上されている。

  • RX

    自動ブレーキ関連の安全装備が遅れていたレクサスに、ようやく標準装備されたのがレクサス セーフティシステム+だ。単眼カメラとミリ波レーダーの組み合わせで、歩行者検知式であり、高速域から自動ブレーキが作動するシステムだ。これで、ようやく並みの高級車レベルの安全装備となった。
    センタコンソール上部の12.3インチディスプレイは、とても大きく見やすい。ただし、操作系であるリモートタッチは、節度感が無く使いにくい。

  • エクストレイルハイブリッド

    凸凹道でもフラットな乗り心地にするためのアクティブライドコントロールや、カーブを上手く減速させスムースに曲がるアシストをするアクティブエンジンブレーキなど、世界初の制御が盛り込まれているので、なかなか運転しやすいクルマに仕上がっている。
    ハイブリッドの用のバッテリーをラゲッジスペースに搭載しているため、荷室はガソリン車に比べやや狭くなっている。

走行性能
  • アウトランダーPHEV

    フロア部分に大きく重いバッテリーを搭載している。そのため、低重心化が図れているため、背の高いSUVの割には安定感ある走りを披露する。
    マイナーチェンジで、ボディ剛性のアップやサスペンションの最適化により、良好な乗り心地を誇る。スポーティというより、ラグジュアリー志向の味付けだ。また、同時に遮音材なども追加されたことにより、静粛性も向上している。

  • RX

    3.5Lハイブリッドシステムを搭載する450hは、通常にはEV走行を含め静粛性も高く快適。しかし、一度アクセルを踏み込むと、モーターと3.5Lエンジンの組み合わせで、2トン超の車重をもつRX450hをグイグイと加速させる力強さもある。
    この余裕ある走りは、まさにラグジュアリーSUVの真骨頂ともいえる点。対して、2.0Lターボは、RXの車重に対して、必要十分といった印象。
    ハイブリッド車と比べると、アクセルを踏み込む量が多いので、高速道路の長距離ドライブなどでは、もう少しパワーがあった方が良いように感じる場面もあった。

  • エクストレイルハイブリッド

    市街地でEV走行をさせるためには、アクセルワークを慎重に行う必要がある。この微妙なアクセル操作ができるようになると、燃費が向上する。
    また、エンジンが始動しているときの中間加速が気持ちいい。
    一定の速度から、アクセルを軽く踏み込んだときに、モーターがエンジンをアシスト。2.0Lとは思えない力強さを感じる。
    ハイブリッド化により、ボディ剛性もアップしたことにより、直進安定性やカーブでの安定感も1ランクアップしている。

デザイン
  • アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEV

    マイナーチェンジ前のモデルとは、まるで違うクルマのようになった。三菱の新デザインコンセプトである「ダイナミックシールド」が採用され、かなりアグレッシブなフェイスになった。こうした迫力重視のデザインは、世界的に人気が高い。

  • RX

    RX

    レクサスのデザインコンセプトである「スピンドルグリル」が採用されている。先代モデルにもスピンドルグリルは採用されていたが、より先鋭化。絞り込み部分を上部に上げ、下部に向けて広がり感を強調。
    SUVらしいワイドで力強いルックスとしている。
    ボディ全体が、金属の塊を削り出したようなシャープな面の組み合わせになっており、他のクルマの中でも埋没しない強烈な存在感を主張している。

  • エクストレイルハイブリッド

    エクストレイルハイブリッド

    グリル中央にV字型のフレームを入れた日産のデザインコンセプトであるVモーショングリルを採用。
    グリルの大きさを競う傾向が強いSUVにおいて、シンプルな美しさをアピールする。
    ヘッドライト下部には、個性的なシグネチャーLEDポジションランプが入れられ、夜間などひと目でエクストレイルハイブリッドであることが分かる。

新車値引き交渉術

レクサスRXは、フルモデルチェンジ後に爆発的に売れている。そのため、多くのバックオーダーを抱えているため値引きは期待できない。
売れ行きが鈍ってきて、バックオーダーが解消されてからが買い時。高価なモデルなので、競合させるのは輸入車。メルセデス・ベンツGLEやBMW X5などが効果的だ。X5にはPHVモデルも投入されているので、こちらが効果的。
アウトランダーPHEVは、国内でユニークな存在。国産SUVでPHVは、存在しないので競合車を探すのが難しい。ハリアーハイブリッドなど、価格帯が近いクルマを競合させたい。
エクストレイルハイブリッドは、やはりマツダCX-5のクリーンディーゼル、スバル フォレスターと競合させるのが有効だ。
日産は2015年度1台も新型車が投入されていない。そのため、厳しい状況が続いているので顧客を1人でも逃したくない状況。売れているエクストレイルハイブリッドとはいえ、競合されれば値引きに応じるしかない状況だ。

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  • コンパクト輸入車

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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