【2023年度版】スライドドアの軽自動車おすすめ7選!燃費や安全性能も解説

スライドドアの軽自動車おすすめ7選!燃費や安全性能も解説

スライドドア付きの軽自動車は安いだけでなく、利便性も高いです。特に、子どもや高齢者を乗せる人やアウトドアで車中泊をしたい人などにとっては使い勝手が良いクルマといえます。スライドドアの軽自動車の特徴とともに、スライドドア付きの軽自動車おすすめ7選について中古車の情報も交えて紹介します。

スライドドア付き軽自動車のメリット

スライドドアの軽自動車開閉状況

軽自動車の中でも人気の高いスライドドア付きの軽自動車。その理由は、何と言っても以下のように様々なメリットがあるからです。

  • 軽自動車なので維持費が安い
  • 軽自動車なので車両価格が安い
  • 出入り口が広く、乗り降りがしやすい
  • 狭い駐車場でもドアをぶつける心配がない
  • 天井が高く、軽自動車でも頭上は余裕

軽自動車なので税金が安く、車両価格も新車で150万円程度です。同じようにスライドドアを搭載したミニバンと比べると半額以下というケースも珍しくありません。

また軽自動車というと狭いイメージですが、スライドドアを搭載しているハイト系やスーパーハイト系軽自動車の場合、子どもが立てるほどの室内高。ベビーカーを折りたたまず載せることもでき、大人が乗っても快適、子どもの世話もしやすいです。

こんな人にオススメ

スライドドア付き軽自動車は、特に以下のような人にオススメです。

  • 小さな子どもがいる
  • 高齢者の送迎をする
  • 一人で車中泊をしたい

スライドドアであれば隣のクルマにドアをぶつけるといった心配がなく、小さな子どもや高齢者の乗り降りも安心。フルフラットになるクルマも多く、一人で車中泊をするのにも適しています。

こんな人にはオススメできない

  • 大人数で乗りたい
  • スピードや走行性能重視

軽自動車の定員は原則として4人。そのため「3世代でクルマに乗る」といった場合はお勧めしません。
また軽自動車は排気量が限られているため、パワー不足を感じることも。特に天井の高いハイト系やスーパーハイト系は空気抵抗が大きく、それほどスピードが出ないことも多いです。

スライドドア付き軽自動車のデメリット

スライドドア付きの軽自動車には、以下のようなデメリットがあります。

  • 軽自動車の中では車両価格が高め
  • スライドドア非搭載車より維持費が高いことも
  • ドアの開閉に時間がかかる

スライドドアの搭載により製造コストがかさむので、車両価格は他の軽自動車より高い傾向があります。また車重が重くなるために燃費が悪かったり、故障すれば高い修理代がかかったりもします。

ドアの開閉では、開閉そのものが遅いといったデメリットもあります。

スライドドア付き軽自動車の選び方

スライドドア付き軽自動車の選び方では、以下の点を意識して選ぶと良いでしょう。

  • 電動スライドドアが良いのか、手動でも構わないか
  • 駐車場に停められる車高はどのくらいか
  • 予算はどのくらいまで出せるのか

電動スライドドア良いのか、手動でも構わないか

軽自動車では、廉価グレードを中心に「スライドドアが両側とも手動」「運転席側のみ手動」といったケースがあります。手動のスライドドアは重く開閉しにくいですが、車両価格を抑えられます。

一方で上位グレードの場合は、電動スライドドアに加え、オプションなどでハンズフリー機能(手を使わずにドアを開けられる機能)を選べる場合もあります。

購入前には、各グレードのスライドドアの条件をよく確認しましょう。

駐車場に停められる車高はどのくらいか

自宅にカーポートなどを設置する場合、カーポートの高さは2.3m程度。軽自動車なら楽々駐車できます。これに対してマンションなどの駐車場では、車高を1,750㎜以下に制限していることも多いです。スーパーハイト系の場合、車高が1,750㎜を超える場合もあるので注意しましょう。

さらに機械式立体駐車場では、車高制限を1,550㎜以下としている場所が多いです。

現在、新車で購入できる車高1,550㎜以下のスライドドア付き軽自動車はありません。中古では、三菱の2代目「eKワゴン」(〜2013年式、片側スライドドア)の車高が1,550㎜です。

予算はどのくらいまで出せるのか

スライドドア搭載車の車両価格は、新車で150万円前後から。グレードによっては200万円前後することもあります。

「予算100万円以下で買いたい」という場合は、中古車で探しましょう。中古車の購入では、予算50〜100万円で先代モデルを購入する人も多くいます。

スライドドア付き軽自動車おすすめ7選

日産 ルークス

ルークス

  • 新車時価格:141.6万円~216.4万円
  • 中古車相場:5万円~265万円
  • おすすめポイント:抜群の操縦安定性、充実した先進装備

ルークスは軽自動車の中でも操縦安定性が極めて高い一台。先行車を追従走行するプロパイロット機能が装備されていて高速道路での運転疲労の軽減にも役立ちます。また、高級車に装備されるような事故時のSOSコールの装備設定がされていたりと、先進装備や安全装備も充実しています。

全車マイルドハイブリッド搭載で、燃費の良さを評価する人も多いです。

【利用者口コミ】

ルークスを所有しています。4WD車で冬でも安心です。ルークスはとにかく燃費が良いです。平坦な道を走行している時は、1リッターあたり19キロは走ってくれるのでとても燃費が良く助かります。(中略)

ドアはワンタッチで開けられるので、子供を抱っこしていても、すぐに開ける事が出来ます。荷物もたくさん入るので、子育て中のママにとてもお勧めな車だと思います。ボディも内装も洗練された雰囲気でとても気に入っています。長く乗れそうな軽自動車です。(30代女性)

ルークスの口コミをもっと読む|中古車のガリバー

ホンダ  N-BOX

N-BOX

  • 新車時価格:131.5万円~206.8万円
  • 中古車相場:5万円~208.7万円
  • すすめポイント:大人気モデル、広さと安全性のバランスの良さ

軽自動車の中で圧倒的な人気を誇るN-BOX。2022年の新車販売台数では、普通車を抑えてトップに輝きました。誰でも使いやすいシンプルで洗練されたデザイン、自転車も楽に入る広々とした車内空間、ホンダ独自の優れた安全装備と総合力の高いモデルです。

現在はモデル末期で、100万円以下・50万円以下で購入できる中古車も多くあります。

【利用者口コミ】

N-BOXに乗りはじめて5年目になりますが、まず不満を感じた事がありません。自転車も後部座席を畳むと乗せることができますし、荷物が軽自動車とは思えないくらいたくさん乗せることができます。(中略)結婚・出産とライフステージが変化したにもかかわらず買い換えを考えた事が一切ありません。車内も広々としているので、子供のおむつ替えも楽々することができます。(20代女性)

N-BOXの口コミをもっと読む|中古車のガリバー

スズキ  ワゴンRスマイル

ワゴンRスマイル

※上記画像はワゴンRです。

  • 新車時価格:129.7万円~171.6万円
  • 中古車相場:79万円~191.6万円
  • おすすめポイント:かわいいデザイン、ハイト系の中で高い利便性

ワゴンRスマイルは総合力の高さが魅力です。乗り心地は快適で静粛性が高く、ハイト系では希少な両側スライドドア付き。大きく丸いヘッドライトなど、かわいさにもこだわっています。「かわいいスライドドア車が欲しい」「コスパを重視したい」という人にオススメです。

【専門家の評価】

「高速道路はほとんど走らない。運動性能も気にならない。」というのであれば、スズキ ワゴンRスマイルがおすすめだ。乗り心地と静粛性は高く、両側スライドドアの利便性にも優れていて、街乗りでは最高の移動ツールになる。ワゴンRに対して、コストパフォーマンスも高い。多くの人に無難で便利な1台となる。

ワゴンスマイルの専門家の評価をもっと読む|中古車のガリバー

スズキ  スペーシア

スペーシア

  • 新車時価格:127.4万円~165.7万円
  • 中古車相場:5万円~185.7万円
  • おすすめポイント:優れたコスパ、広々とした車内空間

広さと優れた燃費性が魅力のスペーシアは、コストパフォーマンスに優れています。スーパーハイト系は車重が重く、燃費が悪くなりがち。しかしスペーシアはマイルドハイブリッドシステムを搭載するとともに、スズキならではの軽量化技術で燃費を向上させています。

中古車なら、100万円以下・50万円以下のモデルも多く出回っています。

【利用者の口コミ】

今までいろいろな車に乗りましたが、初めて心から満点をつけられる車だと思いました。乗り心地は非常に良いし、燃費も満足しているし、外観や内観も嗜好に合うので、自分にとっては非常に良いものだと思います。類似車種はほかのメーカーでもありますが、それらにも乗ったことがあるうえで、スペーシアはいい車だと思います。(30代男性)

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ダイハツ  タント

タント

  • 新車時価格:122万円~202.4万円
  • 中古車相場:5万円~222.4万円
  • おすすめポイント:広々とした車内、便利なミラクルオープンドア

タント最大の魅力は「ミラクルオープンドア」。タントは助手席と後部座席の間の柱を取り除いており、助手席ドアとスライドドアを同時に開くと広いスペースが出現します。低床フロアと大開口スペースで子どもや高齢者の乗り降りがしやすく、ベビーカーなども楽に載せられます。

2022年秋にマイナーチェンジし、現在は100万円以下・50万円以下の中古車が多く出回っています。

【利用者の口コミ】

車体の広さや、重量からすると、最近の軽自動車と比べると燃費が意外と良いです。 バスのようにカーブの前で充分減速し、ゆっくりまわるようにすれば、ロールもあまり感じません。 タントに乗って安全運転するようになりました。 ノンターボでも120キロ巡航が可能なので、 高速走行でも全然大丈夫です。(中略)1人暮らしの引越しでは、大活躍できます。洋服ダンスも楽々運べるのには驚愕です。我慢しなくて良い車です。軽自動車の良いところを集めたような完成度のかなり高い車だと思います。(20代男性)

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ダイハツ ムーヴキャンバス

ムーヴキャンバス

  • 新車時価格:146.3万円~192万円
  • 中古車相場:53.8万円~212万円
  • おすすめポイント:かわいいデザイン、優れたコスパ

かわいい見た目が魅力のムーヴキャンバス。現在は大人らしいデザインの「セオリー」も販売されており、甘すぎないかわいさを追求することもできます。ハイト系にして全モデルで両側パワースライドドアを装備しており、コスパに優れているのが特徴です。2022年にフルモデルチェンジし、快適性も向上しました。

【利用者の口コミ】

乗っているのはCMで出ていたエメラルドグリーンとホワイトのバイカラーです。フォルクスワーゲンのバンみたいな目を引く可愛さのデザインに一目惚れし、購入して5年目になるけどまだ飽きないくらい気に入ってます。(中略)背が180以上ある旦那が運転するには少々視界が悪いようだけど、160cm台の私にはフィットして小回りもきくしとても運転しやすく、小さいので駐車しやすいのも助かっています。これからも大切に乗り続けようと思っています。(40代女性)

ムーヴキャンバスの口コミをもっと読む|中古車のガリバー

三菱 eKスペース/eKクロススペース

eKクロススペース

※画像はeKクロススペースです

  • 新車時価格:139.9万円~181.2万円(eKスペースの場合)
  • 中古車相場:19.5万円~189万円(eKスペースの場合)
  • おすすめポイント:抜群の操縦安定性、優れたコスパ

eKスペースとeKクロススペースは、日産ルークスの姉妹車です。デザインこそ異なりますが、基本的な性能は共通しています。三菱のブランド力の問題もあり、販売台数は少なめですが実力は十分。中古車市場でもお買い得に手に入れやすいです。なおeKクロススペースは2023年1月に生産終了を発表しています。

【利用者の口コミ】

速そうなフロントの印象が気に入り、中古車で1年前に購入した車がeKスペースです。通勤や休日のドライブに毎日活躍しています。カスタムのターボ車も気になりましたが、eKスペースでも十分な加速もできるし、普通に街中を走ったり高速に乗ったりすることに不満は出てきていません。(中略)我が家にとって初めての両側スライドドアなので家族の乗り降りもしやすいらしく評判は上々です。半ドアなどになることもヒンジのドアに比べて少ないところも良いです。(20代女性)

ガリバーはメーカー横断でクルマを評価

スライドドア付きの軽自動車に限らず、ガリバーではメーカー横断でクルマを評価し、お客様にピッタリの一台をご提案しています

安全性に注目した「安全なクルマランキング」なども公表していますので、ぜひ参考にしてみてください。

併せて読みたい!車選びに役立つ記事

noricoでは、目的に合わせたクルマの紹介記事を公開しています。軽自動車でも多くのタイプがありますので、ぜひ併せてお読みください。

スライドドア付きの車選びで軽自動車以外も検討したい場合は以下の記事も参考にしてください。スライドドアというと大きなミニバン軽自動車というイメージの人もいるかもしれません。運転のしやすいコンパクトカーやコンパクトミニバンでもスライドドアの車種があります。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!