初めて中古車を購入する初心者向け！中古車の4つの買い方、購入の流れ・コツ・注意点を解説
目次
中古車の買い方は4つ
中古車の買い方には、「中古車専門店」「ディーラー」「オークション」「個人売買」の4つの方法があります。
中古車専門店は一般に取扱い台数が多く、多くの人が利用します。一方で車両品質を心配する人などは、メーカーの厳しい安全基準が設定されているディーラーで購入することもあります。またお店に頼らない方法として、オークションと個人売買という方法があります。
上記4つの方法で、初心者にお勧めするのは「中古車専門店」か「ディーラー」での購入です。
「予算を抑えたい」「色々な車種を比べたい」という場合は中古車専門店で、「自分で車を見極めるのは不安」という場合はディーラーで購入すると良いでしょう。
オークションと個人売買は業者への中間マージンを抑えられ、車を相場より安く買える可能性があります。しかし「お金を払ったのに車が届かない」「説明のないキズがあった」等のトラブルも多いです。
中古車購入の流れ
- 予算を決める
- 希望の車を決める
- 見積もりを作成してもらう
- 支払方法を決める
- 駐車場を確保する
- 必要書類を準備する
- 契約を結ぶ
- 任意保険を契約する
- 納車
なおオークションや個人売買の場合、手順3の「見積書の作成」はありません。以下で各手順の詳細を解説します。
1．予算を決める
車は高い買い物だからこそ、予算を決めておくことが重要です。予算を考慮せずに車を買えば、車両代や維持費の支払いで家計を圧迫してしまう可能性もあります。
車の購入では、車両価格に加えて税金や手続き代行費用などの諸費用もかかり、目安は大体10〜20万程度です。諸費用は車種などの条件で変わりますので、予算は諸費用を含めた「支払総額」で考えるようにしましょう。
また購入後のガソリン代や車検代、保険料といった維持費も考慮する必要があります。以下の記事では、中古車購入時に考えるべき維持費について解説しています。
2．希望の車を決める
車種を決める際には、車の利用シーンをできるだけ具体的にイメージしておくことが重要です。
使用目的や同乗者、載せる荷物、自分の好みなどの条件を明確にすると、ボディタイプなどを絞り込めます。事前に決めた予算と照らし合わせながら、候補を絞っていきましょう。
3．見積もりを作成してもらう
見積書を作成してもらったら、諸費用込みの総額と、諸費用の内訳を確認しましょう。
諸費用の内訳をきちんと見ることで、「クリーニングはしなくて良いから費用をカットしてほしい」等といった交渉もできます。
4．支払方法を決める
中古車購入での主な支払方法は「現金・銀行振込・カードでの一括払い」「自動車ローン」「残価設定型ローン」の3種類です。
資金に余裕があれば、利息が発生しない現金一括購入を選びましょう。一方「手元に現金を残しておきたい」「今は貯金に余裕がない」といった場合は、ローンでの購入を検討しましょう。ただしオークションと個人売買ではローン購入できない可能性が高く、現金払いが一般的です。
自動車ローンには、銀行系と信販系の2種類があります。銀行系は金利の低さがメリットですが、審査が比較的厳しく、審査日数も最長で約1週間ほどかかります。一方、信販系は販売店でカンタンに手続きができ、審査も銀行系より易しい傾向があります。ただし一般に、金利は銀行系より高いです。
各支払方法の詳細やメリット・デメリットは、以下のページを参考にしてください。
5．駐車場を確保する
普通車の購入では車庫証明が必要です。車庫証明の発行にあたっては、駐車場を用意しなければいけません。月極駐車場を契約するなど、事前に駐車場を確保しましょう。
軽自動車の場合、車庫証明は不要な場合が多いです。ただし自治体によって提出が必要な場合もあります。
なお車庫証明は、販売店が取得を代行してくれることも多いです。諸費用をカットしたい場合は、以下のページを参考に自分で取得しましょう。
6．必要書類を準備する
書類は早めに準備するのがおすすめです。書類を早く用意できれば、納車を早められる可能性もあります。特に車庫証明は取得に1週間ほどかかるので、前もって準備しておくと良いでしょう。
なお軽自動車の場合の必要書類・アイテムは、以下のページを参考にしてください。
7．契約を結ぶ
契約前には改めて車両価格と諸費用を確認するとともに、事故車であると分かった場合の対応、返品制度の有無などアフターサポートについて確認しておきましょう。また、この段階で販売員とともに現物確認を行い、キズや凹み、その他の不具合の有無をチェックしてください。
契約書の内容に不明点がある場合もそのまま流さず、販売員に質問しましょう。こうした一つひとつの確認が、後のトラブル予防に繋がります。
8．任意保険を契約する
保険会社に連絡し、車の買い替えなら「車両入替手続き」を、新たに車を購入したなら「加入手続き」を行います。
事前に契約変更日を指定しておけば、納車されたその日から新しい車に保険が適用されるので安心です。
手続き方法は、以下のページを参考にしてください。
9．納車
中古車の場合、契約から2週間〜1ヶ月ほどで納車されることが多いです。
納車時には車両状態の最終確認などもあるので、日時を販売店と調整し、多めに時間を取っておきましょう。最後の現物確認で「契約時になかった故障やキズ、凹みがないか」をしっかり確認することも重要です。
買い方のコツと注意点8つ
ここからは、中古車購入における車選びのポイントを解説します。
1) 価格相場を知っておく
中古車には、車種やグレード、年式、走行距離に応じた相場があります。購入したい車の価格相場を事前に把握すれば、相場より極端に高い車・安い車を避けることができます。
相場より安い車は「お買い得」と思いがちですが、あまりに安い場合は注意が必要です。こうした中古車は、水没車や修復歴車の可能性もあります。「状態が良いのに格安なのは理由がある」と考え、販売員に理由を尋ねましょう。お店からの説明に納得できない場合は、購入の見送りをお勧めします。
2) 年式に対する走行距離の長さを確認する
車の走行距離は「1年で1万㎞」が目安です。目安と比較して、年式の割に走行距離が長すぎる・短すぎる車は避けた方が良いでしょう。
年式の割に走行距離の長い車は、多く走っている分だけ部品が劣化している可能性があります。他方で走行距離が短すぎる車は「車庫でずっと放置されていた」など、メンテナンスが行き届いていない可能性も考えられます。
3) 損傷や動作不良がないか確認する
中古車の購入ではキズや部品の劣化、故障に気を付ける必要があります。以下のポイントを参考にしながら、契約前にしっかり現物確認をしてください。
- 事故歴や修復歴はないか
- どこに、どの程度のキズ、凹み、汚れがあるのか
- ドアやスライドドアの開閉動作はスムーズか（特に電動ドアの場合）
- 室内灯はきちんと点くか
- カーナビ、ETCなどの付属品はきちんと動作するか
- エンジンをかけた時に、マフラーから変な音はしないか
- エアコンをつけた時に、変な臭いはしないか
- タイヤの溝が浅くなっていないか（交換が必要なタイヤではないか）
4) 定期的にメンテナンスされていたかを確認する
中古車でも、前のオーナーが細かくメンテナンスをしていた車は故障しにくい傾向があります。そのため中古車購入では、車のメンテナンス状況を確認するのが重要です。
メンテナンス状況は、整備記録簿を見れば分かります。気になる車があったら、販売員に整備記録簿の有無を確認し、できるだけ書類を見せてもらいましょう。
ガリバーでは、販売している中古車は修復歴を点検しており、整備記録簿も気になる場合はご確認いただけます。
5) リセールバリューを考慮する
リセールバリューとは、「リセール＝再び売る」「バリュー＝価値」という言葉が指す通り、車を手放す時に「どのくらいの価値があるのか」を指す数値です。
車の中には、新車登録から時間が経っても価値が下がりにくい車種やグレードがあります。こうした「リセールバリューの高い車」を選ぶと、自分が手放す時に高く売れやすいです。
6) 保証や返品の制度があるか確認する
中古車の場合、購入してすぐの故障などが心配な人もいるでしょう。
保証制度があれば、車が故障した時の負担を軽減できます。また返品制度があれば、「乗ってみるまで気づかなかった」というようなキズや不具合が合った時にも安心です。
ガリバーでは国産車最長10年の保証オプション※を用意しており、故障した場合にもフォローできる体制が整っています。また国産車であれば、納車後100日以内は条件を満たしている場合に限り、どんな理由でも返品（＝販売時の本体価格での買収）が可能です。
※輸入車は最長5年（有償）となります。
※長期保証を付帯できる車両には条件があります。保証の付帯、期間、範囲、内容、適用には一定の条件がございます。
7) 在庫や種類の多い販売店で購入する
中古車は年式や走行距離、装備などの条件がそれぞれ異なり、1台として同じ車はありません。だからこそ、中古車を選ぶ時には在庫や種類の豊富さが重要です。在庫が少ないほど選択肢は狭まり、「希望の色が見つからない」といったことも起こり得ます。
ガリバーは中古車販売台数120万台突破※！全国の店舗にある在庫を取り寄せることもでき、豊富な選択肢の中からお客様の条件に合った1台をご提案します。
※当社調べ2022年4月現在。創業からの累計販売台数
8) 返済計画を立てた上でローンを組む
車をローン購入する場合、返済のこともしっかり考えておかなければ「支払いが厳しく、泣く泣く売却」といった事態になりかねません。
返済期間が短いほど利息額は少なく済みますが、月々の支払額が大きすぎると家計を圧迫します。他方であまりに返済期間が長いと、「まだ返済が終わらない」と嫌気がさしてしまいます。返済計画は利息額と月々の支払額のバランスが重要です。
購入で後悔しないよう慎重に進めよう
ここまでご紹介したように、初めての中古車購入は「リアルの店舗」を利用するのがおすすめです。中古車は1台ずつ条件が異なるため、在庫や種類の多い販売店を選び、少しでも選択肢を広げましょう。その上で、予算や使用目的から候補を絞り込んでください。
「どの車種にするか迷う」「条件はある程度決めたけど、探し方が分からない」といった場合は、ぜひガリバーにご相談ください。
ガリバーはメーカー横断であらゆる車種を扱っています。「安全装備で迷っているんだけど、どっちが良いと思う？」「この2台だとどっちがオススメ？」といった質問にも中立的な立場からお答えできます。在庫も豊富なので、お客様の条件に合う1台が見つかるはずです。
