【MINIのツボ その7】小ぶりながらもホールド性に優れたシート。
個性的なインテリアとのコーディネイトも素晴らしくデザイン、質感ともに申し分ない仕上がりです。少々、小ぶりながらも横方向へのホールド性は高く、MINIらしいキビキビした走りにも対応してくれます。サイドエアバッグもシート側面に内蔵。
【MINIのツボ その8】伝統と革新が共存した個性的なインテリア。
懐かしさの中にも革新性を感じさせるインテリアはとにかく個性的。各種スイッチや樹脂の質感も極めて高く、さすがBMW設計であると納得させられます。
ナイトイルミネーションにもこだわり、各種メーター類やスイッチには、BMWと同色のアンバーの明かりが灯り、ほろりとするほど美しいものです。
【MINIのツボ その9】元祖センターメーターを復活。
最近では視線移動が少ないという点から、各社が挙って採用をしているセンターメーターですが、元祖は先代のクラシックミニ。現行MINIでは、当時の口径とほぼ同じサイズで復活させました。表記は240�。エンジン始動と同時に、隠れていた水温計と燃料計の指針がニョキっと出てくるユニークな設計です。
照明はアンバーの透過光式。製造は、我が国の日本精機製です。
【MINIのツボ その10】クラスを超えた装備軍はさすがBMW。
上段から、6スピーカーシステムのMD/FM/AMオーディオシステム。(CDチェンジャーコントロール付き。)中段には、左右対称のデザインが採用され、中央の大型ダイアルにて温度調整が行えるフルオートエアコン。下段にはクラシカルな形状が特徴なトグルスイッチを採用。左右のパワーウインドウのほか、フロント、リアフォグランプ、集中ドアロックやASR解除などのスイッチが同形状で配置されています。
質感の高さはクラストップレベル。スイッチをオンにすると先端にオレンジの発光ダイオードが灯るというニクイ演出もステキです。
【MINIのツボ その11】トランスミッションは3種類から選択可能。
MINIには5MTの他、連続可変式CVTを選択することができます。P、R、N、Dの他に、右側にシフトレバーを倒すことでスポーツ走行に適したマニアル走行が可能なステップトロニックを採用。6速ギアに相当する可変式CVTは、レブリミットの6000rpmまでエンジンを使いきることが出来ます。手前に引けば、シフトアップ、奥に倒せばシフトダウンと操作も簡単です。
CVTの弱点である、発進時のギクシャク感やクラッチが滑っているような加速感は、電子制御によりほとんど解決されています。
また、最もスパルタンな『クーパーS』は、従来6MTしか選択できませんでしたが、04年末よりトルクコンバーター式のステップトロニック6ATをオプション設定で追加。ステアリング左右に設けられたパドルでの操作も可能です。
【MINIのツボ その12】実用域でのトルクを重視したエンジンは扱いやすい。クーパーSの速さは別物。
エンジンは1.6L、SOHC4気筒。BMWとクライスラーが共同開発された通称「ペンタゴン」を搭載しています。
MINI『ワン』で最高出力90ps、最高速度185Km/h。『クーパー』では最高出力115ps、最高速度は200Km/hとクラシックミニでは考えられなかった快速ぶりを発揮。中でも、このエンジンをベースに機械式スーパーチャージャーを装着した『クーパーS』は、クラストップレベルの速さを持ち合わせ、最高出力170ps、最高速度は220Km/hを発生。カッコだけのスポーツカーなど簡単に追い回す実力を持っています。
エンジン制御はBMWでお馴染みのボッシュ「モトロニック」ではなく、専用のドイツ・シーメンス社製「EMS2000」を採用。このエンジンは、EU4排出ガス規制を余裕でクリアしています。
現行MINI市場分析。
特にモデルイヤー比較では、大変話題になった日本導入年にあたる02年モデルが最も多いのが現状です。
ボディカラーでは、赤が全体の25%と最も多く、イメージカラーになっております。またシルバーや黄色もこのクルマの人気色で、クラシックミニで人気を博したブリテッシュグリーンは意外にも流通量は少なめです。
グレードでは、現行MINIでも、『クーパー』というネーミングが与える効果は高く、実に流通量の半数以上が『クーパー』です。
冒頭でもふれましたが、本国ではモデルチェンジが行われ、国内在庫の新車購入を検討中なら値切るチャンスは今です!逆に手放すにしても今です!
中古のタマ数も実に豊富。国内導入年にあたる02モデルの底値は140万円弱〜あたりから探すことが出来ます。(中古車は来春の新型上陸後が狙い目!)
完成度が高く荒れた個体も少ないMINIは、安心してオススメできる一台です。貴方のよき「相棒」となってくれるMINI。迷っている暇はありませんよ。
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