"ロードスター"ゆえ、ソフトトップにこだわる!
日産は、今年デビュー40周年を迎えたスポーツカー「フェアレディZ」を一部改良するとともに、オープンモデル『フェアレディZ ロードスター』を追加し、10月15日より発売する。
フェアレディZは、硬派なクーペモデルでありながら、2代目以降は歴代に渡りオープンモデルも同時に用意してきた。当初は脱着式ルーフ「Tバールーフ」だったが、4代目「Z32」型からはオープンモデルの「フェアレディZ コンバーチブル」も追加。先代の5代目「Z33」型ではその名を「フェアレディZ ロードスター」と変更し、Tバールーフの設定を廃止されている。
さて新型「Z34」型フェアレディZでは、2008年12月より発売されたクーペから遅れること約10ヶ月で「ロードスター」が追加された。ライバルの「BMW Z4」をはじめ、世界的にはハードトップの格納式ルーフを与えるのがオープンモデルのトレンドとなっている中、新型フェアレディZ ロードスターは、あえてキャンバス地の電動開閉式ソフトトップを採用した。それは"ロードスター"の名の通り、オープン時の美しさはもちろんのこと、クローズ時のフォルムにも徹底的にこだわりデザインするためだ。さらに流麗なフォルムに影響を与えないよう幌をコンパクトに収納する配慮を加えつつ、先代のZ ロードスターに比べトップ後端までの長さは延長。クーペのようなフォルムを実現している。日産いわく「世界一長い幌」だという! それでいて先代Z ロードスターに比べ、幌は約10kgの軽量化も実現させているのだからそのこだわりぶりはサスガだ。さらにオープン時におけるキャビン周りの空気の流れもチューニングし、オープン時でも快適な室内空間となるよう最適化されている点も注目したい。
プレミアムなモデルに相応しい装備と本格的な走り
プレミアムなモデルだけに、フェアレディZ ロードスターのインテリアも凝った造りだ。ソフトトップの内張りはフルトリム化。先代では手動だったルーフロックもオート化されている。なおルーフの電動開閉操作も、手元のスイッチ操作に加えインテリジェントキーを携帯しドアハンドルのリクエストスイッチを押すことでも可能となっている。
シートは、Z ロードスター専用のハイバックシートを採用。また、先代で設定されたネットシート生地を進化。本革とネットシート地を組み合わせ、さらに空調システム内蔵のエアコンディショニングシートとした。シート自体も専用色ボルドー本革シートを含む4種を用意する。
オーディオ&ビジュアル面では、オープン・クローズドどちらでも優れた音場を実現させたZ ロードスター専用チューンのBOSEサウンドシステムを搭載するほか、地図更新システムやiPod接続、地デジ対応など多機能なHDD方式のカーウィングスナビゲーションシステムを採用する。
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フェアレディZの一族だけに、走行性能についてはオープンと言えども本格派だ。エンジンはクーペ同様に最高出力336ps(247kW)/7000rpm、最大トルク37.2kg-m(365N・m)/5200rpmを発生させるV6 3.7リッター「VQ37VHR」VVELエンジンを搭載。シンクロレブコントロール付6速MTと7速ATから選択出来る。オープン化に伴いドアやトランク開口部などを補強し、安全性も保った高剛性なボディとした。それでいて、先代Z ロードスターに比べ車体で約40kgの軽量化が図られているというからスゴい。このほか安全面では、SRSドアマウントカーテンエアバッグの採用が新機構として挙げられる。車体ねじり剛性も大幅に向上し、操縦安定性にも優れるというから試乗が楽しみな1台だ。
「フェアレディZ ロードスター」の価格は、「フェアレディZ ロードスター」(6速MT)4,357,500円から、「フェアレディZ ロードスター Version ST」(7速AT)5,092,500円まで[消費税込み]。フェアレディZの40周年に登場した「フェアレディZ ロードスター」。節目の年に相応しい充実した内容で登場した。
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代表グレード
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フェアレディZ ロードスター Version ST[7速AT]
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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4250x1845x1325mm
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車両重量[kg]
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1580kg
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総排気量[cc]
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3696cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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336ps(247kW)/7000rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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37.2kg-m(365N・m)/5200rpm
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トランスミッション
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7M-ATx(マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速AT)
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10・15モード燃焼[km/l]
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9.4km/L
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定員[人]
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2人
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消費税込価格[万円]
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5,092,500円
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発売日
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2009年10月15日
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