猛者たちに迫る ラリージャパン特集 WRCの基礎知識 WRCデータベース
 

WRC 欧州との温度差 日本車がもっとも活躍する競技なのに・・・

WRCの各種映像メディアを観ていると、SSの沿道には子供からお年寄りまで、老若男女を問わず大勢の観客が訪れ、声援を送る光景が頻繁に映し出される。
欧州でのラリー人気の高さがうかがえる光景だ。
また、競技へのエントリーの敷居も低く、安いコンパクトハッチで気軽にモータースポーツに参加している人たちも多い。
ワークスチームの走りに大注目!

日本人にとってみると、古くはセリカやギャラン、レガシィ、最近ではインプレッサやランエボなどの存在に対して「なにか競技向けの速いクルマらしい」という認識はもっているものの、メディア露出の少なさや、国内ラリーの認知度も低いこともあって、その桧舞台となっているWRCそのものに興味を持つ人は少ない。

根本的に土地が少ない島国ニッポンでは、行政・関係各所と主催者側との問題など、「お国柄」ともいえるハードルが多々あり、ラリーという競技がなかなか浸透しにくいのが現実だろう。

各方面のラリーを支える方々の努力によって、ついに夢が実現

ワークスチームの走りに大注目!

かつて90年代のWRCにおいては、ほぼ日本車独占のと言ってもいいぐらいの時があった・・・とは思えないほど、各社のエボ・カー(競技ベース車)とその参戦競技の人気にはギャップがある。

そんな状況を憂う日本のラリーファンにとって、北海道でのWRC開催は、まさに歴史的大事件。

まずは北海道における国際格式のAPRC(アジア・パシフィックラリー)の開催で実績と信頼を積み上げ、関係者の方々の多大なる努力によって、2004年ついにWRCへ昇格したのだった。
昨年、帯広・十勝で開催されたRALLY JAPAN 2004では、およそ21万人という大観衆を集め、初開催でありながら大成功を収めた。

そして2005年。2回目となる今回はさらなる盛り上がりを期待しつつ、WRCに詳しい人も、WRCってなーにっていう人も、来たる9月29日に向けてザッとWRCのおさらいをしておこう!

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