快適な走りと環境性能を両立させた!
レガシィと並ぶスバルの主力モデルとなるのがインプレッサ。従来のモデルはセダンとワゴンのボディを持ち、セダンベースのWRXによるWRCラリーへの参戦で、高いスポーツイメージを確立してきた。これに対して今回のモデルはWRXを独立させて秋以降に発売するものとし、取り敢えず5ドアハッチバック車を登場させた。
基本コンセプトは快適・信頼の新しい走りと地球環境の融合で、スバルの領域を広げて幅広いユーザーに支持されるクルマを目指している。特にSIシャシーによって乗り心地を改善したのが大きなポイントだ。
特徴的なハッチバックボディを新たに採用
ボディの全幅を拡大して3ナンバー車としたこともあって、外観デザインは落ち着いた感じのものになった。ややおとなしい感じのデザインではあるが、抑揚の効いたボディの面構成はそれなりに新しさがある。フロントのスプリット・ウイング・グリルは廃止されたが、グリルの上部に飛行機の断面をイメージしたデザイン処理がなされており、航空機メーカーとしてのアイデンティティを引き続き維持されている。
リヤビューは後部のピラー形状が印象的。サイドウインドーとリヤウインドーが交差する形で三角形にデザインされており、独特の存在感が表現されている。これはバックをするときに運転席からの後方視界を確保することにもつながっている。
従来のサッシュ(窓枠)レスドアからサッシュ付きのドアに変更されたのも今回のモデルの特徴となる部分だ。