軽自動車スーパーハイト系 おすすめランキング 2016春

自動車ニュース / ガリバー

2016.3.25

軽自動車スーパーハイト系 おすすめランキング 2016春


いまならコレを狙え! ボディタイプ別新車オススメランキング 軽自動車スーパーハイト系 ランキングベスト3スズキ スペーシア/ダイハツ タント/ホンダ N-BOX

車種選びにお悩みの方へ。コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、
この春おすすめの新車・軽自動車スーパーハイト系ワゴンを聞きました。

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  • 軽自動車スーパーハイト系 ランキング ベスト1 ダイハツ タント

    ダイハツ タント

    タントの魅力は、使い勝手の良さにある。センターピラーレスとしたミラクルオープンドアは、助手席側の開口部がとにかく広い。さらに、助手席側ドアもほぼ90度もワイドに開くため、子供や高齢者など車内へのアクセスがしやすいのが特徴。開口部が広いということは、ベビーカーや自転車など大きな荷物も積載しやすいということになり、他のメーカーには無い圧倒的な利便性を誇る。それでいて、燃費も性能や安全装備も一定水準以上なので、総合力の高さが魅力だ。

  • 軽自動車スーパーハイト系 ランキング ベスト2 スズキ スペーシア

    スズキ スペーシア

    販売台数面では、タントやN-BOXに対して大きく後れを取っているが、クルマとしての完成度はトップレベルにある。とくに、安全装備はライバルを圧倒。すでに、歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートを用意。このクラスでは、スペーシアだけの装備となっている。また、スズキの軽量化技術による軽い車重とマイルドハイブリッドシステムの搭載により、燃費はクラストップ。燃費と安全装備に関しては、スペーシアがトップとえる。

  • 軽自動車スーパーハイト系 ランキング ベスト3 ホンダ N-BOX

    ホンダ N-BOX

    デビューは2011年12月と、すでに5年目に突入しモデル末期に入った。燃費性能面では、もはや大きく遅れている。また、安全装備面でも低速域で自動ブレーキのみと、スペーシアとタントと比べると性能・装備面でやや物足りなくなっている。しかし、セールスはトップレベル。全高1,780㎜というクラストップレベルの全高をもつことによる室内スペースの広さや、カスタム系の強面フェイスなどが支持されている。最近では、装備を向上させ価格を抑えたモデルを投入するなど、お買い得感をアピールしている点も売れている要素のひとつだ。

オススメ ランキングの3台を比較

VSスーパーハイト系ワゴンランキングベスト3 の 燃費・経済性
  • タント

    ダイハツ タント

    タントの最大の魅力であるセンターピラーレス構造のミラクルオープンドアは、燃費性能という面ではマイナスとなっている。スーパーハイト系は、全高が高いため車重が増える傾向になる。センターピラーレス構造とするため、ボディに補強が加えられ、車重はさらに重くなる。そうしたことをできるだけ避けるために、タントはフロントフードやフェンダーバックドアなどに樹脂製パーツを使用し軽量化。それでも、車重は900㎏を軽々とオーバー。マイルドハイブリッドなどの低燃費技術も使われていないため、燃費は28.0㎞/Lに止まる。ただ、コスト高になるミラクルオープンドアという特殊な構造を採用しながら、価格設定は買い得感のあるものとなっている。

  • スペーシア

    スズキ スペーシア

    このクラスで、ライバルと圧倒する32.0㎞/Lという低燃費を実現しているスペーシア。これは、スズキの軽量化技術によりN-BOXより約100㎏軽い車重によるものと、マイルドハイブリッド機能を搭載していることによるものだ。クルマの本質的な性能としては、ライバルを凌駕するレベルにある。しかし、最先端技術が惜しみなく投入されていることもあり、ライバル車と比べると価格はやや高め。高めの価格が気になるというのであれば、届出済み未使用車がかなり流通しているモデルなので、届出済み未使用車を中心に選ぶといい。届出済み未使用車は、一度登録されているとはいえ、登録時期が極端に古くなければ、ほぼ新車に近いコンディションを保っているのでお勧めだ。

  • N-BOX

    ホンダ N-BOX

    販売台数面では、高い人気を誇っているN-BOXだが、すでにモデル末期ということもあり、燃費面ではダイハツやスズキに大きく後れを取っている状況。燃費は25.6㎞/Lなので、スペーシアの32.0㎞/Lと比べると大差が付いている状況。こうしたハンデを補うために、買い得感のある価格設定がされたモデルが投入されている。しかし、元々高価な価格設定がされているため、価格面での競争力がそれほど高いというレベルに無い。燃費・経済性という部分では、選びにくいモデルになっている。

VSスーパーハイト系ワゴンランキングベスト3 の 装備・使い勝手
  • タント

    ダイハツ タント

    室内の使い勝手面では、タントがライバル車を圧倒する。高い利便性を誇る機能がミラクルオープンドアだ。なんと、助手席の開口幅は1490㎜もある上に、助手席は最大38㎝前方へスライドする。この状態で後席は、大型のミニバン並み。これだけあれば、ベビーカーごと乗り降りが可能。さらに、フロア高も低いため、必要以上に腰を屈めず乗り降りが可能となるため、高齢者も乗り降りがしやすい。子育て層だけでなく、高齢者にも優しいクルマに仕上がっている。自動ブレーキ関連の安全装備、スマートアシストIIが用意されており、前方だけでなく後方への踏み間違え防止機能も用意されている。残念なのは、歩行者を認識するものの自動ブレーキは作動しないという点。歩行者検知式自動ブレーキが装備されれば、魅力は倍増する。

  • スペーシア

    スズキ スペーシア

    スペーシアの装備で、最も優れているのが歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートだ。このクラスでは、唯一歩行者を認識し衝突の危険がある場合、自動でブレーキをかける。歩行者検知式自動ブレーキは、ひとクラス上のコンパクトカーでも、あまり装備されていないことを考えると価値ある装備といえる。ただ、こうした安全装備は高いレベルにあるモノの、サイドエアバッグが用意されていないなど、物足りない部分もある。

  • N-BOX

    ホンダ N-BOX

    室内長は218㎝もあり、軽自動車最大級の広さをもつN-BOX。こうした部分が、モデル末期でも売れる理由だ。そうした室内長を生かし、後席は2.0Lミニバン並みの広さをもつ。室内高も140㎝あり、背の高い荷物の積載にも便利だ。2015年11月の改良では、世界初となる紫外線(UV)を約99%カットし、ジリジリした暑さを生む赤外線(IR)を軽減するガラスをすべての窓に採用した「360°スーパーUV・IRカットパッケージ」を設定。女性を意識したうれしい装備だ。安全装備面では、30㎞/h以下でしか作動しない低速域の自動ブレーキしか用意されておらず、機能面ではライバルに対して後れを取っている。車線逸脱警報などの機能も無い。ただ、自動ブレーキを含んだあんしんパッケージを選択すると、安価でサイドエアバッグやカーテンエアバッグが装着できる。カーテンエアバッグを幅広いグレードで装備できるのはN-BOXだけ。衝突後の安全装備は高いレベルにある。

VSスーパーハイト系ワゴンランキングベスト3 の 走行性能
  • タント

    ダイハツ タント

    ミラクルオープンドアで利便性を高めた結果、車重は重く、自然吸気エンジン52ps&60Nmというパワーとトルクをもつ自然吸気エンジンの動力性能は、街中のみと割り切るのであればいいが、急勾配の坂道が多いとか高速道路も走るというのであれば、少々物足りない印象となる。より余裕がある走りを望むのなら、64ps&92Nmを発揮するターボ車がお勧めだ。スーパーハイト系の軽自動車は、背が高く重心高も高いため、もしもの場合は横転の可能性がある。タントは樹脂製パーツを使用することで、重心高を下げ横転の危険性をできるだけ回避する設計がされている。また、サスペンションも大きく車両が傾かないシッカリとした味付けだ。

  • スペーシア

    スズキ スペーシア

    スペーシアは、スズキの軽量化により、このクラス最軽量で850㎏。このボディに、変速比幅が広い副変速機付きCVTが使われている。そのため、52ps&63Nmとライバルと同等のパワーとトルクをもつ自然吸気エンジンながら、ライバル車に比べると軽量であることや変速比幅の広いCVTの恩恵で、なかなか力強い加速を誇る。しかし、それでも850㎏もあるので、軽快感があるとまではいかない。特筆すべきは、アイドリングストップからの再始動が非常に静かであるということ。マイルドハイブリッド機能が使われていることで、静粛性は非常に高い。振動も少なく、まるで上級セダン並みだ。こうした性能もライバルに比べると、非常に優れている部分なので、一度試乗して比べてみるといいだろう。

  • N-BOX

    ホンダ N-BOX

    N-BOXも重いため、自然吸気エンジン車は基本街乗り用といった印象が強い。ターボ車は、確かに力強くなり高速クルージングも楽々こなすようにはなるものの、燃費値は23.8㎞/Lと1.3Lのコンパクトカーより悪くなる。N-BOXも背が高く重心も高いため、足回りはやや硬めのシッカリとした仕様になっている。足回りは硬めだが、機敏なハンドリング性能ではない。他のライバル車も同様なのだが、運転して楽しいというタイプのクルマではない。

VSスーパーハイト系ワゴンランキングベスト3 の デザイン
  • タント

    ダイハツ タント

    子育てファミリーで、女性が使うことを考慮しているためタントの標準車は、全体に丸みを帯びた優しそうなシルエットになっている。インテリアもベージュ系中心の明るいものとしていて、小さな軽自動車らしい可愛らしい内外装をもつ。そんな標準車に対して、タントカスタムは、まったく別のクルマに仕上げられた。フロントフェイスは、まったくの別物。メッキパーツやLEDを駆使して、顔全体がギラギラ感を出している。デザインという視点から見れば、これがカッコいいとは言い難く、目立てばいいといった仕立てになっている。こうしたニーズは、とくに地方で高くダイハツもニーズに合った仕様を上手く提供できている。

  • スペーシア

    スズキ スペーシア

    スペーシアも子育てファミリー向けということもあり、標準車は柔和な雰囲気でまとめられている。背が高いので、分かりにくいのだがルーフを違うカラーに塗り分ける2トーン仕様もある。スペーシアの販売台数が今ひとつ伸び悩む理由が、スティングレーだ。なかなかスポーティにまとめられていて、デザイン的なバランスもよい。しかし、タントカスタムに比べると、ギラギラ感&目立ち度が足りない。このクラスは、デザインの完成度というよりは、とにかく目立てばOKという価値観に合わせるしかないという状況。こうした部分も販売台数に影響を及ぼしているようだ。

  • N-BOX

    ホンダ N-BOX

    何だか笑っている顔にも見える標準車のN-BOX。ライバル車ほど女性的ではないが、なかなかユニークなデザイン。個性的ではあるものの、モデル末期ということもあり、そろそろデザインの賞味期限が近付いているようで新しさは感じない。また、カスタム系は、見事にコッテリ&ギラギラフェイスに変更されていて、押し出し感もありインパクトはある。小さなフェイス一杯に、色々な迫力あるデザイン要素が詰め込まれているので、違和感タップリで目立つ。ホンダもこうしたマーケットの要望を形にするデザイン力は優れている。

スーパーハイト系ワゴン ランキングベスト3 の 知って得する新車値引き交渉術

スーパーハイト系だけでなく、軽自動車全般にいえることだが、新車を買うのがバカらしくなるほど多くの届出済み未使用車が出回っている。
届出済み未使用車とは、ディーラーが販売目標を達成し、より多くのインセンティブをもらうために、買い手がいないのにクルマを自社名義にして登録してしまったクルマだ。売ったように見せかける手法。届出済み未使用車は、中古車扱いになり、オークションを経由したり、ディーラーが直接中古車店に持ち込むケースが多い。中古車扱いなので、価格は新車と比べると大幅に安く設定され販売される。
しかも、ほとんど新車コンディションなので、買う側にしてみれば安い方がいいので、中古車マーケットでは人気車となる。そうなると、新車ディーラーで新車を買うより、中古車店で届出済み未使用車を買う方がお得なのだ。
とくに、こうした届出済み未使用車はスズキやダイハツが多い。2~3月や6~7月などの繁忙期は、届出済み未使用車と新車を競合させるのもいいだろう。新車ディーラーも負けじと値引き対応してくる可能性が高い。
また、届出済み未使用車同士での競合も面白い。中古車とはいえ、ほとんど新車と同じなので、中古車店同士で競合させてみるのも効果的。同じものなら、より安いところで購入すればいいだけだ。

その他のボディタイプ別 オススメランキング
  • 軽自動車ハイト系 燃費、小回り、街で乗るならやはり便利な軽。
  • ミニバン
  • コンパクト 国産車 無難に選びたいなら、おいしいとこ取りのコレ!
  • コンパクト 輸入車 人気急上昇中!意外とコスパのいい車種多し。
  • SUV デザインと走りを重視する人へ。
  • 高級セダン いつかは乗りたい、王道スタイル。

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表大岡智彦 氏
CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

いまならコレを狙え! ボディタイプ別新車オススメランキング 軽自動車スーパーハイト系 ランキング ベスト3

車の乗り換えや購入を検討している方で、車種選びにお悩み中の方へ。
コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この春おすすめの軽自動車を聞きました。

  • RANKING BEST 2ダイハツ タント

    ダイハツ タント

    タントの魅力は、使い勝手の良さにある。センターピラーレスとしたミラクルオープンドアは、助手席側の開口部がとにかく広い。さらに、助手席側ドアもほぼ90度もワイドに開くため、子供や高齢者など車内へのアクセスがしやすいのが特徴。開口部が広いということは、ベビーカーや自転車など大きな荷物も積載しやすいということになり、他のメーカーには無い圧倒的な利便性を誇る。それでいて、燃費も性能や安全装備も一定水準以上なので、総合力の高さが魅力だ。

  • RANKING BEST 1スズキ スペーシア

    スズキ スペーシア

    販売台数面では、タントやN-BOXに対して大きく後れを取っているが、クルマとしての完成度はトップレベルにある。とくに、安全装備はライバルを圧倒。すでに、歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートを用意。このクラスでは、スペーシアだけの装備となっている。また、スズキの軽量化技術による軽い車重とマイルドハイブリッドシステムの搭載により、燃費はクラストップ。燃費と安全装備に関しては、スペーシアがトップとえる。


  • RANKING BEST 3ホンダ N-BOX

    ホンダ N-BOX

    デビューは2011年12月と、すでに5年目に突入しモデル末期に入った。燃費性能面では、もはや大きく遅れている。また、安全装備面でも低速域で自動ブレーキのみと、スペーシアとタントと比べると性能・装備面でやや物足りなくなっている。しかし、セールスはトップレベル。全高1,780㎜というクラストップレベルの全高をもつことによる室内スペースの広さや、カスタム系の強面フェイスなどが支持されている。最近では、装備を向上させ価格を抑えたモデルを投入するなど、お買い得感をアピールしている点も売れている要素のひとつだ。

オススメランキングの3台を比較

燃費・経済性
  • タント

    タントの最大の魅力であるセンターピラーレス構造のミラクルオープンドアは、燃費性能という面ではマイナスとなっている。スーパーハイト系は、全高が高いため車重が増える傾向になる。センターピラーレス構造とするため、ボディに補強が加えられ、車重はさらに重くなる。そうしたことをできるだけ避けるために、タントはフロントフードやフェンダーバックドアなどに樹脂製パーツを使用し軽量化。それでも、車重は900㎏を軽々とオーバー。マイルドハイブリッドなどの低燃費技術も使われていないため、燃費は28.0㎞/Lに止まる。ただ、コスト高になるミラクルオープンドアという特殊な構造を採用しながら、価格設定は買い得感のあるものとなっている。

  • スペーシア

    このクラスで、ライバルと圧倒する32.0㎞/Lという低燃費を実現しているスペーシア。これは、スズキの軽量化技術によりN-BOXより約100㎏軽い車重によるものと、マイルドハイブリッド機能を搭載していることによるものだ。クルマの本質的な性能としては、ライバルを凌駕するレベルにある。しかし、最先端技術が惜しみなく投入されていることもあり、ライバル車と比べると価格はやや高め。高めの価格が気になるというのであれば、届出済み未使用車がかなり流通しているモデルなので、届出済み未使用車を中心に選ぶといい。届出済み未使用車は、一度登録されているとはいえ、登録時期が極端に古くなければ、ほぼ新車に近いコンディションを保っているのでお勧めだ。

  • N-BOX

    販売台数面では、高い人気を誇っているN-BOXだが、すでにモデル末期ということもあり、燃費面ではダイハツやスズキに大きく後れを取っている状況。燃費は25.6㎞/Lなので、スペーシアの32.0㎞/Lと比べると大差が付いている状況。こうしたハンデを補うために、買い得感のある価格設定がされたモデルが投入されている。しかし、元々高価な価格設定がされているため、価格面での競争力がそれほど高いというレベルに無い。燃費・経済性という部分では、選びにくいモデルになっている。

装備・使い勝手
  • タント

    室内の使い勝手面では、タントがライバル車を圧倒する。高い利便性を誇る機能がミラクルオープンドアだ。なんと、助手席の開口幅は1490㎜もある上に、助手席は最大38㎝前方へスライドする。この状態で後席は、大型のミニバン並み。これだけあれば、ベビーカーごと乗り降りが可能。さらに、フロア高も低いため、必要以上に腰を屈めず乗り降りが可能となるため、高齢者も乗り降りがしやすい。子育て層だけでなく、高齢者にも優しいクルマに仕上がっている。自動ブレーキ関連の安全装備、スマートアシストIIが用意されており、前方だけでなく後方への踏み間違え防止機能も用意されている。残念なのは、歩行者を認識するものの自動ブレーキは作動しないという点。歩行者検知式自動ブレーキが装備されれば、魅力は倍増する。

  • スペーシア

    スペーシアの装備で、最も優れているのが歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートだ。このクラスでは、唯一歩行者を認識し衝突の危険がある場合、自動でブレーキをかける。歩行者検知式自動ブレーキは、ひとクラス上のコンパクトカーでも、あまり装備されていないことを考えると価値ある装備といえる。ただ、こうした安全装備は高いレベルにあるモノの、サイドエアバッグが用意されていないなど、物足りない部分もある。

  • N-BOX

    室内長は218㎝もあり、軽自動車最大級の広さをもつN-BOX。こうした部分が、モデル末期でも売れる理由だ。そうした室内長を生かし、後席は2.0Lミニバン並みの広さをもつ。室内高も140㎝あり、背の高い荷物の積載にも便利だ。2015年11月の改良では、世界初となる紫外線(UV)を約99%カットし、ジリジリした暑さを生む赤外線(IR)を軽減するガラスをすべての窓に採用した「360°スーパーUV・IRカットパッケージ」を設定。女性を意識したうれしい装備だ。安全装備面では、30㎞/h以下でしか作動しない低速域の自動ブレーキしか用意されておらず、機能面ではライバルに対して後れを取っている。車線逸脱警報などの機能も無い。ただ、自動ブレーキを含んだあんしんパッケージを選択すると、安価でサイドエアバッグやカーテンエアバッグが装着できる。カーテンエアバッグを幅広いグレードで装備できるのはN-BOXだけ。衝突後の安全装備は高いレベルにある。

走行性能
  • タント

    ミラクルオープンドアで利便性を高めた結果、車重は重く、自然吸気エンジン52ps&60Nmというパワーとトルクをもつ自然吸気エンジンの動力性能は、街中のみと割り切るのであればいいが、急勾配の坂道が多いとか高速道路も走るというのであれば、少々物足りない印象となる。より余裕がある走りを望むのなら、64ps&92Nmを発揮するターボ車がお勧めだ。スーパーハイト系の軽自動車は、背が高く重心高も高いため、もしもの場合は横転の可能性がある。タントは樹脂製パーツを使用することで、重心高を下げ横転の危険性をできるだけ回避する設計がされている。また、サスペンションも大きく車両が傾かないシッカリとした味付けだ。

  • スペーシア

    スペーシアは、スズキの軽量化により、このクラス最軽量で850㎏。このボディに、変速比幅が広い副変速機付きCVTが使われている。
    そのため、52ps&63Nmとライバルと同等のパワーとトルクをもつ自然吸気エンジンながら、ライバル車に比べると軽量であることや変速比幅の広いCVTの恩恵で、なかなか力強い加速を誇る。
    しかし、それでも850㎏もあるので、軽快感があるとまではいかない。特筆すべきは、アイドリングストップからの再始動が非常に静かであるということ。マイルドハイブリッド機能が使われていることで、静粛性は非常に高い。振動も少なく、まるで上級セダン並みだ。こうした性能もライバルに比べると、非常に優れている部分なので、一度試乗して比べてみるといいだろう。

  • N-BOX

    N-BOXも重いため、自然吸気エンジン車は基本街乗り用といった印象が強い。ターボ車は、確かに力強くなり高速クルージングも楽々こなすようにはなるものの、燃費値は23.8㎞/Lと1.3Lのコンパクトカーより悪くなる。N-BOXも背が高く重心も高いため、足回りはやや硬めのシッカリとした仕様になっている。足回りは硬めだが、機敏なハンドリング性能ではない。他のライバル車も同様なのだが、運転して楽しいというタイプのクルマではない。

デザイン
  • タント

    ダイハツ タント

    子育てファミリーで、女性が使うことを考慮しているためタントの標準車は、全体に丸みを帯びた優しそうなシルエットになっている。インテリアもベージュ系中心の明るいものとしていて、小さな軽自動車らしい可愛らしい内外装をもつ。そんな標準車に対して、タントカスタムは、まったく別のクルマに仕上げられた。フロントフェイスは、まったくの別物。メッキパーツやLEDを駆使して、顔全体がギラギラ感を出している。デザインという視点から見れば、これがカッコいいとは言い難く、目立てばいいといった仕立てになっている。こうしたニーズは、とくに地方で高くダイハツもニーズに合った仕様を上手く提供できている。

  • スペーシア

    スズキ スペーシア

    スペーシアも子育てファミリー向けということもあり、標準車は柔和な雰囲気でまとめられている。背が高いので、分かりにくいのだがルーフを違うカラーに塗り分ける2トーン仕様もある。スペーシアの販売台数が今ひとつ伸び悩む理由が、スティングレーだ。なかなかスポーティにまとめられていて、デザイン的なバランスもよい。しかし、タントカスタムに比べると、ギラギラ感&目立ち度が足りない。このクラスは、デザインの完成度というよりは、とにかく目立てばOKという価値観に合わせるしかないという状況。こうした部分も販売台数に影響を及ぼしているようだ。

  • N-BOX

    ホンダ N-BOX

    何だか笑っている顔にも見える標準車のN-BOX。ライバル車ほど女性的ではないが、なかなかユニークなデザイン。個性的ではあるものの、モデル末期ということもあり、そろそろデザインの賞味期限が近付いているようで新しさは感じない。また、カスタム系は、見事にコッテリ&ギラギラフェイスに変更されていて、押し出し感もありインパクトはある。小さなフェイス一杯に、色々な迫力あるデザイン要素が詰め込まれているので、違和感タップリで目立つ。ホンダもこうしたマーケットの要望を形にするデザイン力は優れている。

新車値引き交渉術

スーパーハイト系だけでなく、軽自動車全般にいえることだが、新車を買うのがバカらしくなるほど多くの届出済み未使用車が出回っている。
届出済み未使用車とは、ディーラーが販売目標を達成し、より多くのインセンティブをもらうために、買い手がいないのにクルマを自社名義にして登録してしまったクルマだ。売ったように見せかける手法。届出済み未使用車は、中古車扱いになり、オークションを経由したり、ディーラーが直接中古車店に持ち込むケースが多い。中古車扱いなので、価格は新車と比べると大幅に安く設定され販売される。
しかも、ほとんど新車コンディションなので、買う側にしてみれば安い方がいいので、中古車マーケットでは人気車となる。そうなると、新車ディーラーで新車を買うより、中古車店で届出済み未使用車を買う方がお得なのだ。
とくに、こうした届出済み未使用車はスズキやダイハツが多い。2~3月や6~7月などの繁忙期は、届出済み未使用車と新車を競合させるのもいいだろう。新車ディーラーも負けじと値引き対応してくる可能性が高い。
また、届出済み未使用車同士での競合も面白い。中古車とはいえ、ほとんど新車と同じなので、中古車店同士で競合させてみるのも効果的。同じものなら、より安いところで購入すればいいだけだ。

その他のボディタイプ別オススメランキング

  • 軽自動車ハイト

    燃費、小回り、街で乗るならやはり便利な軽。

  • ミニバン

    広くて便利、ファミリーカーの代名詞

  • コンパクト国産車

    無難に選びたいなら、おいしいとこ取りのコレ!

  • コンパクト輸入車

    人気急上昇中!意外とコスパのいい車種多し。

  • SUV

    デザインと走りを重視する人へ

  • 高級セダン

    いつかは乗りたい、王道スタイル。

クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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