節約の重要項目「ガソリン代」
クルマの維持費の中でも大きなウェイトを占める燃料費。中でも「毎月かかるガソリン代が負担」という声も多く聞きます。
総務省の家計調査(2019)によると、1か月のガソリン給油量は35~45リットル程度が目安。ガソリン1リットルを127円と仮置きすると、毎月4445~5715円ほどのガソリン代がかかることになります。
低燃費のクルマならガソリン代も安く
低燃費のクルマを選べば、そんなガソリン代も節約できます。
例えば「37.0km/L」のクルマなら、「1リットルのガソリンで37.0km走行することができる」という意味です。
この数値が大きければ「1リットルで走れる距離がより長い」ということであり、「同じ距離を走るのであればより少ないガソリンで済む」ということでもあります。
低燃費の軽自動車トップ5
ここからは、燃費のいい軽自動車おすすめトップ5をご紹介します。
(※IDOM調べ、2021年1月時点、既に販売終了しており中古車の流通量も極めて少ないモデルは除いています。また、2020年3月に国土交通省より報道発表された自動車の燃費ランキングも参考にしています。)
オススメ① マツダ「キャロル」
- 燃費:37.0km/L(※JC08モード)
1962年にデビューした歴史あるモデルの「キャロル」。現在はスズキ「アルト」のOEMモデルで、外観はほぼアルトと同じです。
徹底した軽量化により高い燃費性能を備えており、また見た目のかわいらしさや使い勝手の良さも人気の理由です。
【利用者口コミ】
もう年なのでレーダブレーキサポートが付いているもののほうが安心だ、と家族に言われ装備されているものを選びました。今まで乗っていた乗用車より小さいですが、1人で買い物に行くには十分な広さがありますし、友人を乗せて食事に行くにも問題はありません。小さいので運転する感覚も非常に楽に感じます。
(中略)購入する前にカタログを見て37KM/Lも走ると書いており大変驚きましたが、実際にも30KM/L以上走るときもあり軽自動車の燃費の良さにただただ驚くばかりです。
オススメ② ダイハツ「ムーブ」
- 燃費:31.0km/L(※JC08モード)
背が高く広い車内空間が自慢のハイト系軽自動車。ダイハツ「ムーブ」はその代表格といえるでしょう。
最近のモデルはダイハツの安全装備である「スマートアシスト」を搭載していたり、車内の使い勝手が大きく向上していたりして、特に子育て中の女性に人気です。燃費性能も高く、広々としているのにお財布にやさしい一台です。
【利用者口コミ】
私のは深紫色のカラーなのですが、落ち着いた中にも都会的な雰囲気が出ていると思います。走りは良いですね。信号待ちからの走り出しの加速もなかなかです。想像以上にキビキビ動きます。
ただ乗り心地は普通です。シートの具合は高級車と比べちゃいけません。
後部座席も広いです。子供が立って暴れても十分なスペースがあります。(走行中は暴れないでチャイルドシートに座っています)。
燃費ですが、うちのはターボなので、ターボなしに比べると劣るとは思いますが、十分良いです。
オススメ③ スズキ「スペーシアカスタムZ」
- 燃費:30.6km/L(※JC08モード)
「小さな子どもが車内で立つことができる」ほどの高さを備えるスーパーハイト系ワゴン。スペーシアはその代表で、ベビーカーを畳まずに載せられたり、自転車が載せられたりとその広さが魅力です。
カスタムは押し出し感の強い顔つきをしており、エアロパーツも装着。「存在感がある軽自動車が良い」という人にオススメです。
【利用者口コミ】(※Z以外のグレードの口コミを含む場合があります)
今年買い換えたばかりですが、とにかく運転席からの視界が広くてとても走りやすいです。燃費もいいので夫婦どちらも頻繁に使っています。内装も下手な普通車よりよっぽど広く、天井も高いためゆったりと乗ることができます。
軽自動車ですが、スライドドアや自動ブレーキなどのオプションが多く付属されているのも魅力的です。特にスライドドアは買い物袋やダンボールなど重い荷物を非常に積み込みやすく、まさに主婦の味方だと思いました。
オススメ④ スズキ「アルトエコ」
- 燃費:35.0km/L(※JC08モード)
とにかく低燃費を目指し、軽量化やバンパーの形状変更など様々な工夫がされたアルトエコ。当時のガソリン車として最高の燃費を誇っており、今見ても遜色のない低燃費です。
アルトは現在8代目になっていますが、この8代目にはエコは設定されておらず、中古車でしか買えない一台です。
またマツダが販売している「キャロルエコ」はこのアルトエコのOEM車で、外観をはじめ大きな違いはありません。
【利用者口コミ】
スズキのアルトエコは文字通りエコな車です。とにかく燃費がいいのが特徴です。それ以外にも小回りが利く、ハンドルが軽いなど操作性にも優れていますので、細い路地でも安心して乗れますし、駐車スペースが狭いところでも楽々駐車が可能です。価格もそれほど高くないのも嬉しいところです。メーターも見やすくていいですね。
デメリットもいくつかありますが、まず注意すべきは高速道路での運転は注意が必要です。ハンドルが軽いだけに高速走行はあまり向きません。その他には装備は最低限になっています(中略)
価格がそれほど高くないことを考えれば満足できるはずです。
おすすめ⑤ スズキ「MRワゴンWit」
- 燃費:30.0km/L(※JC08モード)
今となっては知らない人も多い、「隠れた低燃費車」ともいうべきMRワゴンWit。2006年にMRワゴンをベースにして発売されたモデルで、一次販売という憂き目を見つつも2016年まで販売されていました。
2013年から販売された3代目は女性人気を意識したデザインになり、上品で質感のあるインテリアを備えています。
【利用者口コミ】
オシャレなエクステリア、家族4人乗っても快適な広い車内、明るいカラーで気持ちよく過ごせるインテリア、今のところ欠点らしい欠点が見つからないほど良い車でした。
燃費性能も良くて1リッターで16キロから18キロほども走りました。エコドライブインジケーターを見ながら運転するともう少し良くなると思います。前に乗っていた軽自動車はせいぜい11kmほどだったので、スズキのエネチャージって低燃費に役立つのだなと実感しました。
ルアーフィッシングが好きでよく湖や渓流に行くのですが、ポイントを移動する際に左の助手席と後部座席を倒せば、ロッドをたたまずにそのまま車内に入れられるので便利だったです。
より詳しい燃費やガソリン代をご案内
ガリバーでは、軽自動車に限らず、様々なボディタイプのクルマの燃費を調べランキング形式でご紹介しています。グレードごとの燃費も分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
お店でも「燃費がいい軽が欲しいのだけど」「クルマ代と維持費を考えて一番お得なクルマは?」などご相談を承っていますので、お気軽にご相談ください。
- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!