この記事の目次 CONTENTS
4種類のレクサスSUV
続々モデルチェンジ中
最も大きい「レクサスLX」
ゆとりある車内空間「レクサスRX」
コンパクトSUV「レクサスNX」
都会派で使いやすい「レクサスUX」
レクサスSUVの選び方
人気なのはRXとUX
最新のクルマが欲しいならNX
モデルチェンジによって中古車相場にも影響

4種類のレクサスSUV

UX 外観

上質でありながらも現代的なデザインのレクサス。見た目が似ているので「違いが分かりにくいので、選べない」という声をよく聞きます。そこで今回は、レクサスSUV全車種を徹底的に比較しその違いをご紹介します。

現在、レクサスブランドから販売されているSUVは大きい順に以下の4車種です。

  • レクサスLX
  • レクサスRX
  • レクサスNX
  • レクサスUX

続々モデルチェンジ中

現在、レクサスのSUVは次々とモデルチェンジをしています。

・レクサスLX…2022年1月にモデルチェンジ済み
・レクサスRX…2022年末か2023年前半にもモデルチェンジと噂
・レクサスNX…2021年10月にモデルチェンジ済み
・レクサスUX…当面、特に噂はなし

LXもNXもモデルチェンジからの方針を踏襲しているため大きなイメージチェンジはありませんでしたが、パワーや走りが少しずつ改善されています。またNXについては、従来のガソリンとハイブリッドに加え、PHEVモデルが発売されました。
2022年~2023年にモデルチェンジと噂されているRXについても、PHEVモデルが加わる可能性がありそうです。

ここからは、モデルチェンジ情報を踏まえながら、それぞれのサイズ、燃費、定員、価格を比較していきましょう。

(※以下で紹介している価格相場はガリバーが独自に集計したもので、以下の自動車カタログで他の車種も含めて紹介しています。クルマの価格、サイズ、装備、相場は記事の公開・加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。)

最も大きい「レクサスLX」

・全長5,100mm×全幅1,990mm×全高1,885~1,895mm
・燃費:WLTCモード 8.0~8.1km/L
・2列シート5人乗り、3列シート8人乗り
・ガソリン車のみ
・新車時価格(税込):1100万円〜1191.7万円
・中古車相場:759.8万円〜1558万円
(※上記画像はモデルチェンジ前のものです)

レクサスのSUVのフラッグシップモデルであり、4つのSUVの中で最大のサイズを誇るレクサスLX。トヨタブランドで販売されているランドクルーザーの姉妹車に当たり、泥や砂などの悪路も走りこなす高い走破性もしっかりと引き継いでいます。その点で、オンロード重視の他の3車種とか毛色が異なる一台です。

3列シートのSUV自体の選択肢も少ないですが、3列目でも広々と過ごせるという点で非常に希少な一台。2022年1月のモデルチェンジで排気量が小さくなりましたが、パワーは大きくなり、またオフロードとオンロードそれぞれでの走りがより上質になりました。

ゆとりある車内空間「レクサスRX」

レクサスRX_外観

・全長4,890~5,000mm×全幅1,895mm×全高1,710~1,725mm
・燃費:WLTCモード 10.4km/L~15.6km/L
・ハイブリッド、ガソリン車
・2列シート5人乗り、3列シート6または7人乗り(RX450hLのみ)
・新車時価格(税込):495万円〜877万円
・中古車相場:75.1万円〜883万円

価格やサイズの点で、なかなか手が届きにくいのが先ほどご紹介したレクサスLX。そのレクサスLXを除けば最も大きく、レクサスSUVを代表するモデルといえるのがレクサスRXです。「高級クロスオーバー」という新しいジャンルを生み出した一台でもあります。

レクサスLXと比べると小さく見えますが、トヨタを代表するSUV「ハリアー」よりもやや大きく、車内空間も広々としています。後で紹介するレクサスNXと似ていますが、車内空間の広さ、そして余裕ある空間があるからこそ生まれる「上質感」はこのレクサスRXならではです。

ハイブリッドモデルも用意されており、またRX450hを選べば7人乗りにもできます。次のモデルチェンジでは更にPHEVも加わるとも噂されており、あらゆるニーズに対応できる一台といえるでしょう。

コンパクトSUV「レクサスNX」

・全長4,660mm×全幅1,865mm×全高1,660mm
・燃費:WLTCモード 12.2km/L~22.2km/L
・2列シート5人乗り
・PHEV、ハイブリッド、ガソリン車、
・新車時価格(税込):455万円〜738万円
・中古車相場:32万円〜670万円
(※上記画像はモデルチェンジ前のものです)

レクサスがコンパクトSUVとして投入し、日本の道路事情でも使いやすいサイズとしてレクサスSUVの裾野を押し広げたのがレクサスNX。そのサイズ感はトヨタ「ハリアー」より一回り小さいくらいなので、コンパクトとは言っても窮屈さを感じるほどの小ささではありません。(小ささを期待するなら後述のレクサスUXが良いでしょう)

2021年にいち早くモデルチェンジし、PHEVという選択肢が加わりました。エンジンによって走りがスポーティーだったり、より安定感があったりと少しずつカラーが異なるので、試乗して乗り心地を確認するのもオススメです。

都会派で使いやすい「レクサスUX」

・全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm
・燃費:WLTCモード 16.4km/L~22.8km/L(※電気自動車を除く)
・2列シート5人乗り
・電気自動車、ハイブリッド、ガソリン車 
・新車時価格(税込):390万円〜635万円
・中古車相場:319.9万円〜658万円

レクサスSUVで最も新しく、最も小さいのがレクサスUX。レクサスNXより高さを10センチ以上抑え、立体駐車場にも入れるサイズに仕上がっているため、街中での使い勝手の良さはレクサスSUVの中では圧倒的。オフロード性能は高くありませんが、低燃費で価格も手頃なので「初めてSUVに乗る」という人にもお勧めの一台です。
(※ただし全幅は1,800mmを上回っており、日本の一部の立体駐車場には入庫できない場合があるので注意が必要です。)

またレクサスUX300eという電気自動車があるのもこのUX。1回の充電で走行距離 (国土交通省審査値)は、WLTCモードで367km。急速充電なら約80分で充電が完了するので、日常生活で不自由することは無いでしょう。

レクサスSUVの選び方

レクサスSUVはサイズが全て異なるので、基本的には「自分が求めるサイズ感」から選ぶと良いでしょう。大人7人が広々乗りたいなら最も大きいLX、運転しやすさを重視するなら最もコンパクトなUXとなります。

悪路走破性を重視するならLX

性能面に目を向けてみると、レクサスLXとそれ以外で大きく異なるのが悪路走破性です。泥や砂など悪路を走りたいのでればレクサスLX一択といっていいでしょう。
他方で価格が高く、また日本で使いやすいサイズ感とは言えないので、乗る人を選ぶ一台です。

人気なのはRXとUX

レクサスRX 内装

販売台数で比べてみると、売上1位はRX、2位がUXです。

レクサスRXは、トヨタのハリアーに相当するサイズ感。日本のクルマの中では「かなり大き目」のサイズ感で、グレードによっては3列シートもあるほどです。ただし売れ筋2列シートのグレードで、「大き目のクルマでゆっくり快適な空間が欲しい」という人に向いているでしょう。

また最もコンパクトなUXが2位なのは、運転しやすさと価格の手頃さが理由でしょう。UXには電気自動車も用意されていますが、売れ筋はハイブリッド車です。

最新のクルマが欲しいならNX

ただし「NXは人気がない」という訳ではありません。販売台数で比べても、もともとNXとUXはかなり競り合っていました。
モデルチェンジをしたばかりの最新モデルですので、安全装備も最新のものを搭載しています。またPHEVモデルもあるので、「UXと迷っている」という人は両方見比べても良いでしょう。

モデルチェンジによって中古車相場にも影響

既にご紹介した通り、レクサスのLXとNXが最近モデルチェンジをしました。またRXについても近いうちにモデルチェンジと噂されています。

これによって中古車価格にも影響があるでしょう。
既に前期型となった中古車の在庫に加えて、新型に乗り換えるユーザも出てくることから、今後の中古車相場は少しずつ下がってくることが予想されます。そのため「中古車でも良いから少しでも安く買いたい」という人は今後の相場に注目です。