クルマで通勤するのであれば、平日は毎日クルマを使うことになります。
休日に買い物やレジャーで使うことも考えれば、クルマを購入する際に忘れてはならないのが維持費です。
では、どんなクルマを選べばいいのでしょうか?
通勤にはコンパクトカーや軽自動車がオススメ!
クルマ選びで一番気になるのは、もちろんその価格。安ければ安いほど嬉しいものです。通勤でクルマを使用する場合、乗車人数は基本的に1人。近距離移動がラクな小型車に目を向ける人が多いのではないでしょうか。特に女性には、かわいい軽自動車やコンパクトカーの方が、価格も比較的リーズナブルで人気です。ほぼ毎日使用するクルマですので、見た目にもお気に入りの1台を見つけましょう。
維持費が安く抑えられるクルマとは?
真っ先に思いつくのが、燃費のよいクルマでしょう。毎日のようにクルマを走らせるのなら、一番差が出る部分です。国土交通省が発表した「燃費の良い乗用車ベスト10(※1)」では、普通・小型自動車部門プリウス(トヨタ)、軽自動車部門アルト(スズキ)とキャロル(マツダ)がそれぞれ1位になりました。1Lあたりの走行距離(燃費※2)を【普通・小型自動車部門】の上位1位と10位で比べると、7.4㎞の差が出ます。【軽自動車部門】でも5㎞も差があります。
「燃費の良い乗用車ベスト10」TOP3
【普通・小型自動車部門】
1位 トヨタ プリウス 40.8 km/L
2位 トヨタ アクア 38.0 km/L
3位 日産 ノート 37.2 km/L
3位 ホンダ フィット 37.2 km/L
【軽自動車部門】
1位 スズキ アルト 37.0 km/L
1位 マツダ キャロル 37.0 km/L
3位 スズキ アルト ラパン 35.6km/L
※1 燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進することを目標に、国土交通省は毎年年度末に「燃費の良い乗用車ベスト10」とともに、「自動車の燃費性能の評価及び公表に関する実施要領」に基づき自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表している。上記は2017年末時点で販売されている乗用車が対象
※2 燃費とは1Lの燃料でクルマが走行する距離であり、型式指定審査において取得する国土交通省審査値です。
クルマ購入・維持にかかる税金も考慮
クルマ所有者が納めなければいけない税金は4つあります。
- クルマ購入時に納める「環境性能割」と「消費税」
- 新車購入時や車検の際にクルマの重量に応じて課税される「自動車重量税」
- 毎年4月1日にクルマの保有者に対して課税される「自動車税」
「環境性能割」は購入時のみですが、「自動車重量税」は新規登録時と車検に出す際、「自動車税」は毎年支払わなければいけない税金です。
「自動車重量税」は車体重量が軽い方、「自動車税」は排気量の少ない方が税負担が軽くなります。つまり、税金面では軽自動車やコンパクトカーの方が圧倒的に経済的といえるでしょう。エコカー減税対象の車種を購入すれば、「消費税」以外は減税・免税になりますが、それでも長い目で見ると軽自動車の方が経済的です。
「環境性能割」と「消費税」、「自動車重量税」の最初の3年間分はクルマ購入時に支払うことになるので、エコカー減税を反映してもらい、複数の車種の見積もりを業者に依頼するのもよいでしょう。
こちらの記事でクルマの税金に関して詳しく紹介しています。是非参考にしてください!
後悔のないクルマ選びをしましょう
経済面のメリットばかりを見てクルマ選びのコツを紹介してきましたが、それだけで決めてしまっては後悔の元。やはり見た目の好みや欲しい機能など、自分が希望するポイントを優先順位を決めて探しましょう。車選びでは、購入後の満足感を得られる選び方が大事です。
- written by norico編集部
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クルマのことはいろんなサイトに情報が載っているけど、言葉もわからないから調べるのも大変・・・。「クルマのわからないことを、どんなひとにも、わかりやすく。」をモットーに、いろんなテーマで記事を執筆。norico編集部に取り上げてほしいトピックや質問、ダメ出しなど、随時募集中。