トヨタ 新型 マークX エクステリア画像[2009年10月19日:トヨタ 新型「マークX」記者発表会にて]
2代目 新型「マークX」のCMキャラクターは、初代に続き"佐藤 浩市"サン[2009年10月19日:トヨタ 新型「マークX」記者発表会にて]
2代目 新型「マークX」のCMキャラクターは、初代に続き"佐藤 浩市"サン! 「現代のSAMURAI」の代表として起用された。
新型「マークX」と「現代のSAMURAI」佐藤 浩市サン[2009年10月19日:トヨタ 新型「マークX」記者発表会にて]
先代マークXのTVCMで登場した「佐藤部長」シリーズは2010年1月より放映予定。なんと共演の女性社員役をトヨタのサイトで公募中だ!
トヨタ 新型 マークX リアビュー[2009年10月19日:トヨタ 新型「マークX」記者発表会にて]
新型マークXのデザインテーマは"glam tech(グラムテック)"。おおらかなグラマラスさとテック(硬質)を巧みに組み合わせた。

3つの異なる内外装デザインを用意

トヨタ 新型 マークX エンブレム

 10月19日、トヨタはプレミアムセダンであるマークXをフルモデルチェンジし、発表した。新型マークXは、ダイナミックなスタイリングとスポーティな走り、そして燃費や最新の快適・安全装備を進化させることを目指して開発された。
 エクステリアは従来にも増して立体的な造形となった。だが、今回は標準車の他にプレミアムタイプとスポーツタイプという3つの異なる仕様が用意されてたのに注目したい。基本となる標準車は、従来のマークXらしさの象徴でもある3眼ヘッドライトや「X」をモチーフにしたフロントグリルを継承。前後フェンダーの立体的なデザインなどで、ダイナミックさと都会的な雰囲気を演出している。
 プレミアムタイプは、その名の通り上質さを追求した仕様で、高級感を追求している。専用のフロントバンパーやグリル、専用高級シート表皮などで、1クラス上の上質な内外装が特徴だ。さらにVDIMと呼ばれる安全装備も採用し、優れた走行安定性と快適な乗り心地を両立しているのも見逃せないところだ。そしてスポーツタイプは、スモーク調塗装のヘッドランプや専用前後エアロなどでスポーティさを強調。パドルシフトなども取り入れ、運転する楽しさを追求したものとなっている。

トヨタ 新型 マークX スタンダードタイプ

トヨタ 新型 マークX 標準車 フロントビュー
トヨタ 新型 マークX 標準車 リヤビュー
トヨタ 新型 マークX 標準車 ヘッドランプ

トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ

トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ フロントビュー
トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ リヤビュー
トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ フロントマスク

トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ

トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ フロントビュー
トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ リヤビュー
トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ フロントマスク

マークXらしいエレガントで伸びやかなフォルムを継承している。3眼のヘッドランプや「X」をモチーフにしたフロントグリルなど、マークXらしさを象徴するアイテムはそのまま受け継がれている。前後のフェンダーは立体的な造形とされ、ボリューム感は十分。プレミアムタイプとスポーツタイプは、それぞれ異なる外観が与えられ、グレードごとのキャラクター分けが明確になった。
トヨタ 新型 マークX 標準車 リヤビュー

上質さの増したインテリアは快適&安全装備が満載

トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ インテリア

 新型マークXのインテリアは、水平基調のインパネを採用し、広々感やダイナミックさを演出。一部のグレードには吸湿性のある水性ウレタン合皮「アクアウィッシュ」を採用するなどエクステリア同様、それぞれのキャラクターに合わせた作り込みがなされている。
 室内空間はパッケージングの見直しなどにより、フロントシート左右の距離を20mm拡大するなど、より広くなった。さらにプレミアムタイプでは夏の冷房や寒い日に肩や腰などを温めてくれる快適温熱シートを採用するなど、快適性も高められている。
 また快適装備だけでなく、安全装備も充実している。VSC(横滑り防止装置)やABSは全車に標準で、一部グレードにはそれらを統合制御する、より高度な安全デバイスVDIMを装備。エアバッグもサイド&カーテンエアバッグに加えて運転席のニーエアバッグなど、合計7つが全車に標準装備される。また一部のグレードにはプリクラッシュセーフティも装備可能だ。

トヨタ 新型 マークX 標準車 インテリア
水平基調のインパネは、左右の広がり感を持たせたデザインだ。立体的な造形で、高級感は文句なしのレベルを確保。
トヨタ 新型 マークX 標準車 フロントシート
左右のシート距離間を20mm拡大するなど、室内空間は余裕が増している。シートの手触りも良く、快適性は高い。
トヨタ 新型 マークX 標準車 リヤシート
後席のスペースも余裕たっぷり。視界も広く、長時間乗っていても疲れにくい。中央席の3点式シートベルトなど安全面も合格。
トヨタ 新型 マークX 標準車 インパネ
HDDナビの画面は見やすい位置にある。センタークラスターはドライバー側に張り出しており、操作性も良好だ。
トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ シフトレバー
ミッションは全車6速ATを採用。プレミアムタイプ(写真)は木目調パネルを採用し、上質感をプラスしている。
トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ 走行制御モード
スポーツ/エコドライブ/スノーと、3つの走行モードを用意。走るステージなどにあわせて最適な変速を行なってくれる。
トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ パドルシフト
スポーツタイプにはパドルシフトが装備される。もちろんシフトレバーでのマニュアル操作も可能で、走りを楽しめる。
トヨタ 新型 マークX 標準車 メーター
全車オプティトロンメーターを採用。マルチインフォメーションディスプレーは白色有機ELタイプで視認性にも優れる。
トヨタ 新型 マークX 標準車 HDDナビ
HDDナビはG-BOOKに対応。バックガイドモニター付きのインテリジェントパーキングアシストなども装備している。
トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ 本革シート

プレミアムタイプにはオプションで本革シートも装着できる。手触りはとても良く、質感の高い革を使用している。

2.5リッターはレギュラー仕様で経済性にも配慮

トヨタ 新型 マークX 2.5リッターV6エンジン

 エンジンは従来と同じく2.5リッターをメインに2種類のV6が用意されるが、新型マークXでは3リッターが廃止され3.5リッターが搭載される。2.5リッターは経済性を重視しレギュラーガソリン仕様とされ、一部のグレードではエコカー減税にも対応するなど、環境性能も高められた。
 このエンジンに組み合わされるのは、やはり先代モデルと同じく6速ATとなる。ただ、ギヤ比の見直しなどにより、優れた加速フィールと低燃費を両立させたのがポイントだ。さらにスポーツ/エコドライブ/スノーの3つのモードを用意し、走り方にあわせてきめ細かい制御もなされている。
 足まわりはフロントにダブルウィッシュボーン、リヤは5リンク式マルチリンクを採用。さらにスポーツタイプには応答性に優れたモノチューブショックアブソーバーと緻密な減衰力制御を組み合わせたAVSを装備し、スポーティなハンドリングと快適性を両立させている。またプレミアムタイプのLパッケージとスポーツタイプの350SにはVDIMを採用。VSC(横滑り防止装置)のみよりもきめ細かい挙動の制御を可能にしているのも見逃せないところだ。新型マークXの価格は「スタンダードタイプ 250G Fパッケージ(FF)」の238.0万円〜「プレミアム Lパッケージ」の380.0万円となっている。

トヨタ 新型 マークX 2.5リッターV6エンジン
2.5リッターのV6エンジンは標準車とスポーツタイプに搭載される。レギュラー仕様となり、経済性にも配慮されている。
トヨタ 新型 マークX 3.5リッターV6エンジン
3.5リッターのV6は、プレミアムタイプとスポーツタイプに積まれる。パワフルさと滑らかな回転フィールには注目だ。
トヨタ 新型 マークX インテリジェントパーキングアシスト
インテリジェントパーキングアシストは、超音波センサーが駐車スペースを検出するという優れもの。
トヨタ 新型 マークX 標準車 16インチタイヤ&アルミホイール
標準車とスポーツタイプの2.5リッターは16インチのタイヤ&アルミホイールを装備している。
トヨタ 新型 マークX プレミアムタイプ 18インチタイヤ&アルミホイール
プレミアムタイプは専用の10本スポークの18インチアルミホイールを装備している。
トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ リヤスポイラー
スポーツタイプにはリヤスポイラーが装備される。見た目にもスポーティで好印象。
トヨタ 新型 マークX スポーツタイプ エクステリア
代表グレード
トヨタ マークX スタンダードタイプ 250G
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4730×1795×1435mm
車両重量[kg]
1510kg
総排気量[cc]
2499cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
203ps(149kw)/6400rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
24.8kg-m(243N・m)/4800rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
13.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
267.425万円
発売日
2009/10/19
レポート
近藤 暁史
写真
和田清志
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