ボディタイプ別おすすめランキング2017

ボディタイプ別おすすめランキング2017

車種選びにお悩みの方へ。コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、
この秋新車でおすすめの軽自動車ハイト系を聞きました。

  • 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト1 スズキ ワゴンR

    軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト1 スズキ ワゴンR

    スズキ ワゴンR

    スズキ ワゴンRは、2017年2月にフルモデルチェンジし6代目となった。今回のフルモデルチェンジでは、標準車に2つの顔、そしてカスタム系のスティングレーを含め3つの顔を用意したことだ。最もベーシックな標準車を除けば、押し出し感のある2つの顔がある。先代モデルがやや迫力に欠ける顔となったこともあり、販売面で伸び悩んだ。だが、迫力系の顔を2つ用意し、販売台数増を狙う。また、クラストップの33.4㎞/Lという低燃費を誇るマイルドハイブリッドシステムや、歩行者検知式自動ブレーキなど、非常に高い総合力をもつ。

  • 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト2 ダイハツ ムーヴ

    軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト2 ダイハツ ムーヴ

    ダイハツ ムーヴ

    ダイハツ ムーヴは、2017年8月にマイナーチェンジ。このマイナーチェンジで、ダイハツ ムーヴは、2017年8月にマイナーチェンジ。このマイナーチェンジで、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備である「スマートアシストⅢ」を用意。高いレベルの安全性能を手にいれている。外装もより高級感があるデザインを採用。カスタムでは、多灯薄型LEDヘッドランプを新開発し搭載するなどしている。ムーヴには、マイルドハイブリッドなどの高価な仕組みは採用されていないが、31.0㎞/Lという低燃費と実現。また、その分低価格化も実現している。

  • 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト3 スズキ ハスラー

    軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト3 スズキ ハスラー

    スズキ ハスラー

    ハスラーは、2014年に登場し一時期は生産が追いつかないほどの人気を誇ったモデルだ。ハスラーのベースとなっているのは、先代のワゴンR。ワゴンRの高い基本性能を生かし、レジャーでの使い勝手や遊び心あふれるデザインで、生活を豊かにしてくれる軽自動車を提案している。また、ワゴンRが進化するとハスラーも進化した。2015年12月の改良では、歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートを搭載し安全性能を大幅に向上。さらに、ターボモデルにもマイルドハイブリッド機能であるS-エネチャージが搭載され、27.8㎞/Lと燃費性能を向上させた 。自然吸気エンジンの燃費は、32.0㎞/Lとなっている。

目次

オススメランキングの3台を比較

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の 燃費・価格

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

先代ワゴンRのマイルドハイブリッド車は、モーター走行できなかったが、新型ワゴンRはISG(モーター機能付き発電機)を最高出力2.3kW、最大トルク50N・mにパワーアップ。わずかだが、モーターによるクリープ走行を可能とし、さらに燃費を向上させクラストップとなる33.4㎞/Lを達成している。また、スティングレーのターボモデルでも、28.4㎞/Lを達成。ただ、こうしたマイルドハイブリッド機能をもつため、ライバルに比べ車両価格はやや高価になっている。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

“軽自動車は安価であることが重要”という基本的考え方のもと、マイルドハイブリッドなどの機能を搭載していない。エンジン効率や軽量化により、31.0㎞/Lという低燃費を実現した。また、マイルドハイブリッドなどの機能がないため、価格はワゴンRに比べると、やや安価としている。ただ、燃費性能を上げるために、エンジンはやや非力に感じる部分もあり、ドライバビリティーの向上が課題だ。より力強い走りが楽しめるカスタム系のターボモデルも27.4㎞/Lを達成している。

ハスラー

ハスラー ハスラー

スズキ ハスラーは、旧型ワゴンRのマイルドハイブリッド機能を使っている。旧型のシステムとはいえ、現行のムーヴを上回る32.0㎞/Lという低燃費を実現。ターボ車にもマイルドハイブリッド機能がプラスされたことで、こちらもクラストップレベルの27.8㎞/Lと非常に優れた数値となっている。ハスラーは、趣味のクルマとしてロングドライブすることも多いだろう。そういった使い方をするのであれば、パワフルで低燃費のターボモデルという選択もいい。価格は、ハスラーの上級グレードXターボが1,547,640円。やや高価に感じるかもしれないが、歩行者検知式自動ブレーキなどが標準装備化されていて装備も充実している。

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の 装備・使い勝手

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

ワゴンRには、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「デュアルセンサーブレーキサポート」が用意されている。誤発進抑制機能もありアクセルとブレーキの踏み間違えにも対応。ただし、この機能は前方のみで後方には対応していないのが残念なポイント。また、サイドエアバッグは全車に用意されていないなど、安全装備に関しては物足りない部分も多い。それに対して、軽自動車初のわかりやすいヘッドアップディスプレイの装備と、便利機能としてリヤドア両側にアンブレラホルダーを設置。濡れた傘をそのまま差しこんでも、水は車外に排出される構造になっている。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

ムーヴには、マイナーチェンジから歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防装備である「スマートアシストⅢ」が用意された。ソナーセンサーに加え世界最小のステレオカメラを使ったシステムで、高い安全性能を誇る。また、高齢者などのアクセルの踏み間違え事故防止に効果がある前後の誤発進抑制機能を備える。サイド&カーテンエアバッグは、最上級グレードのみにオプション装着可能という微妙な設定だ。収納スペースなどは、色々と用意されており十分な仕上がりをみせる。大容量深底ラゲージアンダーボックスは、背の高い大きな荷物も積載できなかなか便利だ。

ハスラー

ハスラー ハスラー

ハスラーには、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備である「デュアルカメラブレーキサポート」が用意されている。しかし、情けないことに、この装備はXターボとXにしか装備できない状況。こうした装備なので、ハスラーはXターボか、Xしか選んではいけない。また、サイドエアバッグが嫌いなスズキのクルマなので、サイドエアバッグが装備できない。使い勝手の良い装備類では、ラゲッジフロアに汚れを拭き取りやすい素材を採用。濡れたり汚れたりした道具なども気にせずに積載することができるようになっている。そして、ハスラーは、SUVルックのクロスオーバー車だ。そのため、4WD車には、滑りやすい下り坂をブレーキ操作無しに自動で下ることができるヒルディセントコントロールや、雪道などでの発進をサポートするグリップコントロールも用意された。降雪地域などでの高い走破性も得ている。

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

新型となったワゴンRの魅力は、マイルドハイブリッド機能で使用するISG(モーター機能付き発電機)がパワフルになっており、モーター走行が可能になったことだ。とはいえ、あくまで停止からアクセルを離した瞬間のクリープ程度。バッテリーの充電が十分なら10秒程度のモーター走行が可能になった。このクリープをうまく使うと燃費が向上する。また、走行中もモーターがアシストする。強力なアシストではないが、アクセル操作に対するレスポンスが若干良くなり気持ちがよい。さらに、マイルドハイブリッド機能を使うため、アイドリングストップからの再始動時にエンジンのブルルン! という、音や振動がほとんど感じない。これは大きな武器。市街地を走行しているときには何十回も繰り返されることなので、この快適さを一度知ってしまうと、他のモデルに乗れなくなってしまうほどだ。この静かさと振動の無さは、高級車並みだ。
乗り心地は、タイヤのゴツゴツ感が伝わってくる硬めのもの。ターボモデルのスティングレーの方が、乗り心地は良いように感じた

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

ムーヴのボディは、かなりシッカリとしたものとなっていて、走行性能の高さはクラストップレベル。ひとクラス上の、コンパクトカーさえも超える仕上がりを見せる。乗り心地は、やや硬めといった印象。ただし、不快なものではなくスポーティな方向性だ。従来ステアリングを切ると、グラッと傾いてから曲がるといった感じだった。しかし、この硬めの乗り心地と強化されたボディの恩恵で、ステアリング操作に忠実でグラグラとした不安定感もなく曲がってくれる。だから、乗っていて安心感がある。とくに、カスタムRSになると、15インチタイヤにスポーティサスペンションを装着。走りの楽しいモデルに仕上がっている。

ハスラー

ハスラー ハスラー

ハスラーのベースとなっているのが、旧型のワゴンRということもあり、最新モデルの走行性能と比べると、やや厳しい状況になってきている。さらに、ハスラーはクロスオーバー車ということもあり、最低地上高や全高を高めている。当然、重心高も高くなっているので、やや腰高な印象を受ける。重心高が高いとカーブでは、大きく傾く。それを抑えるため、やや硬めのサスペンションが採用されている。また、ワゴンRと比べるとホイールが大きく15インチホイールが採用されている。そのため、多少ドタバタ感はあるものの許容範囲内といったところ。どちらかというと、重心高の高さをチューニングで上手く抑え込んでいる感じだ。スペーシアなどのスーパーハイト系と比べれば、かなり安定した走行性能をもつ。こうした走行性能より、ハスラーの場合、ラフロードや雪道での走破性が重要。ハスラーは、最低地上高を上げ、最低地上高は4WDで175㎜。ワゴンRに対して25㎜も高くなっている。これくらいあれば、ちょっとしたラフロードや雪道などは苦にしない。

軽自動車ハイト系ワゴンランキングベスト3 の デザイン

ワゴンR

ワゴンR ワゴンR

ワゴンRは新型になり、3つの顔をもった。女性的でやや可愛らしいデザインの標準車のFX系。そして、トヨタ ヴェルファイアのように上下二分割されたヘッドライトをもち、迫力系デザインとしたFZ系。スティングレーは、より押し出し感を重視した威圧系デザインが採用されている。デザインの選択肢が増えたことは良いことだ。ただ、このマーケットは、派手さを好む傾向があるのに対して、ワゴンRのデザインはアクの強さが無く、スッキリまとめた感がある。
インテリアは、水平で直線基調のデザインで広さをアピール。十分広い車内なので、もう少し優雅さがあってもいい。ただ、グローブボックス上部のスペースなど、使い勝手はよく機能的だ。

ムーヴ

ムーヴ ムーヴ

ムーヴは、マイナーチェンジでややデザインテイストを変更してきた。標準車はメッキグリルを装備。インテリアも同様に加飾を変更するなどし、高級感をアピールしている。そして、人気のカスタム系は、LED系で個性をよりアピール。まず、多灯薄型LEDヘッドランプを新開発し搭載。このヘッドランプは、LEDのクリアランスランプ付きだ。さらに、バンパーサイドにLEDイルミネーションランプもプラスした。フロントフェイスには、徹底してLEDが使われ夜間での存在感を意識されたデザインだ。こうした、目立つデザインがムーヴの優れている点でもある。
インテリアデザインは、ワゴンRのような水平基調のものとは異なり、羽を広げたようなインパネデザインになっている。高い質感で高級感を出している。この質感の高さもムーヴの魅力の一つだ。

ハスラー

ハスラー ハスラー

ハスラーのデザインの魅力は、小さな軽自動車のもつ可愛らしさを十分に表現したことだ。カスタム系のデザインは、押し出し感を強くしたり、フェイスを大きくするなど、小さな軽自動車を大きく見せるデザインを無理やり採用していた。だが、ハスラーはそうした呪縛から解放されたこともあり、丸をモチーフにしたフェイスまわりと四角いボディをうまく組み合わせ、愛嬌のあるスタイリングに仕上げている。さらに、樹脂製のフェンダーガードやフロントのアンダーガードなどをプラスして、クロスオーバー車らしい力強さをプラスし、遊び心あふれるクルマに仕上げている。
インテリアは、太めの水平基調のインパネデザインを採用しワイルドな雰囲気にまとめた。インパネをオレンジやイエローに塗装することで、カジュアルさもプラスしている。こうした愛されるデザインが、爆発的ヒットにつながった。ただし、あまりに売れすぎて大量に流通した結果、見慣れてしまい個性を失った感もある。

知って
得する

軽自動車ハイト系ワゴン ランキングベスト3 の 新車値引き交渉術

軽自動車ハイト系ワゴンと呼ばれるクラスは、ワゴンRにムーヴ、キャスト系やNワゴンなど。販売台数では、スーパーハイト系に負けてしまったものの、軽自動車の本流と言えるクラスで熾烈な販売戦争が繰り広げられている。新車の値引きも重要だが、このクラスは未使用車をおすすめしたい。

まずは未使用車で探そう

未使用車は、販売会社がインセンティブ欲しさなどにより、買い手がいないのに自社名で登録し売ったことにする手法だ。自社登録されたクルマは、オークションなどを経由し中古車店の店頭に並び、未使用車として販売される。ただ登録しただけなので、コンディションはほぼ新車と同じ。欲しいグレードや装備などを付けたモデルが見つかれば、かなりお買い得に買える。購入時には、中古車店でも値引きやサービスがあるので、新車を購入するのがばかばかしくなるくらいだ。
ムーヴはマイナーチェンジ直後、ワゴンRはフルモデルチェンジ直後なので、しばらく未使用車を探すのは難しいかもしれない。ただ、未使用車は年度末から年度初めに多く出てくるのでしばらく待ってみるのもいいだろう。ハスラーの未使用車は大量に流通しているため、未使用車探しにはそれほど苦労しないはず。ただし、最上級グレードなどは、少々探すのが難しいかもしれない。

新車の場合はライバル車を見積もりを

新車値引きでは、上記のライバル車の見積もりを複数台取ることが基本。本命は最後に商談する。本命の商談時には、あくまでついでに見に来た程度と話しておくといい。本命だと分かると値引きは期待できなくなる。

オススメランキングの3台を調べる

スズキ ワゴンR

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
107.9万円~153万円
■中古車相場:
1,000円~99.9万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約3,982円
他の車種と比較

ダイハツ ムーヴ

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
113.4万円~180.4万円
■中古車相場:
1,000円~99.9万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約4,290円
他の車種と比較

スズキ ハスラー

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
104.9万円~173.8万円
■中古車相場:
99.9万円~101万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約4,156円
他の車種と比較
※ 燃費は国土交通省発表平成26年3月発表自動車燃費一覧よりJC08モードの数値から掲載しています。
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。
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