いまならコレを狙え! ボディタイプ別オススメランキング SUV ランキング ベスト3

車の乗り換えや購入を検討している方で、車種選びにお悩み中の方へ。
コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この夏おすすめのSUVを聞きました。

  • RANKING BEST 1三菱 アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEV

    外部からの充電、もしくは自ら発電し、基本EVとして走る近未来感あふれるクルマ。さらに、後輪はモーター駆動する4WD。このユニークさは、アウトランダーPHEVだけのものだ。低重心で想像以上に気持ちよく曲がるハンドリング性能も特徴。

  • RANKING BEST 2マツダ CX-5

    マツダ CX-5

    V8 4.0Lガソリン車以上の420Nmというクリーンディーゼル特有の大トルクを持ち、マツダの走る楽しさを凝縮したSUV。走って楽しく低燃費な上に、燃料は経由で燃料費はハイブリッド車並みだ。

  • RANKING BEST 3日産 エクストレイル

    日産 エクストレイル

    自動ブレーキなども装備されガソリン車は、お買い得な価格設定。撥水・防水加工されたシートなど、趣味で使うクルマとしての使い勝手も抜群だ。ハイブリッド車は、トヨタのハイブリッド車を超えられていないが、ダイレクトなフィーリングは走って楽しい設定となっている。ハイブリッド車は、ボディ剛性も上がっていて、操縦安定性も高い。

オススメランキングの3台を比較

燃費・経済性
  • アウトランダーPHEV

    カタログ値のEV走行可能距離は60.2㎞/L。なんと、電気自動車リーフに搭載されている電池の半分に相当する12kWhもの大容量リチウムイオン電池を搭載している。夜に家で満充電していれば、翌日の買い物や送迎などの日常的な使い方なら、ほとんどEV走行で済みほとんどガソリンを使うことは無い。家で充電するため、当然、経済性はガソリンに比べ高い。レジャーなど遠くへ行くときには、ガソリンが発電機の役割を担うので、電欠の心配もない。レジャー先の充電スポットを上手く使えば、ガソリンの消費量も減りさらに経済的。

  • CX-5

    ガソリン車の燃費は、FFベースで2.0Lが16.4㎞/L、2.5Lが15.2㎞/Lと、燃費の良いクルマとなっている。ディーゼル車は18.4㎞/Lとさらに燃費が良い。軽油とレギュラーガソリンとでは、20円/L以上違うので燃料費ではディーゼル車が圧倒する。ただし、ディーゼル車はガソリン車に対して40万円弱ほど高価。この格差を燃料費の差で補てんするのには、かなりの走行距離が必要。

  • エクストレイル

    ガソリン車(FF)の燃費は16.4㎞/Lで、ハイブリッド車(FF)が20.6㎞/Lとなっている。ガソリン車の燃費性能は、なかなか高いレベルにある。日産独自の1モーター2クラッチ式ハイブリッドは、燃費性能というよりはダイレクト感のあるパワフルな走りを重視している。ガソリン車の価格は、なかなか買い得感がある。対して、ハイブリッド車はガソリン車に対して約40万円以上高価。ハイブリッド車は、少々選びにくい価格帯と言える。

装備・使い勝手
  • アウトランダーPHEV

    SUVらしいボリュームのあるボディながら、最小回転半径は5.3mと小さい。これは、5ナンバーミニバン以下でもあり、大きなボディながら小回り性能も高い。大容量のリチウムイオン電池を搭載しているため、オプションの100V(1500W)AC電源を装備すると、車外で多くの家電製品が使えキャンプなどアウトドアでの遊び方に幅が広がる魅力がある。

  • CX-5

    ナビ画面の操作で手もとを見ることなくできるコマンダーコントロールは、ドライバーの視線移動が少なく安全性が高い。ラゲッジスペースの荷物を外から見えなくしたり、走行中に荷物の飛散を防止するトノカバーは、リヤゲートと連動し開閉するカラクリトノカバーを採用。リヤゲートを上げてから、トノカバーを巻き取る作業が必要ないため意外と便利な機能だ。

  • エクストレイル

    エクストレイルで使い勝手に優れた装備といえば、防水のラゲッジボード。ラゲッジボードを仕切り板として使え、ラゲッジアンダーボックスと組み合わせることで、数多くの荷室アレンジが可能。色々な荷物に対応するのが特徴。また、あくまでエマージェンシー用だが、3列目シート装備したグレードも存在。ハイブリッドモデルは、リチウムイオン電池搭載のため、荷室はガソリン車に比べやや小さくなっている。

走行性能
  • アウトランダーPHEV

    大容量のリチウムイオン電池をフロア下に設置していることで、低重心・重量バランスの良いボディとなっている。柔らかめのフットワークながら、なかなかシッカリとしたハンドリング性能を持っている。このハンドリング性能に、力強いモーターの力が加わり、走り楽しさをも兼ね備えたSUVだ。4WD機能も高いレベルにあり、走破性も高い。

  • CX-5

    すでに数回の改良が施され熟成されてきたCX-5。良く動くサスペンションで、十分な乗り心地を確保しながら、カーブも楽しいSUVに仕上がっている。やや高価だが、最も魅力的なのはクリーンディーゼル車。420Nmもの大トルクを発生しているので、高速道路での長距離移動は超得意科目で、さらに疲労度も少ない。前走車追従式のクルーズコントロール装備車なら、どこまででも走っていけそうなくらいだ。

  • エクストレイル

    運転が苦手な人のために、数々の電子制御技術で上手く運転できるようにアシストしてくれる機能が満載。世界初となるアクディブライドコントロールは、車体の上下の動きを予測し、エンジンとブレーキを制御。デコボコ道などでの車体振動を低減。アクティブエンジンブレーキは、カーブでのブレーキ時に自動でエンジンブレーキを付加。カーブでの速度を調整し、ドライバーのフットブレーキの操作負荷を軽減する。やや大きなSUVだが、運転しやすい印象を受ける。

デザイン
  • アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEV

    全体的に優美なボディラインをもつアウトランダーPHEV。派手さは無いものの、ドッシリとした安定感あるスタイリングは好感が持てる。ただし、最近のトレンドは強面スポーティ系なので、そろそろこうしたトレンドを取り入れる時期かもしれない。

  • CX-5

    CX-5

    一部改良でデザインを変更。グリルとヘッドランプ、フォグランプなどのデザインを進化させ、水平方向への力の表現を強めることでSUVらしい安定感を高めた。全体的に精悍さが増し、鋭い眼差しをもつフェイスとなっている。

  • エクストレイル

    エクストレイル

    先代の四角くクロカン四駆的スタイルから、スタイリッシュな都会派デザインへ大きく変貌。ユニークさでは、先代モデルが勝るものの、セダンやミニバンなどの顧客も違和感なく乗り換えられるオシャレなスタイリングといえる。グリルからエンジンフードへつながる「Vモーションシェイプ」がデザイン上の特徴だ。

新車値引き交渉術

アウトランダーPHEVのみ、PHVなので価格が少々高い。さらに、クリーンエネルギー自動車等の対象車のため値引き対応が難しい。そのため、値引きしない代わりにディーラーオプションをつけてもらうなどのサービスで対応してもらうよう交渉するのが一般的。

CX-5のディーゼル車も同様だ。PHEVとクリーンディーゼルは、そうした複雑な状況があるので、両車シッカリと見積りを見比べる必要がある。エクストレイル ハイブリッドは、CX-5ディーゼルをライバル視しているので、必ず競合させたい。

この他の車種では、スバル フォレスターやトヨタ ハリアーがある。ハリアーは、やや高価だがハリアーは人気車種ということもあり、値引き交渉の当て馬として使うのも効果的だ。こうしたSUV車は、中古車マーケットでも人気が高くリセールバリューも高い。短期で次のクルマに乗り換えるときにも有利になる。

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    燃費、小回り、街で乗るならやはり便利な軽。

  • 軽自動車スーパーハイト

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    広くて便利、ファミリーカーの代名詞。

  • コンパクトカー

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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