



自動車ローンの審査基準は?審査に通らない主な理由、できる7つの対策
目次
自動車ローンの審査基準
自動車ローンの細かい審査項目は、銀行やローン会社によって異なります。ただし基本的な審査の観点は共通しており、一般に以下のような基準で審査が行われます。
「きちんと働いているか」「安定した職業・勤め先なのか」は、重要な審査ポイントの一つです。就職・転職したばかり、非正規・自営業・学生、年収が極端に低いといった人は、そうでない人と比べて審査を通過しにくいです。
ただし「収入があれば、その人がきちんとローンを返済する(できる)」とも限りません。そのため審査では、他社からの借入や過去の返済トラブルなどもチェックされます。
借入や支払いに関する情報は「個人信用情報機関」を通して確認が行われます。個人信用情報機関とは、申込者のクレジットカードやローン契約、各種申し込みに関する情報を収集・管理している機関です。
ローン審査に通らない主な理由
ローン審査を通過できない代表的な理由には、以下のようなものが挙げられます。
- 安定した収入がない
- 返済プランに無理がある
- 「借入」と見なされるものが既にある
- 過去に大きな返済トラブルがある
ただし収入が多少安定していなくても、無理のない返済プランであれば審査を通過することもあります。「収入が安定していないと無理なのか」と諦める必要はありません。次章で対策もご紹介していますので、そちらも参考にしてください。
意外と見落としがちなのが、「借入」と見なされるものが既にあるケースです。ローンの他にクレジットカードや奨学金、スマートフォン本体の分割払いなども含まれる場合があります。審査が厳しい会社では、クレジットカードの利用可能枠をすべて借入と見なすケースもあるようです。
審査に通る金額の目安は?
一般に、クレジットカードや他のローンの利用がない場合、借入上限額の目安は「年収の3〜4割」といわれています。
さらにローンの審査では、年収に対する返済額の割合(返済比率)もチェックされます。返済比率の目安は、住宅ローンなど「すべての返済を合わせて年収の3割まで」です。
そのため年収400万円の人の場合、ローンの借入額は最大160万円ほど、年間返済額は120万円程度までに収めなければ、審査を通過できない可能性が高くなります。
審査を通しやすくするための7つの対策
ここでは「自動車ローンの審査を通過できるか心配」「一度落ちてしまった」といった人のために、審査に向けてできる7つの対策をご紹介します。
- ローンの借入額や返済回数を見直す
- 保証人をつける
- 「借入」をできるだけ返済しておく
- 返済事故歴がある場合は5年待つ
- 6カ月以内のローン申込は2~3件までに抑える
- 審査・制限が厳しい自動車ローンを避ける
- 仮審査を活用する
1) ローンの借入額や返済回数を見直す
ローンの借入額や月々の返済額が多すぎると、審査を通過しにくくなります。
頭金を用意して借入額を減らせると理想的ですが、それが難しい場合は中古車など車の購入代金そのものを抑えることも考えましょう。
月々の返済額を抑えるには、借入額を減らすだけでなく、借入期間を延ばして返済回数を増やす選択肢もあります。月々の返済額が減れば「これくらいなら払えるだろう」と判断され、審査も通過しやすくなります。
2) 保証人をつける
基本的に、自動車ローンに保証人は不要です。しかし、学生や新社会人では「保証人をつければローンの申し込みができる」というケースも珍しくありません。
保証人が必要な場合は銀行やローン会社から話を振られることが多いですが、こちらから聞いてみても良いでしょう。
3) 「借入」をできるだけ返済しておく
借入があると、ローンの審査を通過しにくくなります。返済できるものがあるなら、早めに返してしまいましょう。
見落としがちなのが、スマートフォンの分割払いや奨学金です。また前述の通り、クレジットカードの利用可能額全体が借入と見なされる場合もあります。使っていないクレジットカードはこの機に解約しましょう。
4) 返済事故歴がある場合は5年待つ
信用情報の中でも重視されやすいのが、事故歴です。これは61日を超える長期延滞や債務整理、自己破産など過去の「返済トラブル」を指します。
事故歴は5年間記録されます。ローンを申し込む時には、過去のトラブルから5年以上の期間を空けると良いでしょう。
なお申込者が返済トラブルの過去を隠しても、銀行やローン会社は個人信用情報機関から事故歴の有無を確認できます。審査の際に嘘をつくことはやめましょう。
5) 6カ月以内のローン申込は2~3件までに抑える
銀行やローン会社は、ローンの申し込みがあると、申込者の情報を個人信用情報機関に照会します。この照会件数が多いと「ローンにたくさん申し込んでいるから、お金に困っているに違いない」と判断され、ローン審査を通過しにくくなります。
紹介履歴は6カ月間保存されます。そのため、6カ月以内のローン申込は2~3件程度に抑えるようにしましょう。
6) 審査・制限が厳しい自動車ローンを避ける
一口に自動車ローンといっても、種類によって審査や申込基準の厳しさは異なります。たとえば銀行ローンと信販ローン、その他のローンでは、以下のような傾向があります。
こうした傾向を踏まえて「まずは銀行で審査を受け、落ちたらディーラーや販売店のローン」と考えるのも一つの選択肢です。ただし短期間にローンを多く申し込むと、先述の通り審査を通過しにくくなります。申込件数にも注意しましょう。
7) 仮審査を活用する
仮審査とは、本審査の前に行う簡易的・暫定的な審査です。仮審査を受ければ、ローンの本審査を通過する見込みの有無が分かります。あくまで「見込み」であり、本審査の通過を保証するものではありませんが、本審査前の確認作業として使うと良いでしょう。
仮審査に落ちた場合は、本審査を通過する可能性が低いと考えられます。借入希望額を見直したり、他のローンを検討したりしましょう。
ローン審査に不安がある場合はガリバーにご相談ください
自動車ローンの審査では、現在の収入や勤務状況だけでなく、他の借入や過去の返済トラブルもチェックされます。また、ローンの種類によっても審査の難易度が変わりやすいので「自分にはどのローンが合いそうか」も検討しましょう。
ガリバー対象店舗※では、お客さま一人ひとりのニーズにお応えできるよう、5つの自動車ローンをご用意しています。「ローンの返済開始を6カ月遅らせられる」「今の車のローンと新しい車のローンを一本化できる」など多くの選択肢があります。ローンの選び方に迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。もちろん仮審査も承ります。
※ガリバーには直営店とFC店がございます。表示のローンプランは直営店では利用可能ですが、FC店では利用できないローンプランがあるため、詳細は各FC店 リンク先にお問い合わせください。
この記事を執筆・監修した人
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- 現在の役職・肩書
- 保有資格
弁護士
- 略歴
アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所後、2014年8月にプラム法律事務所を設立。一般民事・交通事件に係る法律相談、刑事事件に係る法律相談に対応している。道路交通法改正に関する著作なども行っている。
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