- この記事の目次 CONTENTS
- 三菱eKワゴンと姉妹車関係にある新型デイズ
- あえて燃費性能だけを追わなかった新エンジン
- ブーメランをモチーフにしたデザインをたっぷり投入
- 上質でオシャレな内装
- 新プラットフォーム採用で、フーガ並みの広い後席に
- プロパイロットにSOSコールと軽初がたくさん!
- 日産デイズの選び方
- 日産デイズ価格
三菱eKワゴンと姉妹車関係にある新型デイズ
日産は軽自動車のデイズをフルモデルチェンジし発売を開始し、これで2世代目となった。
日産デイズは三菱とのアライアンスの関係で、三菱eKワゴンと姉妹車関係にある。
初代日産デイズは、2013年に登場。燃費戦争が激化している中に参入した。
燃費にこだわったデイズは、わずか数カ月間だけクラス燃費ナンバー1に輝いた。
ワゴンRに燃費ナンバー1の座を奪われたあとも燃費向上を目指したものの、再び燃費ナンバー1の座に就くことはなかった。
その後、三菱の燃費不正が発覚する。
あえて燃費性能だけを追わなかった新エンジン
三菱の燃費不正もあったことから、2代目デイズは燃費にこだわることを捨てた。
今回はエンジンも一新され、マイルドハイブリッドシステムが投入された。
新型デイズの燃費は、29.8㎞/L(JC08モード)。
先代デイズと比べると大幅に燃費が向上しているものの、クラスナンバー1ではない。
先代デイズの燃費はそれほど褒められたものではなかったが、意外なほどよく売れた。
燃費が良いことは重要だが、ナンバー1でなくても売れることを証明したのだ。燃費以外の部分も重要ということになる。
先代デイズのエンジンは、低速トルクにやや欠ける傾向があった。
そのため、新型デイズではマイルドハイブリッドシステムの効果もプラスされ、最大で15%ものトルクアップを実現している。
自然吸気エンジンの出力は52ps&60Nm、ターボ車は、64ps&100Nmとなった。
ターボ車の燃費は25.2㎞/Lだ。
ブーメランをモチーフにしたデザインをたっぷり投入
デザインは、先代同様標準車とハイウェイスターの2タイプを用意した。
両タイプ共に、先代モデルと大きく異なるデザインが採用されている。
標準車は、女性を意識したやや優しい顔の先代から、ツリ目のヘッドライトと迫力を重視したグリルを採用したスポーティなものとなった。
カワイイからカッコよくなったデザインが女性にどう判断されるか注目だ。
迫力やスポーティさをアピールする役割を担っているのが、ハイウェイスターだ。
標準車よりグリルを大型化し押し出し感をプラス。
日産のデザインアイデンティティであるVモーショングリルをよりアピールしている。
さらに、ブーメランヘッドライトシグネチャーやブーメランリヤコンビランプシグネチャーなども、より強調されV字感強いデザインとなった。
上質でオシャレな内装
インテリアは水平基調のデザインを採用し、広さをアピール。
Aピラー周りがスッキリとしたことで視界も良く、運転しやすくなっている。
インパネは丸みを帯び、上質感が魅力だ。
静電タッチパネルを使ったエアコン操作部は継承されており、見栄えが良く高級感もある。
ただ、ブラインドタッチでは使いにくく、運転中に指先を注視しなくてはならないので、前方への注意がおろそかになりやすい。
また、モニターの位置はセンタコンソール上部に変更された。
視線移動も少なくなってより見やすい位置となっている。
使い勝手面では、小物入れも豊富。
車検証などを入れるグローブボックスは、スライドボックスと呼ばれる収納スペースに変更。
ティッシュボックスなどが入るスペースになっている。車検証は、ドアボックスへ収納される。
シートもインパネ同様に、上質感とオシャレさあふれるものとなった。
このクラスの軽自動車は、どうしても生活の足というイメージが強いため、シンプルなものが多かった。
デイズでは、ブランウンとベージュを組み合わせたものや、プレミアムコンビネーションインテリアと呼ばれるオプションを設定。
選択肢もあり、より自分好みのインテリアから選べるようになった。
セカンドカーではなく、ファーストカーとして、十分に使えるレベルにある。
新プラットフォーム採用で、フーガ並みの広い後席に
室内スペースに新プラットフォームが採用されてさらに広くなった。
先代デイズも同様だが、外観デザインは上部を絞ったものとなり、安定感を生み出していた。
しかし、上部を絞れば室内の頭周りが狭く感じてしまう。
新型デイズでは、上部への絞り込みを抑えながら、安定感のあるフォルムを実現。
絞り込みを少なくしたことから、頭周りのスペースも拡大した。
新プラットフォームの採用により、デイズのホイールベースが65mm伸びた。
ロングホイールベース化されたことで、後席のニールームが+70mmとなっている。
この広さは、クラストップレベル。高級車である日産フーガ並みの広さを誇る。
プロパイロットにSOSコールと軽初がたくさん!
装備面では、軽自動車初となる「プロパイロット」がオプション用意された。
プロパイロットは、同一車線を維持しながら前走車追従するクルーズコントロールだ。
こうした装備はホンダN-BOXにも装備されているが、プロパイロットは停止と、停止からの再発進も簡単な操作で可能。
渋滞路での疲労軽減という点では、非常に優れた機能だ。
そして、今回注目の装備が、軽自動車初のSOSコール。
全車にオプション設定可能となっている。
SOSコールはルームライトの前方にあるスイッチをを押すと、専門のオペレーターに接続される。
急病時や危険を感じた時に役立つ機能だ。
さらに、エアバッグが展開するような事故の場合、ドライバーの意識がないときなどでも自動通報し、専門オペレーターが警察や消防への連携をサポートしてくれる。
こうしたオプション装備を装着すれば、日産デイズの安全性能は、クラストップレベルの実力といえる。
標準装備も充実
歩行者検知式自動ブレーキであるエマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、踏み間違い衝突防止アシスト、フロント&バックソナー、サイド&カーテンエアバッグなどを標準装備化している。
日産デイズの選び方
日産デイズの選び方は、まず標準車かハイウェイスターかという選択から。
この選択は好み次第ということになるが、リセールバリューを考えるとハイウェイスターという選択になる。
また、ターボエンジンを選択すると、標準車にはターボエンジンの設定が無いため自動的にハイウェイスターになる。
ファーストカーとして使う場合は、高速道路などでもパワーに余裕のあるターボ車がよいだろう。
基本的にハイウェイスター推し
そして、プロパイロットをオプション選択したい場合、標準車には設定が無く、こちらもハイウェイスターしかなくなってしまう点は残念なポイントでもある。
基本的にデイズは、ハイウェイスター推しといった印象のグレード&オプション設定。
標準車は予算重視の人向けといった印象だ。
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションを選ぶと価格は1,647,000円。
これに、オプションのSOSコール、ナビ、ETCなどをプラスしていくと、約200万円コースになる。
やや高価だが、ファーストカーとして考えるのであれば、魅力的な1台といえる。
日産デイズ価格
価格設定は以下の通り。
2WD | |
S | 1,273,320円 |
X | 1,325,160円 |
ハイウェイスターX | 1,469,880円 |
ハイウェイスターX プロパイロットエディション | 1,567,080円 |
ハイウェイスターGターボ | 1,549,800円 |
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション | 1,647,000円 |
ボレロ | 1,411,560円 |
4WD | |
S | 1,405,080円 |
X | 1,456,920円 |
ハイウェイスターX | 1,601,640円 |
ハイウェイスターX プロパイロットエディション | 1,698,840円 |
ハイウェイスターGターボ | 1,681,560円 |
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション | 1,778,760円 |
ボレロ | 1,543,320円 |
デイズのカタログ情報
- 現行モデル
- 平成31年3月(2019年3月)〜現在
- 新車時価格
- 127.3万円〜215.7万円
デイズの在庫が現在399件あります
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