- この記事の目次 CONTENTS
- 2017年の新車、中古車販売台数が明らかに
- 2017年新車販売ランキング1位はホンダN-BOX
- SUV勢が大躍進
- 新車、中古車ともランキングは軽が人気!
2017年の新車、中古車販売台数が明らかに
2017年の年間の乗用車・軽自動車の新車車種別販売台数が明らかになりました。
新車・中古車市場で「今、本当に売れている車」はどんな理由で売れ筋なのでしょうか。新車だけではなく、株式会社IDOM(旧社名:ガリバーインターナショナル)の中古車販売実績も踏まえて、実際に人気のある車はどのような車なのかを分析、解説します。
2017年新車販売ランキング1位はホンダN-BOX
近年、トヨタの「プリウス」とホンダの「N-BOX」が熾烈な争いを繰り広げている新車販売台数ですが、2017年のNo.1はホンダの「N-BOX」が獲得しました。
2011年に登場したN-BOX。広大な室内やデザインなどが評価され、2年連続で軽自動車販売台数ナンバー1を獲得した人気モデルです。軽ながら広々とした車内、コンパクトカーよりも充実した安全装備、使いやすいスライドドアなどを備え、子育て世帯には非常に使いやすい一台です。
トヨタ以外のメーカーが奮闘
またランキング全体を見ても、ホンダや日産などの頑張りが目立っています。ホンダは「N-BOX」の一位に加え、「フリード」が11位とライバルであるトヨタ「シエンタ」(13位)を上回りました。
また日産「ノート」(5位)が、トヨタの「アクア」を抑え、BセグメントのコンパクトカーでNo.1の座を獲得しています。「ノート」「アクア」とも環境性能にも優れたクルマですが、そんな「ノート」が勝利したところに「エコカーと言えばトヨタのハイブリッド」という時代も終わったことを感じさせられます。
とはいえ、20位の中に最多となる8台を送り込んだのは依然として王者のトヨタ。それだけに今後の戦い方が気になるところです。
トヨタ「プリウス」はマイナーチェンジに期待
2018年、特に注目なのがトヨタを代表するクルマ「プリウス」の動向。一時は月間新車販売台数ナンバー1を獲得し続けた新たな国民車ですが、販売台数という面では落ち込んできています。2015年のモデルチェンジからしばらく経ったことで、目新しさがなくなり、露出が減ったことも原因の一つでしょう。
また近年では、ハイブリッドモデルが充実していることもその理由としてあげられるでしょう。「アクア」や「カムリ」などトヨタの中でもハイブリッド車の選択肢が豊富になってきたことで、トヨタ内での台数を奪い合っているという状況が起こっています。
2018年にはマイナーチェンジをするとも言われており、テレビCMなどの露出が増えることが予想されます。どこまで販売台数が伸びるのか気になるところです。
SUV勢が大躍進
世界的なSUVブームによって各メーカーがこぞって発表しているSUV。国産SUVも増え、一過性のブームから、有力な選択肢の一つへと日本でも定着の兆しが見えています。
新車販売台数では8位にトヨタ「C-HR」がランキング。またランキングには食い込むことができませんでしたが、ホンダ「ヴェゼルやトヨタ「ハリアー」なども存在感を増しています。
コンパクトSUV販売ランキング1位「トヨタ C-HR」
そんなSUVの中で1位に輝いたのがトヨタの「C-HR」。トヨタが「プリウス」「86」「RAV4」の良い所を集めたともいわれており、コンパクトなサイズで使いやすい一台に仕上がっています。新型プラットフォーム「TNGA」を採用し、ライバルのヴェゼルに負けないデザイン性の高さと、開発者がこだわったと語る「走り心地の良さ」が魅力です。
2016年12月にデビューするや、当初の予想を大きく上回る販売を記録し、納車まで数カ月待ちという状況も起こりました。
新車、中古車ともランキングは軽が人気!
新車、中古車とも、販売台数ではすっかり常連になってきた軽自動車。それぞれのランキングベスト5の内、3つが軽自動車という結果になりました。
最近の軽自動車は車内が広く、また安全装備も充実しているなど完成度はかなりのもの。加えて「大きなクルマにこだわる必要がない」「ほどほどの広さがあって、日常生活に不自由しなければ充分」といった意識の変化により、軽自動車を選択肢に入れる人が増えてきています。
特に子育て層に人気の軽自動車ということもあり、中古車へのニーズが強いのも特徴です。「少しでも節約したい」「子供が大きくなるまでの間だけ」という思いから、よりリーズナブルな中古車を選ぶ人も多いようです。
登録済み未使用車の存在も大きい
特に軽自動車の場合に中古車が売れた理由として、「登録済み未使用車」と言われるクルマが多く流通しているからということが言えそうです。
「新古車」とも呼ばれる「登録済み未使用車」とは、陸運局に登録されているため扱いは中古車ながらも、実際にはほとんど走っていないクルマのこと。実際には新車とほぼ変わらないコンディションのクルマが、新車よりも安く買えるということで人気です。モデルチェンジのタイミングや、売り上げ台数を伸ばしたいというディーラーの思惑から、こういった「未使用車」が生まれています。
こういった「未使用車」は人気のため、中古車販売店でも見つけるのがなかなか難しいです。「未使用車」を買いたいという場合は、積極的に在庫問い合わせをするなどし、早めの情報入手を心掛けましょう。
プリウスのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年1月(2023年1月)〜現在
- 新車時価格
- 275.0万円〜460.0万円
プリウスの在庫が現在638件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。