運転免許証更新のタイミング
運転免許証の有効期限が切れる前の、誕生日の前後それぞれ1か月が更新期間です。これを過ぎると免許が失効してしまうので、忘れずに手続きをするようにしましょう。
更新手続きの流れ
免許証の更新手続きは、以下の流れで進みます。
- 申請書記入・暗証番号設定
- 適性検査
- 更新審査
- 写真撮影
- 法定講習受講
- 免許証交付
このうち、法定講習は免許の区分および更新する人の年齢によって時間が異なります。また満75歳以上の人の場合は、通常の適性検査だけでなく認知機能検査を受ける必要があります。
所要時間と費用
免許の更新手続きにかかる時間は、その日の混雑状況によって大きく変わります。
ただし免許区分ごとの法定講習の時間は以下のように決まっていますので、「講習時間+1~2時間」を目安にしてください。また法定講習の費用も免許区分によって異なります。
講習区分 (免許証の色) |
更新手数料 | 講習手数料 | 講習時間 |
---|---|---|---|
優良運転者講習 (ゴールド) |
2,500円 | 500円 | 30分 |
一般運転者講習 (ブルー) |
2,500円 | 800円 | 60分 |
違反運転者講習 (ブルー) |
2,500円 | 1,350円 | 120分 |
初回更新者講習 (グリーン) |
2,500円 | 1,350円 | 120分 |
満70歳以上だと流れや費用が変わる
ただしドライバーの年齢が「有効期間満了日時点で満70歳以上」の場合には、以下のように流れや費用が変わるので注意が必要です。
対象 | 認知機能検査料 | 更新手数料 | 講習手数料 | 講習時間 |
---|---|---|---|---|
高齢者講習 (満70歳~75歳未満) |
- | 2,500円 | 5,100円 | 2時間 |
認知機能検査+高齢者講習 (満75歳以上) |
750円 | 2,500円 | 5,100~7,950円 | 2~3時間 |
特に満75歳以上の場合には、まず認知機能検査を受ける必要があります。
その得点が76点未満の場合、医師による「臨時適性検査」を受けるか医師の診断書を提出し、認知症でないことを証明しなければ免許更新ができません。また免許更新する場合にも、高齢者講習の時間は長く、費用も高く設定されています。
更新手続きができる場所
免許の更新手続きは以下の場所で受け付けていますが、講習区分によって受けられる場所が異なります。そのため更新はがきを確認するか、あるいは自治体のホームページで確認するようにしましょう。
- 運転免許試験場
- 運転免許更新センター
- 警察署
また「免許証をなくした」など事情があると、手続きができる場所が限られる場合があります。何か事情がある場合は、事前に確認しておきましょう。
必要な持ち物
更新に行く時には、以下を持参するようにしてください。
必ず必要なもの | 現在の運転免許証 |
---|---|
できれば 用意したいもの |
免許証更新連絡書(=更新はがき) |
IC免許証用の4桁の数字2組(※予め考えておく) | |
場合により 必要なもの |
在留資格を確認できる書類(在留カード、特別永住者証明書、住民票、パスポートなど) |
メガネ、補聴器 | |
高齢者講習修了証明書等 |
また免許の更新と同時に住所や氏名などの記載事項を変更したい場合には、新たな住所や氏名を証明する書類も求められます。必要書類は以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
持ち物に関する注意点
免許更新時の持ち物について、以下の3つの間違いが多いので予め確認しておきましょう。
- 住民票は原本でマイナンバーなしのものを
- 更新はがきを紛失しても更新できるのでそのまま会場へ
- 自分で写真を用意する時は条件の確認を
免許証の写真については、都道府県によって扱いが異なるので注意しましょう。「自分で用意する必要があるのか」「持ち込みは可能なのか」を予め確認してください。
- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!