スズキ アルトと開発者の荒川甚憲氏画像
安く作ることだけが目的ではない!
スズキの看板車種は今でこそワゴンRやパレットが有名だ。しかし、その昔スズキを軽自動車のトップメーカーとして確立させた車種がアルトだ。スズキの首脳陣の多くが、アルトの歴史はスズキの歴史だという。そのアルトが7代目となりフルモデルチェンジした。発売前から話題をさらっていたのが「価格」だ。不況やデフレ化といった社会情勢に、スズキのインド低価格戦略とが重なり「激安」説が噂になった。
「このアルトの開発を始めた頃には、まさかこんな社会情勢になるとは予想もしていませんでした。ですから、価格ありきという開発ではありません。アルトはスズキ軽自動車の原点ともいえるクルマです。そのため、シンプル&スマートをテーマに走る・曲がる・止まる・使い勝手といったベーシックな性能を極めました」とチーフエンジニアの荒川さんはいう。
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「より安くより良いモノを」の精神で、日本でもインド車よりも安く作れるのか?
とはいえ、進むデフレ化に向けたまったく対策をしないわけにはいかないはず。さらに、突っ込んで聞くと・・・。
「市場環境がより安いものを・・・、というニーズに関して、元々スズキはより安くより良いモノをというのがポリシーでもあります。当然、価格帯は見直しました。廉価グレードであるアルトE(5MT)732,900円という価格を見ていただいても分かるとおり、かなり頑張りました。基本性能を落とさずに豪華装備の差で価格差を付けたのです。そのため、材料着色したバンパーなどコストは細かいところまで見直しました。コストを上げ燃費に貢献するため軽量化したりする部分と、コストを下げる部分を明確にしてこの価格が達成できたと思います」
確かにアルトは安い。インドの低価格車戦略で100万円を切る小型車が各社から発表されていたが、これらのクルマはインドにおいて、中の上といった生活をしている人々向けだ。アルトに装着されているエアバッグやエアコンなどの装備を外していくと、すでに日本においても50万円台で発売できそうな予感がする。デフレ社会の救世主スズキ アルト恐るべし・・・。
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スズキのベーシック軽「アルト」の話題はコチラから
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スズキの「歴史」と「ものづくり」を体感できる「スズキ歴史館」が開館し、一般公開を始めた。館内にはさまざまな展示物があり、スズキの歴史やクルマ作りに関するすべてを知ることができる。 >> 記事全文を読む |
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スズキ「アルト(ALTO)」が誕生30周年! 世界で販売1000万台を達成!
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アルトのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和3年12月(2021年12月)〜現在
- 新車時価格
- 94.4万円〜161.3万円
アルトの在庫が現在52件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。