中古車のなかでも安くて実用的なコスパ最強車の選び方と、専門家厳選のおすすめ16車種を予算別(50万円・100万円・150万円)でご紹介します。随時更新の人気中古車ランキングも参考にしてください。
※このページの車種情報は、2025年2月月12日時点のガリバー「車カタログ」より引用。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
- 最新!中古車人気ランキング
- コスパ最強の中古車を選ぶポイント
- 予算50万円のおすすめ中古車4選
- 予算100万円のおすすめ中古車6選
- 予算150万円のおすすめ中古車6選
- 中古車価格に関するQ&A
- コスパの良い車の関連ランキング
最新!中古車人気ランキング
※ガリバー「中古車人気ランキング」(2025年2月12日時点)
ガリバーでは、全国店舗の情報をもとに中古車人気ランキングを公開しています。ボディタイプ別の人気ランキングも随時更新でお届けしていますので、人気車種から車を選びたい人はぜひ参考にしてください。
コスパ最強の中古車を選ぶポイント
コスパ最強中古車の見極めポイントは、以下の7つです。
- ①デザインの好みが分かれる
- ②中古車市場で流通量が多い
- ③販売終了モデル
- ④モデルチェンジ前後
- ⑤広さ、使い勝手の良さなど実用性がある
- ⑥人気は無いが専門家の評価が高い
- ⑦セダンなどの不人気カテゴリー
中古車価格は、需要と供給で決まります。需要が供給を上回れば価格が上がり、需要より供給が多ければ価格が下がるといった具合で、中古車相場は形成されるのです。
この中古車価格の決まり方を知っていれば、コスパ最強車を選ぶのは難しくありません。
デザインの好みが分かれる車や生産終了モデル、不人気カテゴリーなどは需要が少なく、実力があっても相場価格が安く抑えられやすいです。他方で、人気のある車でも中古車市場での流通量が需要以上に多ければ、相場価格が抑えられます。
生産終了モデルは不人気車と思われがち。しかし、生産終了の理由は売上不振に限りません。また、たとえ不人気の車でも、専門家の評価が高いモデルであれば価格の割に性能が優れ「コスパ最強」といえます。
さらに、旧型モデルの後期モデルもおすすめです。フルモデルチェンジにより相場価格が下がり、買い得感が増しています。また、後期モデルは改良が多く施され、車の完成度が上がっています。
年式や走行距離の選び方
中古車の価格は、車種としての人気以外に年式と走行距離による影響も強く受けます。コスパ最強車を選ぶなら、以下のような年式・走行距離を選ぶのがおすすめです。
- 年式…車検を受ける年(例:3年、5年…)
- 走行距離…キリの良い数を「少し通過」した距離(例:5.2万km)
車検前は、車を買い替える人が多いです。そのため、3年落ちや5年落ちの車両は供給量が多く、価格が下がりやすいです。また、人間はキリの良い数に敏感。たとえば同じ5万km前後でも「4.8万km」と「5.2万km」では受ける印象が異なります。この印象の差が価格に反映されていることも多いです。
予算50万円のおすすめ中古車4選
予算50万円で買えるのは、主に軽自動車とコンパクトカーです。ミニバンやSUVもありますが、あまりに年式が古かったり、過走行だったりするケースが多く、修理リスクを考えるとお勧めできません。
番号 | 車種名 | 新車価格 ※販売当時 |
中古車相場 | ボディタイプ |
---|---|---|---|---|
① | スズキ「アルト」(8代目) | 69.7万円〜129.6万円 | 5万円〜119.9万円 | 軽自動車 |
② | ダイハツ「ムーヴ」(5代目) | 107万円〜171.5万円 | 5万円〜150.7万円 | 軽自動車 |
③ | 日産「ノート」(2代目) | 125万円〜281.3万円 | 5万円〜319.9万円 | コンパクト |
④ | ホンダ「フィット」(2代目) | 119.7万円〜187.4万円 | 4.8万円〜592.4万円 | コンパクト |
①スズキ「アルト」(8代目)
- 販売期間:2014年12月~2021年12月
- 中古車相場:5万円〜119.9万円
- 新車価格(当時):69.7万円〜129.6万円
- コスパ最強ポイント:低燃費、旧型、デザイン性の高さ
アルトは軽自動車の中でも車両価格が安い車種です。中古車流通台数は少ないものの、予算50万円で2015年~2018年式頃の8代目モデルを購入できます。
8代目でも燃費性能が優れており、前期モデルで最も燃費の良いグレードは37km/L(JC08モード)を実現。車重が軽いため、走りも軽快です。また、ユニークなデザインに愛着を抱く人も多いです。通勤、送迎、普段の買い物など、日常生活の足としてお勧めします。
【関連記事】スズキ「アルト」新旧比較!8代目と9代目の違いは?
②ダイハツ「ムーヴ」(5代目)
- 販売期間:2010年12月~2014年2月
- 中古車相場:5万円〜150.7万円
- 新車価格(当時):107万円〜171.5万円
- コスパ最強ポイント:旧型、車内の広さ
新型車の開発がとん挫し、2023年6月に生産終了したムーヴ。2025年以降にスライドドア搭載の新型7代目ムーヴが登場すると噂があり、今後さらに中古車相場が下落すると考えられます。
予算50万円で狙えるのは、主に2014年まで販売されていた5代目。10年落ち以上になってしまいますが、デザイン性の高いカスタムモデルを選べます。
③日産「ノート」(2代目、E12型)
- 販売期間:2012年9月~2021年8月
- 中古車相場:5万円〜319.9万円
- 新車価格(当時):125万円〜281.3万円
- コスパ最強ポイント:流通量の多さ、旧型、車内の広さ
コンパクトカーのなかでも人気が高いノート。予算50万円では2代目前期の2013~2014年式あたりが手に入ります。また、予算を60万円まで上げれば、2016年式も手に入ります。
e-POWER(ハイブリッド)車の登場は2016年11月であり、予算50万円では選べません。しかし、1.2Lエンジン+スーパーチャージャーを組み合わせたモデルはパワフルで、燃費性能も優れています。室内も広く、短距離・長距離問わず活躍してくれる一台です。特に、最上級グレードの「メダリスト」をお勧めします。
【関連記事】日産ノートの中古車はなぜ安い?理由とおすすめ年式を紹介
④ホンダ「フィット」(2代目)
- 販売期間:2007年10月~2013年9月
- 中古車相場:4.8万円〜592.4万円
- 新車価格(当時):119.7万円〜187.4万円
- コスパ最強ポイント:旧型、車内の広さ
1550mm前後と高めの全高に丸みを帯びたボディ、さらに大きめのヘッドライトが愛らしい2代目フィット。初代に続けてカー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた人気モデルです。
荷室や車内空間の広さ、レスポンスの良いハンドリングなど、魅力は盛りだくさん。さらに、当時からスポーティモデルのRSが存在するので、デザインや走りにもこだわれます。エンジンは1.3Lと1.5Lの設定があり、パワフルさを求めるなら1.5L、燃費重視なら1.3Lが良いでしょう。
予算100万円のおすすめ中古車6選
予算100万円になると、人気軽自動車では比較的高年式のモデルを選べます。また、年式は古めになりますが、SUVやミニバンも視野に入ります。
番号 | 車種名 | 新車価格 ※販売当時 |
中古車相場 | ボディタイプ |
---|---|---|---|---|
① | スズキ「ハスラー」(初代) | 104.9万円〜180.5万円 | 19.8万円〜209.4万円 | 軽自動車 |
② | ホンダ「N-BOX」(2代目) | 131.5万円〜208.6万円 | 12.8万円〜218.9万円 | 軽自動車 |
③ | トヨタ「アクア」(初代) | 169万円〜261万円 | 7.8万円〜265万円 | コンパクト |
④ | スズキ「スイフト」(4代目) | 134.4万円〜208.8万円 | 11.8万円〜223.9万円 | コンパクト |
⑤ | 日産「エクストレイル」(2代目) | 199.1万円〜343.4万円 | 13万円〜391.1万円 | SUV |
⑥ | 日産「セレナ」 | 216.3万円〜353.2万円 | 5万円〜379.5万円 | ミニバン |
①スズキ「ハスラー」(初代)
- 販売期間:2014年1月~2020年1月
- 中古車相場:19.8万円〜209.4万円
- 新車価格(当時):104.9万円〜180.5万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、旧型、低燃費、デザイン性の高さ、優れた使い勝手
ハスラーは2014年に初代がデビューし、大ヒット。流通量が多いからこそ、中古でも好みの仕様を選びやすいです。シートをフルフラットにでき、車中泊やアウトドアレジャーに向いています。燃費も現行モデルとはそれほど大きな差がありません。
予算100万円で購入できるのは、主に2018年式以前のモデル。7年落ち以前といっても、デザイン性の高さから古臭さは感じません。2016年式以降なら、歩行者検知式の衝突被害軽減ブレーキも搭載しています。
【関連記事】スズキのおすすめ中古軽自動車5選~低燃費な人気車ランキング~
②ホンダ「N-BOX」(2代目、JF3/4型)
- 販売期間:2017年9月~2023年10月
- 中古車相場:12.8万円〜218.9万円
- 新車価格(当時):131.5万円〜208.6万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、旧型、安全性が高い、デザイン性の高さ、広い室内
2代目N-BOXは予防安全装備パッケージ「ホンダセンシング」を全車標準装備化し、安全性能が充実しています(レスオプションによる非装着車も存在)。全体的な完成度が高く、燃費性能も現行3代目と大きな差がありません。
2024年末時点では、予算100万円で2019年式以前の中間「G・L」グレード以上が狙えます。ただし、当時の「G・L」グレードは右側パワースライドドアがメーカーオプション設定です。購入時は装備を確認してください。
【関連記事】ホンダ「N-BOX」新旧比較!2代目と3代目の違いは?
③トヨタ「アクア」(初代)
- 販売期間:2011年12月~2021年7月
- 中古車相場:7.8万円〜265万円
- 新車価格(当時):169万円〜261万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、低燃費、旧型
デビュー直後から大ヒットし、約10年間も販売された初代アクア。中古車流通量がとにかく豊富です。2021年の2代目登場で、中古車価格はさらに下落していて買い得感があります。
燃費性能は今でもトップレベルの実力。最終モデルで27.2㎞/L(WLTCモード)を誇ります。2018年4月の改良で歩行者検知式追突被害軽減ブレーキを含む予防安全装備「トヨタセーフティセンス」を追加したので、安全性重視なら、この改良後モデルがおすすめです。
また、グレードでは上級グレード「G」やSUVテイストをプラスした「クロスオーバー」、スポーティ仕様の「GR」スポーツが個性的でおすすめです。
④スズキ「スイフト」(4代目)
- 販売期間:2017年1月~2023年12月
- 中古車相場:11.8万円〜223.9万円
- 新車価格(当時):134.4万円〜208.8万円
- コスパ最強ポイント:旧型、デザイン性の高さ、低燃費、優れた走行性能
スズキのグローバルモデルとして、優れた走行性能と低燃費性能を鍛え上げてきた歴代スイフト。4代目は、現行モデルの5代目とデザインや車内の広さが大きく変わりません。フルモデルチェンジで中古車価格の下落が期待でき、買い得感が増してくるのでお勧めです。
予算100万円で狙えるのは2017年式前後。中古車流通量が多いのは、マイルドハイブリッド車です。さらに、「RS」ではスポーティな走りと優れた低燃費性能を享受できます。
前期モデルの一部は衝突被害軽減ブレーキがオプションだったので「セーフティパッケージ」装着車を選ぶと安心です。
⑤日産「エクストレイル」(2代目、T31型)
- 販売期間:2007年8月~2015年2月
- 中古車相場:13万円〜296万円
- 新車価格(当時):199.1万円〜343.4万円
- コスパ最強ポイント:旧型、流通量が多い
人気SUVのエクストレイルは、2代目T31型であれば予算100万円で選べます。T31型は電子制御4WDを搭載した車両が多く、キャンプやウインタースポーツを好む人におすすめです。
搭載エンジンは年式によって若干異なりますが、2.0Lディーゼルターボが用意されていました。このエンジンを搭載した「20GT」は360Nmという大トルクを誇り、ロングツーリングにピッタリでおすすめです。
この後エクストレイルにディーゼルターボエンジンの搭載は無く、今となっては貴重なグレードです。
【関連記事】エクストレイルの中古おすすめ解説!T31、T32型や予算別の選び方
⑥日産「セレナ」(4代目、C26型)
- 販売期間:2010年11月~2016年8月
- 中古車相場:5万円〜379.5万円
- 新車価格(当時):216.3万円〜353.2万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、旧型、広い室内スペース
ミニバンは中古車市場でも人気が高く、価格が下がりにくい傾向があります。そんななか、予算100万円で比較的高年式のモデルを買えるのが日産セレナ。C26型4代目でも、マイルドハイブリッドモデルも存在する後期型(2014年式~)が選べます。また、C26型は、クラストップレベルの室内スペースを誇るモデルです。
特におすすめなのは、装備が充実して人気も高い「ハイウェイスター」です。ただし、ハイウェイスターは人気が高く、中古車価格は高め。一方、最上位のGグレードはハイウェイスターほど人気がなく安価傾向なので、価格重視ならGグレードもおすすめです。
予算150万円のおすすめ中古車6選
予算150万円では、新車価格で300万円前後した車両やハイブリッド車、さらには電気自動車が視野に入ります。
番号 | 車種名 | 新車価格 ※販売当時 |
中古車相場 | ボディタイプ |
---|---|---|---|---|
① | スバル「インプレッサスポーツ」(2代目) | 192.2万円〜295.9万円 | 18.8万円〜320.6万円 | ハッチバック (ワゴン) |
② | トヨタ「プリウス」(4代目) | 242.9万円〜404.4万円 | 7.4万円〜378万円 | セダン |
③ | ホンダ「ヴェゼル」(初代) | 187万円〜361.8万円 | 55万円〜364.9万円 | SUV |
④ | マツダ「CX-5」(初代) | 205万円〜348.8万円 | 35.7万円〜389.2万円 | SUV |
⑤ | トヨタ「シエンタ」(2代目) | 169万円〜258万円 | 5万円〜342.5万円 | ミニバン |
⑥ | 日産「リーフ」(2代目) | 408.1万円~583.4万円 | 8万円〜448.8万円 | ミニバン |
①スバル「インプレッサスポーツ」(2代目、GT系)
- 販売期間:2016年10月~2023年4月
- 中古車相場:18.8万円〜320.6万円
- 新車価格(当時):192.2万円〜295.9万円
- コスパ最強ポイント:旧型、需要が少ない、高い安全性能、スポーティな4WD
2代目GT系インプレッサスポーツは、走行性能や安全性能にこだわった5ドアハッチバックです。スバルの新世代プラットフォームが採用され、一段と走行性能に磨きをかけました。
また、追突被害軽減ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「アイサイト」や歩行者エアバッグも標準装備し、当時はクラストップレベルの実力を有する一台でした。
5ドアハッチバックカテゴリー自体の人気が低いこともあり、予算150万円でも2018年式~2022年式の比較的新しい中古車が手に入ります。1モーター式の2.0Lハイブリッドシステムを搭載したアドバンスや、スポーティ仕様の2.0i-Sアイサイトが装備も充実していておすすめです。
【関連記事】スバル「インプレッサ」新旧比較!燃費や走行性能はどう変わった?
②トヨタ「プリウス」(4代目、50系)
- 販売期間:2015年12月~2023年1月
- 中古車相場:7.4万円〜378万円
- 新車価格(当時):242.9万円〜404.4万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、旧型、優れたな低燃費性能、スポーティな走行性能
4代目にあたる50系プリウスは、最新プラットフォーム「GA-C」を採用し、低重心で優れた運動性能を有しています。搭載の1.8Lハイブリッドシステムは、当時からクラストップレベルの燃費性能を誇り、現行60系プリウスとの差も大きくありません。
プリウスの中古車選びでは、グレード選びが重要です。S系グレードだと少々装備が物足りない可能性があるため、上位グレードのAグレード系を中心に選ぶと良いでしょう。また、前期モデルは予防安全装備パッケージ「トヨタセーフティセンス」がオプションのグレードがありました。購入時は「トヨタセーフティセンス」の有無を確認して選ぶと良いでしょう。
予算150万円で購入できるのは4代目前期型。後期に突入する直前の2018年式の在庫が多いです。
【関連記事】プリウス50系前期・後期の違いまとめ!中古車相場は?
③ホンダ「ヴェゼル」(初代、RU系)
- 販売期間:2013年12月~2021年4月
- 中古車相場:55万円〜364.9万円
- 新車価格(当時):187万円〜361.8万円
- コスパ最強ポイント:モデルチェンジ後、低燃費、高い安全性、スポーティな乗り心地
コンパクトSUVは新型車が多く、中古車価格が高い傾向があります。しかし、ヴェゼルなら予算150万円でハイブリッド車を購入できます。
おすすめは2016年2月改良後以降のモデルです。一部グレードを除き、予防安全装備パッケージ「ホンダセンシング」を標準装備しています。ただし、レスオプションの設定もあったので、必ず装着の有無を確認しましょう。
また、この改良では硬かった乗り心地がやや改善され、スポーティ仕様のRSも追加されました。さらに、2018年に外観も含めたビッグマイナーチェンジをしていることから、それ以前の車両は相場が安価となっています。
④マツダ「CX-5」(初代、KE系)
- 販売期間:2012年2月~2017年2月
- 中古車相場:35.7万円〜389.2万円
- 新車価格(当時):205万円〜348.8万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、旧型、高いデザイン性、力強く低燃費なディーゼルエンジン
マツダのデザインフィロソフィー「魂動デザイン」を初採用したミッドサイズSUVが、初代CX-5。予算150万円では、初代の最終モデル(主に2016年式)が手に入ります。登場から5回の改良を重ねており、モデルとして成熟した一台です。
おすすめは、420Nmの大トルクを誇る2.2Lディーゼルターボエンジン(後期)モデル。自然吸気ガソリンエンジンに換算すると4.2L並みの実力で、18.4km/L(FF車、JC08モード)と燃費が良いのも魅力です。グレードでは最上級グレードの「Lパッケージ」をお勧めします。上質な内装とレザーシート、豪華装備が標準装備され、旧型とはいえラグジュアリーな空間は現行車に近いものがあります。
⑤トヨタ「シエンタ」(2代目、170系)
- 販売期間:2015年7月~2022年8月
- 中古車相場:5万円〜342.5万円
- 新車価格(当時):169万円〜258万円
- コスパ最強ポイント:流通量が多い、旧型、コンパクトで最大7人乗り、低燃費(ハイブリッド)
全長4,260mmという小さなボディに3列シートを備え、最大7人乗りを可能とした2代目170系シエンタ。運転しやすいサイズのファミリーカーとして、絶大な人気を得ています。
搭載エンジンは、1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドの2タイプ。1.5Lハイブリッド車の最高燃費は22.8㎞/L(FF、WLTCモード)で、今でも優れた燃費値といえます。
予算150万円では、主に前期型(2018年以前)が手に入ります。おすすめグレードは、燃費が良く装備が充実したハイブリッドG系、もしくは上質な内装をもつハイブリッドGクエロです。5人乗りのファンベースは、シートがフルフラットになるなど、車中泊をする人にもおすすめです。
⑥日産「リーフ」(2代目、ZE1型)
- 販売期間:2017年10月~
- 中古車相場:8万円〜448.8万円
- 新車価格:408.1万円~583.4万円
- コスパ最強ポイント:電気自動車、力強くスムースな加速、ガソリンより安価な電気を使用
電気自動車は新車時の補助金の影響でリセールバリューが低く、中古車価格が激安なのが特徴です。リーフも電気自動車であり、2017年登場の2代目(ZE1型)も、すでに新車時の約半額以下で購入できます。
前期モデルのバッテリー容量は40kWh、一充電走行距離が322㎞(WLTCモード)と十分な数値です。家庭での充電であればガソリンより安価で、経済性も優れています。また、電気自動車は力強くスムースに走り、静粛性が高いのも魅力です。
おすすめは最上級グレードのG。自車を真上から見た映像に加工し、衝突リスクを低減するインテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)も装備されるなど、充実した運転支援機能が装備されています。
予算200万円なら選択肢はさらに広い
予算を200万円までアップできる場合、選択肢はさらに広がります。以下の記事では、200万円で購入できるおすすめの新車・中古車をご紹介しています。
中古車価格に関するQ&A
Q. 中古車価格に影響を与える要素とは?
中古車価格は「需要と供給」のバランスがベースで決まりますが、影響を与える要素として以下のようなものが挙げられます。
- 走行距離と年式
- 車両状態(修復歴やキズ、凹み、室内臭)
- ボディカラー
- グレード(装備など)
- 中古車市場での流通量
- 季節性
Q. 中古車選びのポイントとは?
中古車を選ぶ時のポイントとしては、以下の4点が重要です。
- 予算設定をする
- 欲しい装備やグレード、ボディカラーなど「優先順位」を付ける
- 乗る年数(予定)から年式・走行距離を考える
- 損傷や修復歴の有無など車両状態を見極める
中古車に限らず、車の購入では予算設定が重要です。予算と譲れない条件を考えるだけで、選択肢はかなり絞られます。
また、中古車では車両状態の見極めが重要です。以下の記事では、車両チェック時に見るべき点など中古車選びのポイントを詳しく解説しています。
コスパの良い車の関連ランキング
コスパのいい車選びを検討している人は、燃費や維持費が気になるでしょう。
以下の記事では、維持費が安いとされる軽自動車やコンパクトカー以外にSUVやミニバンといった各ボディタイプの維持費が安い車のおすすめを紹介しています。