今や選択肢の少ない7人乗りステーションワゴン。この記事では、ステーションワゴン風の車も含めて新車・中古で手に入るおすすめ車種を紹介しています。
ステーションワゴンとは?
ステーションワゴンとは、セダンをベースに荷室スペースを上方へと広げた乗用車です。
セダンのような高い走行安定性を備えつつ、荷室スペースもしっかり確保しているので、長距離移動やアウトドアに適しています。また、セダンと同様に全高が低めで、機械式立体駐車場に対応する車種も多いです。
ミニバンとの違いや選択ポイント
ミニバンとステーションワゴンは、どちらも人や荷物を運ぶ乗用車「ワゴン」に分類される車です。しかし、両者には以下のような違いがあります。
- ミニバン:全高は高いが、走行性能はやや低い(居住性重視)
- ステーションワゴン:走行性能は高いが、全高はやや低い(走行性重視)
ミニバンは室内が広く、2~3列目の人も快適に過ごしやすいです。
一方、ステーションワゴンはスムーズな走りを楽しむことができます。また、乗車人数に関係なく一定の積載性を確保している点、燃費のよい車が多い点もステーションワゴンならではの魅力です。
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7人乗りステーションワゴンの選択肢は?
7人乗りステーションワゴンは、新車・中古車どちらも非常に選択肢が少ないです。
まず、新車では7人乗りステーションワゴン自体が国産車・外車ともにありません。
ただし、全高が低めのミニバン(例:ホンダのオデッセイ)や、MPVという外車のミニバン風モデル(例:ゴルフのトゥーラン)など、「やや近いモデル」は存在します。
中古車市場では、トヨタのプリウスαをはじめ、数種類の7人乗りステーションワゴンが存在します。ただし、流通量は多くありません。
国産7人乗りステーションワゴンおすすめ4選
ここでは、国産車の7人乗りステーションワゴン(一部条件が近い車を含む)でおすすめの選択肢を紹介します。
①トヨタ プリウスα
- 生産終了:2021年3月
- 中古車相場:19万円〜396.9万円
- サイズ:全長4630-4645mm×全幅1775mm×全高1575mm
7人乗りステーションワゴンの代表格に挙げられるプリウスα。その名の通りプリウスをベースに開発されたモデルで、プリウスより100mmほど全長が長いです。
3列目はあまり広くありませんが、ステーションワゴンの中では比較的全高が高いです。また、走行性能や燃費性能に優れ、「快適性と経済性のバランスがいい」と多くのユーザーから高評価を得ています。最高燃費はWLTCモードで20.7km/L(最終モデル)、積載量は3列目使用時で200Lです。
【プリウスαの口コミ】
仕事とプライベートの両方で使える車を探していたときに見つけて購入しましたが、バランスに優れている車だと感じました。乗り心地も抜群ですし、車内も広々としているので快適な環境で運転することができています。(後略、30代男性)
②スバル エクシーガ(ミニバン)
- 生産終了:2015年3月
- 中古車相場:9万円〜259.2万円
- サイズ:全長4740mm×全幅1775mm×全高1650-1660mm
エクシーガはミニバンに分類される車ですが、全高が抑えられており、スポーツワゴンのような爽快な走りを実現した一台です。2015年4月にはSUVモデルの「エクシーガクロスオーバー」へと進化しました。
スバルならではの水平対向エンジンを採用し、ターボモデルの駆動方式はシンメトリカルAWDです。ミニバンとは思えない走りの楽しさを実現しながら、高速走行も非常に安定感があります。燃費性能は優れていないものの、走行性能と居住性はプリウスα以上の実力です。
【エクシーガの口コミ】
子供が生まれたのを機に、このエクシーガに買い換えました。(中略)クチコミどおり、走りがすばらしいです。スポーツカー好きな私でも満足できるような走行性能です。そして走行中の音も静かで、後部座席に乗っている妻とも問題なく会話できるほど快適です。(40代男性)
③ホンダ ジェイド(6人乗り)
- 生産終了:2020年7月
- 中古車相場:27万円〜269万円
- サイズ:全長4660mm×全幅1775mm×全高1530mm
7人乗りではないものの、ジェイドも3列シートを備えた車としておすすめの一台です。ミニバンとのクロスオーバーモデルで、クーペのような流線形のシルエットを備え、外車のようなオシャレさがあります。
全車ハイブリッド採用で燃費も優れており、最高燃費は24.2km/L(JC08モード、最終モデル)を記録しています。全高は1530mmと低いですが、6人乗りモデルだからこそ2列目の快適性がしっかり確保されています。
【ジェイドの専門家評価】
ロールーフで、ステーションワゴンのようなルックスながら、グレードにより3列目シートを備える。3列目シートを備えたグレードは、2列目のキャプテンシートに2人、3列目に2人。計6人の乗車が可能だ。ただし3列目シートはとてもタイトなので、小さな子ども用か短距離用として使う前提が良いだろう。(クルマ評論家 大岡智彦氏)
④ホンダ オデッセイ(ミニバン)
- 新車時価格:508.6万円~545万円
- 中古車相場:94.9万円〜589万円
- サイズ:全長4860mm×全幅1820mm×全高1695mm
MクラスミニバンとLクラスミニバンの中間にあたるオデッセイ。現行モデルは2023年12月に登場し、全車e:HEVを搭載。全長4900mm近い大きさでも、燃費は19.6~19.9km/L(WLTCモード)と非常に優秀です。
一般的なミニバンと比べて全高が低い分だけ走りが安定しています。新車時価格は500万円以上とアルファードの廉価グレード並みですが、2列目シートはリクライニング機能やオットマン、シートヒーターを備えています。遮音性の高さと快適な乗り心地、そして走行性能の高さを考えると納得の価格です。
【オデッセイの口コミ評価】
(前略)内装が素晴らしいので私は家族だけではなく、仕事関係でお世話になっている人を乗せることもあります。シートの素材は本革なので高級感があります。(40代男性)
外車7人乗りステーションワゴンおすすめ3選
ここでは、外車の7人乗りステーションワゴン(一部条件が近い車を含む)でおすすめの選択肢を紹介します。
①プジョー 308SW
- 生産終了:2014年11月(7人乗りモデル)
- 中古車相場:18万円〜247.4万円
- サイズ:全長4515mm×全幅1820mm×全高1560mm
プジョーの308には、ハッチバックとステーションワゴン(SW)が存在します。現在のSWは5人乗りのみですが、2014年まで販売されていた初代モデルには7人乗りがありました。
天井にはパノラミックガラスルーフを標準装備していたほか、登場時の2008年から左右独立調整式オートエアコンを搭載するなど装備の充実したモデルです。さらに、3列目は取り外しが可能で車中泊にも適しています。
②BMW 2シリーズ グランツアラー(MPV)
- 生産終了:2023年2月
- 中古車相場:39.9万円〜518万円(2シリーズ全体)
- サイズ:全長4585mm×全幅1800mm×全高1640mm
グランツアラーはミニバン(MPV)に分類されますが、その見た目や走行性はステーションワゴンに近いです。ミニバンの中では全高が抑えられ、低重心で安定した走りを実現しています。また、BMWらしく動きはキビキビしており、ハンドリングもミニバンとは思えないほどスポーティです。
全長がMクラスミニバンよりも短いので扱いやすいですが、3列目は予備のシートとして考えた方がよいでしょう。3列目を収納した場合の荷室の積載量は560Lです。
③フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(MPV)
- 新車時価格:399.8万円~530.6万円
- 中古車相場:13万円〜498万円
- サイズ:全長4535-4540mm×全幅1830mm×全高1670mm
ゴルフトゥーランは現在も販売されているミニバン(MPV)で、ミニバンとステーションワゴンの中間的な存在です。実用性を重視した造りで、コンパクトながら居住性をきちんと担保しています。また、2列目と3列目はフルフラットにでき、車中泊にもおすすめです。
外車らしいオシャレさと使い勝手に優れた一台として、ユーザー評価も高い傾向があります。
その他のおすすめ7人乗りモデル
10年落ち以内で選べる7人乗りステーションワゴンはほとんどありませんが、ミニバン(MPV)も視野に入れれば、ステーションワゴンに近いモデルは他にもあります。たとえば、外車では以下のような7人乗りミニバンが存在します。
- ルノー「グランカングー」
- シトロエン「ベルランゴロング」
- プジョー「リフター」
- フィアット「ドブロマキシ」
これらは、国産ミニバンよりは全高がわずかに低いです(おおむね全高1800mm強)。ただし、全長は4800-4900mm前後あるモデルが多いので、サイズが大きい点に注意しましょう。
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3列ミニバンなども含めて検討を
7人乗りのステーションワゴンは選択肢が少ないため、まずは在庫の多そうな中古車販売店で車両を探してみるとよいでしょう。また、少し全高の低いミニバンなどステーションワゴンに近いモデルを選ぶのもおすすめです。