シトロエン C5 エクステリア
シトロエン C5 フロント

シトロエン C5 ツアラー フロント

メッキ処理されたダブルシェブロンが印象的なシトロエン C5のフロントビュー。ツアラー(写真下)はルーフラインが後方まで伸ばされ、ワゴンとしての使い勝手のよさと美しいフォルムを両立させている。

シトロエン C5 リヤ

シトロエン C5 ツアラー リヤ

セダン(写真上)は凹面処理されたリヤウインドーが非常に個性的。ツアラーはオーソドックスなリヤビューだが、立体的なデザインのキャラクターラインなどはセダン譲りだ。

シトロエン C5 ツアラー フロントマスク

メッキのダブルシェブロンをはじめ、いかにも最近のシトロエンらしいフロントマスク。とても個性的で、他のどのクルマにも似ていない独創性が魅力だ。

シトロエン C5 ツアラー フロントマスク

サイドまで回り込んだリヤコンビランプは、立体的な造形がとても印象的だ。質感の高さはもちろん、視認性にも優れている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

達人「松下 宏」が斬る!

シトロエン C5 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

シトロエン伝統のハイドロサスの乗り味が魅力!

 シトロエンは現在、プジョーと同じグループ内にあり、基本プラットホームやコンポーネンツを共用している。今回フルモデルチェンジを受けたミドルクラスのC5もプジョー407と基本プラットホームを共用するモデルだ。でも、プジョー407とは全く違ったクルマに仕上げられている。
 C5はかつてはエグザンティアと呼ばれていたモデルの後継で、ひと世代前のモデルからC5と呼ばれるようになった。現在ではシトロエンの各モデルがCの文字と数字の組み合わせを採用している。ピカソに関しても現在はC4ピカソと呼ばれている。
 C2からC4までの各モデルが通常の金属バネ式サスペンションを採用するのに対し、上級モデルとなるこのC5とC6ではシトロエンならではの油圧式サスペンションを採用する。ハイドラクティブIIIプラスと呼ぶのがそれで、基本的に金属バネを持たず、油圧と空気圧によって乗り心地が制御されている。

シトロエンらしい個性的なエクステリア

 外観デザインは最近のシトロエンに共通するアイデンティティが確保され、メッキ処理されたダブルシェブロンもフロントグリルがシトロエンの個性を主張する。なだらかなカーブを描くセダンのルーフラインはBMWを思わせるような部分もあるが、凹面処理されたリヤウインドーはC6に通じるものがあり、ここでもシトロエンらしさが表現されている。

代表グレード
シトロエン C5 3.0エクスクルーシブ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4795×1860×1470mm
車両重量[kg]
1730kg
総排気量[cc]
2946cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
215ps(155kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
30.5kg-m(290N・m)/3750rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
-km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
479.0万円
発売日
2008/10/1
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム