運転練習の方法とおすすめ時間・場所、個人練習のポイント

運転練習の方法とおすすめ時間・場所、個人練習のポイント

車の運転が不安な方に向けて、運転の練習方法をまとめています。ペーパードライバー講習や運転免許試験場など練習方法の選択肢、一人で練習する際の手順やポイント、おすすめ場所や時間帯、アプリの紹介もしています。運転初心者におすすめの車も紹介していますので、参考にしてください。

久々の運転で起こりがちな問題は?

車にトラブルが起きるイメージ図

ペーパードライバーの方などが久しぶりに運転をすると、以下のようなトラブルが起こることも多いです。

  • 発進手順が分からず慌てる
  • 標識や交通ルールが分からず慌てる
  • ブレーキとアクセルの踏み間違いをする
  • ミラーの位置が悪く周囲確認をできない
  • 車のサイズ感が分からず擦る/ぶつける
  • 車線変更やバック駐車ができない

万が一事故を起こせば一大事なので、運転に自信がない場合は必ず事前に練習をしましょう。

運転の練習にはどんな方法がある?

車を練習する場所:教習所の図

運転の練習方法としては、以下のように主に4つの選択肢があります。

  • ①教習所でのペーパードライバー講習
  • ②出張型ペーパードライバー講習
  • ③運転免許試験場コースでの練習
  • ④私道や公道での個人練習

それぞれにメリット/デメリットがあるので、自分に合う方法を選びましょう。

①教習所でのペーパードライバー講習

教習所(自動車学校)では、免許取得の講習以外にペーパードライバー講習も行っています。主なメリットは以下の通りです。

  • 交通ルールを復習できる
  • 運転姿勢などの基本から教えてもらえる
  • 縦列駐車など高難度の技も練習できる
  • 安全なコース内で練習できる
  • プロの指導員がいて安心

講習費用の相場は1時間あたり6,000円~10,000円前後で、プランは1回2時間程度で済むものから8回程度ものまで多様です。基本から徹底したい場合や、高速走行など高度な技術を身に付けたい場合におすすめします。

②出張型ペーパードライバー講習

ペーパードライバー講習には、出張型のサービスもあります。主なメリットは以下の通りです。

  • 交通ルールを復習できる
  • 運転姿勢などの基本から教えてもらえる
  • 愛車で受講できる
  • よく利用する道などで練習できる
  • プロの指導員がいて安心

出張型であれば愛車でよく走る道を使って練習でき、より実用的な講習を受けられます。愛車でも簡易の補助ブレーキをつけてもらえるのが一般的です。ただし、講習費用は教習所内での受講より1,000円~2,000円ほど高い場合が多いです。

③運転免許試験場コースでの練習

多額のお金をかけず、かつ安心して運転の練習する方法として、運転免許試験場のコースを借りる選択肢があります。主なメリットは以下の通りです。

  • 安全なコースで練習できる
  • 愛車で練習できる
  • ペーパードライバー講習より安価

自治体の運転免許試験場では、試験コースや練習コースを開放している場合があります。利用料の相場は、1時間あたり2,000円~4,000円前後です。
ただし、利用にあたっては予約が必要で、利用できる日時も限られます。また、利用にあたって指導員(運転歴3年以上の知人等)が必要な場合も多いです。

④私道や公道での個人練習

とにかくコストを抑えたいなら、私道や公道での個人練習がおすすめです。好きな日時に乗り慣れた場所で愛車を使って練習できます。ただし、練習の段階で事故を起こさないよう十分に注意してください。

個人で運転練習する際のポイントは?

ここでは、個人での運転練習に適した時間や場所、環境についてポイントを解説します。

おすすめ時間は日曜日の朝

運転練習で特におすすめの時間は、日曜日の朝(日の出~8時頃)です。平日と違って交通量が少なく、比較的ゆっくり走れます。

日曜日の朝が難しい場合は、土曜日の朝でも構いません。それも難しい場合は、平日の早朝(~6時台)がおすすめです。

おすすめ場所は広い駐車場+交通量の少ない道路

発進や停止、幅寄せ、駐車といった基本操作を練習する場所は、公園や会館に併設された広い駐車場をおすすめします。イベントがない日の朝なら駐車している車が少ないですし、駐車の練習もできます。

道路での走行練習は、幅寄せを行うなら広めの単線道路、流れにのって走る+右左折の練習なら片側1車線の道路、車線変更を行うなら片側2車線の道路にしましょう。
時間も意識して、できるだけ交通量の少ない道を選んでください。

人に付き合ってもらうのがベター

個人練習とはいっても、車を動かす際は運転に慣れた人に付き添ってもらうことが望ましいです。複数の目で確認すれば万が一の危険にも気づきやすいですし、車のサイズ感を掴むコツなどアドバイスももらえます。

また、付き添いがあれば「走りやすい場所まで乗せて行ってもらう」「事前に走るコースを助手席から下見する」といったことも可能です。

アプリ等で交通ルールも復習しておく

運転に不慣れな人が理解していない道路標識の一例

意外と見落としがちなのが、交通ルールの復習です。道路標識や路面標示の意味が分からないと、交通ルール違反になったり、事故につながったりします。

交通ルールは、以下のような無料アプリで学習できます。

また、以下の記事ではよく見る道路標識の一覧を示しています。

【関連記事】道路標識一覧|種類と標識の意味、間違えやすい標識

個人で運転練習する際の手順

ここでは、個人で運転練習する際の手順と確認事項をまとめました。基本的な手順は以下の通りです。

  1. シートとミラーの調整
  2. 運転席まわりの装置の確認
  3. 発進と停止の練習
  4. 駐車の練習
  5. 右左折の練習
  6. 車線変更の練習

手順1. シートとミラーの調整

運転するうえでの姿勢の推奨例

車の運転では、実はドライビングポジション(運転姿勢)が非常に重要です。操作を誤らないためにも、以下の記事を参考にシートを正しいポジションに設定してください。

【関連記事】安全運転は、まずシッカリとしたドライビングポジションから!

サイドミラーの合わせ方の目安

また、車にはサイドミラー(車体横)とルームミラー(運転席上方)という2つの鏡があります。サイドミラーは斜め後方を、ルームミラーは後方を確認するための装置です。これらは、ドライバーに合わせて位置を調整する必要があります。

サイドミラーは、上図のように上半分に車のウィンドウと空、下半分にドア部分と地面が映っている状態、横方向は車体がミラーの内側1/4ほど映っている状態にします。
ルームミラーは、左右上下ともにリアウィンドウを中心に後方が均等に映るようにします。

手順2. 運転席まわりの装置の確認

知っておきたい運転席まわりの装置の名称の一覧図

シートとミラーを調整して基本姿勢が整ったら、運転席まわりの装置を確認しましょう。特に、以下の装置を確認してください。

  • ペダル(ブレーキとアクセル)
  • パーキングブレーキ
  • シフトレバー/ノブ/ボタン
  • 方向指示器(ウインカー)
  • ワイパー
  • ライト類
  • ハザードランプ
  • エアコン
  • カーナビ

ペダルは、まずはエンジンをかけずにしっかり踏み込めるか確認しましょう。その他の装置は、エンジンをかけて実際に操作してみてください。
また「ハザードランプはいつ点灯するか」「ライトはどう使い分けるのか」といったことも、事前に確認してください。

手順3. 発進と停止の練習

発進と停止の練習は、広い駐車場など道路に出ないで実施しましょう。「ブレーキペダルからゆっくり足を離して徐々にアクセルペダルを踏む→アクセルペダルから足を離してゆっくりブレーキペダルを踏む」という操作を何度か繰り返してください。

なお、発進と停止とともに、ハンドル操作や幅寄せ(左寄せ)も駐車場で練習してみると良いでしょう。

手順4. 駐車の練習

駐車のコツについての説明図

広い駐車場を利用して、前向き駐車やバック駐車の練習をしましょう。基本的には白線をもとに練習すれば良いですが、他の人にもう一台車を用意してもらって練習できると、より他の車両との距離感をつかみやすいです。

駐車のコツは、以下の記事でわかりやすく解説しています。

手順5. 右左折の練習

右折時の注意点の説明図

発進や停止ができるようになったら、いよいよ道路に出て走行の練習です。はじめはまっすぐ走行して車両と道路線、前方にいる車との感覚をつかんでください。

慣れてきたら、左折→右折の順番で曲がる練習をしましょう。右折に関しては、以下の記事を参考にしてください。また、ウインカーを出すタイミングも法律で決まっていますので、併せて確認してください。

手順6. 車線変更の練習

車線変更の目安についての説明図

最後に、片側2車線の道路で流れにのった走行や車線変更の練習をしましょう。
車線変更は、前方だけでなく後方や後側方をよく確認する必要があります。付き添いの方にも目視での協力を依頼してください。最近は、上図のように後側方の車両等を検知する「ブラインドスポットモニター」搭載車もあります。

なお、オレンジ線が引かれた部分は車線変更が禁止されています。こういった交通ルールも改めて確認しましょう。

運転が不慣れな人におすすめの車は?

運転のしやすさは、車種によっても大きく変わります。ここでは、運転が不慣れな人におすすめの車をご紹介します。

運転しやすい車の特徴

以下の特徴を備えた車は、運転しやすいといえます。

  • サイズが小さい(軽~コンパクトサイズ)
  • ボンネットが短く、前方の死角が少ない
  • 先進安全装備がついている

サイズは小さいほど良いですが、大きくても全長4,300mm、全幅1,750mm程度までがおすすめです。また、形状としてはボンネット(車の前方)が短い、やや箱型のような車だと運転しやすいです。

【軽自動車】日産 デイズ

運転に不慣れな人におすすめの車の例:デイズの車両画像

デイズは適度に広い室内空間と優れた使い勝手を備えたハイト系ワゴンです。上位グレードの車であれば、普通車並みの先進安全装備が搭載されています。

おすすめモデルは、マイルドハイブリッドシステムとプロパイロットを搭載した「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」です。

【軽自動車】ダイハツ ムーヴキャンバス

運転に不慣れな人におすすめの車の例:ムーヴキャンバスの車両画像

ムーヴキャンバスは両側スライドドアを備えたハイト系ワゴンで、スーパーハイトワゴン(N-BOXやスペーシア)と比べて走行安定性が高いです。

主に女性ユーザーをターゲットにしたモデルで、運転のしやすさ、室内の収納スペースなど、使い勝手に優れています。

【コンパクト】ホンダ フィット

運転に不慣れな人におすすめの車の例:フィットの車両画像

フィットは、室内の広さと燃費の広さを両立した車です。ライバルのアクアやノートと比べて前方のAピラー(柱)が細く、斜め前方の視界が開けています。また、ガソリンタンクがフロントシート下付近にあるため着座位置が高く、見晴らしも良好です。

荷室には双子用のベビーカーを積むこともできます。

【コンパクト】スズキ ソリオ

運転に不慣れな人におすすめの車の例:ソリオの車両画像

ソリオは背が高く、両側スライドドアを備えているのでファミリーにおすすめの車です。

箱型の形で前方の視界も開けており、全長約3,800mm、全幅1,645mmとサイズも小さめ。さらに、背の低い女性でもベストなドライビングポジションが取れるシートリフターが装備されています。

【SUV】スズキ クロスビー

運転に不慣れな人におすすめの車の例:クロスビーの車両画像

※上記画像はマイナーチェンジ前

SUVの中でも非常にコンパクトでカッコ可愛いデザインのクロスビー。SUV特有の高めな着座位置で視界は良好。また、運転席からボンネットを見ると両サイドがやや膨らんでおり、左右に車を寄せるときの目安になるため運転しやすいです。

小回りもきくので、狭い道や駐車場でも扱いやすい車と言えます。

【ミニバン】トヨタ シエンタ

運転に不慣れな人におすすめの車の例:シエンタの車両画像

ファミリーカーとして3列シート車にしたい場合は、最も小型のシエンタをおすすめします。現行モデルの全長は4,260mm、全幅1,695mmで、コンパクトカーよりほんの一回り大きいサイズです。

後席の快適性を意識した装備も備えられており、2列5人乗りと3列7人乗りを選択できます。

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noricoでは、運転のコツを伝授する記事や交通ルールに関する解説記事を多く掲載しています。以下の記事もぜひ参考にしてください。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!