この記事の目次 CONTENTS
ホンダのSUVは実質3種類
7人乗りもある「CR-V」
コンパクトSUVの「ヴェゼル」
【番外編】実質SUVの「フィットクロススター」
2021年の新型情報と買い時
ヴェゼルはモデルチェンジの見込み
最小SUVの「WR-V」発売の可能性は?

ホンダのSUVは実質3種類

トヨタは8車種も出しているSUVですが、ホンダが出しているのは「CR-V」「ヴェゼル」の2車種のみです。ただしコンパクトカーであるフィットが「フィットクロススター」というSUVタイプのクルマを出しており、実質的には3つの選択肢があります。

選択肢としては少ないものの、ホンダには「安全性」「技術の探求」「革新的なブランドイメージ」という強みがあり、SUVが欲しいならぜひ検討しておきたいところです。

※以下で紹介する新車価格や中古車相場はガリバーが独自に集計したもので、記事公開・加筆修正時の金額です。モデルチェンジや価格改定などにより、価格、サイズ、定員、燃費などは変更となっている場合があります。

7人乗りもある「CR-V」

新車価格 :323万円〜418.9万円
中古車相場:229.8万円〜359.8万円
サイズ  :全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,680-1,690mm
定員   :5人または7人
燃費   :13.6-21.2km/L(※WLTCモード)

ホンダのSUVで最も大きなサイズのCR-V。7人乗りにも対応しており、手頃な価格の7人乗りSUVが欲しいならぜひ検討したい一台です。5人乗りなら車内はかなり広々としており、荷室も広いのでレジャーに帰省にと便利なのは間違いありません。

安全性に定評があるホンダらしく、昼夜ともに対応できる歩行者検知式の自動ブレーキ、誤発進抑制制御、クルーズコントロールなどを搭載。今でも安全性は高いのですが、デビューから2年を経て、トヨタのSUVであるRAV4などに抜かれています。

メーカーにこだわりがないのならトヨタのRAV4の他、スバルのフォレスター、日産エクストレイルなどと比較して購入するのがオススメです。

コンパクトSUVの「ヴェゼル」

新車価格 :187万円〜361.8万円
中古車相場:79.9万円〜339万円
サイズ  :全長4,330-4,340mm×全幅1,770-1,790mm×全高1,605mm
定員   :5人
燃費   :16.-21.0km/L(※WLTCモード)

CR-Vよりも一回り小さいコンパクトSUVのヴェゼル。ベースとなっているのは3代目フィットなので、「フィットよりちょっと大きいくらい」を想像するとサイズ感が分かりやすいでしょう。

このサイズのSUVは非常に人気があり、主なライバルとしてはトヨタのヤリスクロスやC-HR、マツダのCX-3などが挙げられます。

最大の特徴は都会派でスポーティーな走りと、標準装備されているホンダセンシング。標準装備されているため、新車で買う時も中古車で買う時も、グレード選びなどに迷うことはありません。ただし2013年のデビューから7年が経っており、安全装備も目新しくなっているのもまた事実です。

【番外編】実質SUVの「フィットクロススター」

新車価格 :155.8万円〜253.7万円万円(※フィット全体のガソリン車の価格)
中古車相場:115.8万円〜269万円(※フィット全体のガソリン車の相場)
サイズ  :全長4,090mm×全幅1,725mm×全高1,545-1,570mm
定員   :5人
燃費   :17.4-27.2km/L(※WLTCモード)

あくまでフィットの「1つのバリエーション」という位置づけなのでSUVに括られないフィットクロススター。見た目も他のフィットとは一線を画している他、アウトドアでの使用を考慮して最低地上高が高くなっていたりシートやアームレストが撥水加工になっていたりと「フィットの割には本格派」です。

サイズはヴェゼルよりも更に小さく、コンパクトカーサイズ。トヨタの「ライズ」やスズキの「クロスビー」と比べられることになるでしょう。

2020年にデビューしたばかりなので安全装備も充実しており、現行モデルの中古車在庫はまだまだ少なめ。しかし新車でも200万円前後からと手が届きやすい価格です。

2021年の新型情報と買い時

ホンダの主力SUVであるヴェゼルがモデル末期を迎えるなど、ホンダのSUVは新型発売の可能性が高まっています。2021年に発表される可能性がありそうな新型車、および今後のモデルチェンジの可能性について確認し、「もうちょっと待ってから買うべきだった!」という後悔がないようにしましょう。

ヴェゼルはモデルチェンジの見込み

2021年に最も可能性が高いのは、ヴェゼルのモデルチェンジです。
2013年に発表され早7年。ベースとなっているフィットが2020年にモデルチェンジしたこと、ホンダの強みである安全装備で他社に追いつかれていることを考えても、そろそろモデルチェンジがあると考えられます。

まだ詳細は分かっていませんが、新型フィットにも用意されている「e:HEV」モデルが加わると言われています。この「e:HEV」とは、低速中は電力によるモーターのみで走り、高速走行のときのみエンジンを使うというハイブリッド。より電気自動車に近いフィーリングが楽しめます。

最小SUVの「WR-V」発売の可能性は?

また2020年に南米で販売が始まったWR-VというSUVも、今後日本で販売される可能性があるでしょう。サイズは全長4,000mm×全幅1,734mm×全高1,599mmとヴェゼルより小さく、トヨタ「ライズ」、ダイハツ「ロッキー」、スズキ「クロスビー」などと同じサイズ感です。

中でもトヨタのライズは2020年の販売台数ランキングで毎月トップ3に入る人気ぶりで、このサイズのSUVが売れることは証明されています。ただし同じようなサイズ感のフィットクロススターがあり、また「日本導入はない」とコメントしているので、2021年発売の可能性はあまり高くないでしょう。