この記事の目次 CONTENTS
ガソリンの分子をバラバラにすることで燃焼効率がアップ
燃料タンクに投入するタイプの「オートパワー7」
使い方は簡単
エンジンの調子の良さは体感済み!

ライター紹介

自動車ライター&エディター

近藤 暁史 氏

某自動車雑誌の編集者から独立。その前はファッションエディター(笑)。とにかくなんでも小さいものが好きで、元鉄チャンで、今ではナローゲージを大人買い中。メインのクルマは19歳の時に買ったFIAT500。エンジンのOHからすべて自分でやり、今やもうやるところがない状態でかわいがっております。表向きは自動車ライターながら、業界唯一の省燃費グッズの評論家というのがもうひとつの顔。

ガソリンの分子をバラバラにすることで燃焼効率がアップ

我々オカルト業界(?!)の人間からすると、ガソリンの分子というのは固まりになっていて、これが完全燃焼を妨げている、つまり燃費やパワーを下げているというのはお馴染みの話。世の中のクルマは、ガソリンが本来もつエネルギーを最大限に使えないまま走っている(らしい)というわけだ。

で、その分子の固まりをバラバラできる方法はというと、我らがオカルトの力だ。バラバラにできれば、燃費もよくなって環境にも優しいエンジンとなるわけだ。

燃料タンクに投入するタイプの「オートパワー7」

それを可能にするオカルトグッズはいくつかあるけれど、今回注目するのは「オートパワー7」というモノ。なんとこちら、ノーベル物理学賞受賞者ファン・デルワールスの理論に基づくというから驚き。ファン・デールワールスの理論とは「炭化水素系燃料を構成する分子の+・−(プラス・マイナス)の電位がつりあった時は安定状態にあるが、このバランスを崩せば噴霧気化した時に空気との混合状態が良くなり、燃焼効率が大幅に向上する」というもの。

どうやってバランスを崩すの?という疑問もあるのですが、まぁ、効果があれば難しい理屈なんぞはどうでもよし。

その形は、まるでお菓子

この「オートパワー7」は燃料タンクに投入するタイプ。で、液体かというと、セラミックの玉なのだ。トゲトゲしていない金平糖みたいで、ちょっと美味しそうでもある。このセラミックが溶けるのではなく、あくまでもイオンを出す触媒で、20種類もの素材からできているとのこと。

使い方は簡単

これをコロコロと給油口から入れるだけで、あとはガソリンが改質されて、燃焼効率がアップ。燃費や排気ガスのクリーン化などの効果が出てくる。以前、排気ガスの成分を測定してみたことがあって、完全燃焼に近づいたのは数値で確認済み。またラインナップにはハーレー用というのがあって、これは正規ディーラーからの要請で車検時の測定用に作ったもの。タンクに入れると基準値をクリアしやすくなるという。

ただ、問題点がひとつあって、燃料タンクに玉を入れるというのが、もう元に戻せないという気分も相まって、非常に精神的な抵抗がある。もちろん問題ないサイズなどにしてあるので、詰まったりというトラブルはないとわかってはいるけど、躊躇してしまうのは確かだ。

エンジンの調子の良さは体感済み!

そしてなによりよかったのは、エンジンの調子がよくなったのが体感できたこと。もっさりしていたのが、シャープに吹け上がるようになって思わず笑ってしまったほど。効果は半永久で続くというので、走れば走るほど安くなるのはコスト的にもニッコリ。