日産はスポーツモデルのフェアレディZに特別仕様車ヘリテージエディションを設定し発売を開始する。このヘリテージエディションは、レーシングストライプにブラック＆イエローのインテリアを組み合わせたスタイリング。そんな特別仕様車について詳しくご紹介したい。
- この記事の目次 CONTENTS
- 日産を象徴するスポーツカー「フェアレディZ」
- モデル末期に発売された特別仕様車
- レーシングストライプが目を引くデザイン
- ブラック＆イエローの専用インテリア
- フェアレディZ ヘリテージエディションの価格
日産を象徴するスポーツカー「フェアレディZ」
日産フェアレディZといえば、1969年の初代S30誕生より長い歴史を刻んできたスポーツカー。現行のZ34型フェアレディZは2008年12月にデビューした６代目に当たる。
この6代目は、初代からの"Z-ness（Zらしさ）"である「ハイパフォーマンス」「デザイン」「ハイバリュー」を盛り込みながら、新しいパフォーマンス、新しいデザインが生む"Newness"により、パフォーマンスや質感を飛躍的に進化させたモデルに仕上がっている。
スポーツ性能も高い現行モデル
先代の5代目フェアレディZは、スポーツカーとラグジュアリークーペの狭間にあったようなモデルだったが、6代目Zは大胆に100㎜もショートホイールベース化。そして、大幅な軽量化を実施している。またスポーツモデルらしさをより強調したデザインに仕上がっている
エンジンは、高回転型のVQ37VHR型V6 3.7Lエンジンを搭載。シフトダウン時にエンジンを空ぶかしして、ヒールアンドトゥの効果を簡単に生み出す世界初のシンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッションが搭載された。
その後、フェアレディZは2009年にオープンモデルのロードスターを投入。2013年には、走行性能を飛躍的に向上させたフェアレディZ NISMOを投入するなど、仕様向上・一部改良を加えながら熟成されてきた。
モデル末期に発売された特別仕様車
日産を象徴するスポーツモデルであるフェアレディZだが、デビューからすでに11年目に突入している。さすがに古さを隠し切れない状況なのは確かだ。さらに、多くのフェアレディZファンは、次期型となる7代目Z35型の登場を心待ちにしている。
そんな状況下だけに、日産を代表するモデルであるフェアレディZとしては、マーケットで何らかの主張をする必要がある。しかしモデル末期なので、あまりお金をかけた特別仕様車の投入もできない。そんな中、生まれた特別仕様車が今回のヘリテージエディションだ。
レーシングストライプが目を引くデザイン
新たに投入される特別仕様車フェアレディZヘリテージエディションは、 北米で愛された1977年の「280Z スペシャルデコレーションパッケージ（ZZZap）」のデザインをリメイクした。当時、人気を博したレーシングストライプが特徴。
レーシングストライプとは、諸説あるものの、60年代頃のレーシングカーに採用され、市販車のドレスアップなどにも使われるようになった。ストライプの色や幅などにより、クルマの印象がガラッと変わる。日産はこうした手法を好んで使っており、SUVのジュークにもレーシングストライプを入れたモデルがあった。
このレーシングストライプが入れられたフェアレディZヘリテージエディションは、すでに11年目を迎えたモデルなのになかなか新鮮に見える。レトロモダン的な仕上がりになっている。
ブラック＆イエローの専用インテリア
インテリアは、ブラック＆イエローの組み合わせ。ステアリング、センターコンソール、シフトノブなどに、イエローをプラスし鮮やかさを演出した。
専用シートには、イエローで“370Z”の刺繍を施している。ブラックとイエローで織り込まれたシートが生地は、カーボンケプラー調でなかなかレーシングな雰囲気もプラスしている。
スポーツマインドを表現した全4色のボディーカラー
ボディカラーは、プレミアムアルティメイトイエロー、ダイヤモンドブラック、ブリリアントホワイトパール、オーロラフレアブルーパールの全4色を設定。このブラック＆イエローインテリアの組み合わせは、全ボディカラー共通。できれば、ボディカラーと同じにしてほしいところだ。
フェアレディZ ヘリテージエディションの価格
日産フェアレディZヘリテージエディションの価格は、6速MT車が4,080,240円、7速ATが4,158,000円となった。
フェアレディＺのカタログ情報
- 現行モデル
- 平成20年12月（2008年12月）〜現在
- 新車時価格
- 362.3万円〜920.0万円
フェアレディＺの在庫が現在30件あります
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