この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
セダンの上質さに実用性をプラス
海外では依然として主流
ミニバンとの違いは?
新車で買える7人乗りステーションワゴン
プリウスベースの7人乗り「プリウスα」
BMWの7人乗り「グランツアラー」
中古の6人乗りならホンダ「ジェイド」も
ステーションワゴン風のミニバンも候補に
背が低い「ゴルフトゥーラン」
3列ミニバンやSUVも含めて検討を

ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

セダンの上質さに実用性をプラス

ステーションワゴンとはクルマの前方に突き出したボンネットがあり、後方にヒトと荷物を積めるスペースを兼ね備えたクルマです。多くの場合はセダンをベースに開発されており、「セダンのボディに、広いラゲッジスペースが付いたもの」を想像すると分かりやすいです。

その最大の魅力は、セダンのような上質な作りと走行性能を備えていながら、広い荷物スペースも兼ね備えていて実用性も高いこと。サイズも大きすぎないため燃費性能も比較的高く、日本でも駐車場に困ることが少ないサイズ感です。

海外では依然として主流

メルセデス・ベンツ_ステーションワゴン_外観_後ろ

日本ではあまり展開されていないステーションワゴンですが、実は海外ではかなりメジャーなボディタイプ。例えばメルセデス・ベンツはCクラスやEクラスのステーションワゴンを出しています。

またステーションワゴンの中でも「シューティングブレーク」と呼ばれる、より背が低くスポーティーなスタイルのモデルもあります。「シューティング」という言葉がついているように、貴族が狩猟に出掛ける時に使ったクルマに由来しており、フェラーリやポルシェもこのシューティングブレークを展開しています。

ミニバンとの違いは?

多くのヒトやモノを載せられるクルマとして日本で人気なのがミニバン。「ステーションワゴンとの違いが分からない」という声も聞きますが、形に注目すると見分けやすいです。

ミニバンは「1BOX」や「1.5BOX」と呼ばれるように、大きな一つの箱のような形をしています。車内空間を広く確保するためにボンネットは突き出しておらず、また車高が高いのが特徴です。

それに対してステーションワゴンは一般に「2BOX」と言われています。ボンネットの部分と、ヒトや荷物を載せるところが分かれおり、箱を2つ組み合わせた形に近いです。車高は低く、積載量はミニバンには及びませんが、その代わりに空気抵抗が少なく走行性能が優れていることが多いです。

新車で買える7人乗りステーションワゴン

先述の通り、ステーションワゴン自体が日本ではあまり展開が多くありません。加えて、セダンがベースになることが多いステーションワゴンだけに、3列7人乗りのステーションワゴンというのは以下の2種類しかありません。

・プリウスベースの7人乗り「プリウスα」
・BMWの7人乗り「グランツアラー」

(※BMWのグランツアラーは厳密にはミニバンなのですが、シルエットがステーションワゴンに近いことからあえて取り上げています)

プリウスベースの7人乗り「プリウスα」

プリウスα_外観

・サイズ:全長4,630~4,645mm×全幅1,775mm×全高1,575mm
・新車時価格(税込):235万円〜362.2万円
・中古車相場:29万円〜453万円

新車で買えるステーションワゴンとして最も身近で手頃なのがプリウスα。その名の通りプリウスをベースに開発され、そのサイズはプリウスより100㎜ほど全長が長くなっています。

このサイズで3列シートを搭載した7人乗りになっているため、3列目シートは広くはありません。子ども用、あるいは予備のシートとして考えておくといいでしょう。
3列目シートを使用している際の荷物スペースは200リットル。これでも日常生活に問題はないですが、3列目を収納すれば505リットルもの積載量が生まれます。

このプリウスαはもちろんハイブリッドカー。1.8リットルのハイブリッドシステムで燃費は26.2㎞/Lという数値をマークしているので、車両代が少し高くても維持費は抑えられるでしょう。新車では200万円台半ばからの展開です。

ちなみにダイハツ「メビウス」はこのプリウスαのOEM車で、ボディサイズなど基本的な作りは共通しています。

BMWの7人乗り「グランツアラー」

グランツアラー_外観

・サイズ:全長4,585mm×全幅1,800mm×全高1,640mm
・新車時価格(税込):495万円〜544.5万円(※メーカ公式サイトより税込みに再計算)
・中古車相場:59.9万円〜549.9万円(※2シリーズ全体の相場)

新車で買えるもう一つの7人乗りステーションワゴンが、BMWの2シリーズから販売されているグランツアラー。厳密には「ミニバン」とカテゴリすべきところですが、その見た目はかなりステーションワゴンに近いため、ここにラインナップしました。

サイズは全長が4,565mmとプリウスよりやや短め。ただし全幅や全高はプリウスよりも大きいため、全体的に丸みを帯びたシルエットに仕上がっています。こちらも3列目は予備のシートという印象ですが、この3列目を収納した時のラゲッジ容量は560リットル。

BMWという高級ブランドではありますが、車両価格は意外にリーズナブルな300万円台から。この値段でBMWらしい上質でスポーティーな走りが楽しめるのも魅力ですが、欧州車は中古車になるとお得さがアップ。そのため年式が新しい中古車も併せて検討することをお勧めします。

中古の6人乗りならホンダ「ジェイド」も

ジェイド_外観_後ろ

・サイズ:全長4,660mm×全幅1,775mm×全高1,530~1,540mm
・中古車相場:59.8万円〜289.9万円

7人乗りではないものの、3列シートを備えたステーションワゴンとしてご紹介しておきたいのがホンダのジェイド。

ハイブリッドモデルのみの展開で、その全高は1,530mmとかなり低め。よりクーペに近い流れるシルエットを備えておりエレガント。日本では宣伝に力を入れていなかったので知名度は低いですが、使い勝手が良いい一台です。

2020年に新車販売は終了してしまい、現在は中古車のみ。知名度が低いことも手伝って中古車価格もリーズナブルです。

ステーションワゴン風のミニバンも候補に

このように新車で買える7人乗りステーションワゴンは数が限られています。そのため検討する時には、以下のように車高が低い「ステーションワゴン風のミニバン」も検討してみることをお勧めします。

背が低い「ゴルフトゥーラン」

・新車時価格(税込):284.7万円〜476.5万円
・中古車相場:9.8万円〜426.1万円

ミニバンという扱いにはなっていますが、見た目はむしろ「背の高いステーションワゴン」という印象を与えるのがゴルフトゥーラン。全長はそれほど大きくないため運転しやすく、それでいて3列シートながら快適な室内空間を実現している一台です。
輸入車でありながら、新車でも200万円台から購入できるのも嬉しいポイント。

3列ミニバンやSUVも含めて検討を

7人乗りのステーションワゴンは選択肢が少なく「思ったようなクルマが見つからなかった」というケースもあるでしょう。そういう場合は、ゴルフトゥーランのようなステーションワゴン風を始め、他のボディタイプも検討してみることをオススメします。
中古車まで範囲を広げれば、プジョーの「308SW」など、新車では販売終了となった7人乗りステーションワゴンもあります。

ガリバーでは「ザ・ミニバンという感じの見た目は嫌だ」「できれば200万円台で輸入車が欲しい」など好みや条件を伺いながら、メーカー横断でピッタリのクルマをご案内します。

ウェブや電話からの相談、今のクルマの査定を受けるついでの気軽な相談も承っていますので、お気軽にご利用ください。