車下取り価格リセールバリューランキング2010年9月

エコとは疎遠のＳＵＶ。けれども人気で高値推移中！

ランドクルーザー プラドの10.15モード燃費は1リッターあたり８km台とエコとは疎遠なクルマです。しかし、リセールバリューの高さは折り紙付き。ここ数年その地位は安泰です。プラドのリセールバリューは海外の中古車市場での人気が影響しており、場合によっては新車価格を上回る価格で取引されることも。国内での販売台数が少ないこともリセールが高い要因のひとつです。

８年ぶりのフルモデルチェンジで輸入車の仲間入り！

８年ぶりにフルモデルチェンジされた日産・マーチは、エコと低価格を実現。最新技術を駆使することで低燃費を、低価格は海外生産へ移行することでローコスト化が達成しています。先代モデルよりもやや個性が薄くなった感は否めないものの、居住性や使い勝手の良さは格段に向上。かわいらしさも併せ持つことで、高い人気を維持しそうです。

たくさん売れている軽自動車でも需要の高さからランキング３位を死守！

プラドが海外の中古車市場で人気を博しているように、もちろんこのランドクルーザーも海外で高い評価を得ています。日本の自動車は走行距離が少なく車検制度のおかげでメンテナンスも良好。キズや凹みも修理済みのクルマが殆どで、海外での評価が高くなっています。その結果、日本の中古車が海外で人気が高まり、日本の中古車市場においてもその影響を受けています。日本に加え海外での人気もリセールバリューは変わるのです。

間もなくハイブリッドモデル追加！フィットに注目！

コンパクトカーの中でも最も燃費の良い一台のホンダ・フィット。男女共に受けのいいスタイルに低燃費、そして居住性の高さがフィットの人気を支えています。そしてこの秋にフィットにハイブリッドモデルが追加され、更に環境に優しいクルマとなりますが、その価格は約160万円。その差額を燃費だけで埋め合わせるのは至難の業といえ、ベースのガソリンモデルにも注目です。

国内では数少ないクリーンディーゼル。用途によってはこちらの方がエコ！

エコカーといえばハイブリッドカーや小排気量車、電気自動車などが浮かんできますが、ディーゼルにも環境に優しいクルマが増加中です。クリーンディーゼルという排出ガスの綺麗なディーゼル車は、走行中のCO2排出が少ないなどのメリットもあり、かつ低回転時から太いトルクが走りの良さにも繋がっています。これまでのイメージはディーゼル＝環境に悪いというものでしたが、ユーザーの印象が変われば大きく伸びる分野として注目です。