猛者たちに迫る ラリージャパン特集 WRCの基礎知識 WRCデータベース
SUBARU
インプレッサWRC 05
<スバルチーム名>
スバル・ワールドラリーチーム
<マシン名>
インプレッサ WRC 05
ペター・ソルベルグクリス・アトキンソン

日本で「ラリー」といえばこの2大メーカ、RALLY JAPAN 2004のウィナーであるスバル&P・ソルベルグ。
1995年にC・マクレーのドライブするインプレッサが、ドライバーズとマニュファクチャーラーズのダブルタイトルを獲得したのを皮切りに、過去マニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルを3度ずつ獲得している名門チーム。

インプレッサの活躍ぶりと基本性能の高さに説明の必要はない。日本の公道にあふれるWRXの体験がそれを証明している。
こだわりのシンメトリカルAWDと、初代レガシィの時代から基本構造をそれほど変えず、パーツやジオメトリのチューニングによって熟成を進める姿は、もはや職人の域だ。

近年のWRCは「本気モード」の欧州勢に苦戦し、相変わらず?ピレリタイヤにも苦労している。
しかし、ドライバーズタイトルは好結果を残し、C・マクレーの後も2001年のR・バーンズ、2003年のP・ソルベルグとタイトルを獲得している。

昨年同様、今季もエースドライバーはP・ソルベルグ。いまもっとも脂がのっているドライバーだ。
ソルベルグとともに、セカンド・ドライバーとして今シーズンからC・アトキンソンを起用している。

 
MITSUBISHI
ランサーWR05
<ミツビシチーム名>
チーム三菱自動車モータースポーツ
<マシン名>
ランサー WR05
ハリ・ロバンペラジャンルイジ・ガリ

そしてもう一翼を担うのがご存知ミツビシ。
90年代後半には、ランサーエボリューションを駆るT・マキネンが大活躍し、スバル インプレッサとともに2強時代を築いた。

「ランエボ」の凄まじさも、もはや語らずともよいだろう。世代を重ねるたびに最新技術を取り込み、熟成を続けている。
WRカー元年の97年には、レギュレーションの関係で「かえって遅くなる」とあえてグループAで参戦したこともある。

そんなクルマが平気で量産できてしまう日本勢であっても、2000年以降は欧州勢の本気攻撃に苦戦している。

近年はミツビシにとって社会的にも厳しい状況が続き、2004年は無念の撤退。

しかし、新規開発のマシンで臨んだ今シーズンは全ラリーにフル参戦。
第1戦のモンテカルロラリーではG・パニッツィが総合3位を獲得し、幸先のいいスタートを切った。
総合優勝こそ果たしていないものの、チームは徐々に上昇気流に乗ってきているといっていい。
2004年は涙を飲んだラリージャパンに、3人のドライバーを擁して必勝態勢で挑む。スリーダイヤの復活を待ち望んでいた多くのファンのためにも、熱い走りを披露して欲しい。

観戦ガイド見所はココ!! FORD CITROEN SUBARU
MITSUBISHI PEUGEOT SKODA

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