＜スポーティなスポルトと、オシャレなグレイス。選べる2つの特別仕様車＞
マツダ デミオは、ガソリン車で25.0㎞/Lという低燃費で登録車初のエコカー減税免税となり話題となったコンパクトカー。この低燃費は、マツダ独自の低燃費技術スカイアクティブによるもの。搭載されるスカイアクティブエンジンは、14.0という超高圧縮を実現し、低燃費化されている。2011年にデビューしたデミオだが、今もなおトップクラスの低燃費を実現しているモデルだ。
そんなデミオに、特別仕様車『マツダ デミオ 13-SKYACTIV シューティングスター スポルト』『マツダ デミオ 13-SKYACTIV シューティングスター グレイス』の2タイプが設定され、発売が開始された。
スポーティさをアピールする特別仕様車が「マツダ デミオ 13-SKYACTIV シューティングスター スポルト」となる。ベゼルをブラックに変更したLEDヘッドランプや、ジェットブラックマイカ塗装のリアルーフスポイラーやドアミラー、レッドステッチを配した専用のシートデザインを採用。さらに一部の内装パーツをボディカラーと同色にするなど、アクティブで個性的なデザインが特徴。
価格は1,540,000円で、19万円のアップだ。LEDヘッドランプが約7万円、スタイリッシュパッケージが5万円なので、これで合計12万円分となる。残りの7万円分が、ガンメタリック塗装アルミホイール（14インチ）、ジェットブラック塗装ドアミラー＆リアルーフスポイラー、フロントフォグランプ、専用シート、本革巻きステアリングということになる。
超お買い得とまではいかないものの、普通のデミオとは違う特別感があるモデルだ。ただ、ライバル車である日産ノートのエアロスタイルの価格が1,445,850円なので、デミオと比べると10万円近く安い。もちろん、ノートにはLEDヘッドランプなど、高価なパーツは付いていないので、あとは自分の好みの装備があるかないかジックリと比べてみてもいいだろう。デミオのベース車の価格が135万円に対して19万円の価格アップ率は、約14％にもなる。決して安い買い物ではないので、本当に必要な装備かどうかジックリと検討するといいだろう。
スポルトが男性向けを意識したモデルに対して、特別仕様車「マツダ デミオ 13-SKYACTIV シューティングスター グレイス」は、女性を意識した上質でおしゃれな雰囲気の室内空間を実現したモデルだ。ブラウンとグレーでカラーコーディネートした専用シートやメッキインナードアハンドル、紫外線を99%カットする「スーパーUVカット・フロントドアガラス」、LEDヘッドランプなどの装備を採用している。
価格は1,473,500円で、約12万円のアップ。LEDヘッドランプが約7万円、スタイリッシュパッケージが5万円なので、これで12万円分となる。つまり、スーパーUVカット・フロントドアガラス、専用シート、メッキインナードアハンドル分がお買い得ということだ。価格アップ率も10％以下なので、オススメのグレードといえる。
安全装備は、マツダ デミオは日産ノートより優れている。ノートは横滑り防止装置が上級グレードにオプションだが、デミオ スカイアクティブには標準装備されているからだ。この装備分を考えれば、ノートとの価格差はさらに縮まる。横滑り防止装置は、すでにこれから出る新型車については、すべて法律で標準装備が義務付けられている。それだけ重要な安全装備なので、コンパクトカーとはいえ標準装備されているデミオは、意外とリーズナブルといえる。
ただし、デミオの特別仕様車は、2013年9月にホンダ フィットがフルモデルチェンジしてから商談することをお勧めしたい。フィットはコンパクトカーの人気モデルということもあり、マツダを含めたライバル車をもつメーカーは、フィットのフルモデルチェンジを非常に警戒している。恐らく、新型フィットの1.3L車の価格は130万円台。最新のモデルとモデル末期に入ってきたデミオを比べると、さすがにデミオは分が悪い。デミオが本命であってもフィットと競合されれば、マツダは値引き対応するしかないのが現状。そもそもは、このデミオ シューティングスターもフィット対策の一部でもあるから、 ジックリと競合させれば値引き額も多くなるのは確実だろう。
■マツダ デミオ特別仕様車価格
・13-SKYACTIVシューティングスタースポルト 1,540,000円
・13-SKYACTIVシューティングスターグレイス 1,473,500円
デミオのカタログ情報
- 平成26年9月（2014年9月）〜令和1年7月（2019年7月）
- 新車時価格
- 135.0万円〜227.9万円
デミオの在庫が現在155件あります
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