トヨタのSUV一覧|全12車種の価格やサイズ、人気ランキング

他社に比べてデザインやサイズの選択肢が豊富なトヨタのSUV。ここでは2024年1月現在販売中の全12車種について解説しています。

トヨタのSUV全12車種一覧

2024年1月現在、トヨタから販売されているSUVは以下の12車種です(全長の短い順)。

番号 車種名 新車時価格 最高燃費
(WLTCモード)
サイズの分類
ライズ 171.7万円~233.8万円 28.0km/L コンパクト
ヤリスクロス 190.7万円~315.6万円 30.8km/L コンパクト
カローラクロス 218.4万円~345.9万円 26.4km/L コンパクト
RAV4 293.8万円~563.3万円 20.6km/L
※PHEV除く
ミドルサイズ
bZ4X 550万円~650万円 (電気自動車) ミドルサイズ
クラウンスポーツ 590万円~765万円 21.3km/L ミドルサイズ
ハリアー 312.8万円~620万円 22.3km/L ミドルサイズ
ランドクルーザープラド 367.6万円~554.3万円 11.2km/L ミドルサイズ
ランドクルーザー70 480万円 10.1km/L ミドルサイズ
クラウンクロスオーバー 435万円~640万円 22.4km/L ミドルサイズ
ランドクルーザー300 510万円~800万円 9.7km/L フルサイズ
ハイラックス 407.2万円~477.2万円 11.7km/L フルサイズ

※新車時価格や燃費情報等は、2024年1月24日時点のトヨタ公式サイトの情報を引用しています(新車時価格は1,000未満四捨五入)。また、次章以降でご紹介している中古車相場はガリバーの「車カタログ」より引用しています。

トヨタのSUVの魅力とは

トヨタのSUVの魅力は、主に以下の3点です。

  • 豊富な選択肢
  • 優れた燃費性能
  • 高い安全性

トヨタでは幅広いサイズや方向性のSUVを展開しており、他社と比べて選択肢が豊富です。またトヨタのハイブリッド技術はレベルが高く、ライバル車種と比べて燃費が良いのも特長です。 さらに耐久性の高さや先進安全装備の充実ぶりなど、安全性にも定評があります。

トヨタのコンパクトSUV(3車種)

ここでは全長4,500mm以下のSUVをご紹介しています。運転に苦手意識のある人や、道幅の狭い都市部での利用におすすめです。

①唯一の5ナンバーSUV「ライズ」

トヨタのSUVの例:ライズの車両画像

新車時価格 171.7万円~233.8万円
中古車相場 114.8万円〜298.5万円
サイズ
※代表モデル
全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mm
燃費性能 17.4-28.0km/L
乗車定員 5人

トヨタのSUVラインナップの中で最も小さく、唯一の5ナンバー車のライズ。愛らしいサイズと逞しさを感じるデザイン、価格の安さから若者を中心に人気です。

全体的なサイズはコンパクトながら、実は後述のヤリスクロスより全高が高いです。そのため居住性は思いのほか高く、荷物も積みやすくなっています。

ダイハツ「ロッキー」のOEM車であり、2024年1月現在は新車での販売を停止しています。

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②新車販売台数1位「ヤリスクロス」

トヨタのSUVの例:ヤリスクロスの車両画像

新車時価格 190.7万円~315.6万円
中古車相場 152万円〜380万円
サイズ
※代表モデル
全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm
燃費性能 17.6-30.8km/L
乗車定員 5人

2020年から普通車の新車販売台数で4年連続トップのヤリス。もちろんコンパクトカーのヤリスも人気ですが、トップ維持に大きく貢献しているのがヤリスクロスです。

全幅は5ナンバーの基準である4,700mmを超えるものの、全長は4,200mm以下とコンパクト。さらに魅力的なのは、SUVの中でトップを誇る優れた燃費性能です。シートアレンジなど使い勝手にも優れており、年代問わず使いやすいクルマと言えます。

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③積載性に優れた「カローラクロス」

トヨタのSUVの例:カローラクロスの車両画像

新車時価格 218.4万円~345.9万円
中古車相場 181.5万円〜435万円
サイズ
※代表モデル
全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm
燃費性能 16.6-26.4km/L
乗車定員 5人

トヨタの大人気車種カローラをSUV化したカローラクロス。全長4,600mm弱のコンパクトなサイズながら、荷室の積載量はクラストップレベルの487L。ヤリスクロスと比べても100L近くの差があります。

運転しやすいサイズ感と積載性のバランス、ハイブリッド車の優れた燃費性能、快適な走り心地など総合力が高く、現在はヤリスクロスに次いで人気のモデルです。

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トヨタのミドルサイズSUV(7車種)

ここでは全長4,600mm~4,950mm未満のSUVをご紹介しています。コンパクトSUVと比べて居住性や積載性に優れ、アウトドアなどに適したモデルも選択できます。

④逞しい外観と走りの「RAV4」

トヨタのSUVの例:RAV4の車両画像

新車時価格 293.8万円~563.3万円
中古車相場 42万円〜599万円
サイズ
※代表モデル
全長4,610mm×全幅1,865mm×全高1,690mm
燃費性能 15.2-20.6km/L※PHEVを除く
乗車定員 5人

2019年のフルモデルチェンジで大型化したRAV4。4代目までは全長4,300mm余りのコンパクトSUVでしたが、現行5代目は4,600mmを超えています。オフロード性能も高くなり、専門家からの評価も高い一台です。

積載量はクラストップレベルの580L。またパワートレインをガソリン車・ハイブリッド車・PHEVから選択できるのも魅力で、PHEVでは約95kmを電気走行できます。

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⑤トヨタ唯一の電気自動車「bZ4X」

トヨタbZ4Xの姉妹車:ソルテラの車両画像

※上記画像は姉妹車スバルの「ソルテラ」

新車時価格 550万円~650万円
中古車相場 438万円〜500万円
サイズ
※代表モデル
全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mm
一充電航続距離 559-567km
乗車定員 5人

長らくサブスク(KINTO)専用だったbZ4Xは、2023年11月に一般販売が開始されました。現在のトヨタ車においては唯一の電気自動車です。スバルと共同開発された車種で、スバルでは姉妹車のソルテラが販売されています。

クーペ風の流麗なスタイルで空気抵抗に優れ、一充航続行距離は550km以上です。

⑥高級スポーツSUV「クラウンスポーツ」

トヨタのSUVの例:クラウンスポーツの車両画像

新車時価格 590万円~765万円
中古車相場 590万円〜690万円
サイズ
※代表モデル
全長4,720mm×全幅1,880mm×全高1,570mm
燃費性能 20.3-21.3km/L
乗車定員 5人

クラウンスポーツは2022年から発売を開始した「クラウン」シリーズの3車種目で、2023年10月に発売されました。後述のクラウンクロスオーバーより走行性重視のモデルです。

サイズはハリアーと殆ど変わりませんが、価格と走行性能には大きな差があります。クラウンスポーツは車両価格が高く、また4WD車(ハイブリッド車及びPHEV)のみの展開です。ハリアーと比べると、ハンドリングのキレや加速力が優れています。

⑦上質な都市型SUV「ハリアー」

トヨタのSUVの例:ハリアーの車両画像

新車時価格 312.8万円~620万円
中古車相場 25万円〜553.8万円
サイズ
※代表モデル
全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm
燃費性能 15.4-22.3km/L
乗車定員 5人

街乗り中心で快適さを重視するのであれば、ハリアーがおすすめです。後部座席にもリクライニング機能が付いているなど居住性が高く、内外装も上質に仕上がっています。また車内の静粛性が高く、乗り心地も非常に良いです。

RAV4と同じく、パワートレインはガソリン車・ハイブリッド車・PHEVの3種類から選べます。PHEVの一充電航続距離は93kmです。

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⑧7人乗りもある「ランドクルーザープラド」

トヨタのSUVの例:ランドクルーザープラドの車両画像

新車時価格 367.6万円~554.3万円
中古車相場 52.8万円〜660万円
サイズ
※代表モデル
全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,835mm
燃費性能 ガソリン:8.3km/L
ディーゼル:11.2km/L
乗車定員 5人または7人

世界的に非常に人気のあるランドクルーザーの弟分プラド。見た目はランドクルーザーと大きく変わりませんが、ボディサイズは一回り小さく、車両価格も抑えられています。

トヨタ車で7人乗りができるのは、ランドクルーザープラドとランドクルーザーの2車種のみ。そのため7人乗りをしたいのであれば有力候補です。ただし3列目の居住性は低く、車中泊もランドクルーザーの方が向いています。

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⑨復活販売した「ランドクルーザー70」

トヨタのSUVの例:ランドクルーザー70の車両画像

※上記画像は復刻版の原型70系ランドクルーザー(1997年式)

新車時価格 480万円
中古車相場 (新型車のためなし)
サイズ
※代表モデル
全長4,890mm×全幅1,870mm×全高1,920mm
燃費性能 10.1km/L(ディーゼル)
乗車定員 5人

2023年の11月末から復活販売となったランドクルーザー70。原型となっているランドクルーザー70系は1984年に誕生したモデルで、業務用途や過酷な環境での使用を意識して造られていました。そのためシンプルかつ強靭な造りとなっており、高い耐久性を誇ります。

⑩セダン×SUV「クラウンクロスオーバー」

トヨタのSUVの例:クラウンクロスオーバーの車両画像

新車時価格 435万円~640万円
中古車相場 5万円〜489.9万円※クラウン全体
サイズ
※代表モデル
全長4,930mm×全幅1,840mm×全高1,540mm
燃費性能 15.7-22.4km/L
乗車定員 5人

2022年夏にセダンタイプより先に登場したクラウンクロスオーバー。全長4,900mmを超える巨体に低めの全高というボディスタイルはセダン譲りですが、横広のフロントグリルなどデザインはSUV風に一新されています。

乗り心地や走行性能にも違いがあり、クラウンらしい快適な乗り心地を有しながらも、大型タイヤを備えてスポーティーな走りをします。「クラウンらしい威厳が欲しい。でもセダンからは乗り換えたい」という人におすすめです。

トヨタのフルサイズSUV(2車種)

ここでは、全長5,000mm前後のフルサイズSUVをご紹介します。運転には技術を要するものの、圧倒的な存在感と高い積載性を備え、アウトドアに適しています。

⑪世界中で人気「ランドクルーザー300」

トヨタのSUVの例:ランドクルーザー300の車両画像

新車時価格 510万円~800万円
中古車相場 205万円〜900万円
サイズ
※代表モデル
全長4,985mm×全幅1,980mm×全高1,925mm
燃費性能 ガソリン:7.9~8km/L
ディーゼル:9.7km/L
乗車定員 5人または7人

トヨタのSUVの中でも世界的に人気なのが、ランドクルーザーです。高いオフロード性能を備え、積載性も抜群なのでアウトドアに役立ちます。特に車中泊をする場合は、弟分のランドクルーザープラドでなくランドクルーザーにこだわった方が良いでしょう。

新車では手に入りにくい状況が続いています。中古も含めて購入を検討しましょう。

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⑫巨大デッキを備えた「ハイラックス」

トヨタのSUVの例:ハイラックスの車両画像

新車時価格 407.2万円~477.2万円
中古車相場 (新型車のためなし)
サイズ
※代表モデル
全長5,340mm×全幅1,855mm×全高1,800mm
燃費性能 11.7km/L(ディーゼル)
乗車定員 5人

2023年9月に発売されたハイラックス。国産車では唯一のピックアップトラックで、5人が乗車できるキャビンの後ろに積載量994Lの巨大デッキスペースを備えています。アクティビティで汚れたものも一気に積むことができ、業務用だけでなく趣味にも使える一台です。

トヨタのSUV人気ランキング

ここまでトヨタのSUV全12車種をご紹介しましたが、「人気ランキングが気になる」という人もいるでしょう。ここでは新車・中古車それぞれの人気車種をご紹介します。

新車で人気なのはコンパクトSUV

日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表している新車登録台数(2023年)で台数が多かったトヨタのSUVは、以下の5車種です。

  •  1位:ヤリスクロス
  • 2位:カローラクロス
  • 3位:ハリアー
  • 4位:ライズ
  • 5位:ランドクルーザー(プラド含む)

自販連が発表している新車登録台数ではヤリスとヤリスクロス、カローラシリーズ各車種とカローラの販売台数が合算されています。しかしトヨタの公式サイトで発表されているSUV人気ランキング(2023年12月販売実績)でもヤリスクロスが1位、カローラクロスが3位(※)なので、実質的にこの2台がトヨタのSUVでトップの人気を誇っていると言えそうです。

※2023年12月販売実績の2位はランドクルーザー70

中古ではミドルサイズSUVも人気

ガリバーの中古車人気ランキングでは、ミドルサイズSUVも人気です。2024年1月25日時点でトヨタのSUVのみ抜粋したTOP5は以下の通りです。

  • 1位:ハリアー
  • 2位:ヤリスクロス
  • 3位:ランドクルーザープラド
  • 4位:RAV4
  • 5位:ライズ

中古では、新車価格の高さからミドルサイズSUVが売れやすいと考えられます。一方、コンパクトSUVも新車と同様に売れ筋上位の傾向があります。

【関連】SUV人気ランキング|中古車のガリバー

専門家のおすすめ車種は?

クルマ評論家の大岡智彦氏は「2022年国産SUVおすすめランキング」でRAV4(PHEV)を4位に選定。世界トップレベルの燃費性能とパワーのあるハイブリッドシステム、優れた加速力などを高く評価しています。

【関連記事】専門家が選ぶ2022年国産SUVおすすめランキング!

トヨタのSUVで迷った時の選び方

トヨタのSUVは種類が豊富で、車種選びに迷う人も多いです。迷った場合は、以下のように重視する項目で選ぶと良いでしょう。

重視する項目 おすすめ車種
普段の使い勝手
燃費の良さ
・ライズ
・ヤリスクロス
・カローラクロス
居住性の高さ ・ハリアー
・クラウンスポーツ
・クラウンクロスオーバー
アウトドア利用 ・RAV4
・ランドクルーザー系
・ハイラックス
環境性能 ・bZ4X
・RAV4(PHEV)
・ハリアー(PHEV)
・クラウンスポーツ(PHEV)

買い物や通勤での利用が主な目的で、維持費を抑えるのであればコンパクトSUVの3車種がおすすめです。ただし5人家族の場合、ライズでは「広さが不充分」と感じる人もいるでしょう。大人5人で乗る場合は居住性の高いミドルサイズSUVも検討することをお勧めします。

納車を急ぐなら中古も確認を

トヨタには魅力的なSUVが数多くありますが、人気の高い車種が多いばかりに半導体不足による納期遅延が多発しています。

納車を急ぐ場合は、中古での購入も検討しましょう。中古車なら納期は2週間~1ヶ月程度です。新しさにこだわりたい場合も、登録だけ済ませ、実際の走行に使われていない「登録済み未使用車」が出回っている場合もあります。

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ヤリスクロスのカタログ情報

トヨタ,ヤリスクロス
現行モデル
令和2年8月(2020年8月)〜現在
新車時価格
179.8万円〜315.6万円

ヤリスクロスの在庫が現在191件あります

以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。

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ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。