ラリーカーは無事出発、しかしカントクとチーフメカは・・・・・・

 早朝6時40分にレグ1がスタート。本隊(サービスクルーなど)は1時間くらい前に130km離れたサービス地点に向かい出発済み。私と小沢チーフメカだけ居残り、ラリーカーのエンジンが無事始動したのを確認(バッテリー上がりでエンジン掛からないこともある。私も1回やりました)。小沢チーフメカにサービス地点までのコマ図を読んで貰い、130km離れた場所にあるサービスに向かう。

ラリーの移動はコマ図が命!

 ちなみに「コマ図」とは交差点やランドマーク(地形)までの距離や曲がる場所などを図と数字で表記している写真のような案内図。これを上から読んで行くのだけれど、小沢さん、何をカン違いしたのか3ページをめくった後、下から読み始めたらしい。やがて「このコマ図、間違ってるみたいですね」。書いてある交差点が無いのだという。

 私もトボけてます。「タイのコマ図はそんなモンですよ」と答えたりして。ウドンサックさんゴメンなさい! やがて「おかしいなぁ。おかしいなぁ。次の道もない」と小沢さん。この時点でも私はラリーカーの心配なんかしちゃってる。「新美はキチンとサービスにたどり着けるかなぁ。ミスコースして遅着したら減点だもんなぁ」みたいに。

 やがて本格的に迷子となってしまった。ミスコースしてから30分も走っちゃってます。ガソリンスタンドで道を聞くも全く要領を得ず。かくなる上は「戻るか、ヤマ勘で目的地に向かうか」。ヤマ勘で行こうかとも思ったが、地図無し。冷静になって考えると、横浜に行けたとしても横浜のどこに行くのか解らなければお手上げです。

 じゃ戻りましょう、ということになってしばらく行くと「解りましたぁ!」と小沢さん。この時点でコマ図を下から読んでいたことに気づいたのだった。「恥ずかしい」を連発する小沢さん。誰にも言わないで欲しい、と頼まれたのだけど書いちゃいます。

 となれば急ぐのみ! 普通に走って1回目のサービス開始の50分くらい前に着くタイムスケジュールだったため、何とか取り戻せるか? タイの制限速度をゲンシュしつつ走ると、おおおお! 10分前に到着。すでにサービス体制はキッチリ整ってました。
 

カントク一行がタイで道に迷っちゃいました

                リエゾン(移動区間)に出現する強敵であります。

タイムはいいのか悪いのか? 大いに悩む

 SS1のタイムを見たら220馬力の強敵FF勢のトップに1秒遅れの6番手。ただ同じN4クラスのファンファン大佐に41秒離されてしまっている(SS距離は15km)。SS2は9位。SS3が5位。いずれもファンファン大佐より1kmあたり3秒遅い。SSを三つ終わって総合6位。健闘してると評価するか、もっと頑張れと言うか悩みどころ。

 そんなこと考えているウチ、ラリーカーがサービスイン。アキと新美に聞くと「抑えて走りました」。ん〜! じゃこのままのペースで走りましょう!