メーカーは減税分を優遇措置!
すでに新聞などで報道されている通り、2009年4月1日から『平成21年度新グリーン税制』が施行される。簡単に説明すると、ハイブリッド車やクリーンディーゼル車(といってもエクストレイルのみ)は自動車取得税と重量税を無料に。排出ガス☆4つ+平成22年度燃費基準達成度合いによって、同じく50〜75%軽減しましょうというもの。
具体的な金額を出してみたい。220万円のインサイトの場合、取得税と重量税合わせ11万円ほどになります。車重1,5トンを超えるエスティマ・ハイブリッドあたりになれば、30万円を軽く超える差額が出てくる。その他、アルファードやオデッセイといった売れ筋のミニバンも17万円前後安く買えるようになるのだから大きい。
メーカー側は相当気にしているようで、ホンダなど早い時期から「減税分に当たる優遇措置を考えている」と公表。おそらく他のメーカーの該当モデルも何らかの対策を打ってくることだろう。なにしろ決算期の3月。「それなら登録を来月に回しましょう」というワケにいかない。
納期で違いが…トクする術は!?
加えてインサイトを例に挙げると、2月と3月の登録可能な台数は上を見て1万5千台。当然の如くデビュー直後なら基本的に値引きゼロ。多少利幅を圧縮しても、11万円程度の販売補助を出しても販売したいということなんだと思う。まぁ2月に入ってからオーダーしたら納期は4月に入る。あまり気にしないでいいかもしれません。
ちなみに2月に契約をしたケースであっても、納期が4月以降なら新グリーン税制の適用となり取得税と重量税は支払わなくてもいい。これらの税金、あくまで登録時に必要なものなのだ。
問題はその他の該当車。20万円以上の値引きをしているような車種に15万円以上の上乗せとなれば厳しい。4月から軽減される全額がカバー出来るかとなれば「難しいかもしれないですね」。
人気車は4月以降!値引き大なら3月に!
ただ「3月納車なら決算期対策として思いきりドカンと値引き出来るのですが4月納車になってしまうとイッキに厳しくなります。トータルして考えれば3月納車の方が安くなりますよ」などと言われれば大いに迷う。
このあたりは車種によって違うし、メーカーも次々と対策を打ち出してくるハズ。直近の値引き相場やネットなどで最新状況を探り、納得出来るまで吟味することをすすめたい。基本的に値引きの少ない人気車なら4月以降を。値引きの大きいモデルはさらなる条件を引き出して3月納車で、といった落とし処でしょう。
written by 国沢光宏
アルファードのカタログ情報
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- 現行モデル
- 令和5年6月(2023年6月)〜現在
- 新車時価格
- 540.0万円〜559.8万円
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