中古で選ぶべきおすすめコンパクトカーをランキングでご紹介しています。中古車両価格が100万円台からといった安くて狙い目を中心に選定しています。購入時の参考にしてみてください。
※車種情報は2025年1月月14日時点のガリバー「車カタログ」より引用。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
中古コンパクトカーおすすめTOP10
今回は①中古車相場の安さ、②維持費の安さ、③実用性の高さの3項目を基準に、中古でおすすめのコンパクトカーをまとめました。おすすめランキングの結果は以下の通りです。
順位 | 車種名 | 中古での 予算目安 |
---|---|---|
1位 | 日産「ノート」(2代目) | 100万円~170万円 (2020年式) |
2位 | ホンダ「フィット」(3代目) | 100万円~150万円 (2019年式) |
3位 | トヨタ「アクア」(初代) | 120万円~180万円 (2019年式) |
4位 | マツダ「デミオ」(4代目) | 100万円~150万円 (2019年式) |
5位 | トヨタ「ヴィッツ」(3代目) | 90万円~150万円 (2019年式) |
6位 | スズキ「スイフト」(4代目) | 80万円~150万円 (2017年式) |
7位 | スズキ「ソリオ」(3代目) | 110~180万円 (2019年式) |
8位 | トヨタ「パッソ」(3代目) | 80万円~140万円 (2019年式) |
9位 | フィアット「500」(現行) | 90万円~160万円 (2017年式) |
10位 | MINI「MINI」(4代目) | 160万円~280万円 (2016年式) |
ランキング車種の詳細は、 後の章でご紹介しています。
【参考】最新の中古車人気ランキング
※ガリバー「中古車人気ランキング コンパクト/ハッチバック」のページ(2025年1月14日時点)
ガリバーでは、中古車人気ランキングを随時更新で公開しています。
コンパクトカーでは、トヨタ「アクア」、日産「ノート」、ホンダ「フィット」の3車種が安定して人気です。
また、車名変更や生産終了で相場価格が落ちたマツダ「デミオ(現MAZDA2)」やトヨタ「ヴィッツ(現ヤリス)」「パッソ」、さらに高級コンパクトカーの日産「オーラ」やレクサス「CT」も人気があります。
Q. コスパ最強中古車の見極め方は?
コスパ最強中古車の見極めポイントは、以下の6つです。
- ①デザインの好みが分かれる
- ②生産終了モデル
- ③モデルチェンジ前後
- ④中古車市場で流通量が多い
- ⑤低燃費で経済的
- ⑥車内の広さなど実用性がある
中古車価格のベースとなる相場は、需要・供給バランスを基準に決められます。好みのバラつきや生産終了、型落ちによりニーズが少ない車種、また人気車でも流通量の多い車種は相場価格が安いです。
この相場価格の安さと、維持費の安さや実用性を考慮して選ぶと良いでしょう。
中古コンパクトカーおすすめTOP10詳細
ここからは、今回ランクインしたTOP10車種の新車価格や中古車相場、特徴をご紹介します。
1位 日産「ノート」(2代目)
- 販売期間:2012年9月~2021年8月
- 新車価格:229.9万円~269.1万円
- 中古車相場:5万円~319.9万円
- 予算目安:100万円~170万円(2020年式)
- 最終モデルの最高燃費:37.2km/L(JC08)
ノートは元々人気の高い車種でしたが、2016年のe-POWERモデルの登場でさらにヒット。広い車内空間、e-POWERの低燃費ぶりと力強い加速が魅力です。
グレードを問わなければ、2020年式のe-POWERモデルでも100万円~130万円程度で購入できます。一方、力強い走りや硬めの乗り心地を生かすなら、特別仕様車のNISMOがおすすめ。こちらはまだ160万円以上の車両が多いです。
【関連記事】日産ノートの中古車はなぜ安い?理由とおすすめ年式は?
2位 ホンダ「フィット」(3代目)
- 販売期間:2013年9月~2020年2月
- 新車価格:172万円~284.7万円
- 中古車相場:8.9万円~258.9万円
- 予算目安:100万円~150万円(2019年式)
- 最終モデルの最高燃費:37.2km/L(JC08)
フィットも車内が広く、ノートと同じくハイブリッド車があります。また、走りがキビキビしていてスポーティな点もノートに似ています。相場価格を踏まえてノートを1位としましたが、両者の差は大きくありません。
おすすめは2018年マイナーチェンジ以降のモデル。特に、上位グレードのハイブリッド(ト)Sをお勧めします。グレードによってホンダセンシングの搭載がないので、注意してください。
【関連記事】ホンダ フィットの中古車が安い?おすすめ年式やモデルは?
3位 トヨタ「アクア」(初代)
- 販売期間:2011年12月~2021年7月
- 新車価格:214.6万円~283.7万円
- 中古車相場:9.8万円~265万円
- 予算目安:120万円~180万円(2019年式)
- 最終モデルの最高燃費:29.8km/L(WLTC)
初代アクアも燃費性能の優れた一台です。ただし、初代の燃費性能は2代目ノートや3代目フィットと大きく変わらず、他の2台と比べてサイズも小さいのでこの順位としました。乗り心地も、現行モデルに比べると粗さが目立ちます。
初代アクアのおすすめモデルは、2018年の改良以降の最上位Gグレード。歩行者検知式自動ブレーキや車両追従機能を装備しています。
【関連記事】アクアの中古車はやめたほうがいい?安い理由とは?
4位 マツダ「デミオ」(4代目)
- 販売期間:2014年9月~2019年7月
- 新車価格:154.9万円~262.2万円
- 中古車相場:5万円~225.6万円
- 予算目安:100万円~150万円(2019年式)
- 最終モデルの最高燃費:30.0km/L(JC08、軽油)
2019年にMAZDA2へ名称変更したデミオ。コンパクトカーの中では珍しいディーゼル車の選択肢があり、中古車市場でも安定して人気が高いです。また、マツダならではのデザイン性の高さも魅力です。
おすすめは、2017年11月の一部改良以降のモデル。歩行者検知式の衝突被害軽減ブレーキ、後側方からの車両接近を検知するBSMなどを標準装備しています。また、ディーゼルモデルなら比較的燃費が良く、軽油代も通常のガソリン価格より20円/Lほど安いです。
5位 トヨタ「ヴィッツ」(3代目)
- 販売期間:2010年12月~2020年3月
- 新車価格:150.1万円~269.4万円
- 中古車相場:5万円~559.8万円
- 予算目安:90万円~150万円(2019年式)
- 最終モデルの最高燃費:34.4km/L(JC08)
2020年にヤリスへ名称変更したヴィッツ。名称変更による影響、また同じトヨタから販売されていたアクア人気の高さもあり、中古車相場は下落しています。現行モデルのヤリスも低価格で質が良いですが、コストに関してはヴィッツの圧勝です。
価格が安いからこそハイブリッド車がおすすめですが、流通台数はあまり多くありません。ガソリン車であれば、100万円前後の車両が多く存在します。
6位 スズキ「スイフト」(4代目)
- 販売期間:2017年1月~2023年12月
- 新車価格:172.7万円~233.2万円
- 中古車相場:14.2万円~208.8万円
- 予算目安:80万円~150万円(2017年式)
- 最終モデルの最高燃費:21.8km/L(WLTC)
2023年12月にフルモデルチェンジしたスイフト。型落ちした4代目は、今後さらに相場価格の下落が期待できます。操縦性の高さが非常に優れており、ドライブを楽しめる一台です。
ただし、スイフトはコンパクトカーの中でもサイズが小さめで後部座席が狭いです。また、他のハイブリッド車に比べて燃費性能も優れていません。
7位 スズキ「ソリオ」(3代目)
- 販売期間:2015年8月~2020年12月
- 新車価格:164.8万円~229.4万円
- 中古車相場:15万円~270.1万円
- 予算目安:110万円~180万円(2019年式)
- 最終モデルの最高燃費:32.0km/L(JC08)
ファミリーカーとして人気のあるソリオ。実用性が非常に高く、現時点でライバルのルーミーやトールにないハイブリッド車もあります。ただし、新車価格の割に中古車相場が高いです。
それでも、子どもの誕生などで「少しでも節約したい」という人には、中古での購入をお勧めします。 安全装備まで踏まえると、おすすめはMZまたはSZグレードです。
8位 トヨタ「パッソ」(3代目)
- 販売期間:2016年4月~2023年10月
- 新車価格:(生産終了)
- 中古車相場:5万円~193万円
- 予算目安:80万円~140万円(2019年式)
- 最終モデルの最高燃費:21.0km/L(WLTC)
愛らしい外観が魅力のパッソ。2023年に生産終了となり、中古車相場も安いです。ただし、全長3680mmとサイズはかなり小さめなので、1~2人用と考えた方が良いでしょう。
人気が高いのは、見た目の愛らしい「MODA」です。なお、マイナーチェンジ後の2018年式以降を買う場合は、安全装備の点からXグレード以外がおすすめです。
9位 フィアット「500」(現行)
- 販売期間:2008年3月~
- 新車価格:259万円~315万円
- 中古車相場:15万円~328万円
- 予算目安:90万円~160万円(2017年式)
- 最終モデルの最高燃費:18.0km/L(WLTC)
見た目の可愛さとコストの安さで選ぶなら、フィアットの「500(チンクエチェント)」もおすすめ。4人乗りの3ドアであるため実用性は乏しいですが、イタリア車の高いデザイン性を堪能できます。それでいて、中古車価格は国産車と同程度の安さです。
10位 MINI「MINI」(4代目)
- 販売期間:2016年3月~2024年7月
- 新車価格:396万円~712万円
- 中古車相場:9.9万円~626万円
- 予算目安:160万円~280万円(2016年式)
- 最終モデルの最高燃費:19.5km/L(WLTC、軽油)
MINIなら、どの年式を買っても古臭さを感じることがありません。人気が高く、新車価格もコンパクトカーの中では圧倒的に高いので、中古でも程々の値段にはなります。しかし、年式次第で新車価格の半額ほどで購入できます。
中古コンパクトカー選びのポイント
車選びでは、具体的な使用状況をイメージして選ばないと後悔することも。また、中古車では車両状態の見極めも重要です。
新車・中古車問わず重要なポイント
- 使用目的
- 乗車人数と乗る人
遠出が多い人や通勤距離が長い人は、ハイブリッド車を選ぶと維持費を抑えられます。
一方で、ハイブリッド車は車両価格が高いです。そのため、走行距離が短い場合はガソリン車で良いでしょう。
乗車人数は、1~2人が中心なら小型のもので良いでしょうし、後部座席も使うなら車内空間が広い車種を選びましょう。また、子どもや高齢者が乗るならスライドドア車もおすすめです。
中古車だからこそ押さえたいポイント
- 修復歴の有無
- バッテリーの状態(ハイブリッド車)
- その他車両全体の状態
修復歴とは、クルマの骨格部分の交換・修理歴のこと。後の安全性や走行性に影響するといわれるため、修復歴のないクルマを選ぶのが最低限のポイントです。
また、ハイブリッドカーならバッテリーも確認しましょう。駆動用バッテリーが劣化していると燃費が思うほど伸びず、早々にバッテリー交換が必要になるかもしれません。
Q. 軽自動車とコンパクトカーはどっちがいい?
軽自動車とコンパクトカーはそれぞれにメリットがあります。
軽自動車は、サイズの小ささと税金の安さがメリットです。特に、走行距離が短いなら維持費を安く抑えられます。
一方、コンパクトカーは軽自動車より乗り心地の良いクルマが多く、本格的なハイブリッドシステムを搭載している車種も多いです。そのため、長距離運転の機会が多いならコンパクトカーをお勧めします。
中古車選びに迷ったらプロに相談
クルマの費用で最も割合が大きいのは、購入時の車両価格です。中古車であれば、その車両価格を抑えられます。
ただし、中古車は一台ずつ状態が異なり、見極めが難しいというデメリットも。だからこそ、迷う場合はプロに相談してみましょう。ガリバーでは、お客様のご予算やご希望に合う車両を提案しています。