何を話せばいい? 買取価格アップに向けた交渉術3つのポイント
更新日:2024/08/23
クルマを売るならちょっとでも高く買い取ってもらいたいと思うもの。実は、買取店に持っていく際のコツやその時の交渉で、査定額を上げることができるのです。「少しでも買取額をアップしたい」と思う人必見のポイントを、買取続けて30年のガリバーがお教えします。
「時期」は最大の交渉材料
クルマの価値は「新しいほど高い」というのが大原則です。
以下のように、複数の時期を提示して高値を引き出しましょう。
- まずは手放す予定時期を伝える
- 予定通り手放した時の買取額、それより早く手放した場合の買取額をそれぞれ聞く
- 「今すぐ決めたら」「このままクルマを置いていったら」と言ってみる
「何度もお店に行って交渉する」「色んなお店を回ってみる」といったテクニックを紹介するサイトもあります。しかし、こうして時間を掛けているうちにも、中古車としてのクルマの価値は下がり続けていきます。
結果として買取価格が下がってしまうリスクがあるので、注意してください。
また、販売店などクルマの買い手側としては、一人のお客に時間をかけて失注するよりも、早めに買取して回転速度を高めることを望みます。そのため、即決意識の高い人に対しては、高めの査定額を提示して早く買取しようとすることが多いです。
もしガリバーの査定で金額に納得がいかないなら、「早めに売りたいので、もう少し査定額を上げてくれないか」と交渉してみてください。在庫やご愛車の状態にもよるので必ず査定額が上がるとは限りませんが、店舗側も採算の取れるラインまで査定額を検討してくれる可能性が上がります。
大切に使っていたことをアピールして
大切に扱われてきたクルマは状態が良いことが多いため、オーナーが愛着を持つクルマであることがわかると、査定は少しアップします。
査定士も人間なので、「愛着があるクルマは高く買い取ってあげたい」という感情が働くのも事実です。
だからこそ、「きちんと管理して、大切に乗ってきた」ということをしっかりアピールしましょう。
具体的には以下のような行動をすると、「この方はクルマを大切にしてきたんだな」と思ってもらえます。
- 車内は掃除機をかけ、きれいにしてから査定を受ける
- 市販の研磨剤で消せるような小さなキズは消しておく
- スペアキー、取扱説明書、整備手帳などの付属品がある場合は持参する
- さりげなくクルマとの思い出やエピソードを話す
クルマの中を掃除するだけでなく、積んでいる荷物を全て降ろしておくと更に良いでしょう。
こうしておくと、POINT1でご紹介した「今すぐ決めたら」「このまま置いていったら」という言葉によりリアリティが出ます。
「本気度」をそれとなく伝える
買取店では「様子見ではない」「買取額によってはすぐ売る気がある」ことを、さりげなくアピールしましょう。
査定を受けに来る方の中には、「まだ様子見」「しばらくは売るつもりはない」という方もいます。
そういう方がクルマを手放す時には相場が下がっているのが普通なので、査定結果もそれに合わせて低めに伝えることになります。
だからこそ「単なる様子見とは違う」ということを、以下のような行動を通じて伝えましょう。
- 事前に電話して、必要書類について質問する
- 実印や印鑑登録証明書などの必要書類を持参してお店に行く
- 「この値段だったらすぐ決めてもいい」という希望価格を伝える
- 「代車を借りられるか」「引き取りに来てくれるか」といった詳細を確認する
とはいえ、相場価格からあまりに高い金額を提示されても、買取店側は希望額で買取はできません。まずはご愛車の相場価格を知っておき、それよりも高い希望価格を提示するのが良いでしょう。
とくにガリバーで売却をご検討中なら、一度WEBで査定を申し込み、ガリバーでの買取価格を確認しておくのをおすすめします。ガリバーがご提示できる価格を基準に、上記の本気度をアピールし、査定額を引き上げる交渉をしてみると良いでしょう。